蝶ヶ岳ヒュッテでテント泊(徳澤から三股へ)

天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
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その他周辺情報 | 三股登山口から穂高駅の中間地に「ほりでー湯(700円)」 |
写真
装備
備考 | 熊スプレーを持参したので、熊の不安が少し和らいだ。 |
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感想
登山を安全にかつ楽しく終えたいと思う時、天気予報には頼らざるを得ない。しかし、最近の異常気象の影響が有るのか分からないが、テンクラ等の天気予報は外れがちで頼りない。今回、予報では、16日・17日が登山日和という表示だったので、それを頼りに蝶ヶ岳から常念岳への縦走を含めて計画した。
登山当日、徳澤から蝶ヶ岳目指して登り始める。登山口から急登で、10分も経たない内に苦しくなる。ヒュッテ迄歩いて到達できるか不安が過る。不安な気持ちのまま登り続けた。そうこうする内に30分程経った頃、意外とスムーズに歩けているのに気付いた。朝方は体が登山の準備が十分でないと言われる登山アルアルです。それでも、最後まで体力がもつか否か自信がなかったので、ペースはゆっくりかつ休憩を多目にとるようにした。最後、池を通り過ぎて暫くしたところで、足がつってしまった。ヒュッテ迄もう少しだが、水分補給をして、行動食を食して体力の回復を待った。
蝶ヶ岳ヒュッテはテント泊でも夕食・朝食を提供してくれる数少ない山小屋の一つです。到着後、早速食事(朝夕食で4千円)の申し込みを行う。これで食事の確保は終わった。次は、お昼だが、おでん(千円)を注文した。テント泊(2千円)の申し込みも終わったので、早速設営に取り掛かる。今夜は、暴風の予想も有るので、慎重に場所の選定を行う。裏が土手で、両隣に風避けになりそうなテントが有る場所が良さそうだった。只、空いた敷地は狭い。通常なら、ここを選ぶ人は居ないと思える場所だ。それだけ狭い場所ながら、アンダーグラウンドシートを置いてみると、隣のテントの張り綱との関係が微妙だが、触らないように気を付けることにして、そこに設営することに。
夕食後トイレを利用したが、お世辞にも綺麗とは言えない。最近の山小屋は驚くほどにトイレは改善されている。流行には少し遅れぎみかな。食事は、山小屋泊まりの人と同席で、内容も一緒です。
テント内(ヘリテイジHI−REVO)の居住性は、軽量化を図りコンパクトだが、外気温の影響も小さく、狭くもなく結構快適だ。シュラフカバーは紙製で軽量化を図ったものの、プラス5度は見込める。今年新調した空気マットも快適な居住性確保に貢献。問題は暴風対策だ。稜線上風が強いと言われる。そこで、強化のためにペグのみを通常のものに交換した。効果は直ぐ実感した。夜中12時半頃と3時半頃に目が覚めたが、風が特に強かった。周囲で人がペグを打ち付けているような打音がした。灯りもちらほら。私のテントは、風に多少の揺れは感じたものの、大丈夫そうだった。過去、9月のシルバーウィークに2度北鎌尾根稜線上にてビバークの経験が有るが、それとの比較では今回遭遇した暴風を想像できなかった。常念山脈の稜線上の風は想像以上に強く・激しかった。
二日目の朝、予報に反して霧で視界が開けない。霧雨も感じる。風も強く、常念岳までの岩場含みのルートを安全に踏破できるか否か。危険を犯すことも無いので、計画変更して三股登山口に下山することにした。
巷では、蝶ヶ岳はアルプス登山の入門レベルだそうだ。今回、挑戦してみての感想は、技術的に難しい箇所は無いので、体力に余力のある若手には楽勝かも知れないが、体力の落ちたシニアには厳しい山だった。
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