三ツ峠山(開運山・木無山)



- GPS
- 04:55
- 距離
- 13.1km
- 登り
- 678m
- 下り
- 1,049m
コースタイム
三ツ峠山(開運山) 11:00-12:00
木無山 12:15
天上山 13:50-13:55
河口湖駅 14:25
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
河口湖駅 09:00-(富士急バス)-09:25 三ツ峠登山口バス停 (帰り) 富士急行線 河口湖駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
河口湖駅から三ツ峠登山口へのバス(天下茶屋行き)は、今年の運行期間が今月末で終了となります。 三ツ峠登山口バス停からの道は、頂上までずっと車道が続きます。あまり整備されていない様子の道は凸凹が激しく、また傾斜も比較的急で、一般車ではまず通行不能ですが、もちろん歩く分には無理のない傾斜です。決して趣のある道ではありませんが、一定のペースを保って歩くには好都合でした。 なお、2010年版の「山と高原地図」では、この区間には私たちが歩いた林道とは別に、登山道と思われる直線状の道が描かれています。 上のほうの合流点は見ており、何の道だろうと思った記憶があるので(それで最新版の地図を確認した次第)、それがその登山道だった可能性が高いのですが、でも登山口側ではその存在には全く気付きませんでした。 三ツ峠から天上山への道は、ダラダラとした下りが続く長い道。送電線鉄塔の箇所以外では、ほとんど展望もなく、人によってはやや退屈と感じるかもしれません。 天上山からは、カチカチ山ロープウェイで下ることもできますが、その場合は河口湖駅からは離れた所に出て、駅へ向かうにはバスなどの足が必要となります。ただし河口湖畔の駐車場に向かうのならば都合が良さそうです。 カチカチ山ロープウェイに乗らない場合は、天上山公園の遊歩道で護国神社の脇に下れますので、そこからは少し市街地内を歩けばすぐに河口湖駅前に出ます。 |
予約できる山小屋 |
三つ峠山荘
|
写真
感想
職場のメンバー3人で、三ツ峠山に登ってきました。
前々日まで雨とされていた予報にヤキモキされられていましたが、前日になると突然その予報が豹変して晴れに変わり、慌ただしくこの日の決行を決定します。
いざ出掛けてみると、スッキリとした快晴の元で富士山や南アルプス・八ヶ岳などの大展望が堪能でき、なおかつ日差しが力強くて風がないという、この時期では考えられないようなポカポカ陽気に恵まれました。頂上で過ごしていた1時間は、冬にしか見られない絶好の展望と、居心地の良い暖かさが重なるという、稀にしか味わえない極上の時間でした。
河口湖駅から天下茶屋行きのバスに乗って、三ツ峠登山口へと向かいます。
この日の乗客は10名程度と拍子抜けするほど少なかったですが、三ツ峠は例年であればそろそろ雪が着いたりして、一般的なガイドブックでは登山適期から外れる頃なので、今後は登山者も少なくなるのでしょう。
三ツ峠登山口でバスを降りると、周囲の木々は落葉が進んでいて、すでに冬の装いが始まっていました。軽く身支度を済ませて、舗装された林道を少し歩いていくと、ダートの林道が分岐するあたりに駐車スペースとトイレがあって、そこが実質的な登山口です。周辺に停められている車は思っていたよりも多く、女性用のトイレは行列待ちとなっていました。
このコースは頂上までずっと林道が続くので、山道らしい趣はありません。何度も九十九折りを繰り返しながら、順調に高度を上げていきますが、北側の斜面を大きく巻いて進むため、特に前半のうちは、早くから見えている頂上(電波塔が建っていて分かりやすい)とはかけ離れた方角に向かうばかりで、距離的にはなかなか頂上に近づいていきません。ようやく進路が頂上に向かい始めたのは、すでに標高差の7割方を稼いだ頃からでした。
すでに頂上の一角と言っても良い四季楽園の前を過ぎた直後には、分岐点で道標を見落とすという失敗があって、ここで御巣鷹山方向の道に入ってしまいました。幸いにも、その道を進んだ先にも再度開運山への分岐があったため、引き返すことはせずに済みましたが、近かったはずの頂上に相当の大回りをしてたどり着くことになってしまいました。
頂上からの大展望の様子や、この時期らしからぬ居心地の良さはすでに書いた通りです。それに加えて、短いコースで早めに頂上に着いたのが良かったらしく、まだ人の少ない時間でした。
開運山の山頂はさほど広くないのですが、このため長時間ずっと静かに落ち着いて過ごせました。展望も他人に邪魔されることなく、好みのポジションから見放題です。人気のあるはずの山が、これだけの好天に恵まれて、そして人が少ないというのは嬉しい誤算でした。
静かな頂上を目一杯に堪能して、長い休憩を切り上げようかという頃になって、正午が近づいてきたという時間帯もあってか、ようやく人が増えてきます。でもこちらは、混雑しそうな予感を尻目に、すでに下山の体勢に入っていました。
下りは、クライミングのメッカでもある屏風岩を左手に見ながら三ツ峠山荘の前を通って、河口湖駅へ向かう長いルートに入ります。初めは石ゴロでやや歩きにくさのある道で始まりますが、すぐに傾斜が落ち着くと土の道に変わります。所によっては厚く積もった落ち葉を鳴らしながら、緩やかに下っていく穏やかな道でした。ただし道の左右には樹木が伸びていて、景色が楽しめることはほとんどありません。
その後は天上山を巻いてしまう道を見送って、木段の多い道で少し登り返したところが天上山。小御嶽神社の小さな社のある頂上は、樹林に囲まれていますが、その間から辛うじて富士山を拝むことができました。ここはカチカチ山ロープウェイの終点(富士見台駅)からも近いので、一般観光客もぼちぼち登ってくるようです。
天上山で小休止した後は、突如として観光客の姿で賑わっているロープウェイ駅の横を抜け、天上山公園の遊歩道を駆け下りて護国神社の脇に下れば、そこで山道は終わります。目の前の市街地からは舗装道路が延びてきていて、河口湖駅まではほんの数分でした。
詳細な記録のページ
http://cellist.my.coocan.jp/yama/mor02/mor02.html#mor17
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