鍋割山と塔の岳


- GPS
- 09:06
- 距離
- 17.4km
- 登り
- 1,419m
- 下り
- 1,414m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
コース上に雪は全くない。このコースは年内に雪になることはまずない。雪があるとすれば2月以降。但しそれも大した量ではない。 良く歩かれているコースなので問題となる箇所は特にない。大倉から鍋割に至る途中の沢(勘七沢だったかミズヒ沢だったか本沢だったか?)新しく木橋が掛けられていたが、あってもなくてもあまり関係ない様に思えた。というか、面倒なだけかもしれない。尤もこのルートはスニーカで歩く人も多いので、そういうう人にはありがたいかもしれない。 大倉尾根の下りは階段状の急降下が延々と続くので、膝に不安のある人は要注意。そのような人はダブルストックやサポートタイツを試して見るのも良いと思う。きっと効果を実感できる山だ。 |
写真
感想
先週の、大菩薩-小金沢縦走に続いて、今回は大倉を起点として鍋割山-塔の岳の周回コースで登山靴の履き馴らし。このコースを選んだのは登山目的からして、勝手知ったるコースの方が安心感があるためと、毎年冬場に重荷を背負っての訓練に入山する山域だから。
東京の中野からは早朝ならば、ノンビリ走っても登山口までは1時間少々で到着する。大倉屋隣の24時間営業の駐車場にAM6時過ぎに到着して身支度をする。先週の山では踵周辺と足の甲の靴擦れに泣かされたので、今回はその部位に入念にテーピングを施す。良く知られるようにテープには伸びるタイプと伸びないタイプがあるが、今回は伸びないタイプを使用した。しかしテープが伸びないと歩行時に抵抗を感じ、靴擦の防止には伸びるタイプのテープがいいのかも知れない。
二俣までは一般車でも入れないことはないが、4駆でないと下回りに不安がある。自分自身西山林道をノンビリ歩くのは嫌いではないので、二俣まで車を乗り入れたことはない。
二俣を過ぎ、訓練所尾根(小丸尾根)を右に分けると、程なく鍋割山荘の小屋主の4駆が停まっており、その傍らに水を入れたペットボトルが並んでいる。山荘名物の鍋焼きうどんを提供するには大量の水が必要になる。還暦を過ぎた小屋主の草野さんが一人で担ぎあげるのは如何にも困難だ。事情を知る者はボランティアで歩荷をするのが暗黙となっている。
小生もこの山域は冬場に重荷を背負って歩く訓練をする所と心得ているので、何時も4リットル程歩荷することにしているのだが、今回は全く足に慣れていない重登山靴の履き馴らしに来ているので、暫し躊躇する。結局、「大丈夫だ、やっちゃえ」という内なる声に押されてペットボトルを2本ザックに括りつける。
自家用の水を3リットル担いでいるので、水だけでも7kgになる。やはり重い。一寸したテント装備を担いでいるようだ。
大倉からここまでは大した登りではなかったが、ここから後沢乗越までは急登になる。靴が重いと足を上げるときに足の重さを実感する。
後沢乗越に上がると急に風を感じる。このルートのささやかなオアシスの一つだ。乗越に上がれば、後は鍋割山頂に向けてひたすら高度を稼ぐ。しかし靴は重いし足は痛い。足の甲が靴に押されてズキズキする。鍋割山荘に水を置いてやっと荷が軽くなる。
普段は鍋焼きを注文するのだが、今日は高速を下りた後にトイレが我慢できずに途中のコンビニに飛び込んでしまい、トイレだけ借りるのは気が引けるので、食いたくもない弁当を買ってしまった。
小屋の前で弁当をすませ鍋割山稜を塔の岳に向かう。荷は軽くなっているのだが、足の痛みと靴の重さでやはり足が遅い。靴の重さは登りに影響が出るようだ。慣れれば克服できるのだろうか?
途中小丸辺りで南の空にパラグライダーが浮いていた。空をプカプカ浮いている奴を見ていたら、重靴に喘ぎながら歩いている自分が馬鹿に思えてきた。
塔の岳で靴を脱いで暫し休足した後に大倉尾根をひたすらと下る。
下りでは靴の重さは大して気にはならなかったが、靴が馴染んでいないため足捌きがぎこちない。
それにしても大倉尾根の階段状の大下りは山馴れていない人には過酷な様だ。膝を気にしている人が何人もいた。
下山間近の観音茶屋で何時ものようにカキ氷で身体を冷却する。季節外れではあるが火照った身体には心地よい。
尚、この山域は標高が低いので舐めてかかる人がいるが、カシミールで分析すると今回のルートは距離17kmオーバー、累積標高差1500mオーバーで、空気の薄さこそ感じないが、チョットしたアルプス登山に匹敵する。
決して舐めてかからないで欲しい。
小生も足の甲がボロボロになった。先週の大菩薩-小金沢縦走より大分重症だ。歩行距離の長さ、登りの荷の重さ、大倉尾根の大下りが、重畳して影響したようだ。
傷が治癒するまで山はお預けのようだ。次回は、BAND AIDの「マメ・靴ずれブロック」を試してみよう。http://www.jnj.co.jp/consumer/bandaid/footcare/block.html
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