赤岳、登山デビュー

2010年06月12日(土) [日帰り]

• GPS: 09:30
• 距離: 11.1km
• 登り: 1,205m
• 下り: 1,205m

コースタイム

6:30美濃戸駐車場-8:30行者小屋9:00-地蔵尾根-11:00赤岳12:00-中岳-14:00行者小屋14:30-16:00美濃戸駐車場

山と高原地図コースタイム、登り:4:10、下り:3:30、計7:40

天候

晴天

アクセス

利用交通機関：

自家用車

美濃戸まで車にて。底をすりそうなでこぼこ道です。

コース状況／危険箇所等

行者小屋と地蔵尾根や中岳は、残雪あり。帰りは、原村のもみの湯で、温泉。

写真

行者小屋に到着。すでにヘトヘト。ビールとおでんセット食べて、もう帰りたい!　と思ったが我慢。皆、赤岳に登るみたいだから、あきらめてついてゆくしかなかった。

初めてみる、真近での赤岳。ど迫力です。今から思うと、この瞬間から山登りの虜になったのだと思います。頭は、”疲れた...登らずにここで待ってちゃだめかな?”が渦巻いてましたが。ちなみに、1年後みると、ここから見る赤岳いまいちぱっとしないなと。横岳のほうがカッコイイ。あれれ??

無我夢中で地蔵を登り、赤岳展望荘に到着。東側はガスが濃い。

さらに無我夢中で登り、赤岳頂上到着、三角点。本当に、私でも3000m近い頂上にこれたんだ...と感慨深かったです。

赤岳から中岳方面へ降りて見上げる。今日最大の恐怖ポイントでした。1年後、同じルートを降りると、なんと、とても楽しい岩下りでした。180℃変わった!!

中岳と阿弥陀岳。阿弥陀は、しょっぱなから垂直のハシゴで怖そう、私が行くのはありえない、とこの時は思いました。1年後の今は、行きたくてうずうずしています。

感想

totoro_san

1年前になりますが、思い出しながら記録しています。これが、初めての登山でした。

行者小屋は、赤岳の迫力ある姿に圧倒されました。でも、2時間の歩きですでにかなり疲れていて、もう十分歩いた、これで帰ってもいいくらいと思いました。行者小屋の1000円でビール+おでん2品セットがとてもそそりましたが、ここでビール飲むと登れなくなるのは明白なので我慢。

地蔵尾根経由の赤岳への登りは夢中で登りました。赤岳はよく晴れて最高の景色でした。本当に自分が2899mの頂上に来たんだ。夢かと思いましたが夢じゃありませんでした。ちなみに赤岳頂上山荘でトイレ使うために降りてゆくところも結構険しい雰囲気がでています。県界尾根の厳しさが想像されます。

赤岳から文三郎と中岳方面への下りの上部に立ったときは、高所恐怖症の私にとり、”本当にここを降りるのか?　ありえない”と思いました。しかし、降りないと帰れないのは明白なので、あきらめて鎖に頼りきり命を預け(るぐらいの気持ちで)降りました。3点支持という言葉は知っていても、実践不能。中岳にも登り、中岳のコルから行者小屋におりましたが、結構雪も残り、ぐしゃぐしゃのところも多く、難儀しました。

帰った時、人生でもっとも疲れたと思いました。翌日、階段おりれず。筋肉痛は1週間ちかく直りませんでした。でも、人生初の楽しい登山でした。行者小屋から見た赤岳の迫力、赤岳山頂からの大展望、下りの岩場の恐怖、ここより私の登山人生がスタートしました。