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記録ID: 85888
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ハイキング
白馬・鹿島槍・五竜

八方尾根〜八十翁と漫歩

2010年10月24日(日) [日帰り]
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zaoluck その他2人
GPS
--:--
距離
3.8km
登り
243m
下り
231m

コースタイム

八方池山荘9:35→10:30第2ケルン10:35→10:50八方ケルン10:55→11:15八方池11:40→12:00八方ケルン→12:10石神井ケルン12:15→12:45八方池山荘
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2010年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
ゴンドラリフト「アダム」八方駅からゴンドラ+リフト2本
コース状況/
危険箇所等
 木道が整備され、傾斜も緩めなハイキング路。このコースタイムの登りは相当ゆっくりペースなので、散歩がてらの参考タイムに。
 なお、吹きさらしなので防寒具は必携。特に下りは寒い。ブーツで登る観光客もいたが、せめてウオーキングシューズくらい履いてほしい。
不帰の嶮から白馬鑓の稜線。手前にうっすらと八方尾根(23日撮影)
不帰の嶮から白馬鑓の稜線。手前にうっすらと八方尾根(23日撮影)
ゴンドラ乗って出発。標高1200m付近、紅葉してきた
ゴンドラ乗って出発。標高1200m付近、紅葉してきた
長野五輪の「遺跡」女子滑降スタートハウス
長野五輪の「遺跡」女子滑降スタートハウス
最後のリフト乗り場の手前、水溜りに映る逆さ白馬岳
最後のリフト乗り場の手前、水溜りに映る逆さ白馬岳
五龍岳、その左に鹿島槍
五龍岳、その左に鹿島槍
右の尾根を伝い、左の峰へ登る。こう見ると結構遠い
右の尾根を伝い、左の峰へ登る。こう見ると結構遠い
第2ケルンから白馬三山
第2ケルンから白馬三山
八方ケルンより富士山!? 八ヶ岳連山のギザギザの右、細くたなびく白雲の上に低い台形の頭がチラリと覗く
八方ケルンより富士山!? 八ヶ岳連山のギザギザの右、細くたなびく白雲の上に低い台形の頭がチラリと覗く
八方池到着。人が集まっている所が逆さ白馬三山のビューポイント
八方池到着。人が集まっている所が逆さ白馬三山のビューポイント
風がやみ、さざ波が消えるのを待って1枚。鏡のように、とはいかなかった
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風がやみ、さざ波が消えるのを待って1枚。鏡のように、とはいかなかった
同じく天狗から不帰キレット
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同じく天狗から不帰キレット
第3ケルンから見下ろす八方池
第3ケルンから見下ろす八方池
白馬岳の豪快な山岳風景をバックに歩くたか爺とA.Jack
白馬岳の豪快な山岳風景をバックに歩くたか爺とA.Jack
八方ケルンまでもう少し。向こうは石神井ケルン前のトイレ
八方ケルンまでもう少し。向こうは石神井ケルン前のトイレ
ゴールとなるリフトの建物の屋根が見えた。遠く妙高山の姿も
ゴールとなるリフトの建物の屋根が見えた。遠く妙高山の姿も

感想

 「たか爺を八方尾根に連れて行こう」。10月も半ば近くに突然、Amano.Jackが言い出した。親父次第だろうと答えると、本人も八方池まで登る気だという。たか爺は元ポンプ屋のくせに自分の心臓ポンプが水漏れするという80歳。思えばこの夏、三つ峠近くの清八山に連れ出したことで自信を付けてしまったようだ。白馬村に宿を取り、土日1泊の“山行”を企画した。
 好天の23日はドライブがてら東の鬼無里方面から白馬村へ。途中、白馬岳から鹿島槍にかけてのスカイラインがきれいだった。こじんまりした「みなみ家」という宿は、値段は良心的、設備も快適で3人ともご満悦だった。
 さて、翌日も太陽が出ていれば最高だったのだが、残念ながら高曇り。まあ、視界を遮る低い層雲がかかっていない分、良しとせねばならないだろう。宿で割引券を手に入れた「八方アルペンライン」のゴンドラとリフト2本を乗り継ぎ、標高1830mの八方池山荘まで一気に上がる。幸い白馬三山はじめ周囲の峰々はよく見えている。
 アルペンクワッドからグラートクワッドに乗り換える所に小さな水溜りがあり、カメラ好きのたか爺が目ざとく「逆さ白馬三山」を写真に納めた。いわく「八方池で撮れなかった時の保険」なのだとか。
 歩き始めて前途を見やると、なだらかと思った八方尾根も、どうして結構な距離と勾配に見える。ただ、周りに手ぶらの観光客がいたり、小学生がちょろちょろしていたりするのを見ると、老朽化したたか爺でもなんとかなるかなと思う。少し歩いては息を継ぐたか爺のペースで、ゆっくり木道を辿った。
 空が寒々しいのは惜しいが、ともあれ視界は良好だから休憩中も絶景を楽しめる。zaoluckのペースが速すぎたのか、トップをA.Jackに交代すると、たか爺の休憩回数が減って歩みがはかどりだした。第2ケルンで撮影休憩の後、八方ケルンへ。一眼レフを持った男性がしきりに南の方を撮影しているので尋ねると、富士山が見えているという。彼の言う方向を見ると、なるほど雲の上に顔を出す連山の右端、少し離れて台形の頭らしき影がかすかに見える。低く見えるが富士なのだとか。周囲の人も巻き込んで富士だ、富士だと騒ぐうちに、雲間に隠れてしまった。
 八方ケルンを挟む急勾配を過ぎれば、目指す八方池は近い。左に鹿島槍の双耳峰、右には不帰の嶮から白馬三山への稜線が連なる。谷筋には白茶けた雪渓の名残もあった。振り返った遠くは妙高山か。たか爺が一番詳しいのだが、呼吸を乱しては悪いから黙っている。
 鏡のような水面を期待して到着した八方池は、残念ながら直前に吹き始めたそよ風のせいでさざ波が立っていた。こればかりは仕方ない。池畔で菓子をつまみながら休んでいると、ふっと風が弱まり、水面の皺が減った。チャンスとばかり、たか爺以下A.Jackもzaoluckも一斉にカメラを構える。似たもの親子であるらしい。
 まずまずの“作品”をものして満足し、そろそろ腹も減ったし下界へ降りようと思う。zaoluckのみ第3ケルンを回り、途中で合流してどんどん下る。たか爺の足腰は心肺より元気なので、下りはウソのように速い。大またでズンズン登る白人の若者らとすれ違い、石神井ケルンではトイレへ寄って、無事転倒も心肺停止もせずにリフト乗り場に戻ることができた。
 中腹はちょうど紅葉が盛り。リフトからたっぷり眺めて、駐車場の向こうにある「新ソバ」の幟を立てた店でソバを頼んだが、これは大失敗。いかにスキー場の食堂の片手間仕事とはいえ、全くソバらしくないソバだった。
 

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