8月9日〜10日薬師だけ


- GPS
- 13:08
- 距離
- 23.0km
- 登り
- 1,706m
- 下り
- 1,705m
コースタイム
- 山行
- 7:12
- 休憩
- 2:35
- 合計
- 9:47
天候 | 初日:晴、翌日:強い雨と風 |
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過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
夜行バスなので眠れるか心配でしたが、アイマスクと耳栓のおかげで思いのほか快眠でした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
折立から太郎平小屋までの道の一部は、木道が腐食したり、木の階段が崩壊したりしており、危険だと感じました。 |
その他周辺情報 | 帰りはバスが温泉に寄ってくれました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コッヘル
食器
調理器具
地図(地形図)
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
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感想
今回の山行は、私にとって初の「単独での3000m級アルプス挑戦」となりました。
普段は仲間と共に登ることが多く、その楽しさや安心感を分かち合える一方で、どうしても行動のペースを皆に合わせる必要があります。今回は一人での山行であったため、すべてを自分自身で判断しなければならない緊張感はありましたが、その分、自分のペースでのんびりと山を味わう時間も持つことができました。たまには一人の登山も悪くないと感じました。
初日(快晴)
登山初日は見事な快晴に恵まれました。澄み渡る青空と遠くまで見渡せる稜線の景色は、まさにアルプスならではの絶景でした。しかし、ここで大きな失敗をしてしまいました。薬師岳に向かう途中、アタックザックに長袖のソフトシェルを入れ忘れていたのです。標高3000mの稜線で吹き付ける強い冷風は、最初こそ気持ちいいと感じていたものの、徐々に体力を奪い、テントへ戻った頃には日焼けと疲労のためバタンキューでした。好天の中でも装備確認を怠れば大きなリスクになることを身をもって痛感しました。
二日目(暴風雨)
二日目は予報通り午後から天気が崩れることは分かっていましたが、午前中は持つだろうと考えていました。ところが実際には、予想以上に早く、かつ激しい暴風雨となりました。深夜から続いた強風と豪雨により何度も目を覚ましましたが、使用していたモンベルのステラレリッジはしっかりと耐えてくれ、崩壊の不安はありませんでした。以前、尾瀬で安価なテントを使った際の不安感を思い出し、装備の重要さをあらためて実感しました。
明け方、他の登山者たちがレインウェア姿で撤収を始めるのを目にし、私もこのタイミングでの下山を決断しました。当初の予定より30分間ほど早めた形です。天候の回復を待とうかとも思いましたが、回復する気配はなかったので、それならば早めに下山したほうが安全だろうと考えました。テント撤収は豪雨と強風の中での作業となりましたが、頭の中で事前に最短の手順をシミュレーションしていたため、落ち着いて短時間で済ませることができました。下山中も雨と風に悩まされましたが、時間に余裕を持っていたこともあり、安全に歩を進めることができました。
今回の二日間は、初日の快晴と翌日の暴風雨という、まったく対照的な条件での山行となりました。
初日は絶景を楽しむ一方で装備不備による体調不良を経験し、二日目は悪天候の中で冷静に判断を下し、安全に下山する力を試されました。
単独登山ならではの緊張感や責任の重さは確かにありましたが、その分、自分のペースでのんびりと山を楽しむこともできました。仲間と登る登山の楽しさとはまた異なる、一人だからこそ得られる充実感や達成感を味わえたと思います。
結果として、絶景を目にし、悪天候の中で行動判断を学び、そして「単独でなんとかやり切った」という達成感を得ることができました。結果的に、とてもよい山行になったと思います。
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