堂木沢山(積雪期 大滝ドライブインから周回)
- GPS
- 08:00
- 距離
- 7.5km
- 登り
- 925m
- 下り
- 923m
コースタイム
- 山行
- 7:38
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 8:00
天候 | 晴れ/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■登りはかなりの急斜面が何回か出てきます。ピッケル・アイゼンは必携。 ■気温が高く踏み抜き多発。おまけに雪が団子となってアイゼンに付着。 ■下りの痩せ尾根では藪と踏み抜きで緊張の連続。 |
写真
感想
国道48号線を山形から仙台方面に向かうと、右手に反射板の立つ山頂が確認できる。それが堂木沢山だと認識したのは2年くらい前のことだった。その後大滝ドライブインから滝を見に下へ降りた際に、赤い橋を渡った先の沢沿いにこれまた赤い手摺の付いた階段があるのを見て、「登山道があるのだろうか・・・一度登ってみるかな」と思っていた。調べてみると堂木沢山には登山道はないものの、地形図を見ると明確な尾根地形を伝って山頂まで行けそうである。これは藪が隠れる積雪期にチャレンジか・・・と密かに狙っていた。ネットで検索すると無雪期に沼沢沼からピストンの記録は散見するが、積雪期に大滝からの記録は皆無に等しかった。そんな中で大滝から堂木沢山を周回した記録を1件見つけた。当初自分は乱川沿いの尾根をピストンと思っていたが、その記録に倣って周回することにした。記録では時計回りの周回だったが、途中かなりの急傾斜が予想されたため、安全を期してその急斜面は登りで使うことにして反時計回りで周回することにした。
実は今回の山行の前の週にこの堂木沢山を目指して大滝ドライブインまで行ったのだが、ピッケルを忘れたことに気付き敢え無くドライブインで撤収となってしまった。今回は天気も良さそうだし満を持しての再チャレンジなのだ。気がかりはこの時期としてはかなり気温が高いことだったが・・・
山行の記録は写真の説明を参照していただくとして、山行を終えた感想としては予想よりもかなり大変な山だったということ。ラッセル、ルートファイディング、50度近い急な雪面、痩せ尾根、刻々と変化する雪質、藪漕ぎ、踏み抜き地獄等々・・・経験値が確実に一つは上がった山行だった。今回まとまった積雪後時間が経って雪はある程度落ち着いた状態だったが、これが降雪直後の深いラッセルならとてもじゃないが登頂はできなかっただろう。やはり雪山は雪の状態でその難易度は大きく異なるのだ。それと今回浮力を得る道具としてワカンを選択したが、やはりこういう山ではスノーシューよりもワカンが有用だろうと感じた。
一つ気になることがあったのだが、上りの尾根の入口部分と下りの小屋の建っている辺りに「私有地につき立ち入り禁止」の立て看板があった。登りではあまり気にせず尾根に取り付いたのだが、下りでもその表示を見てちょっと罪悪感を感じてしまった。ということはドライブイン側から堂木沢山には登れないということになる。最近の記録がないのはそのせいもあるのだろうか・・・達成感の大きい充実した山行だったが、その点が心に棘として残った。(TONO)
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