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Yamareco

記録ID: 1047057
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山滑走
磐梯・吾妻・安達太良

激ラッセルの西大巓

2017年01月15日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:34
距離
6.7km
登り
334m
下り
885m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:14
休憩
0:21
合計
4:35
8:42
198
ゲレンデトップ
12:00
12:20
42
標高1900m地点
天候 今シーズン最強の寒波により終日の雪 山頂付近-17℃
過去天気図(気象庁) 2017年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
グランデコまでの道路は常に除雪が入りますが、この日は終日の降雪により除雪追いつかず、帰路は凸凹状態。
コース状況/
危険箇所等
ゲレンデトップからの夏道は降雪によりリボンテープがほとんど確認できず。終始GPSによるルート確認を行う。連日の降雪により膝までのラッセルとなる。藪はほとんど埋まっていた。
ラッセルの後を振り返る。このあたりはまだ膝下ラッセルであった。
2017年01月15日 09:27撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
5
1/15 9:27
ラッセルの後を振り返る。このあたりはまだ膝下ラッセルであった。
モコモコとしたオブジェのような雪塊。どうしてこんな形になるんだろう。
2017年01月15日 09:32撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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1/15 9:32
モコモコとしたオブジェのような雪塊。どうしてこんな形になるんだろう。
アオモリトドマツのモンスターを潜るようにシール登高していく。
2017年01月15日 10:18撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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1/15 10:18
アオモリトドマツのモンスターを潜るようにシール登高していく。
激ラッセルに後続が追いつき、先頭を代わっていただいた。さっきまでのハイピッチの心拍数が一気に下がっていった。ありがとう〜
2017年01月15日 10:47撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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1/15 10:47
激ラッセルに後続が追いつき、先頭を代わっていただいた。さっきまでのハイピッチの心拍数が一気に下がっていった。ありがとう〜
再び、一人ラッセルとなり、森林限界が近くなってきた。間もなくこのあたりも樹氷原となっていくのだろう。
2017年01月15日 12:03撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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1/15 12:03
再び、一人ラッセルとなり、森林限界が近くなってきた。間もなくこのあたりも樹氷原となっていくのだろう。
樹氷予備軍。この寒波が過ぎ去った頃には完成しているかな。
2017年01月15日 12:03撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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1/15 12:03
樹氷予備軍。この寒波が過ぎ去った頃には完成しているかな。
山頂まであと標高差80mであったが、ラッセルで刻んだ雪面がばっさりと崩れる様を見て雪崩の危惧を感じて撤退。
この後もまともな滑りは出来ず、下りラッセルとなった。
2017年01月15日 12:03撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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1/15 12:03
山頂まであと標高差80mであったが、ラッセルで刻んだ雪面がばっさりと崩れる様を見て雪崩の危惧を感じて撤退。
この後もまともな滑りは出来ず、下りラッセルとなった。
2017年01月15日 12:41撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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1/15 12:41

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 アウター手袋 予備手袋 防寒着 バラクラバ 毛帽子 ブーツ ザック ビーコン スコップ ゾンデ 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット ガムテープ 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス ツェルト ストック ナイフ カメラ ビンディング スキー板 シール

感想

今年最強の寒波に見舞われた東北地方。
どこの山も多くの雪が降っているに違いない。
しかし、これだけ連日の降雪となると激ラッセルは間違いないだろう。

久しぶりのラッセルを楽しんでやろうとやってきたのはグランデコスキー場。
ここからゴンドラ・リフトに乗り、標高差450mの西大巓を目指す。

第4クワッドを降り、シール登高開始。
朝一のシール登高に当然トレースはない。
激ラッセルの始まりだ。
最初は膝下、やがて膝までのラッセルとなる。
少しでも急な斜面が現れると思うようには進まない。
激ラッセルから2時間、今日唯一の入山者が追いついてきた。
足元にはファットスキーだ。
さすがラッセルのスピードが違う。
こちらはセミファットなので沈み込み具合がまるで違うのだ。

しかし彼らはタイムリミットにより標高1850mあたりで終了となった。
再び孤独の激ラッセル。
やがて森林限界近くなり、山頂まではあと80mとなったが、
ここで踏み込んだラッセルの足元から雪面が大きく崩れ出す。
このあたりは勾配もきつく、樹木もないため雪崩の文字が頭をよぎる。

