ヘク谷の沢登りでちょいとやらかしました。


- GPS
- 07:56
- 距離
- 8.5km
- 登り
- 955m
- 下り
- 952m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
今日はお初の比良のヘク谷へ。疲労困憊の沢となりました。
事前に結構調べてから行ったので、シャワーが連続することとそれなりの高さの滝を連続して登ることは想定内でしたが、2段15m滝の巻きでやらかしました。
トポ図では左岸の岩の上を巻くように書いてあるので左岸のザレた急斜面を木の根を掴みながら登ったのですが、滝より高く登っても巻き道が出てくるどころか、斜面が立ってきて手がかりとなる樹木もなくなってしまい登れなくなりました。さらに強引に柔いザレを登っているのでしっかりした足場がなく下ることもできず、にっちもさっちもいかなくなりました。
手で細い木の根を持ち、足はザレにつま先を突っ込んで何とか体重を支えている状態です。
これはヤバい、やっちまったなーとさすがに焦りましたが、ソロなので誰も助けてくれず自分で脱出するしかありません。
手で持っている細い木の根が折れたりすっぽ抜けたりしたら20mほど落ちますので、命があっても足は折れます。
結局、ザレ場を足で何度も蹴って穴を掘って足場を作り、土に埋まった木の根を探して掘り出して手の支えにし、と何とかトラバースを開始。少し進むとなんとダイニーマのスリングが落ちてました。多分同じようにやらかして懸垂で沢に戻った人がいたのでしょう。
1時間近く悪戦苦闘して少しずつ高度を下げてなんとか15m滝の上に復帰しましたが、さすがに疲労困憊。
ソロなのでルート上で懸垂する可能性がある沢以外はロープもハーネスも要らないだろうと思い最近は持たずに行っていたのですが、今日のような事態を考えると沢に行くときはガチャ一式をちゃんと装着して行くべきこと、さらにトポ図を信用しすぎず現地で目で見てしっかり判断すべきこと、と大いに反省する一日となりました。
ちなみにそれ以外はシャワー連発の本当に良い沢でした。だいたいの滝は階段状で足場がありますしフリクションも効きますので楽しく登れます(ただ、岩が剝がれやすく何度か岩を落としてしまいましたが)。
なお、ヘク谷は1級の沢ですが同じ1級の白滝谷と比べると数段グレードが上がる印象です。
7〜8m以上の滝がいくつも出てきますが基本的に巻かずにすべて直登する必要がありますので、複数のメンバーで行ってしっかり確保を取って登ったほうが良いルートかなと思いました。
ソロで行ってやらかしてる私が言うのもなんですが(笑)。
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