【えちごツーデーパス利用の雨プロで】米山駅から旗持山往復


- GPS
- 01:55
- 距離
- 4.5km
- 登り
- 350m
- 下り
- 350m
コースタイム
天候 | 小雨のち曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
<ゆき> 小杉649━654呉羽702━756泊817━936直江津951━1018米山 <かえり> 米山1302━1330直江津1425━1607泊1621━1708富山1716━1726小杉 |
コース状況/ 危険箇所等 |
時期的に雑草が元気で、蜘蛛の巣だらけ。斜面が崩落したと思しき区間はヤブ化しており、通過に気を遣う。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
アームウォーマー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
靴
ザック
ザックカバー
行動食
飲料
ライター
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
タオル
スパッツ
サングラス
携帯トイレ
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感想
7月の27日に越後湯沢駅から秋葉山を往復した際(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8476287.html)に、越後湯沢駅でJR東日本の企画きっぷ「えちごツーデーパス」(以下、ツーデーパス)を購入した。発売可能なのは1ヶ月先までなので、その時予定がまだ入ってなかった8月10日からの2日分に設定。3週先の天気がどうなるなんて誰も分からないから、当日山行できる天気になるかは、ある種ギャンブルといえそう。そして、どうやら私はそのギャンブルに負けてしまったようで、8月10日も11日も山歩きに適さない雨模様となってしまった(苦笑)。ツーデーパスの払い戻しをするには少なくとも新潟県のJR東日本の駅まで行かなきゃいけないので、払い戻しは諦め、逆に、あいの風とやま鉄道の1日フリーきっぷと越中宮崎─市振の往復乗車券(合計1,940円)を購入し、天気が悪いなかでも雨の止み間を狙って上って下りてこられる山に行くことにした。山行候補は5ヶ所にのぼり、前年に二王子岳にツーデーパス使って行った時(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6977550.html)の雨プロ候補の山のほか、上杉謙信の居城として有名な春日山城址も候補に挙がってた。行き先が決まらないまま5種類の地形図を持って、6:39に『キャラメルハウス』(自宅)を出発。小杉6:49発の列車で呉羽までひと駅移動し(苦笑)泊ゆきに乗車。泊からトキ鉄の単行に乗り換えて直江津に向かう。直江津から先、信越本線に乗るのか、ほくほく線に移るのか、はたまた、はねうまラインに進むのか決めなきゃいけない。単行のなかで『YAHOO!天気』と睨めっこし、熟慮に熟慮を重ねたうえ、春日山城址と米山近傍の旗持山の二択まで絞った。春日山城址のほうが予報上はよかったけど、春日山駅は「北陸おでかけtabiwaパス」のエリアであり、ツーデーパスを使う意義を感じなかったため(苦笑)、旗持山へ向かう。
旗持山の最寄り駅である米山駅には、10時過ぎに到着。私が米山駅に来るのは、米山登山(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4124118.html)で使った2000年以来25年ぶり。当時は簡易委託の有人駅だったけど、今は跨線橋も無く、アヤしい構内踏切でホームと往き来する無人駅に成り下がった…。駅に着いた時には激しい雨が降ってた。出札窓口跡が残る待合室で靴の履き替えをし、雨雲レーダーを確認すると、10:45には雨雲が切れるという。10:49に米山駅を出発。この時は確かに雨は降ってなかったけど、国道8号に出て登山口に向かう途中ですぐに細かい雨が降り出し、傘をさすハメになった…。米山大平登山口へのルートを分けると、すぐ先に旗持山登山口の標識。国道8号から階段を登って登山道に入るけど、その階段が雑草に侵食されつつあるのをみてイヤな予感が…。階段を上り切ると、ロープのある急坂。この難所を過ぎればしばらくは緩い遊歩道。蜘蛛の巣がたくさんあったけど、雨上がりが幸いしてか蜘蛛の巣に水滴が付いてて分かりやすい(苦笑)。まだ小雨が降ってるのか、はたまた木から水滴が落ちてるだけなのかポツンポツンとくるので、傘は差しっぱなし。蜘蛛の巣も傘で押し出す感じで破壊しながら(苦笑)進む。風が全く無く、もの凄く蒸し暑い。不快度が半端無かった。
旗持山に登られたかたの記録をみて知ってたけど、蒸し暑さのあまり気にも留めてなかった100 mごとの標識に「あと1000米」からようやく気づく(苦笑)。「あと900米」までは林のなかの快適な遊歩道だけど、ここを過ぎると下りに転じ、斜面の崩壊地跡らしき草地に突っ込む。ずっと薄暗い林のなかだったのに急に明るくなったので、天気が回復して晴れたのか?…と思ったくらい(苦笑)。明るくなったのは木が無いからで、太陽の光を日々浴びて茂ったヤブのなかを、雨露による濡れを気にしながら通過。こんなヤブのなかにも「あと800米」の標識が設置されてたから、この道を整備されているかたがたの意気に恐れ入る。足元が不安定だけど草に隠されてよくみえず、トゲトゲ植物が混じってるので咄嗟に草を掴むことも憚れる。ヤブ区間の通過を終えた時には心底ホッとした(苦笑)。
ヤブ区間を過ぎると次第に傾斜も強まり、また道じたいも細くて、草が道にハミ出してる区間が増える。「あと200米」の手前に「みはらし」の標識があり、展望が得られるようだけど、真っ白でほぼ何もみえない…。「みはらし」のある尾根を直進すれば頂上だと思うけど、登山道は頂上を南側から廻り込むように付けられてる。頂上直下の急坂はトラロープが設置されてるほか、ステップが切られており上り易い。この急坂を上り切り、左手に進むと旗持山頂上。到着は11:49で、米山駅を出てからちょうど1時間。
城跡というのも納得出来る広がりを持つ頂上には山名標のほか登山者名簿の入ったツールボックスがある。せっかくだから私も記帳したけど、前に記帳されてたかたが「草ひどい」とか書いてたな(苦笑)。頂上の北東側が開けてて、晴れてれば景色を拝めるハズだけど、ここも真っ白…。この頂上は北陸道の米山トンネルの真上に当たるため、北陸道を走るクルマの音だけがやたらと響いてた。
帰りの電車の時間をみると、米山駅13:02発の直江津ゆきに間に合いそうだったから、11:59に頂上を出発。上りは傘をさしっ放しだったけど、下りは傘はささず。正午を知らせる音楽を聴きながら、難所の急坂を下る。上りとは違い、若干風を感じるようになり、蒸し暑くは感じない。上りではほぼ何もみえなかった「みはらし」だけど、天気が回復してきたのか麓の海岸がみえるようになってた。往路を忠実に戻り、登山口に出た。国道8号の路面はすっかり乾いており、早い段階で雨は止んでたようだ。上りはずっと傘をさしっ放しだったけど、ポタポタ来てたのは(雨では無く)木からの雨露落ちだったようだ。米山駅には12:44に到着し、無事13:02発の直江津ゆきに乗れた。
途中まではファミリーハイクも出来そうなくらいの道だったけど(蜘蛛の巣地獄は除く…苦笑)、ヤブ区間より先は難易度が一気に上がるので、やっぱりこの山は、山ヤさんの領域ですねー。にしても、蒸し暑さが半端無く、今の時期に登るような山では無いことは確か。
直江津駅での乗り継ぎ待ちの間に、8月30日からのツーデーパスを購入(笑)。次のギャンブルこそ勝てるのか、はたまた返り討ちに遭うのか、乞うご期待!
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