熊野古道「伊勢路・馬越峠〜八鬼越」＆新日本100「烏帽子山」

2025年09月12日(金) 〜 2025年09月14日(日)

コースタイム

【9月12日】
相賀駅11:52→12:35馬越峠→14:25天狗倉山14:34→15:01馬越峠→16:14尾鷲駅（泊）

【9月13日】
尾鷲駅6:00→6:49八鬼山越入口→9:24八鬼山→11:41三木里駅〜（電車）〜新宮駅→【速玉大社】→【神倉神社：ごとめき岩】→新宮駅〜（電車）〜紀伊勝浦駅（泊）

【9月14日】
紀伊勝浦駅6:45〜（バス）〜7:13那智の滝BS7・7・14→（渡渉）〜8:35・二ノ滝→（渡渉）→9:00・三ノ滝→12:10烏帽子山→14:27大杭峠→15:45大門坂BS・15:49〜（バス）〜紀伊勝浦駅

天候

12日〜13日：時々子様
14日　　　　：晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

馬越峠：IN・相賀駅→OUT・尾鷲駅
八鬼越：IN・尾鷲駅→OUT：・三木里駅
烏帽子山：紀伊勝浦駅から那智の滝行きバス乗車。
　　　　IN・終点・那智の滝前BS
　　　　OUT：大門坂BS

コース状況／危険箇所等

・熊野古道：苔むした参詣路。雨の時は滑りやすい。案内板も多く、よく　　
　整備されている
・烏帽子山：渡渉が9回位。靴を濡らさずに渡るのは困難。私たちは登山靴でそのまま渡って登山を続け、下山後、サンダルに履き替えた。明瞭な登山道のセクションは少なく、踏み跡程度かそれさえも無いセクション多し。赤布はあるが迷いやすい。総合的なルート・ファインディング力が試される。