今日はここで撤退しよう。
行動食補給もそこそこに急いで滑降準備をする。

樹木が少ない箇所へ移動し、いざ・・・

しかし、滑降でも膝まで埋まる激パウダーにまったくターンを切れない。
やがて樹林帯に突入し、下りラッセルを交えながらようやくゲレンデへ・・・

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コメント

うわ〜
テカポさん、まじでビビりますね。無事下山できて良かったです。登りラッセルより下りラッセルの方が疲労感ありますね。お疲れ様でした。
2017/1/15 20:17
チカさんへ
私も2年前に目の前で尾根沿いでウインドスラブの雪崩を目の前で見てから
非常に神経質になってます。
足元の雪がバサッと崩れていくのを見るともうだめ〜って感じです。

下りラッセル、ほんと辛いですねぇ〜 ファットの板が欲しい〜
2017/1/15 20:24
雪崩
tekapoさん こんばんは

これだけ一気に積もると雪崩が一番気になるところです。単独で膝ラッセルはかなり厳しいですね^_^; こないだまで雪がない〜と嘆いていたのに今は早く落ち着いて〜って感じですね。

ファットが欲しいですよね〜まだ買えませんけど…
2017/1/15 22:44
koueiさんへ
単独での膝ラッセル、久しぶりに気合が入りました。
後続が追いつくまでの2時間、
ガンガンと雪の降る中、ラッセルしているあの快感?は病みつきになります

でもファットじゃないので、やはり雪が落ち着いた頃が楽しめるんでしょうね。
2017/1/16 17:55
tekapoさん こんにちは!
◎ うわぁ〜凄いフワフワ雪ですね〜! 状況に寄って嬉しい様な?悲しい様な?、、。 激ラッセル経験無いですが何時かはしないとダメなんでしょうね、、。
◎ 雪崩は絶対に合いたくないですね。 ご無事で良かった、、命が有れば又行ける!? その場の的確な判断が大事なんですね、勉強に成りました。
◎ 来シーズンの為にファット貯金をしなければ、、。 その前に滑降力を上げる方が先かな、、。 ^,^;;
◎ 何時に成るか分かりませんが安定した時期に行ってみたいですね。 本当にお疲れ様でした! m(_ _;)m
2017/1/16 17:15
mypaceさんへ
嬉しいはずの激パウダーもあれほど深ければターンも困難で
ちょっと悔しかったです。あ〜ファットがあればなぁ〜って。

この日は下山後のスキー場駐車場に停めた車にも30センチの新たな積雪がありました。
これだけでも最強寒波の凄さがわかる一日でした。
気温は終日、および連日低かったけれど、あれだけ一気に新雪が積もると
雪面にはちょっとのストレスで雪崩を誘発しそうな状態だったかもしれません。
こんな時、一人だと撤退の勇気なんて簡単〜  
帰ろうって気持ちの切り替えが早かったですよ。

でもファットスキー欲しいですね。
関西からだとなかなかその板を使う場面に出会いにくいけれど、
やっぱり欲しいですねぇ〜
2017/1/16 18:03
応援に行きたかったです
こんばんは。
こんな日でも登っている人居るんだろうねー
と言っていたら、tekapoさん登っていらっしゃったんですね (;^_^A アセアセ
それもパウダースノーのグランデコで
私もこのところ体が鈍っているので加勢したかったですと言いたいところですが、
足を負傷していまして、応援どころか足手まといになったしまう状態です。
ましていきなり降り積もったの新雪でスノーシューでは、
歯が立たなかったたでしょうね

「ばっさりと崩れる様」
雪崩を間近で見た事は無いんですが、
この表現を見ただけでも身の毛がよだちます (||゚Д゚)ヒィィィ!
撤退は良い判断でした。お疲れ様でした。
2017/1/18 22:10
mikiさんへ
応援コールありがとうございま〜す
独りラッセル もう頭の中は真っ白で大雪の中でもがいてました。
でもスキーだからあそこまで行けました。
休憩時にスキーを外すと腰近くまで埋まったほどでしたから
スノーシューでも股下ラッセルだったかも〜

雪崩、一度目の前で目撃したことがあるので
最近は神経質になってます。
出会いたくないもんですね。

足の怪我、早く治るといいですねぇ〜
2017/1/19 18:33
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