阿弥陀岳北稜

2017年01月07日(土) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 13.7km
• 登り: 1,340m
• 下り: 1,336m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:38
• 休憩: 2:51
• 合計: 9:29

6:47 美濃戸口
7:30 7:30 やまのこ村
7:42 7:42 美濃戸山荘
9:33 10:16 行者小屋
10:47 12:38 阿弥陀岳北稜
12:57 13:01 阿弥陀岳
13:47 14:00 西ノ肩
15:04 15:04 御小屋山
16:16 美濃戸口

天候

快晴無風のどぴーかん

アクセス

利用交通機関：

自家用車

金曜夜に東京を出て、美濃戸口・八ヶ岳山荘の駐車場にてテントを張って仮眠。
駐車料金は1台500円（普通車）。コーヒー1杯無料券くれます。

その他周辺情報

年末の南稜と同様、もみの湯に立ち寄りました。
この温泉、夕方５時を過ぎると料金が５００円→３００円に安くなる！知らなかった！！
中央道八ヶ岳ＰＡにて夕食。「次に来た時はカレーを」と前回言っておきながら、生姜焼き定食に浮気しました(笑)。

写真

3時間半の仮眠では若干足りない、しかも寒い。

林道は雪なし。途中から若干凍っている。

ここから南沢を行く。

川ガッチガチ。

西面が見えてきた。

行者着きました、ここで装備を身に付ける。

1週間ぶりの阿弥陀。前回は向こう側から登った。

赤・中・阿弥陀

さて出発。中岳沢を途中まで登って、北稜に取付く。

えっ、あれ登るの？？どこからどう見ても初心者向けに見えないんですが…。

手も足も雪にサクサク刺さってとても気持ちが良い。

傾斜がキツくなってきたので、先輩から借りたバイルを使って両手でグサグサ刺しまくる。

そうそう、こういうところ歩きたかったのよ。すごく気持ちいい。

核心部である岩尾根の基部はもう終わって、あとは雪稜歩き。

高度感たまらん。

ナイフリッジをへっぴり腰で(笑)。

逆光に浮かぶ先行パーティーの姿。

山頂着いてないのにガッツポーズかい(笑)。

先輩が「前を行っていいよ」って、譲ってくれた。

先輩に出会えていなかったら、こんな経験できなかった。2週も続けて本当にありがとうございます。

阿弥陀様とも再開。

つい先日登った権現岳をバックに。今日は展望が良さそうだね。

北アルプスオールスターズ。

南アルプスオールスターズ。

中岳から赤岳への稜線。

たたずむ単独行者。北稜をソロで登った猛者です。

前回同様、御小屋尾根を下山。途中の肩で来た道を振り返る。

ここで装備を解く。うーん、これからまだまだ雪増えるかな。まだ全体に緑が多い。

御小屋尾根は大パノラマを楽しみながら降りられる、下降には絶好のルートと思います。

御小屋山の少し先に分岐があって、左に行くと前回下りた舟山十字路、今回は右を降りて美濃戸へ出ます。

別荘地帯を流れる川が不思議な形に凍ってる。でっかいクラゲみたい。

駐車場着きました、また右膝イッちゃいました…痛い痛い。

感想

chunkichi

南岸低気圧の影響で3連休は天候が良くないらしい、という情報は仕入れていた。
だがどうやら土曜日はそれなりにもつらしい。
ということで急きょ金曜夜発の日帰り登山が決まった。木曜の朝の事だった。

実は、南稜のルンゼでふくらはぎを酷使したために筋肉痛が出てしまったのだけど、それが完全に取れてなかった。
にもかかわらず権現なんかに行ったりして、疲れが取れないまま仕事始めも迎えて、あまり良いコンディションではなかった。
結局、行ってみたら意外とふくらはぎのことは気にならなくて、それよりも下山の右膝の痛みの方が深刻だった。
なんとなく、登山靴が合っていないような気がする。困ったものだ。

今回一緒に行った先輩は、先週の南稜でもお世話になった大ベテランさん。
去年の6月に一緒につづら岩へ行って以来、夏の沢などでも大変お世話になってきた。
とても柔和で温厚な優しい先輩で、素人の私の不出来を山行中に責める事など決してなかった。
その先輩を、今回はじめて怒らせてしまった。
それはそれは、ひどく落ち込んだ。
リードする先輩に「いってらっしゃい」の一言がかけられなかった。

原因はダブルアックスの収納に手間取ってビレイの体制に入るのが遅かったからなのだけれど、後続も待っていたし、先輩も気が競っていたのだろう。
これからはもう初心者扱いはしないぞ、しっかりしなさい、という忠告なのだと解釈しようと思う。