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Yamareco

記録ID: 959347
全員に公開
沢登り
蔵王・面白山・船形山

二口山塊 大行沢・樋ノ沢

2016年09月10日(土) 〜 2016年09月11日(日)
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
27:24
距離
19.1km
登り
983m
下り
970m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:29
休憩
1:59
合計
7:28
9:15
9:15
42
9:57
10:01
8
10:09
10:21
29
10:50
11:05
80
大行沢575m地点(入渓)
13:49
14:10
64
15:14
15:14
54
樋ノ沢 終点
16:08
16:12
26
2日目
山行
1:40
休憩
0:03
合計
1:43
11:24
11:24
7
11:31
11:34
32
12:06
12:06
8
12:14
秋保ビジターセンター
天候 10日:晴れ
11日:曇り
過去天気図(気象庁) 2016年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
大東岳登山口の駐車場がありますが、満車だったので
秋保ビジターセンター付近の広い駐車場を利用しました。
コース状況/
危険箇所等
大東岳登山道(裏コース)で下流部はカットし、大行沢上流から入渓。
北石橋分岐を野営地とし、野営地〜樋ノ沢終点を往復しました。
翌日は天気が優れなかったので、裏コースで下山のみとしました。

コース状況については、過去レコと大体同じなので割愛。
台風の影響か、水量は多めでした。
まずはLuske編。
大行沢下流はカットし、上流から入渓します。
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まずはLuske編。
大行沢下流はカットし、上流から入渓します。
入渓前に記念撮影。
kojiさん、keen2さん御夫妻、
ヘルメットが様になってます。
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入渓前に記念撮影。
kojiさん、keen2さん御夫妻、
ヘルメットが様になってます。
遡行開始。
初めての沢歩きは如何ですか?
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遡行開始。
初めての沢歩きは如何ですか?
前日は台風影響で大雨だったけど、この日は晴天で沢日和。
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前日は台風影響で大雨だったけど、この日は晴天で沢日和。
kojiさん、何を撮ってるんでしょ?
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kojiさん、何を撮ってるんでしょ?
青い沢床。
ナメ歩きが続きます。
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青い沢床。
ナメ歩きが続きます。
大雨の影響か、水量は多め。
でも水量多い方が見応えあって良いかも。
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大雨の影響か、水量は多め。
でも水量多い方が見応えあって良いかも。
御自由にお歩き下さい。
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御自由にお歩き下さい。
二口グリーン
緑が濃い。
大行沢の後は、引き続き樋ノ沢へ。
沢幅は狭まり樋状になります。
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大行沢の後は、引き続き樋ノ沢へ。
沢幅は狭まり樋状になります。
keenさんを撮るkojiさんを撮る小生。
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keenさんを撮るkojiさんを撮る小生。
なるほど、
これがデート沢ですな^^b
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なるほど、
これがデート沢ですな^^b
野営地に戻ってきました。
この後が本日のメインイベント。
焚火の始まりです。
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野営地に戻ってきました。
この後が本日のメインイベント。
焚火の始まりです。
翌日は天候優れず、下山のみとしました。
登山道(裏コース)を歩くだけだけど…
この裏コース、何気に沢よりもきつい様な気が…
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翌日は天候優れず、下山のみとしました。
登山道(裏コース)を歩くだけだけど…
この裏コース、何気に沢よりもきつい様な気が…
チーズ?
以上、Luske編でした。
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チーズ?
以上、Luske編でした。
ここからkoji&keen編ゆるりと裏コースをスタート
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ここからkoji&keen編ゆるりと裏コースをスタート
途中でF2に降りてみる。いい感じの滝、いつか登れるかな?
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途中でF2に降りてみる。いい感じの滝、いつか登れるかな?
再び登山道に戻って。
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再び登山道に戻って。
雨滝。今日はいつもより水量が多くて綺麗。
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雨滝。今日はいつもより水量が多くて綺麗。
それでは緊張の初入渓
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それでは緊張の初入渓
Luske師匠と弟子1号
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Luske師匠と弟子1号
まだおっかなびっくり
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まだおっかなびっくり
でもナメと森の美しさが素晴らしくて
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でもナメと森の美しさが素晴らしくて
ここで初めてロープを出していただく
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ここで初めてロープを出していただく
ロープを頼りに登る弟子
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ロープを頼りに登る弟子
ナメが広がった
水面目線
Luske師匠は決まっています
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Luske師匠は決まっています
振り返るとどこまでも続いているナメ
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振り返るとどこまでも続いているナメ
沢音が気持ち良く
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沢音が気持ち良く
川底が白くなったり
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川底が白くなったり
飛び込んでみたくなるところもあったり
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飛び込んでみたくなるところもあったり
初心者でも楽しく歩ける
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初心者でも楽しく歩ける
癒し系だね
足元を記録
ちょっとした小滝。右岸を登る。
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ちょっとした小滝。右岸を登る。
歩いていて飽きない景色が続く
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歩いていて飽きない景色が続く
美しいブルーorグリーン
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美しいブルーorグリーン
階段状のナメ
F4 初めての滝らしい滝
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F4 初めての滝らしい滝
こちらは隣にあるハダカゾウキ沢側の滝 
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こちらは隣にあるハダカゾウキ沢側の滝 
まずは師匠がスルスルと
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まずは師匠がスルスルと
次にロープを頼りに弟子1号
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次にロープを頼りに弟子1号
さすが様になっております
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さすが様になっております
ここからは樋ノ沢となる
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ここからは樋ノ沢となる
さらにナメと森が美しくなる
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さらにナメと森が美しくなる
周りは一面のブナ林
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周りは一面のブナ林
緩やかな登りが
素晴らしく気持ち良かった
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素晴らしく気持ち良かった
これがカバ滝ねw
ここも白い川床
ちょっと源頭部付近まで行って
ちょっと源頭部付近まで行って
今日はここで沢を下ります
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今日はここで沢を下ります
冷えたビールのある幕営地へ帰還
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冷えたビールのある幕営地へ帰還
本日のメイン準備完了
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本日のメイン準備完了
焚き火はお酒が進むね
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焚き火はお酒が進むね
パチパチと
夜が更けていく
おはようございます。沢音でぐっすり。
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おはようございます。沢音でぐっすり。
装備も乾いたかな
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装備も乾いたかな
今日は曇りです
最後にちょっとロープワークの基礎を教えていただきました
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最後にちょっとロープワークの基礎を教えていただきました
おしまい

