ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 5585
全員に公開
アルパインクライミング
八ヶ岳・蓼科

八ヶ岳 天狗尾根

2012年03月24日(土) 〜 2012年03月25日(日)
 - 拍手
shimog miw その他2人

コースタイム

初日:美しの森駐車場10:25-13:10出合小屋
2日目:出合小屋4:10発-6:50カニのはさみ-7:55雪壁前で撤退決定-9:55出合小屋11:00過ぎ-12:50美しの森駐車場
天候 雪、曇り、風。たまーにちょっと晴れ間。
過去天気図(気象庁) 2012年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
美しの森駐車場。冬季トイレ閉鎖中。
コース状況/
危険箇所等
2月頭に比べ、林道の雪は少なく、標高が上がるにつれて雪が増えていた。
渡渉3回。2回は厳しかった。1回目は、渡渉ポイントを探し、前回より少し上流で渡る。

下山後の食事:ROCK(カレーにうるさい3B講師も納得のカレーは確かにおいしかった。)
ファイル
非公開 5585.xls
計画書
(更新時刻:2012/03/24 12:59)
駐車場からの林道。所々雪もなく、ひたすらてくてく歩く。
2012年03月24日 11:11撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
3/24 11:11
駐車場からの林道。所々雪もなく、ひたすらてくてく歩く。
最初の渡渉。上から見たところ。足跡わかりますかね。
2012年03月24日 12:34撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
3/24 12:34
最初の渡渉。上から見たところ。足跡わかりますかね。
次の渡渉。
2012年03月24日 12:49撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
3/24 12:49
次の渡渉。
その次の渡渉。ここは慎重に岩伝い。
2012年03月24日 13:00撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
3/24 13:00
その次の渡渉。ここは慎重に岩伝い。
翌日。暗い中の渡渉から始まる。
2012年03月25日 04:22撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
3/25 4:22
翌日。暗い中の渡渉から始まる。
カニのはさみ
2012年03月25日 06:48撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
3/25 6:48
カニのはさみ
講師の方に様子を見に行っていただいたが、ここで撤退決定。
2012年03月25日 07:51撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
3/25 7:51
講師の方に様子を見に行っていただいたが、ここで撤退決定。
懸垂で撤退。
2012年03月25日 08:08撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
3/25 8:08
懸垂で撤退。
出合小屋からすぐのところ。(ここは渡渉ポイントではないけれど)1日で大分様子が変わっている。
2012年03月25日 11:10撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
3/25 11:10
出合小屋からすぐのところ。(ここは渡渉ポイントではないけれど)1日で大分様子が変わっている。

感想

1か月前に先輩に連れて行ってもらった天狗尾根。今度はCLとして行くことになりました。
とはいえ、L学校の卒業山行。付添いの講師の方、メンバー皆さんにフォローされながら。
今回は、自分的には、ルートを楽しむより、リーダーとしての経験を積むことが目的。
でも、卒業山行なのだから、やっぱりみんなで楽しめる山行にしたい。

まずはルート選定から。行き先は決まったとして、アタック形式か全荷か、周回か縦走か、
いろいろ話を聞きながらいろいろ調べながらメンバー皆の志向を考えて…、と思っていたら
かえって混乱してしまったかも。早速CLのムズカシさに直面。^^;
そして、中級生4人中2人が諸事情により不参加。これは痛い…。
結果、受講生2人に講師2人という何とも贅沢な(そして緊張する)山行になりました。

天気も微妙。(アタック形式にしたので)時間も微妙。懸垂で撤退するイメトレもしてみました。
その前に撤退判断が難しそう。行く前から、うーん、頭の中がぐーるぐる。^^;
そうそう、撤退プランについては、S田講師にかなり突っ込まれましたよ^^ゞ。要は、
自分で考えておくのは当然、そしてメンバーの意思を統一しておく必要があるということ。

