御嶽山(剣ヶ峰と二の池)


- GPS
- 06:28
- 距離
- 10.5km
- 登り
- 1,016m
- 下り
- 1,018m
コースタイム
- 山行
- 5:07
- 休憩
- 1:18
- 合計
- 6:25
天候 | 晴れ後曇り ほぼ無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は特になし。ヘルメット利用者が多い。 |
写真
感想
夜通し運転して田ノ原駐車場に到着したのは日の出時刻を過ぎた5:22頃。はるばる埼玉県から来て駐車場が満杯だったらどうしようかと思ったが、幸いにまだ空きは十分だった。安堵しつつ支度する。到着時の外気温は13度ほどで、涼しいを通り過ぎて寒いくらいだった。駐車場の標高が2000メートルを超えるので合点がいく。5:31に行動開始。きれいなトイレに寄ってから登山口の大きな鳥居をくぐる。しばらくは緩い砂利道が続く。御嶽山は2度目だが、この辺りの景色はうろ覚えながら記憶があった。前後左右ハイカーの姿多し。歩き出しの標高が高くて涼しいので、今の時期は多いのかもしれない。更に進むと傾斜が出てくるが、特に歩きにくくはならない。淡々と進む。登山道はその後湿った箇所を通るので、ここはスリップしないよう慎重に進んだ。下界と比べれば気温が低く好条件だが、歩き出せばやはり暑くなる。最初は特に樹林帯で風がなく、しかもほぼ快晴の青空であれば汗をかくのは当然だろう。下界よりはまし、と思いつつ進む。暑いものの確実に進んで八号目。展望よく雲海が見えた。暑いので休憩をこまめに取って水分補給する。前回の登山から間隔が空いたので、足吊りとかしそうで怖い。登る速度は落としつつも、一定のペースで歩くよう心がける。八号目を過ぎると眺めは良くなるが、足元は良くなくなる。岩がゴロゴロしていて歩きにくい。湿地帯と同様慎重に通過する。九号目を過ぎ山頂が近づくも、なかなか先に進まなくなる。歩き出しの標高が2200メートル程度で既に十分な高所のため、息苦しくなっても当然だろう。ペースは変えていないつもりだったが、恐らくだいぶペースダウンしていただろう。確実に進んで無事避難施設に到着。以前訪問した際はなかった施設だ。2014年の噴火以降で建てられたのだろう。施設前のベンチに座ってZさんを待つ。ZさんはZさんのペースでゆっくり進んでいた。標高が2900メートル程度あり、やはり呼吸が苦しいようだ。大変だが剣ヶ峰までもう少し進むしかない。王滝頂上を経ると荒涼とした独特の景観が目の前に現れる。火山らしい、そして御嶽山らしい景色だと思う。以前の訪問時と異なるのは、各所に頑丈なシェルターが設置されていることだろう。休憩のため中にも入ったがかなり分厚い天井だった。直登気味に進んで剣ヶ峰を目指す。直下には階段があり、そこでZさんを待つ。やはり苦しそうだ。そして最後の階段がやはりつらい。既に標高3000メートルを超えているので、何をするのも楽ではない。8:08に無事御嶽山剣ヶ峰に到着。自分は2度目、Zさんは初めてだ。山頂標付近は写真待ちの行列ができていた。山頂からは北アルプスがよく見える。はずだったが、今日はアルプスに雲がかかってしまい残念だった。近くの乗鞍岳は辛うじて見えたが、それ以外はどこがどこか分からない状態。剣ヶ峰付近のベンチが空いていたので座って休憩する。水分を取って食料も減らす。Zさんは高度障害が出始めているようで、ここまでで良さそうだがもう少し付き合ってもらうことに。休憩後二ノ池を目指して少し下る。出発前、ここまで運んできて特に使っていなかったヘルメットをかぶる。周囲のハイカーも半分くらいはヘルメットを装着していた。以前来たときは時計回りで二ノ池へ向かったはずだが、今はそのルートは通行止めになっていた。反時計回りに進んで分岐を過ぎ、二ノ池へ降りていく。二ノ池は以前と比べると干上がっているように見え、これも火山噴火の影響かもしれない。ほぼ平坦な二ノ池のほとりを歩いて二ノ池山荘に到着。ベンチがあったので休憩させてもらう。この先今日は池巡りしつつ継子岳まで行って周回して戻りたかったが、Zさんの様子がよくないし、自分も体調(両膝)が今ひとつの状態だったので諦めることに。天候は良いので後ろ髪引かれる思いだが、体調優先なので致し方ない。とはいえ埼玉から遠い御嶽山なので、もう少し進んでから帰ることに。賽の河原まで来たら下山する。賽の河原は初めて。チングルマの綿毛が見られた。ここで引き返す。登り返しになりZさんは大変そうだが、歩かないと帰れない。帰りは剣ヶ峰は寄らず、巻道を利用する。この道は近道に見えたが案外長くてなかなか王滝頂上まで辿り着かなかった。見えても遠い道の典型のように思えた。ようやく到着すれば後は下るのみ。周囲はまだ登りの人が多い時間帯だったが既に雲が湧いていて、田ノ原の駐車場は見えたり見えなかったりだった。雲が出ることで涼しく、カンカン照りの状態での下山は回避できそうだった。下りでも今の季節は暑いので、展望はなくなったものの涼しい下山はむしろ歓迎だった。下山は登りよりも慎重に。落石注意箇所もあるので、登りよりも確実に進む。登りのハイカーとすれ違いも多かった。下りも特に問題なく進み樹林帯に入る。湿地は下りで特に滑るので、確実にグリップさせながら進む。最後は1キロほど続く長い緩い砂利道。クールダウンにちょうど良かった。駐車場には11:56に到着。剣ヶ峰でかぶったヘルメットは結局ここまで利用した。朝の出発時よりもクルマは増えていたが、空きも各所にあって駐車場所には困らないように見えた。この後片付けして長時間の運転で埼玉まで帰ったが、帰りの中央道は渋滞激しく、登山ではそれほど疲れなかったが、久々に運転で疲労困憊になった。御嶽山はやはり遠いと改めて実感した。
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