茨城福島県境縦走、872m峰通過

2025年09月07日(日) [日帰り]

• GPS: 07:20
• 距離: 11.3km
• 登り: 424m
• 下り: 410m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:09
• 休憩: 1:01
• 合計: 7:10

距離 11.3km 登り 424m 下り 410m

6:37 福島県側からスタート
6:45 尾根の上に出る
7:00 789ｍ峰
7:14 県境の分岐
7:23 県境から800.5ｍ峰への分岐
7:26 四等三角点800.5ｍ
7:31 県境復帰
7:40 7:58 県境の分岐
8:09 土塁が終る。
8:47 8:54 県道111号線、茨城福島県境
9:44 9:59 南のピーク、稜線は北へ
11:07 11:18 今回の最高峰、872m峰
11:38 11:41 林道へ降りて沢へ。
12:02 12:09 今日の沢の終点。
12:23 ササ藪をこいで林道へ
12:45 作業小屋
13:47 君田林道入口ゴール

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

県道111号線、ゴール地点の君田林道入口に駐車。
なお、福島県側のスタート地点まで、電動アシスト付き自転車を利用した。

コース状況／危険箇所等

昨年の11月以来の茨城福島県境縦走。
今まではゴール地点とスタート地点に車の通る峠を利用することができたが、今回からはそれもかなわない県北の地域に突入することとなった。
今回のコースは、前回の到達地点、四等三角点岡見から県境を縦走し、872m峰を通過して四時川の源流を目指した。四時川の源流からは君田林道を辿って、県道111号線の駐車地に戻ることにした。

