【剣ガ峰(543P)と千部ヶ岳】満願寺から

2016年12月30日(金) [日帰り]

• GPS: 04:40
• 距離: 9.3km
• 登り: 790m
• 下り: 798m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:40
• 休憩: 0:00
• 合計: 4:40

11:10 スタート地点
15:50 ゴール地点

背中をケガしているので、体を労わりながらトボトボ歩いてます。
元気な人だったら半分くらいのタイムで歩けるんじゃないでしょうか。

参考文献
『栃木の山150』随想舎

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

満願寺奥之院　入山料300円

その他周辺情報

いづるや
http://www.iduruya.co.jp/
もり1枚 600円

ファイル

waypoint_2016.12.30.gpx

この日の山行のポイントを、ウェイポイントにまとめました。
（更新時刻：2017/07/05 12:42）

写真

12/30 11:02

今日は栃木市出流の満願寺から勝道上人ゆかりの旧跡を歩いてみます。
こちらは山門仁王門。

12/30 11:04

薬師堂の陰が駐車場です。
山門・薬師堂ともにいい雰囲気。

12/30 11:06

駐車場。
薬師堂の真後ろにある建物が洗面所。

12/30 11:07

出流山のシダについて。

12/30 11:12

本堂に向けて歩いていきます。
鐘楼。
なんか嫌な予感がしてきました。

12/30 11:14

時代が降ってから作られたものが、須らく下品な佇まいの寺でした。
本堂を望む。

12/30 11:16

本堂内の千手観音。
勝道上人像もあるらしいのですが、分らず。
勝道の足跡を知りたくて当地を訪れましたが
拍子抜けするくらい軽い扱いでした。

12/30 11:20

本堂真後ろにあった謎の人造洞窟。
後にある石仏はいいものだった。

12/30 11:25

洞窟内。
なんの石を崇めているのか、またどこまでが天然物なのか不明。
満願寺サイトでも一切触れていない。

12/30 11:20

本堂の彫刻は見事だった。
江戸時代が全盛期だったんだろうな。

12/30 11:21

奉納額。
元禄と明和。

12/30 11:24

入山料300円を支払い、本堂脇から奥の院を目指す。

12/30 11:26

奥之院拝殿案内図。

12/30 11:27

きれいな参道を進む。

12/30 11:31

やがて山は荒れ気味に。

12/30 11:33

古いものは美しかった。

12/30 11:34

聖天堂へ続く階段は閉鎖中。

12/30 11:35

歴代門跡の墓。
奥に見える小屋が女人堂。

12/30 11:38

コンクリ板を渡るあたりで…

12/30 11:40

見上げたピークが剣ガ峰(543P)。
直登できるようなマーキングもあった。

12/30 11:42

奥之院が見えてきました。
右に見える小屋が休憩所。

12/30 11:45

奥之院。

12/30 11:45

聖天堂・大師霊窟への道。
「大師霊窟」ってなんですか？と素直に聞きたいのだけれど、
ここは何事につけ説明が少なく、よく分からないものが多い。

12/30 11:47

千部ヶ岳・大日霊窟への道。
「此れから先は案内人無しでは御参り出来ません」とある。
大日霊窟など、洞窟の立ち入りについて言っているらしい。
先の大師霊窟の看板にも同様のことが書いてあったと思われる。

12/30 11:48

大悲の滝。
ここで滝行をするらしい。
苦手なセンスのネーミングが連発するので
気持ちも引き気味。

12/30 11:48

大悲の滝と奥之院。

12/30 11:50

休憩所内部。
滝行の方々の更衣室、といった造り。

12/30 11:53

奥之院に上る。

12/30 11:52

今日もケサラン☆パサラン見っけ。
一日中いろんなところで見かけました。

12/30 11:55

上り切りました。

12/30 11:54

奥之院内部。
石段に足を踏み入れてちょっと待つと…

12/30 11:58

電気がつきます。

12/30 11:58

これが満願寺の本体(なのか？)。
石筍を十一面観音の後ろ姿に見立てているらしい。
子授けの効験があるとされ、勝道上人の母親もこれに祈念したとされる。
今自分が、ご母堂と同じものを見ているとしたらやはりすごい。
(良くも悪くも夢に出そうなビジュアルでしたが)

12/30 12:01

休憩所脇から登山道へ入ります。
階段から先を右へ上れば千部ヶ岳への登山道。
今日は左に折れ、大日霊窟の前を通って剣ガ峰を目指してみます。

12/30 12:03

大悲の滝の直上にある洞窟の小さな入り口。
これが大日霊窟なんだと思う。

12/30 12:04

大日霊窟を左手に見ながら石造りの参道を進む。
倒木もあり、道は荒れている。

12/30 12:08

参道を進むと四阿があった。
四阿の後が洞窟になっているので入ってみると…

12/30 12:12

めちゃくちゃ深かった。
荷物を軽くするためヘッデンを置いてきてしまったことを
つくづく後悔した。

12/30 12:13

入り口を顧みる。
足元が見えないのでこの辺で撤退しました。
(この洞窟の名前が分かりません)

12/30 12:15

深追いはしないけど、ここが何かは知りたい。

12/30 12:16

洞窟から先の道はありませんでした。
踏跡はあるので人の往来はある模様。
直登。

12/30 12:34

ピークに近づくとゴロた岩が増えてくる。

12/30 12:36

剣ガ峰に到着。
祠あり。

12/30 12:45

剣ガ峰修験場跡(543P)にて。
石垣と祠があるだけで、その他の施設は見つからず。

12/30 12:38

金剛堂という感じではない。

12/30 12:40

南面する祠。

12/30 12:43

剣ガ峰修験場跡からの眺め。
栃木県南の眺め、初めての経験です。

12/30 12:43

蛇足ながら。

12/30 12:42

昼を回っているのに、今日は富士山がよく見えました。

12/30 12:44

トキオぅ。
唐沢山の真後ろが新宿。

12/30 12:59

日当りのいい場所でした。
コッペパンが旨かったです。
今来た道を下って、千部ヶ岳目指して上り返します。

12/30 12:58

チェーンスパイク、ここで装着。

12/30 12:59

道はあってないような場所だったので、何となくで下りていきます。

12/30 13:12

観音入林道の駐車スペースにドンピシャで下りたちました。

12/30 13:19

林道路肩の駐車スペース。
千部ヶ岳への取付で、案内板もあります。

12/30 13:18

林道を挟んで、取付の対面にあった不動尊霊窟。
例によって詳細不明。

12/30 13:18

不動尊霊窟入口。
ヘッデンもって、また来なきゃね。

12/30 13:17

では、千部ヶ岳へ。
取付口は崩落していますが、その先は一応整備された登山道があります。
ただし、結構荒れてます。
「伐採作業中。入山禁止」との表示がありました。
12/30じゃ稼働しないだろうし物音もしないので、気にせず入山。

