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原因は濃いガスのかかった雪渓で滑落した。メンバーから見えない地点である。登れば山頂にたどり着くことはわかっていて試みたがいっこうに着かなかったという。雪渓を避けて救助を待っていた。これは羽黒庁・防災係からの話であるがもっと詳しいことは後で発表されると思う。
参拝者の状況を聞くと、まずパーティをなしていない。参拝者は各集落(村)をまとめて登拝する。毎年来ているらしいがお互い中高年で依頼心が強く、隣の村には無頓着である。だから「あの村の方々はあまり休憩していないから、もう少し待とう」と言っても「おれたちには関係ない」と言ってさっさと行ってしまうという。全部がそうではないが先輩の先達からよく注意するよう言われたことがある。今回の遭難者は先頭をいつも歩きたがる性分らしい。後ろのメンバーから離れていたので滑落したのを誰も見ていない。ガスったらメンバーは離れない、という鉄則が守られていない。それを指示するリーダーもいない。起るべきして起こったと言ってもいいのではないか。
それと下山時人数確認をしていない。バスに着席してバスガイドが確認してはじめていないことがわかった。しかも警察に通報したのがバスガイドだというありさま。話は前後するが八合目から出発するとき「朝と昼のおにぎりが一人分余っていますヨ」とガイドから言われたが誰も取りに来なかったという。遭難が判明してからみんなは遭難者のものでしょう、と言っていたという。事実関係が少し錯綜している点もあるかもしれなが遭難はセオリーを無視するところに起きる。お互い対岸の火災とせず気をつけてゆきたい。
私も21日の月山に登っていましたが、そんな遭難事故があったとは気がつきませんでした。
そう言えば、山頂神社に勤めている人が、14時頃、下山して行ったり来たりしていました。
私がどうしたのですかと聞いたら、
「リフトの所に用があって下りてみたのです。」と言っていました。
その後16時頃、上空にヘリコプターが飛んで来て、拡声器で何か叫んでいました。
そういう事があって翌日遭難者は無事発見されたのですね。
私は去年も月山で、ヘリコプターに救助されている人を見ました。
気をつけなければなりませんね。
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