聖岳（椹島から、聖平、椹島ロッジ泊）

2025年08月30日(土) 〜 2025年08月31日(日)

• GPS: 15:17
• 距離: 24.5km
• 登り: 2,470m
• 下り: 2,485m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:25
• 休憩: 0:12
• 合計: 5:37

距離 7.9km 登り 1,375m 下り 243m

8:16 聖沢登山口
8:41 8:43 東尾根分岐
9:36 9:37 聖沢吊橋
10:36 10:38 造林小屋跡
11:27 乗越
12:35 12:42 滝見台
13:53 聖平小屋

2日目

• 山行: 8:29
• 休憩: 1:09
• 合計: 9:38

距離 16.5km 登り 1,095m 下り 2,242m

4:14 聖平小屋
4:18 聖平小屋分岐
4:38 4:39 薊畑分岐
5:29 小聖岳
6:30 6:50 聖岳
7:32 小聖岳
8:04 薊畑分岐
8:19 8:20 聖平小屋分岐
8:23 9:02 聖平小屋
10:04 10:06 滝見台
10:52 10:53 乗越
11:20 11:21 造林小屋跡
11:55 11:56 聖沢吊橋
12:50 東尾根分岐
13:08 聖沢登山口
13:24 聖岳東尾根入山口
13:38 牛首峠
13:42 13:43 赤石岳東尾根コース登山口
13:48 13:50 椹島ロッヂ
13:52 ゴール地点

天候

2日間通して快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

埼玉の自宅を1時出発。2時に都内の連れを拾い、6時15分ごろ畑薙臨時駐車場に到着。新静岡インターから畑薙まではグネグネの狭い峠道で大変。コンビニもインター近くの2軒のみ。ファミマ過ぎたらもう無いので注意です。
そして帰りはなんと工事で通行止めの時間にやられて40分足止め。落石防止のためか、きっと年中補強工事をしてくれてる模様。平日日中は要注意です。

写真

8/30 6:40

畑薙臨時駐車場では、駐車場の上の路上にバス停あり。ザックデポして車中で一休み。結構早めにバスは到着して慌てて戻ってセーフ。

8/30 8:14

7:30発の東海フォレストさんのバスにて聖岳登山口下車。
この日の1便は3台くらいだった模様。ここで途中下車したのは10名程度。

8/30 8:19

スタートから急登！
この時間からもう暑いし汗ダラダラ。

8/30 8:41

30分ほどで恐れていたトラバースゾーン。
最初に出迎える丸太越え。特に2本目はよじ登らないと超えられないし、結構な傾斜があってひやひや。

8/30 9:31

1時間ほどのトラバースゾーンには、こんな足場が多数あり。
登山道はコケたら数百メートルは滑落するであろう急斜面を横切って切られや狭くて斜めのザレた道。足場があるだけありがたい。