感想

初めて登ったのは二口の山だった。
雨に煙るブナ林は幻想的でとても綺麗だったけれど、登山道の横を流れる沢は増水したせいか、暗い天気のせいか恐ろしさを感じた。
何度か山へ通ううちに、太陽の光の下、透明な、時にはエメラルドグリーンに輝く沢の美しさに目を奪われるようになった。
東北の山々は水の山だと思う。静かでしっとりとした森、なだらかに広がる稜線、谷間を流れる大小の沢。中でも沢は、自然の力をあまりにも強く感じてしまって、その世界へ足を踏み入れるのは憧れていたけれど、あきらめてもいた。
「どこでも自由に歩いてください。」そんな言葉をLuskeさんが発した。登山道をたどる山から少しの藪歩き、そして自由な沢歩きへ、今年ちょっと私の世界が広がったような気がする。
歩いて、食べて、焚火の下で暖をとり、静かに語らう一夜を過ごした2日間。日が経つにつれてあれは現実だったのかと不思議に思う。
Luskeさんの滑らかな歩みは、ぎこちなく、全身に力を入れて歩く私とは全く異なり、美しい動物のようだった。
いつかあんな風に滑るように沢を歩きたいと思った。
初心者2人への沢講習を快諾してくださり、道中色々と心を砕いてくださったLuskeさんに心から感謝です。

先日の月山清川行人小屋でのLuskeさんとの偶然の出会いで、私たちの沢への思いは一気に高まり、今回、私たちにとって初めての沢登りが実現しました。

場所は二口山塊、大行沢。
これまで、二口は何度も通った場所だけれども、見る景色、感じる山の空気、全てが新鮮で、初めて山を歩いた時の気持ちが戻ってきたような、そんな思いさえしました。
そして、沢の後は焚き火の夜。
炎を囲んでお酒を飲み、時々薪を焚べては炎を眺め・・、そして気が付くと日付を超えてしまいそうな時間に・・。

沢登りでは、深く山の懐に入り、自然の濃い森や沢の雰囲気に触れ、そして進む道のほとんどは自分の感覚と判断に委ねられる。
まだまだ自分には沢登りの魅力を十分理解できていないのだろうけど、その一端に触れることができたような気がします。
そして今回、このような沢の魅力を教えていただき、素人二人を導いていただいたLuskeさんには本当に感謝です。
ありがとうございました。
この二日間は本当に楽しく、そして何と言っても、自分で触れて、感じられる山の世界がさらに奥深く広がっていくような気がしたのが、最も嬉しく感じたことでした。

先日の月山清川行人小屋で、kojiさんとkeenさん御夫妻とお会いした際、
今回のプランを提案させて頂きました。
実施日の前日は台風通過の大雨で、開催が危ぶまれましたが、
蓋を開けてみれば快晴に恵まれ、素晴らしき沢日和。
初めて沢を歩く二人を案内しつつ、二口の大行沢と樋ノ沢を歩きました。
最初の大行沢は、やや増水気味で少し気を使いましたが、
樋ノ沢に着くころにはすっかり沢歩きに慣れた模様。
いつもの二口とは違って見える、であろう光景の中を、
楽しそうに歩く御二人が印象的でありました。

