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Yamareco

記録ID: 8664180
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ハイキング
富士・御坂

弓射塚・イガドノ山/富士山北西の寄生火山/笹薮の中を迷走

2025年09月16日(火) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
5.4km
登り
335m
下り
336m

コースタイム

出発7:55−氷池取付き8:15−氷池9:00〜9:40−尾根に乗る10:15−弓射塚頂上11:00〜11:45−鹿柵12:05−破線路12:20−精進口登山道12:40−氷穴12:50〜12:55−イガドノ山取付き13:05−作業道路13:35−イガドノ山頂上部13:40〜14:20−迷走−精進口登山道17:10〜17:30−ゴール18:05
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2025年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
富士河口湖町から国道139号線を西に進み、鳴沢村に入る。天神山入口の信号で左折、ふじてんスノーリゾートを目指す。このスキー場入口で右折し、鳴沢林道に入る。1.2km程で精進口登山道一合目の天神峠に着く。路肩に数台駐車できるので、ここに停める。
コース状況/
危険箇所等
鳴沢林道を南西に進んでから、氷池を通り、南側から弓射塚に登る。頂上から北に降り、精進口登山道に出る。氷穴を見てからイガドノ山を往復し、天神峠に戻る。
鳴沢林道、精進口登山道以外は踏跡程度か獣道を使う。危険個所は無いが、地形が読めず、現在地点の把握が難しい。最後に、イガドノ山の下りで大迷走。
天神峠は精進口登山道の一合目。ここを鳴沢林道が横切っている。1360m圏
2025年09月16日 07:50撮影
9/16 7:50
天神峠は精進口登山道の一合目。ここを鳴沢林道が横切っている。1360m圏
緩やかな鳴沢林道を南西に進む。左側に弓射塚が見える
2025年09月16日 08:01撮影
9/16 8:01
緩やかな鳴沢林道を南西に進む。左側に弓射塚が見える
天神峠から1km程で地形図の破線の道に入る。微かな踏跡が付いている。1380m圏
2025年09月16日 08:15撮影
9/16 8:15
天神峠から1km程で地形図の破線の道に入る。微かな踏跡が付いている。1380m圏
直ぐに踏跡は二股に分かれるので左側へ入る
2025年09月16日 08:19撮影
9/16 8:19
直ぐに踏跡は二股に分かれるので左側へ入る
小さな谷あいを進むと崖で行く手を遮られる。左側から巻き込んで崖の上へ
2025年09月16日 08:30撮影
9/16 8:30
小さな谷あいを進むと崖で行く手を遮られる。左側から巻き込んで崖の上へ
踏跡は消えたが、どこでも歩ける。苔むした岩を踏みながら進む
2025年09月16日 08:52撮影
9/16 8:52
踏跡は消えたが、どこでも歩ける。苔むした岩を踏みながら進む
氷池の縁に近づくと、今まで見かけなかった赤テープがあちこちに付いていた
2025年09月16日 08:57撮影
9/16 8:57
氷池の縁に近づくと、今まで見かけなかった赤テープがあちこちに付いていた
平坦な氷池の底。水は無い。1440m圏
2025年09月16日 09:05撮影
9/16 9:05
平坦な氷池の底。水は無い。1440m圏
南東方向に進み、緩やかな縁を越えて隣の窪地へ
2025年09月16日 09:38撮影
9/16 9:38
南東方向に進み、緩やかな縁を越えて隣の窪地へ
写真左側が隣の窪地。その縁を左回りに進む
2025年09月16日 09:52撮影
9/16 9:52
写真左側が隣の窪地。その縁を左回りに進む
窪地を回り込んで急登一時で尾根に乗る。明瞭な踏跡が現れた
2025年09月16日 10:26撮影
9/16 10:26
窪地を回り込んで急登一時で尾根に乗る。明瞭な踏跡が現れた
弓射塚本峰に南側から上る。倒木が多い
2025年09月16日 10:46撮影
9/16 10:46
弓射塚本峰に南側から上る。倒木が多い
笹薮や低い灌木が邪魔だ。微かな踏跡が付いているのでこれを拾いながら進む
2025年09月16日 10:50撮影
9/16 10:50
笹薮や低い灌木が邪魔だ。微かな踏跡が付いているのでこれを拾いながら進む
平坦な弓射塚の頂上に着いた。1566m
2025年09月16日 11:43撮影
9/16 11:43
平坦な弓射塚の頂上に着いた。1566m
小広い空き地の脇に立つ樹に、小さな山名板が打ち付けられていた
2025年09月16日 11:42撮影
9/16 11:42
小広い空き地の脇に立つ樹に、小さな山名板が打ち付けられていた
頂上部の北端から北北東に降りる。ドーム状の山容なので、尾根筋は掴めず、平板で急な山腹を下る
2025年09月16日 11:57撮影
9/16 11:57
頂上部の北端から北北東に降りる。ドーム状の山容なので、尾根筋は掴めず、平板で急な山腹を下る
鹿柵が現れた。1500m圏。山腹を横切るように設置されているので先に下れない。扉を求めて東方向に進む
