大黒茂谷
- GPS
- 32:00
- 距離
- 16.3km
- 登り
- 1,491m
- 下り
- 529m
コースタイム
丹波バス停18:15―19:15三条新橋付近19:25―20:10大黒茂谷出合
11月17日
大黒茂谷出合6:35―7:55ゴルジュ出口―9:25二俣9:35—10:25 8m滝上―11:10登山道11:35—11:55大菩薩嶺―12:05雷岩12:15―13:05上日川峠バス停
天候 | 11月16日 くもり(夜) 11月17日 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2016年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
http://www.eiwa-kotsu.com/pdf/daibosatsu_timetable20160314.pdf#search=%27%E5%85%B1%E6%A0%84%E3%82%BF%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%BC+%E4%B8%8A%E6%97%A5%E5%B7%9D%E5%B3%A0+%E3%83%90%E3%82%B9%27 |
コース状況/ 危険箇所等 |
大黒茂谷は癒し系で特段問題になる箇所はありません。ただし、全体にヌメッた岩が多く、またこの時期は落ち葉が大量に堆積しているため、慎重に遡行する必要があります。 11月中旬の遡行でしたが、本格的に水に入る箇所は無く、多少岩が冷たい程度で何ら問題はありませんでした。 入渓点に至ると思われる登山道?が2か所で沢を横断しており、エスケープに使えそうです。 |
写真
感想
実質的には前夜発日帰りですが、入渓点まで結構歩いたので一応1泊2日にしました。晩秋のお手軽沢登り企画です。
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11月16日(水)
奥多摩駅に着く頃にはすっかり陽も落ちていた。
肌寒い中しばらく待ち、丹波行きのバスに乗る。こんな時間バスに乗る登山者は他にいるはずもなく、地元の人と思しき4、5人が乗車しているのみ。
その人たちも最初の方でほとんど降りてしまい、後半は完全貸し切り状態。夜道をひた走り、丹波へ至る。
さて、山と高原地図では、ここから入渓点まで190分と長い。しかし、寒さも手伝い、知らず知らずのうちにハイペースに。
結局、三条新橋まで1時間弱、さらに入渓点まで1時間弱の計2時間弱で着いてしまった。
入渓点付近(幸い充分なスペースがあった)にツェルトを張り、就寝。比較的よく眠れたが、寒かったためか悪夢を何度も見た。
11月17日(木)
ラーメンを食べ出発。箸を忘れたので小枝で即席の箸を作った。
最初はいきなり巨岩帯。左から巻き気味に超える。
巨岩帯の少し先に堰堤あり。沢に降りるのはフリーでも可だが、安全を期して懸垂下降した。
さらに少し進むと小さなゴルジュ出現。最初の滝の釜は深く、左岸から巻き、一度沢を横断して今度は右岸を進む。遡行図のとおり。
ゴルジュの上はナメ滝。簡単な滝だが、落ち葉が堆積しまくり、ガバホールドでも埋まってしまっているので、葉を払いながら少々慎重に進む。あと、時期的な問題かもしれないが、全般的に無茶無茶滑る。
ここで、滝場は一旦終了。
時折ナメが出てきたり小滝が出てきたりするものの二俣まで基本的には単調。途中、登山道が2箇所で横断。遡行図によると、入渓点まで続いている模様。
二俣では右の支流のみ水流があり、本流は伏流。この先大丈夫かと心配になったが、少し進むと復活してくれた。でも、チョロチョロ。
やがて奥に滝が見え出した。後半のハイライトである3つの滝のうち、1つ目である。遡行図では15メートルとか書いてるが、そんなにないんじゃないかと思う。
ここは、右の壁を潅木頼りに登り、後半は水流右を登った。
その次の12メートルも想像していたほど迫力がなかった。こちらは左壁を登る。ガバだらけで問題ないが、相変わらずヌメヌメなので慎重に行く。
最後の8メートルは右壁のガリーを登って終了。
(あとで真面目に遡行図を読むと、この後連瀑帯となってるんだけど、そんなんあったかな…)
滝場が終わると、いよいよ源頭部の様相。なるべく沢を忠実に詰め、最後は右手の尾根に乗り、コメツガの原生林を苔を踏みしめながら登っていくと、稜線ちょい手前で登山道に飛び出した。
沢装解除し、大菩薩嶺へ向かう。
20分あまりで着いたが、平日&地味なピークとあってか、山頂にはなんと誰もいなかった。
それでも、展望のある雷岩まで来るとそれなりの人の数。爽やかな秋晴れで、霞んではいるものの、お馴染みの南アや富士山の展望が広がっている。
あとは上日川峠まで下って、今日の行程はおしまい。時間があったので、上日川峠のロッヂ長兵衛で、一日10食限定らしい「ウラベニホテイシメジとナスのそば」を食べて体を温めた。(蕎麦にしては高めだったが、珍しかったので^^;)
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多くの方が書かれているように、中盤やや中だるみの感はあるものの、適度にアクセントがあり、渓相もそれなりに良いので、この時期ぶらっと行くにはわりとおススメです。でもやっぱりアプローチがもうチョイ短ければなあ。(なお、車利用でも同じくらい歩くことになると思います。)
コメント
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こんな時期に沢登りですか?
この沢、夏に行ってとても気に入りました。
秋もいいだろうなと思います。
秋はマラソンの季節なので
沢に行こうとは思わなかったので驚いてコメントさせていただきました。
落ち着いてゆったりと遡行できそうですね
コメントありがとうございます^^
塩山側からのアプローチだったのですね。林道歩きも最小限に抑えられて良いアイデアですね!
沢では紅葉はほとんど落ちてしまっていましたが、帰りのバスの車窓から綺麗な紅葉が見られました。
泳ぎがあるような沢にはこの時期とても行けませんが、丹沢や奥多摩の小さな沢も含めれば、個人的には3月下旬から11月下旬くらいまでは沢のシーズンかなと思っています。
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