記録ID: 860370
全員に公開
沢登り
丹沢
日程 | 2016年05月03日(火) [日帰り] |
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メンバー |
|
天候 | 晴れのち曇り |
アクセス |
利用交通機関
西丹沢自然教室辺り
車・バイク
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|
地図/標高グラフ


標高グラフを読み込み中です...
コース状況/ 危険箇所等 | ■小西沢右俣 左俣の記録はkamog2015/06/11の山行記録を参照ください。 右俣には575m二俣から主に20m滝、25m滝、6+3m滝、12m滝が点在し いずれも直登不能なので巻くが、そこそこ悪い。 距離は短いが沢初級者は不可です。 遡行グレード:2級 ■丹沢限定沢登り記録集、沢登り講習、クライミング講習等 http://mt-farm.info/ |
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過去天気図(気象庁) |
2016年05月の天気図 [pdf] |
写真
撮影機材:
感想/記録
by kamog
昨年小西沢を遡行した際は左俣の特異な沢筋を行った。
なので今回は同等のレベルと内容を持つ右俣へ歩を進めた。
まぁ悪場があるとはいえ距離的には短いのでゆっくりと対峙してこよう。
西丹沢はGWでどこのキャンプ場も大入り状態。
河原で遊ぶファミリーを横目に、おそらくほとんどの人が見向きもしない
小西沢の細い谷の中に消えていく。
堰堤を2つ越えすぐに575m二俣。
右俣には4段20m滝が奥に見え昨年来から食指が動かされる。
ドブ鼠さんの話だと右から巻いて懸垂したという。
左のガレ横の尾根をクリアすれば、谷はこの滝の上で左折しているから
右よりは下りやすいであろうと推測していたが
いかんせん出だしから数十mは急で脆そうだし
中間部の様子が見て取れないから素直に右の薄いシカ径をついて登った。
やはり右壁はクライムダウンするには急過ぎる。
懸垂の支点にする木をいつもの3原則でチェック。
8×30mロープを繋いでラペリング。
ロープスケールは22〜23m程度だった。
沢は西南西に左折し少しで正面の行く手が塞がれる。
見れば右側は水はショボショボだが高い滝になっていた。
ざっと見、落差は25mあるだろう。
ほぼ垂直なので直登無理。
右側は壁なので左側を大きく迂回するラインで高巻きを算段する。
乗り上げた左俣との界尾根は少しだけ痩せていたが
それほど問題なく、西南西から一旦西北西に向きを変え小ピーク。
そこから25m滝の上流に下りる尾根を下るが末端は急になっている。
どうしたもんじゃろのぉ〜、と左手の沢の方が下りやすそうなので
少し尾根を登り返して、上流側に向け斜めにザレを沢に下る。
砂岩ザレを下降し、支沢の出合部分は緩やかなトイ状になっていたので
インゼル状になった左岸側から本流にクライムダウンした。
水もほとんど涸れトイ状の小棚が連続してすぐに3m滝。
右スラブを小さく巻けば再び1.5mを前衛にした12m壁滝に行く手を塞がれる。
左から小凹角状を登って落ち口へトラバースする。
少しでまた6+3m壁滝。
同じように左バンド状から落ち口へトラバースしようとしたが
今度は落ち口までの箇所が切れていて悪そうだった。
バンド状を戻りさらに左手から3m滝の上部を巻いた。
730m二俣は右へ入る。
すぐに出てくる二俣状を今度は左へ。
斜度も次第に急になるがガレゴーロで登れないことはない。
しかし800mから先はガケに正面を塞がれるように見えた。
ここをもし登り切れば平凡な広い窪状になることは
昨年左俣を遡行した際に周知しているが
もう面倒くさいので右側を左岸尾根に向かい詰める。
出たところは830m辺りで、あとは地図読みしながら
小西沢出合に戻った。
下山後、西丹沢自然教室の倉ちゃん館長と