沢、と言えば焚火。
夜は大行沢のいつもの場所で幕を張り、焚火を楽しみました。
静かな山の空気を感じながら、揺らめく炎を眺めるのは至福のひと時。
そこに楽しき語らいが加われば、酒が進むのは必至でしょう。
自分の場合は、沢よりもむしろこちらが本題なので、
日付が変わる直前まで焚火を眺めつつ、夜更かしする事となりました。
御二人は眠かったかもしれませんが、そこはむりやりお付き合い頂きました(笑)

拙いガイドではありましたが、沢登りの奥深い世界について、
その一端を感じ取って頂けたのなら嬉しく思います。
今回は沢歩きに終始する行程でしたが、次回は、もう少し登攀要素のある沢に
お連れしてみたく思う心。
kojiさん、keenさん、また宜しくお願い致します。

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コメント

沢デビュー、おめでとうございます
keenさん、koji_mtさん、
沢デビューですね。おめでとうございます
大雨の直後なのに、二口の沢の美しさは素晴らしいですね
明るい日差しがこぼれ、吸い込まれるような透明感です
沢登というのは日本独自に発達した登山形態だそうですね。
お二人の山の世界がさらなる広がりを深めていくことでしょう

Luskeさん、指南役ご苦労様でした。
大行沢・樋の沢の懐の深さ。改めて感心しました
もっとも私は焚火を囲む夜のほうにより惹かれますけどね
夜の部だけ参加したいぐらいです
2016/9/15 10:00
Re: 沢デビュー、おめでとうございます
先日の偶然の出会いがなければ、今回の沢デビューは実現しませんでした。
師匠には素人二人をまとめて面倒見ていただき、本当に感謝です。
沢を始めて、これからどんな世界が広がっていくのか、自分でもワクワクしています。

それと、焚火の魅力にもはまりそうです。
炎の揺らめきとゆっくり嗜むお酒・・・なんとも言えませんでした。
機会があれば焚火の会などもどうでしょうか
2016/9/16 20:06
yonejiyさん、こんばんは
二口は暗い沢が多いですが、大行沢・樋の沢は比較的明るく開けており、
快適な沢歩きが楽しめます。
台風後なので、濁流になっていないか心配でしたが、
以前と変わらず透明度が高く、初めて歩く御二人に、楽しんでいただけたかと思います。

焚火の良場があるのも良いですね。
私の場合、沢は前座みたいなもので、夜の部が本番であります
ぜひ、今度は夜の部だけでもご参加頂きたいものです
2016/9/16 23:03
この沢は本当に美しいですよね。
kojiさんご夫婦、Luskeさん、こんにちは。
大行沢は上部がナメで沢のせせらぎも心地よく、歩きやすい沢ですよね。
もうすぐ季節がすすめば、水面を赤く染める紅葉が美しいでしょうね。

大東岳は、わたしのトレーニングの山だし、ずっと沢登りがしたくて、初めてひとりで歩いた沢なので、個人的に思い入れが強いです(^ω^)
今では、此処は沢より釣りメインになってしまいましたが、暑い日は山よりも沢に入りたいなぁと感じるようになりました。

Luskeさん、そしてわたしは念願(?)の桃洞滝に謁見してきますよー。
2016/9/17 4:23
Re: この沢は本当に美しいですよね。
mariさん、こんばんは。
私たちもようやく沢の世界に足を踏み入れてしまいました。
以前は沢にはあまり興味はなかったのですが、Luskeさんやmariさんたちの記録を拝見してちょっとずつ気持ちが沢へ傾いていったのです。
大行沢は素敵なところですよね。近くにこんなところがあるのは本当に贅沢だなと思います。
紅葉の時期も是非行ってみたいと考えていました。今の時期とはまた違った美しさがあるんでしょうね〜

そういえば以前、ここで釣りをされている記録をアップしてましたね。
実は“沢登り&釣り”にもちょっと興味があるんですよね〜

それでは、また記録楽しみにしています♪
2016/9/17 21:49
mari125さん、こんばんは
個人的には、大行沢が最も美しいのは紅葉の時期だと思います。
沢の冷たさが辛くなる時期ではありますが、またその時期にも再訪したいものです。
私は釣りはしませんが、大行沢での釣りも良さそうですね。
来年あたり、初めてみたいものです。

お、桃洞滝に謁見ですか
インパクトある滝ですので、どのような感想を抱くか気になるところです。
楽しい沢旅になるよう、祈っております!
2016/9/19 22:56
プロフィール画像
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