【初/沢登り泊まり】ハチに10箇所刺され悶絶「釜川右俣〜ヤド沢」
- GPS
- 15:21
- 距離
- 12.9km
- 登り
- 947m
- 下り
- 1,052m
コースタイム
天候 | 8/25 (木)天候:晴れ 気温:22℃ 8/26 (金)天候:晴れ 気温:29℃ |
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過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
≪カーナビで設定するなら以下参照≫ 【名称】ニュー・グリーンピア津南 【住所】新潟県中魚沼郡津南町秋成12300 【電話】025-765-4611 【台数】ゲート手前に3台程、ゲートから釜川方向に直角に伸びる道の先に 10台ほどの駐車スペースがあり 【料金】無料 【設備】トイレなし 【案内】グリーンピア津南より20分程奥に進むとゲートに到着 --------------------------------------------------------------------------------------- 【今後のための備忘録】 ▼前夜泊ポイント 【名称】道の駅 信越さかえ 【住所】長野県下水内郡栄村北信3746-1 【電話】0269-87-3180 【料金】無料 【台数】小型23台、大型車6台 【設備】トイレあり 【URL】http://www.vill.sakae.nagano.jp/bussan/matatabi/ 【案内】駐車場まで40分 |
コース状況/ 危険箇所等 |
▼高巻き 全般的にトレースがなく、ルーファイが必要。 ▼ビバーク地 ガイド本には50mの大滝手前、4段25mの滝後と記載してあったが、 実際は30mの滝を登ったナメが続く所が快適でした。 ▼電波 接続率ドコモ 20.7% |
その他周辺情報 | --------------------------------------------------------------------------------------- 【今後のための備忘録】 ▼温泉 温泉に寄るならクチコミで人気の「ナステビュウ湯の山」がオススメのようです。 【店名】ナステビュウ湯の山 【住所】新潟県十日町市松之山湯山1252-1 【電話】025-596-2619 【料金】650円 【割引】以下のサイトを提示すると50円引きです。 【URL】https://onsen.nifty.com/tookamachi-onsen/onsen001736/coupon/ 【時間】10:00〜22:00(最終受付21:30) 【HP】https://yunoyama.jp/ 【備考】駐車場から45分 |
写真
装備
備考 | ▼2万5000分ノ1地形図 赤沢、苗場山 |
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感想
連日ともに平日ということもあり、駐車場に到着すると僕らの車だけであった。
駐車場から10分、沢に入ると巨岩帯が広がり高度を上げていく。
25kg弱のザックを背負っていると、ちょっとした滑りが大事故に繋がりかねないため
慎重に歩く。
時には胸まで浸かって泳ぎ、高巻き、懸垂下降をし子滝と長いトロをを詰めていくと
待望の三ツ釜が姿を見せた。
迫力ある大スラブと美しい白波を立てるこの大滝は一見の価値がある。
三ツ釜は釜川右俣(千倉沢)とヤド沢の出合いの場でもある。
左の釜川右俣は上級への登竜門として格好の沢のようだ。実力をつけてから訪れるとしよう。
ここで昼休憩をとり、先輩がソーメンを作ってくれた。
洗濯ネットを使い流水で洗い流す。昔はストッキングを利用していたこともあるようだ。
今後自分がソーメンを作る時にどちらを利用するか悩むとこである。
ヤド沢に入ると、10m〜30mの高い滝が続く。10m以下の滝でもいやらしいものが多い。
トポに書いてあるルートが増水していたことでアテにならず、
結局自分で易しいルートを見つけて進んで行く。
高巻き中に左手にヤケドのような痛みが走った。
最初トゲか何かを刺したのかと見ると何度も痛みが走る。
ハチである。
知らずにハチの巣でもつついてしまったのか、執拗に左手のみ攻撃してくる。
慌てるも足場の悪い高巻き中であったため、走って逃げることもできず「痛い痛い」と
叫びながら振り払うぐらいしか対応できなかった。
懸垂下降後、安全な場所で取り急ぎポイズンリムーバーを使い、塗り薬をつける。
僕は左手だけで10か所、先輩も4か所刺されてしまったようだ。
気づくと買ったばかりで使用していないルベルソがない。逃亡中にどこかで落としたようだ。
まさに泣きっ面に蜂である。
増水の影響で登攀が難しくなっており、滝の登攀に時間を要し気づくと15時になっていた。
予定していビバーク地を諦め、ナメが広がる乾いた場所でビバークすることにした。
翌朝、起床するも朝方は冷えていた。
遡行開始後すぐに泳ぎがあることが分かっていたので、のんびりと朝食を取り
陽が出て温かくなるのを待った。
痺れていた左手も、薬が効いたのか落ち着いててほっとした。
前日よりは水量が減ったようだが、トポには登れると書いてある20m滝は登れそうになく、
20m、50mの高巻きを強いられる。
朝いちでの高度感ある登攀は、まだ肉体も精神も起きておらず、より緊張した。
沢に入る人が少ないためか、全般的に巻き道にトレースがなく非常に悪い。
前週に訪れた白毛門沢で、リーダーに「高巻きが一番危険。小さく巻くことが大事」と
言われたことを身を以て知った。
また、まとめて高巻きをすると、自分の場所・目の前に現われた滝がどれか分からなくなってしまった。高巻き中にも、都度滝の位置を確認する必要性を感じた。
2日目にもなると、先輩がお助け紐が必要かな?とかお互いに連携が早くなっていた。
最後の25mを登り終えると、その先はナメとなり、どうやら核心を越えたことが感じられた。
安堵感と充実感で溢れ、遡行終了点で先輩と硬い握手を交わしていた。
<まとめ>
今回は初の泊まりでの沢登り。
天気にも恵まれ、憧れていた沢での焚き火が出来たことで非常に満足している。
釜川ヤド沢は高い滝が多く、登攀と高巻き力が要求される沢であった。
今回は全ての道でトップをはらせてもらったのだが、
20kg以上のザックを担いだままでも慎重かつ安全に登ることができ、自信がついた。
一方で高巻きになるとまだまだルーファイが未熟で、時折先輩にルートを修正された。
今後も沢に足を運び、経験を積んで行きたい思う。
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