天主山(平家の隠れ里とキリシタンの山)


- GPS
- 05:54
- 距離
- 13.3km
- 登り
- 1,166m
- 下り
- 1,172m
コースタイム
天候 | はれ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
基本的には一本道だけど奥地の山らしく目印は少なめ。道迷い注意。登山アプリ無いと結構難しい山。 |
その他周辺情報 | 通潤山荘で日帰り入浴。露天とサウナあって500円は結構お値打ち。きれいだし。 |
写真
装備
個人装備 |
どん兵衛肉うどん煮込み、燻玉🥚
|
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備考 | 正直ブヨにはハッカ油位では無理。虫除けスプレーいる。 |
感想
脊稜の山、天主山に登った。
脊稜は度重なる水害で山も川も道もあちこちガタ来てて、元々高かったハードルが最近爆上がりしてる。
天主山は脊稜でも入り口の山とはいえやっぱり奥深い。九州百名山だから有名な方なんだろうけど今回すれ違った登山客は2組、後は魚釣りの人。
鴨猪川は水量が多く迫力のある渓流。ひょっとしたら山登りより魚釣りの人の方が多いのかも。
山自体は一本調子に暗い尾根を登るだけで、山頂下の山芍薬の花畑に出るまで別に見るべきものもない。ルート場に難所はないけど高低差は1100m、どちらかというと根性試しの山。
この山って沢歩きの記録が多いんだと後で分かった。「名山」と一口に言っても何を名山とするかは色々ある。この山を「キツイだけ」と思う人も居れば花見に来た人もいて沢登を楽しんでる人もいる。
脊稜というのはてっぺんに着いてからが本番だと僕は思う。霧立越とかの尾根歩きだね。
山頂の見晴らしはあんまり無かったけど、いかにも脊稜という、僕の大好きな縦走路の姿がありました。
いつかやりたい脊稜の大縦走。
麓の山都町(旧矢部町)からして秘境感のある奥地なんだけど、高速が通ってずいぶん行きやすくなった。歴史の話をするとここは九州に数多くある「平家の隠れ里」の一つだそうな。天主山のもう一つの登山口には小松神社という社があって、平清盛の嫡男、平重盛を奉っている。その地域を平重盛の職位からとって「内大臣」といいます。
天主山の名前は天主、つまりゼウスの住まう山ってことでキリスト教繋がりです。
安土桃山時代に南肥後半国を治めたのがキリシタン大名の小西幸長で、天草がキリシタンで有名なのはそういうこと。この地域もその領地にあたるのでキリシタンも多くいたわけ。
キリシタンも平家も、隠れるにはちょうどいい、秘境の郷の深い山でした。
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