初日。今日は天気が悪いのは覚悟のうえ。雨さえ降らなければ…。
出合小屋までは、時間も余裕あるし、多少ラッセルあったとしてもお気楽な道中〜。のつもりが、、
か、川がしっかり流れてる。(確かに、数年前のこの時期、靴脱いで渡ってた記録は見ましたが。。)
早速講師頼りです^^ゞ。空身で渡り、ザックを渡し、残りのメンバーが空身で渡る。
そんな渡渉が2回(プラス慎重に岩伝いに渡ったのが1回)。
ほんの少しの距離なのに、絶対飛べる距離なのに、怖いモードに入ってしまってなかなか渡れない。
靴を脱ごうかと本気で考えつつ、もう一度、あさっての方向見て一呼吸し振り向きざまにジャンプ。
あーあ、こんなところに時間取っちゃった。すみません。。

出発前、行かれるところまで行こうと話していたけれど、こんな状況なので、出合小屋で再び協議。
やっぱり行くことに一度はなったものの、諸事情によりやっぱり小屋泊に。
ストーブをたいて(またまた講師頼り^^ゞ)、諸事情により濡れたものを乾かし(小屋に感謝です)、
それからはゆっくりした時間が流れて行きました。

そして就寝。が、なぜか寒くて寝られない。横になっているだけで身体は休まるとの先輩の言葉で
自分を慰めながら休んでいたら、寝起きは意外と快調。

2日目。予定を1時間早めて、2時半起床、4時発。
暗い中で、核心の渡渉。アイゼンが利いて無事通過。
暗い中で、取り付きを探す。所々消えつつあるトレースを追って、今回は赤テープのところから。
(前回はここを見送り、もう少し先で取り付いた。)
昨日入ったパーティーのトレースがあるものの、所々はすでに埋もれている。ので、ラッセル。
うっすら見えるトレースを追うも、所々ではまる…。なかなか進まない…。そして講師頼り^^;
途中、先月少し緊張したちょっとした岩場は雪で埋もれていた。違うもんだなぁ。

5時も過ぎれば明るくなってきた。カニのはさみに着くころにはもう明るい。日が延びたなぁ。
そして、最初の岩場(20m位?)。前回はロープを出すことすら考えなかったところで、念のためロープを出す。
この判断も難しい。
すぐに次の岩場。右上し左に回り込んでルンゼに入るところ。前回あったフィックスロープは見当たらなかった。
岩は前回よりさらに登り辛そう。ルンゼからは雪が流れてくる。
ここで撤退決定。

…この判断が正しかったかは、未だにわからない。抜けられないのは確実だとしても、このピッチを登ってから
撤退するのも経験になると思った。CLじゃなかったら、行きたい!と叫んでいただろうなぁ。
でも、自分たちの力では行かれないこと、そしてメンバーの様子を考えて、諦めることにした。
「諦めます」と言った時は(大げさだけど)ちょっと涙が出そうになった。悔しいのか?何に対して?

さ、決めたからにはさっさと撤退(実際には未練がましく振り返りながら^^;)。
懸垂しようとしたとき、ロックカラビナが凍る初体験。素早くやろうとしてPASに早くセットし過ぎた。
雪に着いたのだろう。

さっき来たばかりなのに所々消えているトレースを辿って出合小屋へ。小屋手前の渡渉はだいぶ楽になっていた。
水が減ったか雪が積もったか。
ゆっくりお茶を飲んでゆっくり出発。帰りの渡渉は楽だった。1日でこんなに変わるんだ。

行かれなかったのは残念でしたが、いろいろ経験になりました。
来年、もう一度行きたい。

最後に、L学校には、2年間いろいろお世話になりました。
まだまだダメダメですが、2年前に比べると少しは成長しているかな。
いろいろ言われますが…^^;、これからも、焦らず、できることを増やしていきたいと思いま〜す。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1142人

コメント

また
山においでよ!
2012/3/30 13:17
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら