剱岳 熊にバッタリ!→即 撤退



- GPS
- 02:49
- 距離
- 4.7km
- 登り
- 228m
- 下り
- 233m
コースタイム
- 山行
- 1:56
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 2:46
天候 | 暴風雨¥ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
滑りやすいです。 熊が4頭ほど徘徊してるので危険です。 |
予約できる山小屋 |
雷鳥沢ヒュッテ
|
写真
装備
個人装備 |
1. 登山基本装備
• ザック:40~60L程度(テント泊+岩稜対応でやや大きめ)
• アタックザック(岩稜対応用20ー25L)
• レインウェア:防水透湿性(上下)
• 防寒着:ダウンジャケットまたは化繊ジャケット、フリース
• アンダーウェア:速乾性(化繊やメリノウール)
• ミドルレイヤー:長袖シャツ、薄手フリース
• パンツ:ストレッチ性・速乾性の登山用
• 手袋:
• 薄手(作業・鎖場用)
• 防寒用(フリースやウール)
• 帽子:
• バラクラバ(必要に応じて)
• 登山靴:剱岳の岩稜に適した硬めのソール(3シーズン登山靴 or アルパインブーツ)
• ゲイター(必要に応じて)
• 登山ストック
⭐︎衣類は嵩張るので以下があれば良い
行動用衣類1セット
テントくつろぎ用1セット
下着(濡れた時用)1セット
⸻
2. テント泊装備
• テント:山岳用軽量テント(耐風性重視)
• グラウンドシート
• シュラフ:快適温度0~-5℃(ダウン推奨)
• シュラフカバー(結露・保温補助)
• マット:断熱性(R値3以上)
• ランタン(必要に応じて)
• ヘッドランプ+予備電池(2泊分)
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3. クッキング・食事
• バーナー(ガス or アルコール)
• 燃料(余裕を持って)
• コッヘル(鍋+フライパン兼用可)
• カトラリー(スプーン・フォーク・箸)
• 食料:
• 2泊3日の行動食(軽量&高カロリー)
• 夕食・朝食用のアルファ米やフリーズドライ
• ウォーターボトル/ハイドレーション
• 浄水器や濾過器(水場が不確実な場合)
• マグカップ/保温ボトル
山頂でコーヒー飲みたい!
⸻
4. 剱岳特有の岩稜・安全装備
• ヘルメット(必須)
• グローブ(滑り止め付き・岩場用)
指抜き版と長指版
• ハーネス(不安な場合や悪天候時撤退用)
できれば欲しい
• セルフビレイコード(鎖場やトラバース補助)
←いっぱいあるので貸せる
• スリング+カラビナ(補助確保用)
←いっぱいあるので貸せる
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5. ナビゲーション・安全管理
• **地図(紙)**+コンパス
• GPS機器/登山アプリ(スマホ)
• 予備バッテリー(モバイルバッテリー)
• 救急セット(テーピング・常備薬含む)
• ホイッスル
• 保険証のコピー
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6. その他快適装備
• サングラス
• 日焼け止め
• リップクリーム
• ウェットティッシュ
• ゴミ袋(防水兼用)
• 耳栓(テント場の騒音対策)
|
---|---|
共同装備 |
テント?
調理器具?
濾過器?
|
感想
雷鳥沢テント場には人だかり。
熊が4頭ほど登山道周辺を徘徊しているとのことで、環境省の方が注意喚起を実施中しており、
パーティーの1人はリスクを考慮して下山を決断。残る2人で登頂を目指すことにしました。
雷鳥沢のテント場向かいの川を渡り、茂みを抜けたあたりで、テント場から
「オレンジの人、逃げろ!」
「危ない、逃げろ!」
と大きな声が。
自分が危険な状況に置かれていることは理解できたものの、熊がどこから近付いてるのか分からない。
まず後ろを確認し、次に左右の茂みを確認。最後に前方を見やると――
右前方の茂みから成獣の熊が現れ、わずか10~15m先をゆっくりと横切っていく。
思わず背を向けて走り出しかけましたが、熊は走るものを追う習性がありますし、暴風雨の中で足元が悪すぎてムリ、大声を出すのも刺激してしまう…。
しかし背後からは「逃げろ!」の大声。熊に気付かれたら危険です。
熊の動きを確認しつつ、
・熊スプレーをスタンバイせねば
・熊の写真撮ろかな?でもこの状況下では叩かれるなぁ
・足場の悪い登山道で後ずさりも出来ないから背を向けて距離を取らないとダメだなぁ。
・羅臼とよく似た状況だなぁ。
とか、一瞬の出来事でしたが、たくさんの事が頭をよぎらせながら、何度も後ろを振り返りながら、そそくさと下山しました。
あの大声での注意喚起がなければ、まさに正面衝突のタイミングだったので、雷鳥沢より大声で注意喚起してくれた方や,一緒に見守ってくれた下山を決断した仲間には本当に感謝です。
のそりのそりと歩く姿は筋骨隆々で立派な成獣。暴風雨とガスで視界不良の状況が続く今回の山行では鉢合わせのリスクが高いと判断し、撤退を決めました。
下山後は富山駅に立ち寄り、今年は豊漁というベニズワイガニをやけ食いしました。
緊迫した状況だったので、残念ながら、
間近での熊の写真は撮れませんでした。
人間の防衛本能でしょうか?
瞬時の出来事に対して、脳みそがフル回転させたので、大して運動していないのに疲労感でいっぱいで、爆睡しました。
熊の生息域での安全登山が今後の課題となりました。行かないのが良いのですけどね。
立山の熊は人を恐れないので、羅臼の二の舞にならないよう、注意が必要です。
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