ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1147589
全員に公開
ハイキング
丹沢

紛失物が戻っていた@白馬尾根-蛭ヶ岳-市原新道

2017年05月22日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
09:59
距離
14.0km
登り
1,553m
下り
1,546m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:42
休憩
3:12
合計
9:54
6:57
12
7:09
7:17
8
7:58
8:05
0
8:05
8:11
1
8:12
8:15
2
8:17
8:19
117
10:16
10:23
41
11:04
11:10
0
11:10
11:22
2
11:24
11:29
25
11:54
11:55
0
11:55
12:50
0
12:50
12:55
51
13:46
13:51
42
14:33
15:13
1
15:14
15:22
8
15:30
15:33
1
15:34
15:35
44
16:27
16:31
11
16:42
16:51
0
16:51
ゴール地点
休憩は雷平で靴の履き替え時と、白馬尾根で3回倒木に腰掛けてゆっくり取りました。昼食休憩は蛭ヶ岳山頂で取りましたが、下りの市原新道では立ち止まっての撮影や水の補給以外は休んでいません。雷滝では、滝上・半ば・滝壺で撮影して立ち寄り、滝壺では荷物を下ろしての休憩になりました。早戸大滝ルートでは最後の渡渉地点で靴を脱いでの休憩を取っています。

※ 「歩くペース」が「0.5〜0.6とても速い」になっていますが、一体どこで計っているのでしょう。VR区間は基準にならないとして、鬼岩ノ頭から蛭ヶ岳までと、雷平から早戸川林道までのところでの計測なのかと思いますが、はっきり言ってちっとも速くないです。平均的なスピードだと思われます。
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
早戸川林道魚止橋付近
コース状況/
危険箇所等
 雷平までの早戸大滝ルートは丸木橋がしっかり架けられていて長靴は不要でしたが、雷平から大滝方面に進む場合は4月に歩いた時の情況ではこれまでと同じく濡れますので、対策が必要です。
 白馬尾根は雷平で渡渉してからすぐ先に鹿柵の扉があって、入口こそ分かりやすいのですが、前半でたくさんリボンがあちこちにあって、迷いやすいです。最初、谷間を進んでから尾根の始まりのところに何も目印や踏み跡がなく、左にしっかりした歩道があったので、そっちに進みましたが、ほどなく道は消失して右の尾根に横から登りました。初めから尾根を進むべきですが、すぐに結構な勾配の鹿柵脇をひたすら登ることになります。先の区間もとにかく急勾配が続いて疲れる道ですが、かつてはしっかり整備された登山道だったようで、丸木階段の成れの果てが結構残っていました。最終区間は新しい鹿柵の間を抜けるのですが、これが地味に長くて、日差しも浴びる区間でダルくなります。
 鬼ヶ岩〜蛭ヶ岳間の主脈ルートは特に問題なし。日光を遮ってくれないので、これからの時期は暑さとの戦いですね。
 蛭ヶ岳山頂から一気に下る市原新道は、のっけから道がはっきりしない区間になりますが、尾根も幅広で鹿柵が多いため、真っ直ぐ進みたくても進めない場合があります。しかも、バイケイソウが大きく葉を広げて踏み跡を隠してしまうので、ちょっと難儀します。全体的に踏み跡は薄く道迷いしやすいですが、中盤の古い鹿柵沿いの急な下りは一本尾根らしくなります。ただ、踏み固められていない土は体重を乗せるとじわーっと崩れます。雷滝からの渡渉は地図では2回のはずでしたが、歩けそうなところを進むには4回渡渉を余儀なくされました。上手く下れるのかも知れませんが、滝壺のところで1回、ちょっと下で1回、その先でまた1回渡ってから長いこと林の中を通って雷平に出てもう一度渡渉して早戸大滝ルートに合流します。
前回youさんとの登山からまだ中4日ですが、日に日に暑くなってくるので、課題として残っていた白馬尾根・市原新道の周回コースを歩くなら今のうちと思って、22日(月曜)に土曜の休みを回して行ってきました。早い時間に厳しい登り区間をこなしておこうと目論み、早朝5時に家を出ました。大山はくっきりしていて、天気はバッチリのようです。
前回youさんとの登山からまだ中4日ですが、日に日に暑くなってくるので、課題として残っていた白馬尾根・市原新道の周回コースを歩くなら今のうちと思って、22日(月曜)に土曜の休みを回して行ってきました。早い時間に厳しい登り区間をこなしておこうと目論み、早朝5時に家を出ました。大山はくっきりしていて、天気はバッチリのようです。
