槍ヶ岳 天上沢で負傷 無念の敗退(編集中)
コースタイム
上高地9:30 - 11:55横尾12:20 - 13:37槍沢ロッジ13:51 - 15:32水俣乗越15:40 - 北鎌沢出合17:04 (幕営)
10月10日
北鎌沢出合6:32 - 引き返し地点 - 10:50北鎌沢出合11:05 - 13:43水俣乗越14:00 - 槍ヶ岳山荘16:32 (小屋泊)
10月11日
槍ヶ岳山荘7:37 - 10:58槍沢ロッジ11:10 - 12:39横尾13:00 - 上高地16:15
天候 | 10月9日 くもりのち晴れ 10月10日 晴れ 10月11日 晴れのちくもり |
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過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
さわんどバスターミナル(第3駐車場) 駐車料金 3日間×600円=1800円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
北鎌沢出合〜天上沢 沢沿いを歩くがところどころ巻かないと進めない。 激しい藪漕ぎや滑りやすい急斜面の登下降があって時間を浪費。 厳しい状況で基本的に歩くところではないと思う。 |
写真
感想
〜P2からの北鎌尾根〜
P2から北鎌尾根のはずが取付き点を見つけられず断念。
引き返す途中、天上沢に落ちて打撲を負う。
何とも情けない、悔しい山行になってしまった。
前穂北尾根を末端からやって次の照準は北鎌尾根。
いつもの北鎌沢からではなくP2からだ。
通常は湯俣から水俣川を渡渉し、千天出合を経てP2に至る。
本当はこのクラシックルートを辿りたいのだが沢登りの経験がない
わたしには不安が大きい。
そこで水俣乗越を越えてのP2だった。
結論からいうと天上沢の巻きに難儀した。
踏み跡などあろうはずもなく、笹藪や腐った倒木をかき分けて進むのに
時間と労力を要した。地形図を見てある程度予想はしていたけどね。
P2取付き点は事前にアドバイスを頂いていたが見付けることが
出来なかった。
北鎌沢出合を出て右岸(向かって右)に貧乏沢を見送ってから小さな沢が出合い、次の沢が出合うところまで行った。もう少し進むと千天出合。
注意深く目印のテープを探したけど見付けられなかった。
挙句の果て、引き返す途中、巻きで堕ちて天上沢にドボン。
手を掛けた木の枝が腐っていたのか私の重みに耐えられずどうすることも
出来なかった。
堕ちたのは数mくらい。頭を打ったけど少しの出血で済んだ。ラッキーだった。
問題は右足の太腿。大腿四頭筋の打撲。
かなり強打したようで痛みが酷かった。痛くて少ししか足が上がらない。
それでも歩いてみたらなんとかいけそうな感じだった。
北鎌尾根はダメだけど水俣乗越まで行ってその先を考えることにした。
ゆっくり時間をかけて水俣乗越に登り返した。
なんとか耐えられる痛みだった。時間もまだあった。
そこでせめて槍の肩まで行くことにした。
普通ならここで下山でしょうが、痛みに耐えて東鎌尾根を登った。
これは私の意地。このままでは帰れない。執念です。
幕営は諦めて槍ヶ岳山荘に泊ったけど階段の上り下りがキツカッタ。
翌日の上高地までの下山も痛みに耐えた。
今回の反省点はテープと痛み止めの薬を持っていなかったこと。
ロキソニンのテープと痛み止めは絶対に山行には必要。
次の山行から持っていこう。どんな山行にもね。
これで末端からの北鎌尾根は来年以降の課題として残った。
水俣乗越からは難しいかなぁ・・・。
シリウスさん、
お怪我、たいしたことなかって良かったです。
また、ソロなので、動けなくなったら致命的な状況となります。
本当に、無事でよかったです。
写真を拝見させていただくと、
これは水量が多すぎます。
渡渉に四苦八苦されたことでしょう。
また、北鎌沢出合から千天出合までのヤブは
想像するに余りあるほどの濃さでしょうね。
ボクはマッターホルンに登るのに5回挑戦しました。
