カリカリ焼岳で、正月太り解消…！

2017年01月07日(土) [日帰り]

• GPS: 06:40
• 距離: 7.5km
• 登り: 1,258m
• 下り: 1,246m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:20
• 休憩: 2:10
• 合計: 6:30

5:40 スタート地点
7:30 7:50 中尾峠
9:10 10:10 焼岳(北峰)
10:10 11:00 中尾峠
12:10 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

中尾登山口にて登山届提出。
登山届未提出者には罰則規定あり（岐阜県、北アルプス）。

写真

中尾登山口よりスタート。
駐車場にはマイカーのみ…

途中、色づく笠ヶ岳。

秀綱神社で、登山の安全を祈念。
雪は少なく、ワカン・スノーシューは不要。

中尾峠にて、ご来光。
ここから氷化斜面の世界。
ストックをしまい、アイゼン・ピッケルで臨戦態勢。

目指す焼岳。
パッと見、そんなに難易度は高くなさそうだが…

朝陽を浴びて白く輝く、美しい笠ヶ岳。

シュカブラを踏みしめながら、歩みを進める。
下部は、まだ緩斜面。

徐々に斜度を上げてゆく。
上高地を挟んでそそり立つ、明神・前穂と六百山・霞沢岳。

今回の核心部、山頂直下のカリカリトラバース。
緊張して、身も心も痩せる思いでした。
（が、家で体重を測ったら痩せてなかった…）

見ないほうがいいのに、つい下を見てしまいます。
くわばら、くわばら。

北峰の噴煙が見えてくると、鞍部までもうすぐです。

ようやく鞍部へ。
バージントレースを刻む喜び。

焼岳南峰。

冷静と情熱の饗宴。

焼岳（北峰）登頂！
冬の北アルプスでは、なかなか巡り合えない絶景です。

いつまでも美しい、笠ヶ岳。

明神~前穂と西穂〜奥穂の荒々しいライン。
美しさと厳しさは、表裏一体。

上高地を見守るようにそそり立つ、六百山と霞沢岳。

焼岳の山頂で、愛を叫ぶ。

Don't think , just feel it！

まだ鏡開き前なので、黒豆で栄養補給。

焼岳南峰の向こうに、大きな乗鞍岳。

火口湖の向こうには、霊峰白山。

南岳・大喰岳の奥に、黒くトンがる槍ヶ岳。

1/7 10:02

この眺めを、もう一度網膜に焼きつける。

1/7 10:07

山頂でのんびりしたあと、自らのトレースを辿って、下山開始。

自然の造形美には、かなわない。

行きはコワいし、帰りもコワい…

牛歩戦術で、慎重に下ります。

山頂直下はなかなか陽が当たらず、カリカリのままです。

陽が当たりそうで、当たりません。
雪崩とカリカリ、どちらもコワい…

ようやく安全な斜度に辿り着き、ホッとひと息。

いつまでも居たい風景。

もう少し雪が多ければ、下部は快適なBCゾーンです。

振り返って、焼岳を眺める。
登らせていただき、ありがとうございました。

中尾峠で、ソロの方と会話を交わす。
振り返ると、自然の前に人間は、あまりに小さな点としての存在。
どうぞ、お気をつけて！

下山途中、これも不思議な造形美。

登山口付近では、地熱発電が行われていました。
なんとか、次世代のエネルギーとして、もっと活用できないものか。

撮影機器：

PowerShot G9 X CANON

装備

個人装備

アイゼン ピッケル サングラス ヘルメット

感想

kakehi

正月の暴飲暴食で体重が大変なことになったので、どこかに登りに行かねば！と思っていたところ、北アルプスの天気予報が奇跡的に良かったので、久々に焼岳へ行ってきました。
雪は予想通り少なく、登山口から中尾峠まではずいぶんラッセルでラクをさせてもらいましたが、中尾峠からのカリカリ斜面は、なかなかのスリルでした。
特に山頂直下の急斜面カリカリトラバースは、登りはよくとも、下りで進退窮まる可能性があるので、冷静な判断が求められます。
何はともあれ、新年山初めを無事に終えることができ、展望も楽しめ、感謝、感謝のひとときでした！

コメント

レッズ

いやぁ、大変でした
中尾峠でお話を聞いて下から見た時はそれほど大変のようには思えなかったのですがお話のとおりでした。時間を掛ければ行けたかもしれませんがなかなか進まず、だんだん気持ちがしぼんで自分は戻りましたが、kakehiさんのようにあそこを行って帰ってこれるようになりたいものです。
中尾峠でお見かけした時に颯爽と歩いてしておられたのでかなりヤル方だと思ったのですが、コースタイムを拝見すると中尾峠まで2時間かかってないんですね。
今回は山頂を踏めませんでしたが厳冬期の森林限界以上の世界を知ることができていい経験をしました。またどこかでお会いしましょう。

＊写真の9、28、29、36を個人用にダウンロードさせてもらっていいですか。

kakehi

Re: いやぁ、大変でした
ご無事で何よりでした。
ホント、山は実際に近づいてみると、いろいろ宿題があって大変ですが、だからこその楽しみもありますよね。
また、どこかでお会いできる日を楽しみにしております。
＊写真、どうぞご自由に使って下さいね〜！

Rila

素晴らしい！
はじめまして。
じっくりレコ見させて頂きました。

快晴のコンディションとは言え、厳冬期の焼岳は難易度の高さが一昨年チャレンジしたので身を持って感じています。

本当に登頂されて、私自身も勇気付けられました。
雪の状態や量など、とても参考になりました。
今週の寒波で更に焼岳も雪が多くなって難易度高くなると思いますが、今季に天気を見てリベンジしたいと思います！

kakehi

Re: 素晴らしい！
はじめまして。
コメントありがとうございます。
冬山は、降雪後の雪崩や氷化斜面による滑落など、状況によって適切な対応を求められるので、大変ですが、達成感もまたたまらないですよね。
安全第一で、楽しんでいきましょう〜！