宮ヶ瀬湖では土山峠を登ったところの電気表示で気温が16℃でしたが、やまびこ大橋では17℃、トンネルの先では18℃と、短距離でどんどん上がっていました。しかし、まだ時間は6時半頃なので、エテ公達もまだ堂々と県道でうろうろしていました。
宮ヶ瀬湖では土山峠を登ったところの電気表示で気温が16℃でしたが、やまびこ大橋では17℃、トンネルの先では18℃と、短距離でどんどん上がっていました。しかし、まだ時間は6時半頃なので、エテ公達もまだ堂々と県道でうろうろしていました。
早戸川林道に入って終点の魚止橋に到着したのが6時50分。準備を済ませて山歩きをスタートさせたのが7時頃になります。今回は初めから長靴を履いておき、雷平でトレッキングシューズに履き替えることにします。
4
早戸川林道に入って終点の魚止橋に到着したのが6時50分。準備を済ませて山歩きをスタートさせたのが7時頃になります。今回は初めから長靴を履いておき、雷平でトレッキングシューズに履き替えることにします。
魚止橋の脇からは大回りする林道を回避するエスケープ路ができていますが、今回初めて利用してみます。車のUターン場所が入口で、普通の登山道のような按配です。
魚止橋の脇からは大回りする林道を回避するエスケープ路ができていますが、今回初めて利用してみます。車のUターン場所が入口で、普通の登山道のような按配です。
林道に出るの魚止の堰の横の付近で、最後はこんな具合にロープ区間になっています。
林道に出るの魚止の堰の横の付近で、最後はこんな具合にロープ区間になっています。
そのまましばらく林道を歩くと、1kmほどで最終地点の伝道に到着します。従来の登山道入口は案内表示の後ろを登りますが、今は新たに道ができています。
そのまましばらく林道を歩くと、1kmほどで最終地点の伝道に到着します。従来の登山道入口は案内表示の後ろを登りますが、今は新たに道ができています。
伝道の先の橋を渡ったところから始まるのが新しい道で、ここを使えば従来の道のようにアップダウンして渡渉をする必要はなくなります。前回右の岩の側から出てきましたが、今回は左の尾根に乗って進んでみます。
伝道の先の橋を渡ったところから始まるのが新しい道で、ここを使えば従来の道のようにアップダウンして渡渉をする必要はなくなります。前回右の岩の側から出てきましたが、今回は左の尾根に乗って進んでみます。
するとピークになったところの右側に従来の道のロープで直登する区間がありました。つまり、今回使ったルートは、初めから尾根の尻に乗って登ってきた訳です。
するとピークになったところの右側に従来の道のロープで直登する区間がありました。つまり、今回使ったルートは、初めから尾根の尻に乗って登ってきた訳です。
ちょっと下って右に新しいルートの入口を横目に進むとすぐに造林小屋に出ます。ちなみに、そっちの新ルートは帰路で使いました。
ちょっと下って右に新しいルートの入口を横目に進むとすぐに造林小屋に出ます。ちなみに、そっちの新ルートは帰路で使いました。
最初の細い沢の渡渉区間を越えるとボロボロ桟道が続く区間になります。手前は一応補強されていますが、2番目のやつはかなり朽ちています。3番目のやつは比較的新しい平板のもので丈夫です。
最初の細い沢の渡渉区間を越えるとボロボロ桟道が続く区間になります。手前は一応補強されていますが、2番目のやつはかなり朽ちています。3番目のやつは比較的新しい平板のもので丈夫です。
ミツバツツジもしっかり咲いていますね。ただ、この辺のやつはもうそろそろ終わりの時期なのか、花びらがちょっとしわしわになりつつあるようです。
2
ミツバツツジもしっかり咲いていますね。ただ、この辺のやつはもうそろそろ終わりの時期なのか、花びらがちょっとしわしわになりつつあるようです。
そしてこの区間の名物(?)「ワイルド桟橋」を慎重に渡ります。
2
そしてこの区間の名物(?)「ワイルド桟橋」を慎重に渡ります。
岩の区間を少し登ると、これから渡る丸木橋が見えてきます。
岩の区間を少し登ると、これから渡る丸木橋が見えてきます。
トラバース区間からの下りはちょっと面倒で、ロープのサポートはあるものの、段差が大きいところを下って、勾配のキツいところを降下して川原に出ます。
トラバース区間からの下りはちょっと面倒で、ロープのサポートはあるものの、段差が大きいところを下って、勾配のキツいところを降下して川原に出ます。
前回は雪解け水&雨水で増水して流されかかって斜めになっていた丸木橋ですが、この1ヶ月の間にしっかり直されていました。
4
