鳳凰三山(夜叉神峠から青木鉱泉へ)
- GPS
- 27:52
- 距離
- 18.1km
- 登り
- 1,863m
- 下り
- 2,123m
コースタイム
- 山行
- 3:54
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 4:36
天候 | 両日とも、晴のち曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り)青木鉱泉→韮崎(山梨中央交通)、⇒〈JR中央線〉 |
コース状況/ 危険箇所等 |
コース全体を通して特に危険な所はない。 1日目の南御室小屋までは、ほぼ樹林帯の道、途中に多少のアップダウンはあるが、全体的に標高差1000mの登り調子の道が続く。 2日目は、始めは樹林帯の急登だが、稜線に上がってからはなだらかな尾根道となる。地蔵岳・賽ノ河原からは急なザレ場の下りで、かなり歩き難い。 鳳凰小屋から先、ドンドコ沢道は段差のある石ゴロ道の長い下りとなり、トータルで標高差1600mの下りは足腰への負担が大きく我慢を強いられる。 |
その他周辺情報 | 青木鉱泉は既に営業停止、一方の御座石温泉は営業している。 |
写真
感想
南アルプスの鳳凰三山にでかけた。
北岳など白峰三山や富士山の展望、そしてタカネビランジの花が目当てだ。
1日目、夜叉神峠登山口から登り始める。樹林帯の中、道はよく整備され歩きやすい。イメージしていたよりも簡単に夜叉神峠に着く。ここで一気に白峰三山の展望が開け、眺めを楽しみながらの昼食をとる。
夜叉神峠の先は、今度は思った以上にきつい登りになる。暗い樹林帯が続き変化に乏しく、坦々と登って行くことになる。杖立峠、苺平のポイントを通過し、今宵の宿の南御室小屋に着く。
小屋付近は平坦地で、絶好のキャンプサイト、「南アルプス天然水」の水は実に美味しい。周りのヤナギランなどの花々がアクセントになっている。夕方には結構な数のテントが並んでいた。
小屋の方は週末には混みあうとのことだが、この日は十分なスペースがあり、ゆったりと休めた。
2日目、始めはザレ場の急登、シラビソの林を抜け、稜線に上ると白峰三山が目の前に聳え、圧倒される。一方、富士山も雲の上に姿を見せている。
稜線を行くとタカネビランジの花が目につくようになる。白色もあるが、ピンクの花が可愛らしい。
天気は上々、広々とした薬師岳山頂から北岳など野呂川対岸の白峰三山の雄大な眺めを満喫できる。
ここから観音岳まで気持ちの良い稜線慢歩を楽しめる。タカネビランジの他、鳳凰山固有種のホウオウシャジンを見つけてホットする。
観音岳頂上は岩の上、ここからは北岳のほか稜線の向こうに甲斐駒ケ岳や仙丈ヶ岳を眺望できる。さらにその甲斐駒の両サイドの遠くに北アルプスや中央アルプスの山並みが確認できる。そして富士山が美しいシルエットを見せている。
観音岳の大展望を満喫した後は、鳳凰三山最後の地蔵岳に向かう。
近くで見る地蔵岳オベリスクは大迫力だ。地蔵岳中腹まで登っていき(頂上に行くのはちょっと無理)、下方に広がる観音岳からの稜線や賽の河原の景観を楽しむ。
この後は、もう下るだけ。鳳凰小屋からドンドコ沢の岩ゴロ道をひたすら下る。かなりハードな道で途中は滝めぐりになる。登山道から少し外れて五色ノ滝と白糸ノ滝を見る。3番目の鳳凰滝は案内標識に従ったが、木々が茂り滝はほんの僅かしか見えなかった。4番目の南精進滝はパスして青木鉱泉に向かう。
しかし、青木鉱泉は既に営業停止、当てにしていたお風呂に入れず帰路につくことになった。
しかし、今回は天候に恵まれて大展望とお目当ての花に出会え、大満足の山行となった。
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