記録ID: 8543364
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沢登り
磐梯・吾妻・安達太良
酢川水系 中ノ沢
2025年08月10日(日) [日帰り]
福島県
kamog
その他3人 - GPS
- --:--
- 距離
- 3.8km
- 登り
- 189m
- 下り
- 187m
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標高グラフを拡大| 天候 | 小雨のち雨 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
・中ノ沢橋北西側の林道入口付近に7〜8台駐車可 ・トイレは母成グリーンラインの郡山側にある石筵公衆トイレ（石筵牧場）あり。 紙はないので持参のこと。ここは昔から夜中は走り屋さんが集まるので車中泊は うるさい。以前あった母成峠駐車場のトイレはなくなっていた。 赤留川橋北側の林道（すぐに登山道）に数台。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
■中ノ沢 中流部の沢床は真っ赤なナメが続き（上流部の藪は濃密で、赤留川の詰めと わかりにくいようだ）、大きな滝もないため、赤留川を遡行して中ノ沢を下降 するパターンが多いようです。 今回はその予定でしたが、戻り梅雨の降雨が長時間続く予報だったので、 本降りになる昼までの行動として、離脱がどちらかというと容易そうな 中ノ沢の下流部のみ遡行しました。 ・中ノ沢橋（橋名なし）右岸の脇から脚立があり入渓できる。すぐにL20m ナメがあり遡行感度は良さげ。 ・200m近く平凡な渓相を歩くと釜とトロ。右岸を膝程度で過ごす。 すぐにL30m程度のナメ。 ・895mで沢は東南東から南南東へ一旦向きを変える。曲がりふちに2条1.5× 10mナメ小滝。すぐに南南東から東南東に向きを戻す。 ・915mで東南東から北東へ向きを変える。ここの左岸は増水時の水流で崩れた と思われる崩壊地。すぐの左岸側に赤茶色の温泉成分と思われる湧き出しが 見受けられた。 ・920mで黒いパイプ送水管が沢を渡すように掛けられている。右岸側に踏み跡 があるので、右岸径路とつながっているのだろう。 すぐ先で右の笹薮から10：1で支流が合わさっている。 左の本流には浅いトロとナメ、そして3×5m岩が右岸にある。 ・940mの左岸側には塩ビパイプから冷たい湧き水があり喉を潤せた。 意外とおいしかった。 ・すぐ先の右岸側、一段上がったところにピンクテープが巻かれた小さな石標。 ここが地形図上の登山道の横断点かと思ったが、950mの右岸側、1.5m岩×2 の左上の木に赤い小さな板が吊るしてあった。踏み跡も何となくあったので おそらくここが地形図上の黒破線横断点で、右岸林道として中ノ沢橋に出る のだろう。（左岸側も平坦地であったし） ・960mあたりから左右に壁が出てきて、ミニゴルジュっぽくなってくる。 沢幅は10m以上あるが。 ・970mで釜。右岸をへつる。 ・980mでトロ＋トイ状4段小滝。右岸を笹掴みながらへつる。（�教蕁次� ・990m、右岸側は高さ15mほどの崩落壁。新しい崩落岩もあったので注意する。 その上は緑苔が混じったきれいなナメが続いていた。 ・ゴルジュというほどではないが、岩と両岸には壁が多くなってくる。 1015mあたりで左が菱形岩壁、右にも岩の2段2.5m滝。左手下り気味の バンドをトラバースして流芯を登るか、右の岩の裏側も巻ける。 すぐに釜。右をへつるか、左を股くらいで渡れる。その上は2×6mナメを 手始めにマリモのような緑苔が豊富なきれいなナメが出てくる。 ・1030mで立派な送水橋状設備。手前右の笹薮からわずかな水量で支流あり。 その上流はトイ状の細いナメになっている。 赤茶ナメを見たかったが、本降りまで時間切れのため今日はここまで。 この橋のすぐ右岸下流側から作業径路が西（下流側）に向け登っている。 よく見ないと草が茂っていてわからないが、少し登るとはっきりした径路に なっている。中ノ沢を下降する場合は使える。 緩やかに登るように径路は続き、太った尾根となり、1060mで東側から 別の径路が合わさる。西（左）に進む。途中部分的に笹薮が覆うが、よく 見れば径路の先がある。 960mで径路分岐。真っ直ぐな右手の径路の方がやや明瞭だが、少し笹が ある左手の径路を進む。 径路を次第に広くなり、中ノ沢橋に続く広い林道で戻れる。 下流部 遡行グレード 1級 昼からは翌日行う予定であった沢登りリード＆ビレイ講習を林道脇で行いました。 マウントファーム登山学校 http://www.mt-farm.info/ |
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感想
確かに恵みの雨でしょう。これで多くの農家さんが助かりますが
何も大型連休のほとんどが潰れるのは打撃です。
本来は赤留川を遡行し、中ノ沢を下降する計画でしたが
昼から本降り予報なのと、雲や風の状態も芳しくなかったので
エスケープが比較的楽な中ノ沢下流部に切り替えました。
酢川の水位計も今のところは平水だし、沢もまったく問題はなし。
中ノ沢のウリでもある真っ赤なナメ帯までは残念ながらでしたが
下流のナメも赤茶は薄いながら、マリモのような緑苔混じりのナメも十分
癒されました。
今回の講習メインテーマは「遡行図を書こう」でしたので
方法は各自任せとして、自身で後日仕上げよう！としました。
さすがに小雨の中でメモを取るのは難儀なので
こちらはスマホ録画メインとなってしまいました。
昼からは木の下で翌日行う予定の沢登りリード＆ビレイ講習をダイジェストで。
アンカーが脆弱な沢でのビレイモードの使い分け、
セミにならないための登攀や高巻きラインの見極め、
木や岩などナチュラルプロテクションを使った様々なビレイとその理由、
ラペリングとアセンディングなど。
本来は説明→実践→振り返りと時間を割くのですが
次第に強くなる雨で身体も冷えてきたので
中ノ沢温泉へ車を走らせ、花見屋さんの硫黄温泉でポカポカになりました。
中ノ沢温泉と沼尻温泉の栄枯盛衰の差には少し驚きましたが。
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雨により計画通りにはいきませんでしたが楽しかったです。中ノ沢、下流部だけでもナメが続き癒し系のいい沢でした。テーマの遡行図どりですが、あまり詳しくは取れなかったかな？雨なのでスマホの動画で標高などを録音、録画しなが遡行となりました。
前泊の夜、みなさんとの楽しい語らい寝るのが惜しいくらいでした。機会があればまた受講させていただきます。ご迷惑でなければ。
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