12/30 13:23

登山道というより作業道の体を為してくるころ、道は歩きやすくなってきます。
このまま上って…

12/30 13:25

重機の通れる作業道に出、このまま東進します。

12/30 13:26

今下りてきた剣ガ峰を見上げながら歩いていくと…

12/30 13:27

指導標のある分岐が登場。

12/30 13:28

左に折れて「展望台」方向へ。
「展望台」とは、千部ヶ岳護摩壇跡のことを指しています。

12/30 13:37

不安になるくらいまっすぐ北西に進んだころ、
つづら折り気味に尾根へ向かって高度を上げていくと…

12/30 13:43

分岐の指導標が見えてきます。

12/30 13:44

このまま北西へ進めば林道片角観音入線へ。

12/30 13:44

今日は南東へ折り返して千部ヶ岳に向かいます。

12/30 13:46

この人工林で埋め尽くされたピークが千部ヶ岳なのかな、
と思っていたら…

12/30 13:49

北斜面は明るい自然林が残っていたのでほっとしました。

12/30 13:50

千部ヶ岳に着きました。

12/30 13:52

千部ヶ岳にて。

12/30 13:54

味わい深そうな山名板は残念ながら破損していました。

12/30 13:57

眺望もないので、このまま護摩壇跡(展望台)に向かいます。

12/30 14:01

尾根がせり上がっているところが護摩壇跡。
眺望はそれほど良くない。

12/30 14:03

護摩壇跡。
これが見たかったんだ！

12/30 14:03

人工的な石組を見つけることはできませんでした。
ここが護摩壇だったのでしょうか。

12/30 14:13

護摩壇跡の先の、尾根の続きを見下ろしたら金剛堂を見つけました。

12/30 14:12

碑伝が収められてないけど、金剛堂。
種子なし。

12/30 14:13

切妻の流造。

12/30 14:02

千部ヶ岳護摩壇の旧跡について。
そしてもうひとつ…

12/30 14:05

これが見たかった！
ず〜っと見たかった！
横根山と男体山が勝道上人の目にどう映っていたかを知りたかったのだ。

12/30 14:05

恒例の。

12/30 14:06

脇を見れば鶏鳴と羽賀場。
その後ろに高原山がうっすら見える。

12/30 14:06

勝道上人が横根に留まったことがずっと気になってました。
ここから見ると横根は日光連山の遥拝所みたいですね。

12/30 14:06

出流から見た男体山！
いやあ、来て良かった。

12/30 14:09

護摩壇跡全景。
また来ますね、ごきげんよう。

12/30 14:09

護摩壇跡に建つ指導標。
ここからの登山道は下り口だけ南に向くが、すぐに尾根沿いの向きに変わる。

12/30 14:16

護摩壇跡を仰ぎ見つつ、帰ります。

12/30 14:21

あとはもう、人工林ばかりです。
登山道は整備はされていますが時間を経ており、
結構荒れてます。

12/30 14:25

杉山の下草が明るかったので撮ってみました。

12/30 14:25

オオバノイノモトソウ(みたいな何か)の群生です。

12/30 14:30

尾根をまっすぐ下りているが、ちょいちょい作業道を横切る。

12/30 14:31

作業道と指導標が見えてきた。

12/30 14:35

作業道の下から分岐を顧みる。

12/30 14:34

作業道から下の尾根。

12/30 14:32

大きな指導標は西方を指していた。
一度向かってみたが、上りで通った分岐までつながっているような気がして引き返してしまった。

12/30 14:32

こっちへ進みました。

12/30 14:44

以下、退屈な道が続いた(笑)
重機用の作業道をひたすら進み、途切れたところで細い作業道に右折して入った。

12/30 14:47

指導標もマーキングもなく、不安になり始めたころ整備された木段が現れた。

12/30 14:53

やっと「ふれあいの森」に出ました。

12/30 14:56

端っこの方に下りてきてしまった。
「伐採作業中。入山禁止。みかも森林組合」との表示がありました。

12/30 14:51

何かの球果。

12/30 14:59

ふれあいの森駐車場に到着。
チェーンスパイクを仕舞って、舗装路へ。

12/30 15:08

千部ヶ岳の尾根の舳先を眺めながらてくてく歩く。

12/30 15:10

ネットでよく見かける登山口こちらにありましたw

12/30 15:10

登山口に掲げた案内図。
ここでは「剣ヶ峰(656m)」と書かれている。
正直、何が正解なのかよく分からない。

12/30 15:21

せっかくなので「いづるや」で蕎麦を食っていく。

12/30 15:39

満願寺の駐車場に戻る。
遠くに見えるのは千部ヶ岳の尾根。

12/30 15:43

千部ヶ岳の尾根の末端には小学校の跡地があった。
寺尾北小学校跡。

12/30 15:43

小学校跡から尾根の末端を望む。

12/30 15:45

そこに山神の祠が2つあった。

12/30 15:48

満願寺の山門が見えました。
遠くに見えるのは剣ガ峰(543P)。
蕎麦うまかったな。

撮影機器：

PowerShot G3 X CANON

装備

個人装備

ガーミン/オレゴン600にてログ取得 胸部サポーター

感想

thoughtmay

ヤマには全然関係ない話なんですけど、家から栃木市出流までドライブしてる際、前回の茨城県大子町に続いて2週連続トヨタ2000GTを見かけました。今回は徳次郎にて遭遇。
同一個体かどうかは不明ですが、ある意味今年一番レアな出来事だったかもしれない。
今日の2000GTが徳次郎ICから日光宇都宮道路に入ろうとしているのを見たときは、まだ高速運転が可能であることに感激するとともに、エンジンの音が聞けるかもしれないことにハッとして、追走すべきか1.5秒くらい迷いました。
別に特にクルマが好きだというわけではないんですけどね、ドキドキするんですもん、オトコのコとして。

コメント

タカ

こんにちは(^^)
ケガの具合はどうでしょうか？

精力的に歩いているので一安心しました！！thoughtmayさんのレコは解説が詳細まであり参考になります。

今日で2016年最後…
来年もよろしくお願いします👍👍

thoughtmay

Re: こんにちは(^^)
こんにちは！
お正月の準備はバッチリでしょうか。

病院でレントゲン3枚撮ってもらった診断結果が
「お話伺ってると、折れてますね」
だったんですが、折れた部位はレントゲン写真には写ってないんですよ。
だから、半信半疑というわけではないんですが
「折れてない可能性もあるわけじゃん？」と心で念じつつ、
無理して周りに心配かけないようにしてます。
痛いことは痛いです が、ゆっくり歩く分には大丈夫です

県南西部の山容はラビリンスのようですね。
あそこを味わってるだけで10年ぐらい楽しく過ごせそうな気がして怖かった です。

来年もよろしくお願いします。
タカさんの山行は全然予想できない華麗さと跳躍力があるんで !
楽しみにしてます！
良いお年を