以前から連絡していた西丹沢における遭難事故事例について
話しを聞かせてもらった。
そのうち悪沢と箱根屋沢を遡下降してきたドブ鼠さんも加わり
しばし談話。
相田松田警察救助隊長も来られ、挨拶をして帰宅した。
なので今回は同等のレベルと内容を持つ右俣へ歩を進めた。
まぁ悪場があるとはいえ距離的には短いのでゆっくりと対峙してこよう。
西丹沢はGWでどこのキャンプ場も大入り状態。
河原で遊ぶファミリーを横目に、おそらくほとんどの人が見向きもしない
小西沢の細い谷の中に消えていく。
堰堤を2つ越えすぐに575m二俣。
右俣には4段20m滝が奥に見え昨年来から食指が動かされる。
ドブ鼠さんの話だと右から巻いて懸垂したという。
左のガレ横の尾根をクリアすれば、谷はこの滝の上で左折しているから
右よりは下りやすいであろうと推測していたが
いかんせん出だしから数十mは急で脆そうだし
中間部の様子が見て取れないから素直に右の薄いシカ径をついて登った。
やはり右壁はクライムダウンするには急過ぎる。
懸垂の支点にする木をいつもの3原則でチェック。
8×30mロープを繋いでラペリング。
ロープスケールは22〜23m程度だった。
沢は西南西に左折し少しで正面の行く手が塞がれる。
見れば右側は水はショボショボだが高い滝になっていた。
ざっと見、落差は25mあるだろう。
ほぼ垂直なので直登無理。
右側は壁なので左側を大きく迂回するラインで高巻きを算段する。
乗り上げた左俣との界尾根は少しだけ痩せていたが
それほど問題なく、西南西から一旦西北西に向きを変え小ピーク。
そこから25m滝の上流に下りる尾根を下るが末端は急になっている。
どうしたもんじゃろのぉ〜、と左手の沢の方が下りやすそうなので
少し尾根を登り返して、上流側に向け斜めにザレを沢に下る。
砂岩ザレを下降し、支沢の出合部分は緩やかなトイ状になっていたので
インゼル状になった左岸側から本流にクライムダウンした。
水もほとんど涸れトイ状の小棚が連続してすぐに3m滝。
右スラブを小さく巻けば再び1.5mを前衛にした12m壁滝に行く手を塞がれる。
左から小凹角状を登って落ち口へトラバースする。
少しでまた6+3m壁滝。
同じように左バンド状から落ち口へトラバースしようとしたが
今度は落ち口までの箇所が切れていて悪そうだった。
バンド状を戻りさらに左手から3m滝の上部を巻いた。
730m二俣は右へ入る。
すぐに出てくる二俣状を今度は左へ。
斜度も次第に急になるがガレゴーロで登れないことはない。
しかし800mから先はガケに正面を塞がれるように見えた。
ここをもし登り切れば平凡な広い窪状になることは
昨年左俣を遡行した際に周知しているが
もう面倒くさいので右側を左岸尾根に向かい詰める。
出たところは830m辺りで、あとは地図読みしながら
小西沢出合に戻った。
下山後、西丹沢自然教室の倉ちゃん館長と
以前から連絡していた西丹沢における遭難事故事例について
話しを聞かせてもらった。
そのうち悪沢と箱根屋沢を遡下降してきたドブ鼠さんも加わり
しばし談話。
相田松田警察救助隊長も来られ、挨拶をして帰宅した。
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この記録で登った山/行った場所
- 西丹沢ビジターセンター (540m)
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この記録へのコメント
投稿数: 14
先程はありがとうございました。
アップが速いのにはビックリします。
私は文章は苦手なので、簡単になってしまいます。
丹沢徘徊記No636、ざっと数えて200文字位で終わってます。
また山中でひょっこりお会いする事を、楽しみにしています。
投稿数: 568
僕が記録書くと備忘録になっちゃうんで、ついつい長く細かくなっちゃうんですよね。
ドブ鼠さんくらいの文量が本来一番よいと思っています。
これからもよろしくお願いします。