北海道初登山はエゾゼンテイカとチシマフウロ咲くニセコアンヌプリで
- GPS
- 02:50
- 距離
- 7.4km
- 登り
- 672m
- 下り
- 674m
コースタイム
- 山行
- 2:05
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 2:55
天候 | 晴時々曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
飛行機
羽田空港07:00(JAL503) 新千歳空港09:05 (レンタカー移動) (ニセコ五色温泉泊) |
写真
感想
関東地方在住のため、北海道の山はなかなか敷居が高い。
その中でも比較的アクセスが容易そうな羊蹄山に登ってみようと飛行機を予約したのが2月。
そのまま何も情報収集をせず、行く前日になって羊蹄山がコースタイムで往復10時間かかることが分かった。
前日はニセコ五色温泉に泊まることにし朝食も予約していたし、せっかくなので朝風呂も楽しみたい。
そうなると登り始めは早くても9時頃になってしまうので、コースタイム10時間の山は現実的ではない。
ということで、そのニセコ五色温泉から登れるニセコアンヌプリに登ることにした。
ここならコースタイム往復3時間ほどだし、目の前に羊蹄山を眺めることができる。
温泉旅行にプラスしたハイキングにもってこいの山だ。
天気によっては北海道に着いた15日に登ってしまおうかと思っていたのだが、小樽観光後にニセコ五色温泉に到着するとニセコアンヌプリは雲の中。
予定通り翌日に登ることにする。
ニセコ五色温泉は露天風呂が2つあり、それぞれニセコアンヌプとイワオヌプリを眺めることができる。
その露天風呂からニセコアンヌプリを見ていると夕方は霧の中だったが、夜には顔を出してきた。
これなら翌日は期待できるかもしれない。
16日は雲は多いながら、山頂まで雲はかかっておらず、いい感じに晴れていた。
登山口はすぐそこなので、ゆっくりと朝風呂を楽しんでから出発した。
登山口は標高800m位あり、もうここが森林限界ぎりぎりのダケカンバ帯になっている。
そして標高1000mもいかずに高山帯に飛び出る。
これは北海道の山ということもあるが、すぐ隣の羊蹄山の高山帯が標高1700m位かららしいので、ここは硫黄による強酸性土壌も影響しているらしい。
その高山帯はちょうどエゾゼンテイカとチシマフウロが花盛りだった。
標高差500m位のハイキングでこの高山帯を楽しめるとはとても贅沢だ。
山頂から羊蹄山方向を見ると残念ながら雲の中だったが、暫くすると雲が流れて時折山頂部まで見ることができ目的を達成することができた。
間近から見る羊蹄山はなかなかの迫力で、あの裾野から山頂まで登るとなるとなかなかの労力が必要だなということがよく分かる。
ニセコアンヌプリの山頂部は2つに分かれていて、せっかくなのでもうひとつのピークにも行ってみる。
こちらは途中まで登山道がしっかりしていたが、それはニセコアンヌプリゴンドラ山頂駅へ向かう道で、ピークへの道は踏み跡がついている程度だった。
こちらのピークは名前もついていないのであまり人気がないらしい。
下った後は、五色温泉周辺の散策路も歩いてみた。
ここは「お花畑」と表示されていたが、そんなにお花畑感はない。
が、イソツツジを初めて見ることができた。
五色温泉インフォメーションセンターに寄ってみると、この「お花畑」についての掲示があった。
この「お花畑」は、硫黄採掘の際の残土置き場になっていたことで酸性強度が強くなり亜高山樹林帯より高度が低いのに高山植物しか育たない場所になっている場所とのことだ。
北海道初の登山となったニセコアンヌプリは、エゾゼンテイカとチシマフウロが花盛りだったことに加え、ミヤマホツツジやイソツツジなどを初めて見ることができ大満足の山行となった。
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