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三ッ峠山(みつとうげやま) / 三ツ峠・三ツドッケ・三嶺・三峰山・開運山・神鈴峰・仙泉山・三峠・水峠・三都峠・水雲山
最終更新:ヤマレコ/YamaReco
間近に富士山を望む御坂山地の修験の山

三ッ峠山は山梨県の御坂山地に属しており、日本二百名山に選ばれています。山名は3つの山の総称で、開運山、御巣鷹山および木無山から成り立ちます。最高地点は標高1785mの開運山です。狭義には開運山を三ッ峠山とすることもあります。
富士山を綺麗に望む山として、また新・花の百名山に相応しい高山植物の宝庫として人気を得ています。

山名の由来は複数ありますが、一説では三山が連なることを意味する「3つのトッケ(突起)」が訛ったとされています。3つのトッケの定義は他説もあり、開運山山頂部に並ぶ3つのピークを指すとも言われています。
古来、崇められており、「神鈴峰」や「仙泉山」など信仰を思わせる別名も持っています。
富士山を見晴らす山頂部

山頂部から拝む秀麗な富士山は折り紙付きで、左右対称の整った形をしています。加えて赤富士も見られることから、葛飾北斎(かつしかほくさい:1760-1849年)の版画集・冨嶽三十六景の1図である「凱風快晴」は、ここからの景色ではと囁かれています。
文学作品においては小説家・太宰治(だざいおさむ:1909-1948年)の「富嶽百景」に登場しており、彼が師とする井伏鱒二(いぶせますじ:1898-1993年)と共に登ったエピソードなどが描かれました。

三ッ峠山を構成する三山は、短い時間で行き来できる距離にあります。
開運山と御巣鷹山の近辺は、見晴らしの良さを象徴するように電波塔が立ち並びます。

開運山と木無山の間には、二軒の山小屋・四季楽園と三ッ峠山荘があり、どちらも通年営業しています。
花やロッククライミングも楽しめる山

眺望の良さもさることながら、お花畑も見どころのひとつです。山上では希少なカモメランやアツモリソウなどを観察することができます。

また開運山直下の屏風岩は、ロッククライミングの岩場として有名です。
歴史を感じる表登山道

三ッ峰山の開山は奈良時代頃ですが、江戸時代に空胎上人が再興し、より信仰を広めたと伝えられます。
表参道と呼ばれる登山道には、それを体現する石碑や史跡がいくつも残ります。現在も定番の道として、多くの登山者が利用しています。

達磨石は、だるまを想起させる大きな岩です。梵字で「アーク」と刻まれており、大日如来を意味しています。

八十八大師は88体の大師像がずらりと並びます。ここに参ると、四国八十八ヶ所巡りと同等の御利益が得られるとされています。
最短登頂できる三ッ峠登山口

北西の金ヶ窪沢から取り付く道も、三ッ峠山の代表的なルートです。(登山口:三ツ峠登山口)
他の登り口より高低差が随分と小さく、最も短い時間で登頂することができます。

また三ッ峠山荘までは車両が通行することがあり、広く取られた道幅も特徴です。
登山口 |
憩の森公園 達磨石 三ツ峠登山口(三ツ峠登山口バス停) 金ヶ窪登山口 木無山登山口(白滝林道終点) 母の白滝駐車場 河口湖局前バス停 浅川登山口 天上山公園入口 カチカチ山ロープウェイ富士見台駅 |
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周辺の山小屋 |
三ッ峠山荘 四季楽園 |
基本情報
標高 | 1785m |
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場所 | 北緯35度32分57秒, 東経138度48分32秒 |
開運山・御巣鷹山・木無山の3つのピークの総称だが、ここでは最高峰である開運山のピークを指す。
奈良時代から修験道の霊山として崇められていたため登山道の各所に史跡が点在する。
山頂は眺望に恵まれ、富士山の撮影スポットの一つとして写真家に知られる。
また山頂直下の屏風岩はロッククライミングの練習場所として賑わう。
頂上付近はFM電波の中継局が設けられており、アンテナ群が立ち並んでいる。
山頂は狭いため、休憩には近くの山小屋「四季楽園」等を利用するとよい。
奈良時代から修験道の霊山として崇められていたため登山道の各所に史跡が点在する。
山頂は眺望に恵まれ、富士山の撮影スポットの一つとして写真家に知られる。
また山頂直下の屏風岩はロッククライミングの練習場所として賑わう。
頂上付近はFM電波の中継局が設けられており、アンテナ群が立ち並んでいる。
山頂は狭いため、休憩には近くの山小屋「四季楽園」等を利用するとよい。
山頂 | |
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展望ポイント |
山の解説 - [出典:Wikipedia]
三つ峠(みつとうげ)は、山梨県都留市、西桂町、富士河口湖町の境界にある標高1,785 mの山である。峠ではない。三ッ峠山と呼ばれることもある。開運山(1,785 m)、御巣鷹山(1,775 m)、木無山(1,732 m)の3つの頂上の総称であるが、最高峰である開運山を指すこともある。古くは奈良時代まで遡り霊山として知られた歴史をもつ 。
古くは奈良時代から修験道の霊山として知られた。江戸時代後期の天保3年(1832年)に善應空胎上人によって開山された信仰の山である。
神鈴峰、仙泉山とも呼ばれる。現在の三つ峠の由来として、山頂付近にわき水があることから水峠と呼ばれ転化したという説、三つの尖峰(トッケ)があることから、ミツトッケと呼ばれ、それに文字あてたという説がある。また、この三つの尖峰は木無山、御巣鷹山、開運山を指すという説や、開運山の三つの尖峰を指すという説にも分かれている。
山頂からは眺望に恵まれ、富士山、御坂山地、南アルプスが一望できる。条件が良ければ、飛騨山脈の槍穂高連峰を遠望することも出来る。この眺望の良さは大正時代に大町桂月が紀行文で紹介している。
頂上付近からは貝の化石なども発見されている。山頂直下の屏風岩では、ロッククライミングが行われる。
日本二百名山、日本三百名山、都留市二十一秀峰に選定されている。
Mount Mitsutoge.JPG|南南東から
Mt Mitsutouge.JPG|南東から
Mount Mitsutoge (Peak).jpg|山頂標識と富士山
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