生きておればこそ、再挑戦できます。
安全な戦略を練り直してください。
期待してます。
クマ
クマさん、こんばんは。
何とも情けない山行になってしまいました。
慎重さに欠けていたんだと思います。
こんなことになってしまいとても残念です。
天上沢は対岸の右岸の方が歩きやすそうでした。
しかし、写真のとおり、水量が半端なくとても渡渉できる状態では
ありませんでした。
藪漕ぎは厳しかったです。
地形図見て覚悟はしていたんですが・・・。
引き返した地点より先も藪漕ぎの様相でした。
取付き点を見つけることが出来なかったこともあるのですが
そこで気持ちが萎えてしまいました。
クマさん、マッターホルンに5回もですか・・・。
見習わないといけないですね。
意気消沈している場合じゃない。
今後ゆっくり考えます。
天上沢にドボンとは災難でしたが、ケガが大したことなくて何よりです
それにしても、その状態で東鎌尾根で槍を目指すとは凄いです
私事、siriusさんのレコを大いに参考にさせていただき、先日前穂の北尾根を無事に通過いたしました。この場を借りてお礼申し上げます
これからもレコを楽しみにしていますので、事故、ケガにはくれぐれも気を付けてください
Pinball_1957さん、こんばんは。
天上沢に落ちるなんて情けない山行になってしまいました。
右足はともかく頭の怪我が大したことがなかったのが不幸中の幸いでした。
右足の痛みはなんとか登りには耐えられそうだったので、
槍の肩まで意地で登りました。
さすがに穂先は止めましたけどね。
翌日の上高地までがいつもより長く感じました。
いつも安全登山の意識を持っているつもりですがまだまだですね。
いっそう気を引き締めていきたいと思います。
痛いのは我慢してしまうものです。
その結果私は山を4時間以上あること右足が内側に痛みを伴い曲がり始めます。
2日以上歩いていると麻痺してわからなくなりますが。(笑)
鎮痛剤とテープは必携です。
今時は単独行ならヘルメットを帽子代わりも恥ずかしくないでしょう。
もう30年以上前の冬の記憶ですが取り付きはほぼ末端だった気がします。
あと少しだったのではないでしょうか。
borav64mさん、こんばんは。
水俣乗越まで我慢して登り返しました。
意外にも痛みに耐えられたのでそのまま槍の肩まで行っちゃいました。
槍ヶ岳山荘で湿布を買いましたがほとんど効き目がなく、
翌日の下山も我慢して下りました。
湿布と痛み止めの薬は必要ですね。
4年前に西穂で墜ちたのに教訓が生かされていない。
反省しきりです。
取付きはかなり千天出合に近いんでしょうか。
引き返し点より先も藪が濃そうですっかり気が滅入ってしまいました。
対岸に渡渉できればよかったんですが無理でした。
来年以降よく考えて再挑戦したいと思います。
編集中とのことですが失礼します
怪我の具合はいかがでしょう、北鎌、それもP2からの計画がアップされていて、初日は午前中雨でしたから勝手に心配してました
P2から登るあたりがsiriusさんらしいなと思ってました。
まずはけがを治してになりますが、きっとsiriusさんのことですから再挑戦されることと思います
お互い事故には十分注意して、山に登れる環境を継続できるよう頑張りましょう
くれぐれもご自愛専一のほどお祈りいたします
sakura0725さん、こんばんは。
お天気のほうは早々に雨があがって日も差してきてよかったんですよ。
これでP2から登攀できていたら最高だったのに。
うまくいきませんね。
アプローチのしかたを考えないといけません。
落ちてから1週間過ぎました。
整形外科へ行って湿布もらってきましたがまだ痛みは消えていません。
日々少しずつ良くなってるような気はするんですが、時間かかりそうです。
いつも安全登山といっておきながらこんなことになってしまいとても
残念です。
まったく何が起こるかわかりませんね。
今回は反省点多しです。
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