稲子岳南壁・左カンテ

天候 | 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
稲子湯方面に少し行ったところに4台ほど駐車できるスペースあり。 |
写真
感想
クライミンググレードや経験に若干の差はあれ、
「同じくらい」のメンバーのみで行く稲子岳南壁・左カンテ(全員ルート経験あり)。
●アプローチ
しらびそ小屋から10分程の樹林帯から直接岩場に直登するルート(読図・藪漕ぎ?・急登)と、中山峠側から旧登山道を経るルートがある。
他3人は5月に直登ルートを使用していたが、前回(9月)直登ルート入口を探し出せなかった私が、迷うリスクが怖くて旧登山道ルートで行くことを主張。
結果、緩やかだが若干時間のかかる旧登山道ルートを利用。
直登ルートの入口や、その時の様子を聞いたりしたが、
・岩場が良く見える(=木々の生い茂っていない)初夏もしくは秋
であれば直登ルートもありかも、と思った。
実際、9月に来たときには木々に隠れてよく見えなかった稲子岳岩壁が、葉の落ちた今では木々の間からはっきり見ることが出来た。
●左カンテ登攀(11:47〜14:00)
前回はオールフォローだった為、核心を含む2、4ピッチを譲ってもらう。ありがとー。
取付にいたパーティーはすでに登りだしていたが、その前が詰まっているとのことであった。
1ピッチ目
フェースの気持ちの良いルート。右壁の中間支点(スリング付)を越えた先にペツルの終了点あり。
2ピッチ目 yachimayuリード
支点の左側から回りこんで登る。
傾斜は緩やかだが、砂交じりでザレザレ。大きな岩も動きまくる。
支点も取れず、途中ピッチから下降するパーティーとのすれ違いもあり、登攀とは別の緊張感あり。
3ピッチ目
先行パーティーのkenzoさんがクラック沿いを上がったのを見て「面白そー!」と。
ロープ処理次第でフォローはチムニーでもクラックでも選べることを知っていたので、リードはクラックで行ってもいいよ!と伝える。
(ワタシはチムニーに行くつもり!)
最初戸惑ったものの軽々身体をあげてクラックをリード突破する登りは流石です。
チムニー抜け口から遠いほうのリングでピッチを切る。
4ピッチ目 yachimayuリード
核心ピッチ。
初見なのに、核心の弱点を瞬時に見破り(ハーケン沿いに右上すると実は辛い)、フォローのcnagaさんにアドバイスしているkenzoさんを見て、さすがだなぁと思う。
核心基部にはペツル1つ。斜面の微妙な位置にあり、何気にクリップするのが辛い。
ハーケンを追わず、左に回りこみ、最後のハングを超えて終了!
kenzoさんにアドバイス頂き、岩の切れ口までロープを伸ばして、ビレイ。
屈曲が1つ減り、ビレイしやすい。
5ピッチ目
見た目のインパクトに反して辛くないクラックを越え、終了〜。
核心ピッチを含め、つるべで登攀できました。
●下山
後続パーティーの到着を待って、下山。
15:30にしらびそ小屋に着きましたが「本日の喫茶は13時まで」の張り紙あり。
評判のケーキセットは、またもや次回におあずけとなりました。
<感想と反省>
初見であるkenzoさんパーティー(kenzoさん、cnagaさん、smgちゃん)に先行をお願いしたのだが、取り付きを間違えて伝えてしまう。
「あれ?違うんじゃないかな?」と思っても、自分に自信がなく、それを伝えられなかった。
せっかくこのメンバーだったのだから、もっと思ったことは率直に話し合うべきだったなぁと反省。
たとえ、CLが自信満々でも。
また、今回の山行については、その計画段階において反省すべき点がいくつかありました。
良い点と悪い点(リスクに繋がる点)を考え、今後の参考にしたいと思います。
ご指摘、アドバイス頂いた先輩方、ありがとうございました。
久しぶりの快晴!
秋晴れの中、色々な意味で気持ちの良いクライミングが出来ました!
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