2025年09月16日 12:04撮影
9/16 12:04
鹿柵が現れた。1500m圏。山腹を横切るように設置されているので先に下れない。扉を求めて東方向に進む
やがて鹿柵は折れ曲がって下って行く。ヤレヤレ、これで好きな個所を降りられる
2025年09月16日 12:04撮影
9/16 12:04
やがて鹿柵は折れ曲がって下って行く。ヤレヤレ、これで好きな個所を降りられる
地形図に描かれている破線の道に出た。1410m圏
2025年09月16日 12:20撮影
9/16 12:20
地形図に描かれている破線の道に出た。1410m圏
やがて精進口登山道に出た
2025年09月16日 12:41撮影
9/16 12:41
やがて精進口登山道に出た
この登山道を少し上ってから右方向に10m程離れると、氷穴があった。直径7, 8m、深さ3m程の竪穴。降りられない
2025年09月16日 12:52撮影
9/16 12:52
この登山道を少し上ってから右方向に10m程離れると、氷穴があった。直径7, 8m、深さ3m程の竪穴。降りられない
さらに奥の方に穴が見えたがパス
2025年09月16日 12:54撮影
9/16 12:54
さらに奥の方に穴が見えたがパス
氷穴から登山道を10分程進むと、塹壕状になった道の脇の土崖に踏跡を確認。イガドノ山への取付きだ
2025年09月16日 13:06撮影
9/16 13:06
氷穴から登山道を10分程進むと、塹壕状になった道の脇の土崖に踏跡を確認。イガドノ山への取付きだ
ここを突き上げると1445m圏の平坦部に出る。笹薮の中に付けられた踏跡を辿る
2025年09月16日 13:09撮影
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9/16 13:09
ここを突き上げると1445m圏の平坦部に出る。笹薮の中に付けられた踏跡を辿る
平坦部の北側はドーム状のイガドノ山の基部となる
2025年09月16日 13:13撮影
9/16 13:13
平坦部の北側はドーム状のイガドノ山の基部となる
1500m圏から急登が始まる。笹薮が低いうちはこの中に刻まれた踏跡も明瞭
2025年09月16日 13:22撮影
9/16 13:22
1500m圏から急登が始まる。笹薮が低いうちはこの中に刻まれた踏跡も明瞭
しかし笹薮が1mを越えると、踏跡は覆われ、笹をかき分けながら前進
2025年09月16日 13:27撮影
9/16 13:27
しかし笹薮が1mを越えると、踏跡は覆われ、笹をかき分けながら前進
急斜面を笹薮が覆っている。どこに踏跡があるかは直ぐ傍まで行ってみなければ分からない
2025年09月16日 13:33撮影
9/16 13:33
急斜面を笹薮が覆っている。どこに踏跡があるかは直ぐ傍まで行ってみなければ分からない
頂上部の直ぐ下で、突然林道に飛び出した。スキー場の作業道路と思われる
2025年09月16日 13:34撮影
9/16 13:34
頂上部の直ぐ下で、突然林道に飛び出した。スキー場の作業道路と思われる
この林道に出る直前まで、こんな笹薮をかき分けてきた
2025年09月16日 13:34撮影
9/16 13:34
この林道に出る直前まで、こんな笹薮をかき分けてきた
イガドノ山頂上に行くために、林道の脇の土崖に付けられた踏跡を斜上する
2025年09月16日 13:37撮影
9/16 13:37
イガドノ山頂上に行くために、林道の脇の土崖に付けられた踏跡を斜上する
イガドノ山の1485m独立標高点はスキー場の敷地内。境界を示す針金が張り巡らされている
2025年09月16日 13:43撮影
9/16 13:43
イガドノ山の1485m独立標高点はスキー場の敷地内。境界を示す針金が張り巡らされている
笹薮の中に刻まれたこの踏跡を詰めれば独標に着けそう。途中まで行ったが密藪が酷いので諦めて戻る
2025年09月16日 13:43撮影
9/16 13:43
笹薮の中に刻まれたこの踏跡を詰めれば独標に着けそう。途中まで行ったが密藪が酷いので諦めて戻る
勾玉状の頂上部1480m圏の南端が明るく開けているので、ここを頂上として一休み
2025年09月16日 13:51撮影
9/16 13:51
勾玉状の頂上部1480m圏の南端が明るく開けているので、ここを頂上として一休み
さあ下山だ。この作業道路を南に降りれば、楽して精進口登山道に戻れるだろう。しかし甘かった
2025年09月16日 14:22撮影
9/16 14:22
さあ下山だ。この作業道路を南に降りれば、楽して精進口登山道に戻れるだろう。しかし甘かった
大いなる迷走を繰り返し、塹壕状の精進口登山道に付けられたこの踏跡(写真23と同じ)を下ったのは、下り始めてから2時間半後。この間の記録は省略
2025年09月16日 17:09撮影
9/16 17:09
大いなる迷走を繰り返し、塹壕状の精進口登山道に付けられたこの踏跡(写真23と同じ)を下ったのは、下り始めてから2時間半後。この間の記録は省略
後は、幅広い精進口登山道を1km程歩けば天神峠でゴール。でも、途中で陽は暮れてライトを点ける羽目になった
2025年09月16日 17:31撮影
9/16 17:31
後は、幅広い精進口登山道を1km程歩けば天神峠でゴール。でも、途中で陽は暮れてライトを点ける羽目になった

