記録ID: 874991
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沢登り
東海
花房山
2016年05月14日(土) [日帰り]
体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 05:41
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 1,231m
- 下り
- 1,230m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 5:17
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 5:41
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
ファイル |
(更新時刻:2016/05/17 15:21)
|
写真
撮影機器:
感想
この谷も、随分以前より地形的興味から計画し、実践対象となっていた一つだった。
山頂南面直下から沢型が生じ、西北西に向きを変えるや傾斜を出して連瀑を垂らし、その山頂部から供給されたであろう土砂が堆積した平坦地を成している。
沢を辿ると地形図通りに緩急あって、急の後の緩で堆積台地「水飲」にポッカリと出る。
想像を越えて素晴らしい場所だった。陽光に照る新緑とさんざめく鳥たちの啼く声、そこかしこに見られる獣たちの足跡やヌタ場が、豊かな生物の多様性を示している。栃の大木もある。
谷はこの平坦の後水現し、再度傾斜ある連瀑帯を設えてまた、傾斜を落とした源流部を与え、そこに一人憩う。稜線直下で潅木漕ぎがあったのが玉に瑕だが、変化ある総じて好ましい谷といえる。雨後の快活な渓相も奏功した。
昨秋にも思ったことだが、美濃より見る根尾以西は冬季の積雪量の違いか山の風格、質感、重量感がまた一味違う。あれこそ「奥美濃」というのだろう。徳山ダムの広大な集水域を廻る、封印された人工的秘境についても遠からず踏査してみたい。
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