写真

9/7 6:14

ゴール地点の県道111号線の君田林道入口に駐車。自転車で福島県のスタート地点に向かった。

9/7 6:35

福島県のスタート地点に自転車を置いて出発。

9/7 6:37

登山口はササ藪で道があるのかないのかはっきりしないようなところだが、

9/7 6:45

地図の記載どおり、じきにはっきりした登山道が現れた。

9/7 6:53

登山道が途切れるあたりで、稜線を目指す。

9/7 6:57

ギンリョウソウがお出迎え。

9/7 6:58

尾根に出た。藪もなく、歩きやすそうな稜線でほっとした。

9/7 7:05

地図上に標高の記載のあるピーク。789m峰。

9/7 7:15

県境稜線に出た。

9/7 7:21

土塁があり、土塁の両側に道らしきものがあって歩きやすい。

9/7 7:24

土塁の傍を辿り、

9/7 7:29

三角点を目指して、いったん県境を離れて、南の枝尾根へ。

9/7 7:34

前回の最終地点の三角点に着いた。

9/7 7:33

四等三角点岡見800.5m。

9/7 7:37

土塁のある、県境に戻り、縦走を再開。

9/7 7:42

土塁の続く稜線を辿る。

9/7 8:15

等高線で800m峰のピークに着いた。
県境の土塁はこのピークまで。土塁は県境を離れ、南の林道方面に下って行った。

9/7 8:12

800m峰には三角点の刻印がある石標があった。図根三角点か。

9/7 8:20

小ピーク。

9/7 8:23

下りは茨城側、ヒノキの植林帯の伐り開きを下った。

9/7 8:29

鞍部に着いた。
茨城側のヒノキの植林帯に対して、栃木側は広葉樹の林で対照的。植生の違いはこの後もずっと変わらなかった。

9/7 8:35

県道手前最後のピーク。

9/7 8:35

林界を示すと思われる境界杭。

9/7 8:53

降りてきた県境のルート。
(福島県東白川郡塙町の)矢塚区長名で入山禁止の立て札。とても気になる。

9/7 8:52

県道111号線の県境、福島県の標識に到着。

9/7 8:53

茨城県の標識は、福島県の標識と30mほど離れていた。

9/7 9:01

小休止の後、落石注意の看板付近から県境縦走再開。

9/7 9:04

相変わらず、茨城県側ヒノキの植林帯。福島県側広葉樹の林。

9/7 9:07

県道から登り始めて最初のピークからの下りがわかりにくかった。

9/7 9:15

ヒノキと広葉樹の植生の境を見て軌道修正して進む。

9/7 9:21

789m峰に着いた。今日の縦走で、標高の記載のあるのは4座あり、そのうち3番目のピーク。

9/7 9:23

何の変哲もないピークだが、今日初めて、林野庁の「境界見出標」を見た。

9/7 9:27

ネジリンボウの木。

9/7 9:30

相変わらずの植生の違う県境。

9/7 9:50

830m峰到着。ここからしばらくは800mを超える稜線を行く今回の縦走のハイライト。

9/7 10:09

南側に林道が見えた。

9/7 10:15

次のピークを目前に、ササの藪が行く手に立ちはだかった。

9/7 10:21

ササに覆われた840m峰のピーク。

9/7 10:25

ただし、そのわずか先で、開けた。

9/7 10:36

850m峰のピーク。

9/7 10:39

ギンリョウソウ。

9/7 10:54

さらに次のピークも850m峰。

9/7 10:56

このピークには赤テープが下がっていた。

9/7 11:11

そして、今日の最高峰872m峰間近。トラロープと赤白のポールがいたるところに張り巡らされていた。

9/7 11:12

頂上の一角に埋められた石標。境界杭だろうか。

9/7 11:13

872m峰のピークは藪の中だった。
今回の縦走で標高の記載のある4座目、最後のピーク。
近くの栄蔵室881mとはわずか9m低いだけ。872mの標高は筑波山の女体山877mには負けるが男体山870mより高い。

9/7 11:31

下る。

9/7 11:34

赤白のポールと「貸」と書かれた境界杭がいたるところに設置されていた。
872m峰付近で何か工事でも始まるのだろうか。

9/7 11:41

林道間近。緑鮮やかなコケに覆われた大石がごろごろしていた。

9/7 11:45

林道に降りた。
「伐採作業中」の幟があったが、先ほどのトラロープや境界杭は伐採作業に関係しているのかもしれない。

9/7 11:47

林道から四時川方面にトラバースする道に入った。

9/7 11:50

四時川の源流。地面からじわっと水がにじみ出ているだけで、絵にならない。

9/7 11:52

にじみ出た水が寄せ集まって流れに。

9/7 11:57

沢の真ん中に（県境の）境界杭。

9/7 12:01

ここにも境界杭。

9/7 12:04

キツリフネ。

9/7 12:18

県境の沢は、今日は偵察のみ。林道が離れていかないうちにササの藪を漕いで、

9/7 12:30

林道に戻った。

9/7 12:30

稜線が見えた。先ほど辿ったかどうかは不明。

9/7 12:32

ミズヒキ。

9/7 12:40

ギボウシの花。

9/7 12:41

先ほど沢に入った分岐を通過。

9/7 12:42

キンミズヒキ。

9/7 12:51

石楠花との名前のある作業小屋。中にストーブがあった。

9/7 12:58

林道を行く。

9/7 13:16

ウツボグサ。

9/7 13:26

先ほどの縦走中に林道が見えたあたり。このあたりの林道は標高が800m超え。

9/7 13:31

ツリフネソウ。

9/7 13:31

オトコエシ。

9/7 13:36

ゲンノショウコ。

9/7 13:50

君田林道の入口に着いた。車が入ってこないように、厳重に施錠されている。

9/7 13:50

反対側から。

9/7 13:53

朝停めた駐車地に到着。

9/7 14:13

福島側の自転車デポ地まで車を走らせ、自転車を回収して終了。

撮影機器：

RICOH WG-50 RICOH IMAGING COMPANY, LTD.

装備

個人装備

Tシャツ ズボン 靴下 靴 行動食 飲料 地図（地形図） コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 時計 タオル カメラ

感想

山とハム

今回は、半分がアプローチで残り半分が県境縦走という結果。
効率が悪いが、道路事情の悪い県北地域だけに、今後しばらくは、こんな山歩きを覚悟しなければならないようだ。

今回の縦走の最高峰は872m峰。山頂は藪で、眺望もないから登山者が来ないのも当然だろうけれど、近くの栄蔵室881mはわずか9m高いだけで茨城県単独最高峰として別格の人気。今回登った872m峰が不憫に思えて仕方がなかった。

今回の県境縦走は全く眺望がなく、かわりばえしない単調な稜線歩きが続く。唯一救われるのは、藪漕ぎの箇所が少なく、アップダウンもあまりないから、体に優しい山登りができる。最近足腰の衰えが進んできた私にはちょうどぴったりの山歩きだったのかも。

次回は四時川源流域の沢下りだが、実行時期は未定。アプローチをどうするかを検討中だ。