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計画ID: p1910340 全員に公開 アルパインクライミング白馬・鹿島槍・五竜

鹿島槍ヶ岳/東尾根

体力度
判定データなし
体力度について
日程 2021年12月31日 〜 2022年01月02日
メンバー jyorasujp
集合場所・時間
経路を調べる(Google Transit)
時間
33:57
距離
17.0 km
登り
2,074 m
下り
2,053 m

行動予定

■1日目
スタート地点 06:14 - 06:30 大谷原 登山口 - 09:30 一ノ沢の頭 09:55 - 11:20 二ノ沢の頭 11:43 - 13:09 宿泊地(第一岩峰基部)
■2日目
宿泊地(第一岩峰基部) 07:18 - 07:22 第一岩峰 07:25 - 08:39 第二岩峰 09:59 - 11:35 鹿島槍ヶ岳北峰 11:36 - 12:25 鹿島槍ヶ岳 12:36 - 12:58 布引山 12:59 - 13:33 冷池山荘テント場 - 13:39 冷池山荘 - 13:57 冷乗越 - 15:58 大谷原 登山口 15:59 - 16:12 ゴール地点
1日目:13:09 第一岩峰直下にて幕営
   計4Pが当該地点に幕営
2日目:7:18 最後発でスタート
   7:22 第一岩峰基部着(先行3Pが登攀中)ー 7:25 登攀開始 
   8:39 第二岩峰基部着ー先行P待機(食事)− 9:59 登攀開始
   10:43 第二岩峰終了点 
   11:35 鹿島槍ヶ岳北峰
   12:25 鹿島槍ヶ岳南峰
   13:57 冷乗越ー赤岩尾根ー西沢
   15:10 赤岩尾根取付きに合流
   15:58 大谷原登山口
注意箇所・注意点「東尾根」は積雪期にだけ登ることが出来るバリエーションルートです。
このルートのハイライトは「第一岩峰」と「第二岩峰」の2つの核心部分ですが、
前後にも急傾斜のトラバース・雪壁登攀やナイフリッジの通過等、状況に応じた判断力と技術が要求される隠れた核心部と言える場面が幾つもあり、総合力が試されます。

■大谷原駐車場ー東尾根取り付き
 大谷原駐車場への分岐はゲートにて通行制限されていたため、手前の鹿島槍ヶ岳ヴィレッジ駐車場へ駐車する。
 出発時点で駐車場では計9台が駐車。お隣の単独の方は北壁へ向かうとのこと。
※先発Pは男女2名、後発に私(ソロ)、男2名、男女2名の計4Pが東尾根へ。
先発Pとは一日目のテン場(第一岩峰基部)まで、後発Pが第二岩峰まで概ね行動を共にした。
 ゲート手前まで除雪されているが、ゲートから先は積雪の上を歩行。
 やがて現れる大谷原登山口Pより橋を渡り突き当りを左手に進路を取る(右手は北壁に至る)。
 水力発電所付近より取り付きやすそうなところで尾根を直登した。 
※発電所管理棟から更に進み、S字カーブを経て登山口より2つ目の黄色い注意書きの看板のある右手尾根に、東尾根取付きを示すリボン(赤)があり、ここからの斜度が最も緩く労力が少ない。

■東尾根取付きー第一岩峰基部
 取付きからは急登だが一登りで等高線が緩み、そこからは快適な尾根登りとなる。
 やがて両側がスッパリと切れ落ちているナイフリッジや急傾斜の雪壁等、変化に富んだ雪稜が楽しめる。
途中、吹き溜まり等では膝までの踏み抜きはあるが、ワカンを装着するまでもない。
  
 一際高い雪壁を登り詰めると第一岩峰の前に出る。第一岩峰手前の狭い稜線上に今日の宿泊地とし、テン場の造成をする。テントの外で絶好のロケーションを眺めながらコーヒーをいただく。これができるから、雪山はやめられない。

■第一岩峰 100m / III-
雪ルンゼ状から上がり、右上へ抜ける。
翌朝寝坊、急ぎテントを撤収しすっかり陽が昇りきった7時過ぎに行動開始。いきなり大きく出遅れる。第一岩峰基部に幕営したはずのパーティは既に登攀中。ルンゼ状雪壁ならライン取りは自由で被ることはないため、順番待ちをせずに一呼吸置いて取り付く。渋滞発生もなく終始快適。

■第二岩峰 30m / IV-
 第一岩峰上部から続く長い雪壁をアイゼンの前爪を効かせながら左上していくと間もなく第二岩峰に到着。
 先行2パーティの通過を待機。この間に栄養および水分補給を行う。
2パーティ目のセカンドが核心部のチョックストーンまで到達したところで基部に取り付く。
 階段状の岩稜を乗り越えた先の凹角チムニーが核心部。ややハング気味の部分を超えて上に抜ける。チョックストーンに残置スリングあり。左足を適切に使えれば大した難易度ではない。抜けたところにアンカーあり。
 ※第二岩峰では核心部とされるハングしたチョックストーンのあるチムニーに至るまで、進路を塞ぐように巨大なキノコ雪が乗った嫌らしいところがある等、雪の付き方で難易度が大きく変わる。

■第二岩峰終了点ー鹿島槍ヶ岳北峰
岩峰終了点からすぐに気の抜けないナイフリッジあり。強風のため転倒注意。
荒沢ノ頭付近から北峰までも長い雪稜が続く。
ひたすら雪稜登りを経て雪壁トラバースまで来れば北峰までは後少し。

■北峰ー鹿島槍ヶ岳山頂(南峰)
急傾斜を下降し鞍部へ。雪質は風で磨かれ良く締まっており歩き易い。
南峰基部からは北面より取り付く。第一岩峰程度の急傾斜の雪壁をアイゼンの前爪を
効かせて登ると中間部より夏道に合流。以降はマーキングを辿り山頂に至る。

■山頂ー赤岩尾根
 雪が安定していそうなら最短となる北俣本谷を下降したいところだったが、急傾斜に雪が緩んでいる状況。登っている最中も、あちこちの沢筋で小規模雪崩の点発生がみられたため、予定通り赤岩尾根を降りる事にして稜線を南下する。
急傾斜の下降〜トラバースあり、ここでも気が抜けない。

 布引山以後は山荘まで長い平坦路を樹林帯に沿って進む。この区間は雪質が緩く踏み抜き多発地帯である。ワカンを装着しようと思ったが面倒でツボ足のまま通過。
全行程中、最も疲労した区間。
 冷乗越に至ると下降点には巨大な雪庇あり、これを避け少し登ったところで赤岩尾根へ向けトラバースする。

 尾根を少しばかり下降したところで右手の西沢を見ると、トレースは認めないが雪が比較的安定していそうだったので、早々に尾根を外れて大斜面を尻セードで下降。中間部から下は古い大量のデブリあり。これを捌きながらなおも降り、沢音が聞こえてくると赤岩尾根の取り付きに合流。
ここからはトレースが大量についた林道を登山口まで延々と歩く。
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