北高尾山稜・景信山

2011年01月02日(日) [日帰り]

• GPS: 09:00
• 距離: 19.8km
• 登り: 1,556m
• 下り: 1,418m

コースタイム

高尾駅6:00 - 中央高速横登山口6:23 - 地蔵ピーク6:41 - 八王子城(谷筋ルート)分岐7:10 - 富士見台7:35,7:40 - 狐塚峠8:27 - 黒ドッケ9:00 - 関場峠9:44 - 堂所山10:15,10:30 -底沢峠10:44 - 栃谷坂沢林道(美女谷登山口) 11:28 - 照手姫の水鏡(七ッ淵)11:40 - 小仏峠登山口(旧甲州街道)11;57 - 小仏峠12:40,13:31 - 景信山13:58,14:25 - 景信山登山口14:50 - 小仏BS15:00

天候

晴れ。

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

高尾駅5:57着
小仏BS15:10発、二台出ました。余裕で座れました。

コース状況／危険箇所等

高尾駅->富士見台
　地蔵ピークの手前までまだ夜。中央本線の線路脇の道(の方が近道)を行こうかと思いましたが、街路灯が無いので小仏へのバス通りを行く。駒木野BS手前で中央線を渡った先が、まだ真っ暗でやや不気味。野犬とか出ないだろうな?ちょっとビビリながら進む。中央高速横の登山口はやや崩れ気味で危マーク付きですが、中央高速の街路灯でよく見えます。(写真では判りにくいですが。)5分ほど懐中電灯で道を照らして登りましたが、薄明るくなり充分見えるので消す。暫く登ると朝焼けで明るくなりました。中央高速の下、橋の付け根に向かって左に曲がる所さえ判れば、後は迷うような所は無いです。地蔵ピークから細かなアップダウンで富士見台へ。

富士見台->堂所山
　富士見台(550m)からは富士山が。ちょっと遅いのでちょっぴり赤みがあるだけ。朝焼けの富士を見たければあと30分は早く来ないと無理そう。ここから、南側は植林でほとんど展望無し。北側は葉が落ちて樹林の向こうに大岳山等が見えます。480m〜610mの間を細かいアップダウンを繰り返しながらわずかに高度を上げる。が、基本的にピークは樹林の中でほとんど展望はありません。黒ドッケの手前の612mピークだけは東側に展望あり。関場峠(550m)を過ぎると登り一方になり、一汗かいて堂所山(731m)に。山頂は北側に展望があります。

堂所山->底沢
　底沢峠までは説明の要なしでしょう。底沢集落まではひたすら下り。489mピークを過ぎ東の尾根に移る所で竹林あり。ここは真っ直ぐ行ってしまわないように(指導標あり)。底沢直前にも竹林あり。特に迷うような所は無いです。底沢で「照手姫の水鏡・七ッ淵」とやらを見学に行きました。浄瑠璃・歌舞伎の「小栗判官と照手姫」というのを知らないんですが、今見ると、失礼ながら「こんな所で本当に若い娘が黒髪を梳いだのかなぁ???」と思いました。

底沢->小仏峠
　昔の甲州街道。登り口は横を中央高速がビュンビュン走る音がして無粋であります。とても伝統と歴史ある道とは思えません。暫く登ると車の音は消え、静けさに包まれます。道は馬一頭が通れる位の感じですが、大名駕籠が通るのは大変そう。何より歴史ある道なら、道端に道祖神などの一つや二つありそうに思うんですが、見つけられませんでした。奥多摩の笹尾根(鶴川流域<->南秋川)とか浅間尾根(数馬,人里<->本宿)とか、古くからの交易道はそう言ったものが見られるんですが、そう言う感じではありません。本当にこのルートだったのかなぁ???
　基本的にひたすら登り。

小仏峠->景信山->小仏BS
　景信山までは特に説明の要なしでしょう。景信山山頂は、今日登ってきた北高尾山稜のよい展望台。なので登った次第。「あそこから、こう登って、あの辺が富士見台で.....」ちゃんと復習しましょう。景信山山頂のトイレは部分的に冬季閉鎖されてます。今日は行列無し。小仏BSまではひたすら下り。道はしっかりしてます。

写真

1/2 17:37

高尾駅。まだ真っ暗。取り敢えず駒木野へ。

1/2 17:37

中央高速脇の登山口。ここは高速道の街路灯で結構見えます。写真では判りにくいですが。

1/2 17:38

最初は懐中電灯をつけるも、薄明るくなってきたので消す。地蔵ピークの後方、空が薄明るくなってきたのが見えるでしょうか?

1/2 17:38

6:40頃朝焼け。ちなみに本日の八王子の日の出時刻は6:52です。

1/2 17:38

朝焼けの中を登る。

1/2 17:39

谷筋を八王子城(御主殿跡方面)へ行く道の分岐。

1/2 17:40

富士見台に到着。

1/2 17:40

富士山。僅かに朝焼けしてますが、あと30分は早く来ないと見事な朝焼けにはならないようです。

1/2 17:42

向こうに見えるのが高ドッケかな?この辺、降りて登っての繰り返しでジワジワ標高を稼ぐ。

1/2 17:42

一度林道に出る。向こうの山はこれから行く黒ドッケ方面。

1/2 17:43

狐塚峠に到着。下小沢への道を分ける。

1/2 17:44

黒ドッケの手前、612mピークは東側に展望があります。展望が開けるピークは、このピークのみ。

1/2 17:45

黒ドッケ山頂。北に夕焼け小焼けへの道を分けます。樹林の中なのであまり展望はありません。

1/2 17:45

北側、樹林の向こうに大岳山。特徴的な山頂がよく目立つ。

1/2 17:46

黒ドッケ->関場峠への道。紅葉樹の葉が落ちて明るい尾根になりました。

1/2 17:46

関場峠に到着。

1/2 17:49

関場峠からは一本調子で登り。約180m登って堂所山に着く。

1/2 17:47

山頂から北方の山。連行峰か?

1/2 17:48

遠く大岳山?

1/2 17:49

さて、底沢峠へ。ここから一旦底沢に下る。

1/2 17:50

底沢への下り。途中で竹林があります。結構明るい道。

1/2 17:51

底沢集落の登り口に到着、ここから50m程下ったところに「照手姫の水鏡・七ッ淵」の案内あり。寄り道する事に。

1/2 17:52

これが、その「七ッ淵」への登り口。

1/2 17:52

これがその「七ッ淵」らしい。冬だから水流が少ない?とても鏡になりそうもないと思うけれどなぁ。下流の方が水流があって、広いところもあるから、映しやすいんじゃない?->照手姫殿

1/2 17:53

さて、ここでバス停に下ったんじゃ物足りない。メシもまだ食ってないし。で、小仏峠に向かう。

1/2 17:53

小仏峠への登り口。東海自然歩道の案内板あり。昔の甲州街道だそうだが、横の中央高速をビュンビュン車が走り、雰囲気は良くない。

1/2 17:54

これがその道。馬なら楽に行けそう。大名駕籠はカーブがきつかろう。

1/2 17:55

もう一丁甲州街道。古い街道なら道祖神の一つもありそうな気がするが...。見あたらず。

1/2 17:56

小仏峠に到着。久々にタヌキにご対面。

1/2 17:56

メシメシ。今日は炊き込みおこわ。赤だしナメコ汁。暖かい食べ物が一番。頑張れホエブス。

1/2 17:57

飯食って元気回復。景信山に登る。富士山は雲がかかる&逆光で撮影苦しい。

1/2 17:57

あれが今朝登ってきた富士見台方面。ホウホウ、あそこから来たんかい。来たルートが追えると嬉しい。

1/2 17:58

これはもう少し上部。多分黒ドッケあたり。

1/2 17:58

遠くに特徴的な大岳山山頂。

1/2 17:59

こっちは御前山。

1/2 18:00

ひたすら下って、景信山登り口まで下る。あとは小仏BSからバスにのればオシマイ。今日も1日ご苦労さん。

撮影機器：

uTough-6020 OLYMPUS IMAGING CORP.

感想

a_tom

今回の目的は、

・北高尾山稜をまだ山レコに載せていなかったので、載せる。
・美女谷辺りのルートを載せていなかったので、載せる。

の二点。が、北高尾山稜は人気のコース。私は人が多いところは苦手。人が一杯だったらやだなぁ...。と言うわけで、日の出前から登れば、いくら何でも一杯はいないだろう....と思い、真っ暗な高尾駅出発。日の出前に登り始めたのは超久しぶりですが、なんだか不気味。特に里から山の間。車も通れそうな舗装してないとこら辺。怪しい車がいたり、野犬が出てきたらやだなぁ。でも人一杯よりマシ。チッと我慢すればすぐだから。山道に入ると、暗くてもなんだか安心。段々明るくなり、周囲が日に染まり始めるとなんだか新鮮。結構楽しめました。また堂所山まで誰にも会わず、静かな山旅となりました。

　底沢峠から底沢に下りてオシマイにしてしまうのでは、あまりに物足りないので、ついでにここもルートを載せてない昔の甲州街道を上り返して小仏峠へ。底沢峠からの道は誰とも会わず。小仏峠への道は幾つかのグループとすれ違いました。小仏峠で腹ごしらえして、北高尾山稜の展望台。景信山へ。コーヒーを飲みながら、今朝登ったルートを眺めて喜んでました。

　実は、北高尾山稜は一昨年の10月頃に行っています。その時は結構疲れて、コースタイムもそれ程ではなかったのですが、今回はバンバンはかどりました。小仏峠・景信山の登り返しもホイホイ登れて快調。去年登ってた効果でしょう。なんだかレベルアップしたようで嬉しい。

コメント

MATSU

a_tomさん、こんばんは。
北高尾お疲れ様です。

ルートが詳しく説明されていて良い山行記録ですね。
静かな山行を楽しまれたことと思います。

未明の出発はおっかなびっくりですが、夜明けの美しい風景を知ってしまうとそれがデフォルトになってくると思います。
道迷いしやすいのが難点なんですけどね。

a_tom

こんにちは
MATSUさんこんにちは。

　このルート。出だしの部分を通るのは、実はこれが三回目。なので、迷う心配は全くなかったです。それより寒い！登り始めれば余り感じないんですけれど、アプローチが寒い！

　とは言え、朝焼けの中、刻々と変わる光の中を登るというのは新鮮でした。南東側の登りがよさげなので、チャンスがあればまた行こうかと思います。公共交通機関使用なので、駅から直に登れるところでないと行けないのが難なんですれけど。