大高取山・越生駒ヶ岳(越生駅より四寸道を経て西吾野駅)
- GPS
- --:--
- 距離
- 19.2km
- 登り
- 1,098m
- 下り
- 929m
コースタイム
- 山行
- 8:15
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 9:20
御嶽山ー武嶽琴宮(石碑)間で取り付きを探したりしたため余計に時間がかかっています。
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰り:西武秩父線西吾野駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
関八州見晴台手前の蟻の戸渡り(ナイフリッジ) 予想通りの危険箇所です。自分の実力?と状況を鑑み、撤退しました。 逆コースだと岩を攀じ登ることになるので通過しやすいかも。 |
その他周辺情報 | 時間の都合で西吾野に下りましたが、実は吾野に下りたかった。 有名なお菓子が復活したそうなので、機会があれば食べてみたいです。 「馬糞(まぐそ)饅頭」 http://aganojuku.jimdo.com/%E5%90%8D%E7%94%A3%E5%93%81/ |
写真
感想
軽く歩こうと、久しぶりの奥武蔵。
越生駅から歩きました。
行ったことのない大高取山を目指します。
その先は現地で考えよう。
駅の改札を出てから梅エキスや一里飴のチラシに惑わされたのか早々に駅前で道迷い。それでも無事脱出して越生神社に到着。神様にご挨拶しました。
ご挨拶した後は神社の先(というか裏)から登山口に入ります。
道はすぐ二手に分かれ、向かって右は枯葉多めの緩い登り階段。もう1つはシダ等の緑が多い(後にして思えば)巻道。うっかり巻道に行っちゃったけど高取山に行きたいワという人は、巻き終わった地点から登り返すことが出来ます。自分はスルーしてしまいました。
先の失敗に懲りて地形図を確認したので、西高取山には到着できました。この辺りはハイキングコースの立札が沢山立っていますので、安全に歩くことが出来る一方で、立札を立てた人の意図するルートでしか歩くことが出来なかったりします。高取山をスルーしてしまうのが良い一例です。
地形図を見ながらたまに「ハイキングコース」の道から外れつつ、西高取山を経て大高取山到着。帰りは西武線に出ることにし、じゃあ越上山か関八州見晴台のどっちかにということになりましたが、四寸道(しすんみち)を通って関八州見晴台に行くことに決定。
大高取山から歩きやすい整備された道を通って桂木観音に到着。桂木観音の辺りをウロウロしたら上大満バス停を目指して歩きます。大満(だいま)と書かれた方向に歩くと民家の入口があって戸惑いますが、向かって左から入っていくと峠へ下って行く道があります。小さな畑の傍をすり抜けて峠に到着。ここはスッキリした十字路ではないため地図を広げて確認。地元の人が通りかかったので道を確認するついでに「大満」の読み方が「だいま」であることを教えてもらいました。
切通しを抜け、谷に沿って下り、開けた集落を過ぎると上大満のバス停です。バス道路を横断してなおも歩きます。黒山三滝へと続く林道に入るとやがて四寸道への入口が現れました。
四寸道の入口は赤土のエグレ道です。こんなのがずーっと続いていたら嫌だなと思っていたら、こういう区間は一部だけでした。12センチ幅(約4寸)をひたすら歩かされるのではないかと思っていただけにヤレヤレです。
(昔歩いた丹沢の大倉尾根がトラウマになっています。)
四寸道は古道というだけあって、牛や馬が難なく歩くことができるような傾斜と幅のある道。途中にピークがいくつかありますが、物資輸送に使われていたと思わせる道だけあってピークは巻いていくように出来ています。さすが無駄なアップダウンはありません。よって、三角点フェチは言うまでもありませんがピークが気になる人は地形図等を見ながら歩く必要があります(というか当然でしょう)。とは言っても、要所要所に何故か黄色いリボンがぶら下がっているのと、複雑な地形ではない(と思う)のでそれほど難しくはないと思います。ちなみに黄色いリボンがぶら下がっている場所は何らかの取り付きになっています。
越生駒ヶ岳は視界こそありませんが三角点と「駒ヶ岳ファンクラブ」の札が見られるピーク。馬の絵が描いてある杭も打ってあります。こういうのは予備知識がない方が見つけた時の嬉しさは倍増すると思います。これから登る方には、こんなこと書いて申し訳ないです。
御嶽山の山頂には神社があります。ここから本道に戻ろうとしたら踏み跡が錯綜している個所があり、ちょっと迷いました。が、野生のカンで本道に復帰。
峯山は取り付き付近に枯葉が敷き詰められたなだらかな樹林帯が広がり、それが却って道を分かりにくくしています。このピークはパス致しました。
四寸道を横切る2つ目の林道に出ました。渡ったところに石積みと例の黄色いテープが下がっています。蟻の戸渡から撤退する場合、この石組みを下りるのイヤだなと思い、暫くその辺をうろうろしました。適当な取り付きが見つからず、結局石組みから続きの道を歩きました。
この先は踏み跡がはっきりしており、岳岩直下までは歩きやすい道です。
ちょっと急な坂を登りつめると崖っぷちに大きな石碑がひとつ。
武巌琴宮と彫られています。何だろう?