前回は雪解け水&雨水で増水して流されかかって斜めになっていた丸木橋ですが、この1ヶ月の間にしっかり直されていました。
右岸に渡って少しすると、この歩きづらい岩場のロープ区間になります。下の岩に下るとロープに手が届かずにずり落ちて水の中にはまりますから、狭い上の段差に足を掛けてロープ頼りで渡ります。
1
右岸に渡って少しすると、この歩きづらい岩場のロープ区間になります。下の岩に下るとロープに手が届かずにずり落ちて水の中にはまりますから、狭い上の段差に足を掛けてロープ頼りで渡ります。
そのまま右岸を進みますが、しばらく川原から少し脇に逸れた林の中の土の区間になります。
そのまま右岸を進みますが、しばらく川原から少し脇に逸れた林の中の土の区間になります。
そして左岸に渡渉しますが、ここの丸木橋もしっかり真っ直ぐ掛かっていました。
そして左岸に渡渉しますが、ここの丸木橋もしっかり真っ直ぐ掛かっていました。
もう少しで雷平に近いところで、再度の渡渉があります。ここも新しい丸木橋が2つ架けられているので、靴を濡らすことなく渡れます。
1
もう少しで雷平に近いところで、再度の渡渉があります。ここも新しい丸木橋が2つ架けられているので、靴を濡らすことなく渡れます。
ほどなく雷平に到着。ここで橋のないところを石飛して対岸に渡渉しますが、結局ここまで長靴は不要でした。
1
ほどなく雷平に到着。ここで橋のないところを石飛して対岸に渡渉しますが、結局ここまで長靴は不要でした。
せっかくだから、ここで新しく買ったろ過フィルターの付いた簡易ウォーターパックを試すべく、沢の水を汲んで飲んでみました。これがあれば、少々水質がどうかなと言う沢の水も安心して飲めそうです。
3
せっかくだから、ここで新しく買ったろ過フィルターの付いた簡易ウォーターパックを試すべく、沢の水を汲んで飲んでみました。これがあれば、少々水質がどうかなと言う沢の水も安心して飲めそうです。
そしてトレッキングシューズに履き替え完了。ここから延々と長い急な登りが続きます。
2
そしてトレッキングシューズに履き替え完了。ここから延々と長い急な登りが続きます。
白馬尾根は雷平からわずかに本谷沢方面に進んだところにあります。リボンが目印でしたが、この鹿柵の扉も目立つので、入口で迷うことはありません。
1
白馬尾根は雷平からわずかに本谷沢方面に進んだところにあります。リボンが目印でしたが、この鹿柵の扉も目立つので、入口で迷うことはありません。
柵越えした後はしばらく植林地帯の谷間を進みます。リボンがあるので、それに従って歩いていました。
柵越えした後はしばらく植林地帯の谷間を進みます。リボンがあるので、それに従って歩いていました。
そのうち階段なのか土止めなのか分からないところになりますが、右脇が道のようになっているので、そちらを進みます。
そのうち階段なのか土止めなのか分からないところになりますが、右脇が道のようになっているので、そちらを進みます。
そして鹿柵が崩れたところに出ます。ここを越えて谷間を直進してしまいましたが、柵沿いに右に登っておいた方が良かったです。
そして鹿柵が崩れたところに出ます。ここを越えて谷間を直進してしまいましたが、柵沿いに右に登っておいた方が良かったです。
こんな変わった形の草が3本立っていました。コーンをかじり尽くしたとうもろこしの芯みたい(笑。
3
こんな変わった形の草が3本立っていました。コーンをかじり尽くしたとうもろこしの芯みたい(笑。
尾根の左側をトラバースするような道はありましたが、どんどん尾根の上と離れていくので、途中で登れそうなところを探して軌道修正することにしました。
尾根の左側をトラバースするような道はありましたが、どんどん尾根の上と離れていくので、途中で登れそうなところを探して軌道修正することにしました。
先ほどの鹿柵を越えずにそのまま登っていたら良かったですが、勾配はご覧の通りかなり急です。柵の網をロープ代わりに使って登ります。
先ほどの鹿柵を越えずにそのまま登っていたら良かったですが、勾配はご覧の通りかなり急です。柵の網をロープ代わりに使って登ります。
柵は消えましたが、左にしっかりした道が現れ、尾根上には踏み跡らしきものもマーキングもないのでどちらかなと思いましたが、地図を確認してみようと思ったら、いつの間にかどこかで落としてしまい、消えていました。戻るにはハードな道ですから、もう諦めて、少し前にDLしておいた「ヤマレコMAP」を頼りに進むことにしました。ちなみに、ここを左の道に進みましたが、これも誤りでした。
