湯ノ丸山・烏帽子岳
- GPS
- 05:49
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 659m
- 下り
- 645m
コースタイム
- 山行
- 3:56
- 休憩
- 1:50
- 合計
- 5:46
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
良く整備されており、危険箇所はありません。 |
その他周辺情報 | 温泉は東部湯の丸ICと上田菅平ICの中間の湯楽里館へ行きました。 次は雷電くるみの里のくるみソフトを食べてみたいものです。 |
写真
感想
タイムラプスでは雲海が波のように動いてました。
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天気予報は曇り、天気図も今ひとつ、行き先に迷って、NHKで紅葉が見頃との放映があった湯ノ丸高原に。
やはり朝から曇天で、期待せずに出発したところが、姨捨SAを過ぎる頃から、上田方面には青空が。東部湯の丸ICからは20分ほどで地蔵峠に到着。湯ノ丸山方面は晴れてるぞ、期待増大。
最初はゲレンデをリフトに沿って登る。最初だけにつらい。そこかしこに、放牧牛の落し物があるので注意。ゲレンデ脇のカラマツが、黄葉して青空に映える。浅間山方面は逆光ながら、噴火口の後のような山がいくつも飛び出している。
登りきると、右にはツツジ平が広がる。湯ノ丸高原はレンゲツツジで有名。登山道は駐車場から山頂まで定規で書いたように一直線。ただ、展望が今ひとつなので、ツツジ平の方に入ってみる。正面に、双耳峰の湯ノ丸山がドーンと聳えている。中腹を登っていく人の姿。
鐘分岐を過ぎると、岩場の急登。少し登ったところで、南側の展望が開けて、八ヶ岳と富士山、瑞牆山、金峰山が雲海に浮かぶ。期待していなかっただけに、この展望に感謝。
群馬方面は、田代湖が大きく見え、名前は同定できないが山々が取り囲んでいる。さらに高度が上がると、浅間山のお釜から噴煙が登っているのが見えた。
森林限界を超えて、風が強くなるとほどなく山頂。数人の先行者が入れ替わり訪れる。皆口々に、今日は期待に反して絶景ですねという。山頂からは、北アルプス南部の山々、中央アルプス、御嶽山雲海の向こうに。八ヶ岳の間からは北岳がちょこんと顔を出している。北側は、厚い雲をまとった志賀高原や四阿山。
強風に帽子が飛びそうになりながら、絶景を堪能した後北峰へ向かう。緩やかな稜線であっという間に着く。岩場の陰に、一人女性がずっと景色を眺めておられた。我々は、岩場からアルプスや、眼下の紅葉を楽しんだ。北西の風が強く、時折ガスが猛スピードで通り過ぎていく。
南の山頂に戻り、烏帽子岳へとまず鞍部へ下りていく。潅木の中の日差しのうららかな道だが、硬い泥が滑って一度尻餅をついてしまった。風はおさまっていて、暖かい。
鞍部には休憩用の椅子があるが、ここも強風のためすぐに通過して木陰で休憩。烏帽子岳の道は笹の中だが、とても展望が良い。湯ノ丸山が徐々に全景を現し、浅間山まで良く見える。からだも、温まって、体温調節が忙しい。
稜線に出ると、再び強風にさらされる。比較的狭い稜線だが、道は良く整備されていて、歩きやすい。ピークに向かって進んで行く。たくさん登っていくのに、ピークには人が少ない。なぜ?
さて、到着した。と思ったら、小烏帽子岳という標識があって、烏帽子岳はまだ200mほど向こうにあった。すっかり騙された。人がいないはずだ。
山頂の手前は少しだけ岩場。山頂は比較的広く、風を避けながら、ご飯を食べる場所も十分にある。
湯ノ丸山より低いせいか、雲海が高度を上げたのか、槍と穂高はなんとか時々見えるものの、他はだいぶ隠れてしまった。一方、北の崖の下に広がる紅葉は、どこまでも続いており見もの。また、湯ノ丸山の山腹も葉を落としたダケカンバと緑の針葉樹のコントラストが美しく、また、南側に広がるカラマツ林も日が高くなって煌めいている。南側では、富士山がずっと見えていてくれた。
小学生らしき集団が登ってくるのが見えた頃、下山を開始。保育園と思われる子供も多数頑張って登っているのに会い、湯ノ丸山の幅広い年齢層は、なかなか他の山で見られない。
ガスがだいぶ増えて、風はますます強くなり、鞍部へとっとと下る。鞍部から湯ノ丸山に登り返す元気はなく、水平道をキャンプ場を経由して地蔵峠に戻る。カラマツ林、広葉樹林と変化に富んでいるが、紅葉は終わり気味。
秋に行動するには湯ノ丸山・烏帽子岳はとてもいい。今日のように展望に恵まれればなおさら。地図を見ると、浅間山から湯ノ丸山まで西に延びた山域はここで北に向きを変えて四阿山、志賀高原へと続く。曲がり角のこの山は、遮る山が少ない、素晴らしい展望台だと思う。
地蔵峠からの下り、紅葉真っ盛りの山を縫って下りていく。朝には光線の加減で、気づかなかった。
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