小原越道（石川県側）

2016年06月05日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 19.2km
• 登り: 480m
• 下り: 484m

コースタイム

（自転車デポ）ー出発地4:50ー8:05松根城山頂上8:35ーR3049:30−（自転車）ー10:10出発地

天候

はれ

アクセス

利用交通機関：

自家用車 自転車

道路脇の広いところに駐車

コース状況／危険箇所等

ところどころ寸断され、ヤブの部分もあります。強引に通行するには冬季の方がいいと思います。

参考文献
『金沢市小矢部市歴史の道調査報告書「小原越」』H9.10
『金沢市文化財紀要295「加越国境城郭群と古道調査報告書」』2014.3

写真

6/5 4:53

宮野交差点から北側の道へ入ります。

6/5 5:04

高速道を橋で渡って静かな山道へ。

6/5 5:21

切山城跡と説明版

6/5 5:21

同

6/5 5:34

「落としの坂」という小原越最大の難所も、今は作業車道で難なく通過できました。

6/5 5:32

作業道の名前に歴史が残っています。

6/5 5:39

カーブミラーの後ろの法面の上に古道が見えますが、断ち切られて登れません。「ナンド坂」と言うそうです。

6/5 5:48

「ナンド坂」を回り込んで反対側から見てみました。ヤブに覆われていました。

6/5 5:55

次は「イシナ坂」です。ここも削られていて登れませんでした。

6/5 6:16

戦後、新道路を開削した「？林市之丞」の顕彰碑のようです。難所の坂が3か所もある小原越の改良は、地元の悲願だったのでしょう。

6/5 6:29

反対側から回り込んで「イシナ坂」へ。古道の面影が残る作業道

6/5 6:33

この向こうが「イシナ坂」です。笹ヤブでした。

6/5 6:37

戻って、古道は右へ。この辺りを「サンシ山」とうそうです。

6/5 6:37

ここは左へ入りますが、しばらくでヤブでふさがりました。

6/5 6:48

前写真のヤブの出口です。ここは古道は残っていないようです。この辺りの平地を「バンドコ」というそうです。番所があったのかもしれません。

6/5 6:59

作業道「曲子原線」へ。

6/5 7:01

古道が左に見えますが、ヤブで簡単に入れません。
この辺りを「ドンバ峰」というそうです。

6/5 7:13

山番所があったそうです。

6/5 7:16

相撲場があったそうです。「ドンバ峰」には「関取吉野川」の碑がありましたが、今はR304沿いに移転してあるそうです。

6/5 7:18

舗装車道に出ました。明治時代の小学校跡とのことです。

6/5 7:28

車道ですが気持ちのいい道です。

6/5 7:35

ゴルフ場看板前です。右の物産販売所後ろは、

6/5 7:36

茶屋があったとのことです。

6/5 7:50

ゴルフ場正門前からは県境尾根が見えます。

6/5 7:51

県境に到着です。

6/5 8:33

松根城跡へ。水洗トイレは使用可ですが、手洗いはありません。

6/5 7:54

切山城跡とともに、国の文化財になったということで、詳しい説明板がありました。

6/5 8:32

ゴルフ場の向こうに医王山

6/5 8:00

腰ぐるわから頂上へ。

6/5 8:03

本丸（頂上）からは金沢市の景色がよかったです。富山側はぼーっとしていました。

6/5 8:07

ベンチには、カラスかトンビが、近くの養鶏場からでしょうか、卵を落として食べているらしくて座れませんでした。

6/5 8:29

城跡内の県境尾根

6/5 8:37

ここから小原越道をはずれて、送電線巡視路から、県境に沿って東原へ行きます

6/5 8:50

このピークはヤブが薄かったので、高窪三角点に立ち寄りました。

6/5 9:04

巡視路を出ました。

6/5 9:21

来し方、県境尾根と松根城山を振り返ります。

6/5 9:24

R304（旧）へ出ました。

6/5 9:36

東原の水芭蕉は、イノシシの害はなさそうでよかったです。

6/5 9:43

国道沿いに湧き水がありました。

6/5 9:46

関取「吉野川」の碑。刻まれているのは六字名号です。

6/5 9:47

高速道路の橋脚がきれい。かなり前トレーラーが落ちたのはここ？

6/5 10:01

明治時代の新道開削記念碑。お題目が刻まれています。古屋谷で

撮影機器：

LUMIX DMC-SZ8 パナソニック

感想

hokuri

●倶利伽羅峠とともに、古くからの街道であった小原越道を、今回は、3月の富山県側に引き続き、石川県側を探索してみました。
●古道は、あちこちで寸断されており、富山県側みたいに、連続して歩くことができない状態です。ヤブに埋もれているところもあります。
●切山城跡と松根城跡は、「加越国境城跡群及び道」という国の文化財になり、国レベルでの価値が認められたとのことなので、道の寸断が解消されて、最後まで通して探訪できるようになればいいなと思いました。
●初めて自転車で通ったR304も、いろいろ発見があり楽しかったです。