石碑の裏手には大きな岩。ゴジラの背中の一部みたいなものがあります。ははん、これが蟻の戸渡りかいと思いながら岩に近づいてみました。岩に向かって左側は下りるのは無理そうです。ゴジラの背中に跨って下りるのも厳しそうだなということで、右側を見てみると岩と土が混じった斜面でどうにかなりそうです。ズルズル下りることになるかな。でも、どのくらい下りるんだろう。全体がよく見えない。一旦下りたところで先に行くのを断念して登り返すのも何だしなー。
そもそも今日は軽く歩くはずだったのに、下山していてもおかしくない時間にこんな所で思案している場合でもない。明日、職場に行かれなかったり、睡眠不足で仕事中にすやすやしたらマズイです。回れ右して、元来た道を急いで下りました。
林道まで戻り、花立松ノ峠の方向へ歩きます。
途中で右側に黄色いリボンが下がっている個所がありました。実は四寸道ですれ違った人から蟻の戸渡りへのもう一つの取り付きを聞いていたのですが、ここのようです。いつか機会があれば使わさせていただきます。
さらに行くと四寸道の続きと思しき踏み跡がありました。でも、手持ちの「奥武蔵登山詳細図」によれば入口付近に道標があるらしいけれど見当たらず。越生駒ヶ岳に登ってお腹いっぱいな気分なので、この入口はスルーしました。後で調べてみましたが、関八州見晴台に繋がる道で合っていたようです。
この後は花立松ノ峠、高山不動を経由して西吾野まで下りました。
たっぷり歩いて満足でしたが、課題が残る山行でした。
それと関八州見晴台の近くに、あんな大きな岩があるとは予想外でした。
今度は余裕をもって行ってみたいものです。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
お疲れさま。
タップリ歩かれましたね。低山コースでも歩きがいバッチリ。
いずれのピークがイマイチに見えますが展望NGですか?
GPSロガーのほうはうまくいってそうですね。
蟻の戸渡り探しに迷いました?写真の所で合ってそうです、そこから渡って黒山自然公園のちょい北側に出て尾根伝いに南下し高山不動尊まで行くようです。でも他のヤマレポでも半信半疑みたいでした。
GPSロガーはこういう探検的山歩きの振り返りに使えますね。
こんばんは。コメント感謝です。
先日、懲りずにまた同じ山域に行き、蟻の戸渡りを越えてきました。
気になっていた箇所がいくつかあり、検証も兼ねていました。
関八州見晴台は名前の通り景色が良いのですが、
その他のピークはあまり景色は良くないです。
越生駒ヶ岳に至っては景色というものが(力を込めて)全くありません。
四寸道は山頂を示す道標がないので、地図を見ないと山の存在すら気付かないあたり面白いです。
たっぷり楽しませていただきました。
ところで。
GPSロガーといえば、彼はお休み中です。
PCの設定がうまくいっていないので、データも取り込めず。
茨城の加波山で彷徨ったデータが入っているので、PCを新しくした暁には
再度設定しなおした上で、データを取り込むつもりです。
(vistaを使用しているため買い替えを検討せざるを得ないのです。)
ついでに。最近使用しているsonyのカメラにGPS機能がついていました。
使ってみたところ、思ったより正確そうではあるものの
移動線が度々とんでもない方に飛ぶことが多くてガチャガチャです。
(ハハン、これが「暴れる」という意味ですか。)
結局、手書きです。地形図等各種地図と自分の記憶が頼り。
でも、山行を2度楽しんでいるような気分です。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する