感想

天神峠の付近は寄生火山が密集している。その中の大室山、長尾山、片蓋山には10数年前に登ったが、弓射塚は藪が酷くて諦めたので、今回、ルートを変えて再挑戦した。
ついでに、その北隣のイガドノ山にも登ることにした。

このイガドノ山は小さなコブである。精進口登山道からたかだか標高差40mも登れば頂上に着くので、安易な気分で取付いた。ところが笹薮を掻き分けての急登が続く。うんざりした頃、林道に飛び出した。スキー場の作業道路らしい。

さあ下山。でも、あの笹薮の中を降りるのは気が進まないので、この作業道路を下ることにした。どこに出るかは分からないけれど、何とかなるだろう。結果的にスキーリフト上部施設に繋がる幅広いダートの林道に出て、さらに舗装された大和田林道に出た。
天神峠に戻るには精進口登山道に出なければならない。地形図には、大和田林道と精進口登山道を繋ぐように破線の道が描かれている。この道を当てにして降りて来た。ところが、いくら探しても見つからない!
事後の策として、大和田林道を400m程進んだヘアピンカーブから山腹を200m程トラバースすれば、精進口登山道の1460m地点に出られるはずだ。しかし、現場に行ってみると、2mを超える笹の密藪でとても通れない!

さあ困った、どうしよう。仕方ない、登って来たルートを下りよう。そのためには頂上近くまで、また登らなければならない。
かなり登ると、左手に明瞭な踏跡を見つけた。藪漕ぎしなくて済みそうなのでここに入ったが、期待した方向には行かず、ここから迷走の始まり。ついには、断続的な踏跡や獣道を辿りながら西へ東へ、やっと1450m圏の平坦地に出た。

しかしこの先が難物。起伏に乏しい笹藪が続く。笹薮の中に刻まれた獣道を拾いながら右往左往。大分陽が傾いて来た。夜になったらこんな笹薮の中では動きが取れない。焦って来た頃、ひょっこりと精進口登山道の上に出た。しかも4時間前の取付き点の真上だった。この辺りの登山道は2,3m深さの塹壕状のため、その縁の上に来るまで気付かない。登山道に降り立ち、笹薮の魔境から抜けられて、さすがにホッとした。
なお、添付のコース図には、今回迷走した下りルートを載せても無意味なので、上りのルートを往復して表示しました。

この辺りはスキー場の開発のせいか地形図に載っていない林道が多い。逆に、地形図に描かれている破線の道は廃道となっていくようだ。大和田林道と精進口登山道を繋ぐ破線の道も廃道になってしまったのかしら。この道を当てにして、作業道路を下りて来たのに・・・
今までにも、地形図に破線で描かれているのに、現場に行ってみると廃道だった例は何度も経験している。こんな道を辿る酔狂な輩はいないのかしら。

イガドノ山は小さな山だから、と、なめてかかっていた。反省!
この下りではルート取りに判断ミスがいくつも重なった。挙句の果てに1450m圏平坦地でも現在地点を把握できなかったために無駄な動きが多い。GPS機能付きのスマホを持っていれば、こんなことにはならないのだろう。でも、地形図、コンパス、高度計だけを頼りのルート探索もまた楽しいですよ!負け惜しみかな?

朝8時前に歩き出し、車に戻ったのは18時過ぎで真っ暗。10時間以上の行動は80歳代の岳狂老にはきつかった。

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