8/30 9:32

ただ、斜めだったり手すりが落ちてたり、浮いてたりで、これもヒヤヒヤ。

8/30 9:37

聖沢吊り橋でトラバースゾーン終了。全然高度を上げられないとぼやいていると、ここから長〜い急登ゾーンが待ってます。

8/30 12:07

乗越を超えてもまだ急登が続く。
そしてこんな吊り橋がいくつかあり。板は薄いし割れているし、揺れるし、定員5名って冗談だよねと思いながら1人づつ渡る。

8/30 12:37

岩頭涌見台から。右下に滝が、そしてついに聖が見える。
まだまだ遠い。

8/30 13:24

きれいな小川。

8/30 13:25

やっと6/7。途中急登やトラバースの所にも標識あったようだけど、必死過ぎて気づけず。

8/30 13:37

最後の斜めの橋をわたって

8/30 13:52

やっと着いた〜。労いの標識に癒される。

8/30 13:52

聖平小屋、凄いきれい。

8/30 14:02

一人ひとりのスペースもしっかり。

8/30 14:02

小屋の方がきっときれい好きで、しっかりメンテしてくださっているんだろうと感謝。

8/30 15:11

小屋前に可愛いマツムシソウ。

8/30 16:08

夕方、オコジョが現れてみんな大喜び。シャシャっと走り回って消えていきました。

8/30 16:45

トイレは小屋からちょっと離れた別棟。なんと水洗。ここも凄いきれい。

8/31 9:01

なかにはこんな標識。絵心ハイスペックはスタッフさんがいるに違いない。

8/31 8:24

夕食の提供はありませんが、飲み物、カップラーメン、カレーメシ、バッチ、手拭い、Tシャツなど売店は充実してます。

8/31 4:17

朝、4時過ぎにスタート。満点の星空に期待が高まる。

8/31 4:52

さっそく急登。ふと明るいほうをみると富士山が。

8/31 5:25

小聖岳まで登ると、息を呑む絶景の日の出。

8/31 5:30

そして目前に迫る聖の雄姿。もう、かっこいいったらない。
けど、まだこれからあそこを登るのかとも思うとぞっとする。

8/31 6:29

小聖から1時間のザレ場の急登を登り上げ、ついに登頂！！！
360度の大展望。

8/31 6:34

正面に赤石が。ヤツもでかい。多くの人が、赤石と聖のセット登山。皆さん本当にご健脚。左奥に仙丈も見える。

8/31 6:32

中央アルプスと奥には御嶽山。

8/31 6:33

そして、北アルプス。穂高、槍までよく見える。

8/31 6:35

こっちの標識も撮っておく。

8/31 6:54

さぁ、下山。まずは小聖までの長いザレ場。その先に見える上河内岳。ここも遠いな。

8/31 8:04

芝沢ゲート方面との分岐点の薊畑。ここで大勢デポって聖に登っている。

8/31 8:05

ハクサンフウロはもう残り僅か。

8/31 8:06

ウメバチソウもチラホラ。

8/31 8:18

聖平まで戻ってきた。ここからの景色も圧巻。

8/31 9:03

どの標識も見事なクオリティ

8/31 13:43

聖平から4時間半かけて間もなくゴールの椹島。登山口からここまで40分くらいの車道歩き（しかもずっと登り）。暑すぎてかき氷の幻覚が見えそう。

8/31 13:49

ゴール！ビールにするかソフトクリームにするか、悩みながらひとまずチェックインしてお風呂入ろう！

8/31 13:49

チェックインしたらお風呂は16時からと言われる。
では、と売店に戻るとなんとさっきまでやってたのが閉まってる。14時〜16時はクローズでした。

8/31 14:25

やむなく部屋で缶ビール飲んで風呂待ち。

8/31 16:26

16時、念願のお風呂にはいってだいぶ復活。ロッジの雰囲気はとてもよい。

8/31 16:38

売店も営業しててサルナシサワーと山ぶどうサワーで二度目の乾杯。

8/31 17:05

17時から夕食。美味しい。

9/1 5:48

お部屋はこんな感じ。エアコン付きが嬉しい。

9/1 9:17

翌日6:10発のバスで畑薙に戻り、2時間かけて新静岡までの長い峠道。なんと途中工事で通行止め。

9/1 9:18

9:30まで45分ほど開通待ちして、無事帰れました。

撮影機器：

iPhone 16 Apple

感想

a_okura

未踏の百名山の最後の3000m峰となる聖岳。一番歩かれている芝沢ゲートからのルートは距離が長くて迷っていると、畑薙からの東海フォレストバスで行けばもうちょっと短くてすむし、下山後に椹島ロッジに泊まればバスの乗車条件もクリアできるとわかり、迷わず椹島ルートで計画。それでもやっぱり登山口までのアプローチは大変で、そこからの登りはもっと大変。急登→怖いトラバース→長〜い急登→上り下りの多い巻道→急登と厳しいルートを登り上げてやっと聖平小屋。翌日も急登、急登、ザレ場の急登と、もうずっと大変。
でも聖平小屋はとてもきれいで、小屋番さんも優しくて居心地抜群。なにより聖岳の山容の素晴らしさに背中を押され、無事登頂。その達成感は半端なかった。山中や聖平小屋で出会った方々は、みなさん、赤石、荒川まで縦走する猛者たち。若い男の子や女性のソロハイカーも、自分たちよりずっと激しい工程を楽しんでて、そんな方々との出会いや会話がまた面白かった。思った通り、深く厳しい山でしたが、忘れられない山行でした。