写真

9/12 11:52

【9月12日】
今回は、熊野古道の一つ「伊勢路」のハイライト！を2区間歩きます。今日は馬越峠のセクション。相賀駅からスタート

9/12 11:58

表示や標識が、至る所に。

9/12 12:35

ここから、石畳の古道に入ります。

9/12 12:43

これは、いつの時代の石積みでしょうか？

9/12 13:02

各所に解説板。今日はのんびり歩けるので、一つ一つ立ち止まって読みます。

9/12 13:02

夜泣き地蔵尊

9/12 13:03

一枚岩の橋。続く石畳。

9/12 13:04

沢が何本も。昔の旅人は水に困らなかったでしょうね。

9/12 13:53

お茶屋もあったのですね。

9/12 13:57

馬越峠。東屋がありました。不必要な荷を置いて、天狗倉山に寄って行きます。

9/12 13:59

何に見える？

9/12 14:18

山頂直下は急勾配

9/12 14:23

つるつる、ホールドもスタンスも無い！

9/12 14:25

山頂には祠と、巨大な岩。梯子がありました。

9/12 14:26

登って来るMさん。

9/12 14:27

山頂標識です。

9/12 14:27

尾鷲の町と…→

9/12 14:32

尾鷲湾。

9/12 14:33

こんな梯子でした。

9/12 14:34

通り抜けてみたいけれど、挟まって出られなくなってもねえ〜

9/12 15:01

馬越峠に戻りました。

9/12 15:40

滝も有りました。

9/12 15:54

先ほど登った天狗倉山山頂の大岩が見えますよ！

9/12 16:00

端の手すりにも…→

9/12 16:02

側溝の蓋にも標識。さすが！
今日は、尾鷲駅前の宿に宿泊。

9/13 6:07

【9月13日）
宿から、継続。今日は八鬼越です。
名前が出てこない。

9/13 6:35

右へ。

9/13 6:40

中央の鞍部が馬越峠。右の山が天狗倉山。左が硬石山（展望が良いそうだけれど時間が無くて登れなかった）

9/13 6:49

風情があります。

9/13 7:19

苔むした石畳の古道、多くは江戸時代のもの。

9/13 7:28

9/13 7:29

9/13 8:02

難所・七曲りを行きます。

9/13 8:23

結構、急！

9/13 8:51

右へ。あと少し！

9/13 9:08

山頂下に、お堂出現！

9/13 9:09

お供え物は、全部お酒。中身、入ってるよ！

9/13 9:22

現在は、明治路は通行止めです。

9/13 9:24

ここが八鬼山の山頂。

9/13 10:40

南側の分岐。

9/13 10:55

はい、現代の道に出ました。

9/13 11:41

三木里駅から電車に乗り、今日の内に紀伊勝浦へ移動。

9/13 14:41

新宮駅で途中下車し、「速玉大社」に参詣。その足で神倉神社へ。垂直に近い手すりの無い580段くらいの階段を登って、「ごとめき岩」到着。落ちないんだねえ！

9/13 14:44

見えてるのは熊野灘

9/13 14:59

下りはもっと大変。滑落したら命はありません。

9/14 7:14

【9月14日】
朝一番のバスで那智の滝へ。昨日までの雨で那智の滝は迫力満点！　まだ那智の滝を見たことが無いMさんは、見てから私たちを追いかける事に。

9/14 7:30

ここから入ります。少々分かりにくい。

9/14 7:53

明確な登山道ではありません。踏み跡かな。

9/14 8:15

那智の滝の上、那智川の渡渉。水量多く細心の注意が必要。

9/14 8:35

3回位の渡渉後に現れる「二ノ滝」
深い釜。
ここから高巻きます。

9/14 8:44

すごい根っこ！
歩き出しそうでこわ〜い！

9/14 8:44

こんな崖の下を通りました。

9/14 8:57

へつります。沢の経験のないIさん。慎重に時間をかけて。（どうしてウエストポーチをザックにいれないのでしょうね？　外付け派は結構いるね）

9/14 9:00

そして、「三ノ滝」。まだまだ渡渉が続きます。

9/14 10:17

9回ぐらいかなあ、最後の渡渉が終わり尾根へ、踏み跡不明瞭。ケルンは目印になるけれど、地形図とGPSで現在地と進行方向を確認。

9/14 10:33

矢印の向き・・・、私達とは逆で歩く人が多いのかな？

9/14 10:48

林道と合流。

9/14 11:50

巨大な烏帽子岩。登る予定でしたが、ここまでで予備2時間の内の1時間10分を消費。泣く泣く断念！

9/14 12:10

苦労して登った割には、つまらない山頂。

9/14 13:18

判読できる？

9/14 13:18

下山が苦手なIさん、大幅なペース・ダウン。

9/14 13:37

明確な登山道も踏み跡も無し。

9/14 14:27

無事、大杭峠まで下山。
この下、標高差100m位から明確なトラバース道。

9/14 15:36

巨大な堰堤。

9/14 15:42

田んぼの中の仕切りを伝ってバス停までシュートカット。15：49分のバスに乗れましたが観光客ですし詰め。勝浦駅まで立ちっぱなし。疲れたあ〜( ノД`)

撮影機器：

COOLPIX W150 NIKON CORPORATION

感想

mizuki

・首都圏→名古屋→紀伊勝浦→新大阪→名古屋→首都圏と「連続切符」を買うと10日間有効になる。
・今回は途中下車を繰り返しながら、熊野古道「伊勢路」のハイライト2区間と、懐に那智の滝を抱く「烏帽子山」の登山。
・烏帽子山は「新日本100名山」で、私は99座目になる。

・江戸時代に整備されたという伊勢路。今でも当時の苔むした石積みの道をだどることが出来る。世界遺産に登録されたからだろう、解説板や標識が明確で迷う事無く往時をしのびながら歩く事が出来た。小雨だったが、傘をさして歩けるのもいい。
・mizuki個人としては、天狗倉山の中空に浮いた梯子が面白かった。

・最終日は今回のメイン「烏帽子山」登山。
・前日までの雨で水かさをました那智川の渡渉が一つ目の核心。
　6回ぐらいまでは那智川本流の渡渉。赤布もあるがあてにならないものもあって、要注意。
・二つ目の核心は、明確な登山道が無く踏み跡程度。又は踏み跡もないセクションも。特に下山は、派生する小さな尾根に引き込まれやすいので、尾根の分岐でこまめに方句を確認することが必要。

・時間の関係で烏帽子岩に登れなかった事が、返す返す残念！
　人生、思い通りにならない事の方が多いもの😞

最後に、烏帽子山は那智大社の管轄下にある山で、予め大社に申し出をする必要がある事を入山後に知りました。今後、気を付けたいと思います。