丹沢/中川川東沢ヤビキ沢


- GPS
- 06:23
- 距離
- 12.2km
- 登り
- 1,604m
- 下り
- 1,608m
コースタイム
- 山行
- 5:28
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 6:15
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
西丹沢自然教室周辺余地に駐車。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆道の状況 石棚山から箒沢までの登山道は浮き石も多く落石に要注意。 ◆登山ポスト 西丹沢自然教室にあり。 |
写真
感想
かねてからAki-CLさんが気になっていたと言うヤビキ沢に行って来た。花崗岩の白いゴーロとそれに続くナメは美しかった。でも1時間で水は涸れ、後は涸滝の登攀が続く。登山道でも行き交う登山者はまばらで、時期を外すととても静かな西丹沢だった。
今日は西丹沢自然教室がスタート地点。5-6月に比べるとクルマも人もとても少ない。関東地方の梅雨明け宣言は未だ出ていないけど、これはもう夏休みでしょと言う天気で、周囲の山々も良く展望できる。ゴーラ沢までは登山道を行く。純白の花崗岩のゴーロが眩いゴーラ沢出合で休憩を兼ねて沢支度とした。
ゴーラ沢の河原の奥に古い堰堤があり、ここは右から巻いて越える。越えるとすぐに次の堰堤があり、ここは左側から越える。3番目の堰堤も右岸側から越えて行く。3つの堰堤を越えると広い河原になっているが、遮るものなく陽射しが降り注いでいて暑い。右に曲がって少し川幅が狭くなると樹々が陽射しを遮り、近くなった水流も気温を下げてくれ涼しくなる。800m近辺から周囲の森からカジカガエルの鳴き声が木霊のように聞こえて来た。
ゴーロ歩きが続いたが865mで左にゴーラ沢を分け、875mで右に涸沢を分け、ヤビキ沢に入ると突然美しいナメが延びていた。ナメの美しさに思わず歓声を挙げて写真を撮っていると先行する2人にどんどん遅れて行く。60mはあろうかと言うナメを過ぎると一旦ゴーロに戻るが910mで左に涸沢を分けて標高で15mも進むとまたナメが始まる。そこからのナメは水平距離で100mはあり最初のナメより長く、また傾斜もある。特に2段のナメ滝はヌメリもあるので要注意だ。
右から涸沢を迎えて990mまで登り再度涸沢を右から迎える所に2段10m滝がある。この滝は左から高巻く。微かながら踏み跡もある。その後もナメ滝が幾つか続き1050mを越えると突然に水流が消える。ゴーラ沢出合から1時間だ。ここで小休止。ここからは涸滝の登攀に終始するが、結構スケールはあり翌日に筋肉痛が出た。1200m二俣を右へと進み、ゴーロの上の涸滝をこなし、再びゴーロを登って行くと1400mを越えた辺りでトラバースする踏み跡があった。渓からこれを辿って九十九折りに登って行くと稜線の登山道に出た。もっともこの踏み跡も縦横にあるので道の取り方は何通りもある。きちんとテシロノ頭に出ることができた。
ここから西に少し進んで白ザレノ頭のベンチで小休止。急にアザミが増える。ここからヤビキ沢・石棚沢中間尾根を下降する計画でいたが、鹿柵が新設されていて尾根には立ち入れないことが解った。なのでそのまま石棚尾根の登山道を下降することとした。中間尾根を降りるのであればと沢靴のままでいたが13Kさんは新調した沢靴を大事として途中でトレランシューズに履き替えた。実際フェルトは泥道では滑りやすいし、特に僕の渓流足袋スタイルだと下りで親指が痛くなってしまった。箒沢に降りて漸く沢靴を脱ぐことができてホッとした。白ザレノ頭からの登山道の下りでも3パーティに逢っただけと非常に静かな山行だった。
箒沢まで降りるとあとは勾配は無い楽な道になり、すぐにキャンプ場に出る。キャンプ場では如何にも夏休みと言う感じだ。と思ったが我々も十分に夏休みを楽しんだんだっけ。箒沢公園橋から10分歩いて西丹沢自然教室の戻り今日の行程は終了。沢としての登攀的な要素は少なかったけれどゴーラ沢出合から1000m辺りまで続くナメの景色は良かった。もう1時間続くと理想的、と感じるところだけれどまあそれは贅沢な無い物ねだりと言うものだ。十分に楽しめた沢だった。
ヤビキ沢のナメ滝上部
白いゴーロとナメ滝が美しい沢。後半の涸れ滝は傾斜があり苦労した。
白ザレノ頭付近はアザミの大群生がある。鹿も食べないのだろうか?
丹沢全体がアザミで覆われないことを祈る。
白ザレノ頭からの北西尾根を降りる予定が、鹿柵に妨げられ箒沢に向かった。
箒沢では水遊びしている子供たちがいて、楽しそうだった。
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