柵は消えましたが、左にしっかりした道が現れ、尾根上には踏み跡らしきものもマーキングもないのでどちらかなと思いましたが、地図を確認してみようと思ったら、いつの間にかどこかで落としてしまい、消えていました。戻るにはハードな道ですから、もう諦めて、少し前にDLしておいた「ヤマレコMAP」を頼りに進むことにしました。ちなみに、ここを左の道に進みましたが、これも誤りでした。
尾根の左側のトラバース路は結構しっかり続いていて大ゴリョウ沢の沢音がすぐ脇に聞こえてきますが、やはり道はこちらではないでしょう。
尾根の左側のトラバース路は結構しっかり続いていて大ゴリョウ沢の沢音がすぐ脇に聞こえてきますが、やはり道はこちらではないでしょう。
そのうち、画像のような薮になり、無理して進んでも大変なので、ここで斜面を登って尾根の上に出るべく、道のないところを登りました。
そのうち、画像のような薮になり、無理して進んでも大変なので、ここで斜面を登って尾根の上に出るべく、道のないところを登りました。
尾根は幅広で、かつて杣道として手が入った痕跡がたくさんあって、尾根を横断するようにいくつもの道らしきものがありました。適当につづら折れして中心部に進むと、正規ルートに出られました。
尾根は幅広で、かつて杣道として手が入った痕跡がたくさんあって、尾根を横断するようにいくつもの道らしきものがありました。適当につづら折れして中心部に進むと、正規ルートに出られました。
白馬尾根は、以前はしっかりした作業道だったのか、このように丸木階段の成れの果てが結構見受けられました。リボンは結構ありますが、下の方のやつも含めて、登山用か林業関係用か判然としないので、やはり尾根の上から逸れないように歩くべきですね。
白馬尾根は、以前はしっかりした作業道だったのか、このように丸木階段の成れの果てが結構見受けられました。リボンは結構ありますが、下の方のやつも含めて、登山用か林業関係用か判然としないので、やはり尾根の上から逸れないように歩くべきですね。
途中見付けた懐かしい昭和のファンタグレープの缶。一升瓶の割れたものとか、結構昔のゴミが土に埋もれていました。
3
途中見付けた懐かしい昭和のファンタグレープの缶。一升瓶の割れたものとか、結構昔のゴミが土に埋もれていました。
踏み跡は微妙になっていますが、何となく緑の薄くなった木の根のむき出し区間がそれっぽいです。尾根上のリボンは信用して問題ないでしょう。
踏み跡は微妙になっていますが、何となく緑の薄くなった木の根のむき出し区間がそれっぽいです。尾根上のリボンは信用して問題ないでしょう。
杉の木が少なくなって、低木が多くなると道は薮みたいになってきます。まだ踏み跡がはっきりしているので問題はありません。
杉の木が少なくなって、低木が多くなると道は薮みたいになってきます。まだ踏み跡がはっきりしているので問題はありません。
植林地帯が終わりに近付くと、やっと遠景が見られるようになりました。向こうに見える山は榛ノ木丸の二つのピークでしょう。手前下の尾根は後で利用する市原新道でしょう。
植林地帯が終わりに近付くと、やっと遠景が見られるようになりました。向こうに見える山は榛ノ木丸の二つのピークでしょう。手前下の尾根は後で利用する市原新道でしょう。
もう少しだけ杉の区間は続きますが、踏み跡ははっきりしなくなります。歩きやすいところを進みます。
もう少しだけ杉の区間は続きますが、踏み跡ははっきりしなくなります。歩きやすいところを進みます。
そして植林地帯が終わって土が流れたところに出ます。ここからはあまり日を遮ってくれないところが多くなるので、歩いていて結構暑かったです。
そして植林地帯が終わって土が流れたところに出ます。ここからはあまり日を遮ってくれないところが多くなるので、歩いていて結構暑かったです。
こんな荒れた土と石ころの斜面を登りますが、基本的に尾根から逸れないよう心掛けて歩きます。
こんな荒れた土と石ころの斜面を登りますが、基本的に尾根から逸れないよう心掛けて歩きます。
ブナの原生林の区間もあります。時折巨木が立っています。この辺りはそよ風が流れ込んできて大変涼しく心地よかったです。
ブナの原生林の区間もあります。時折巨木が立っています。この辺りはそよ風が流れ込んできて大変涼しく心地よかったです。
道はその原生林の外にできていて、細いながらもしっかりした踏み跡があるので、そちらを歩きますが、直射日光はやはりイヤですね。
道はその原生林の外にできていて、細いながらもしっかりした踏み跡があるので、そちらを歩きますが、直射日光はやはりイヤですね。
ここで振り返ると、丹沢三峰がくっきり見えました。それにしても、いつも思うのですが、なぜ遠くから見ると本間ノ頭の横の無名ノ頭の出っ張りが見えないのでしょうね。実際に歩くとちゃんとピークになってるんですけどねぇ。
2
ここで振り返ると、丹沢三峰がくっきり見えました。それにしても、いつも思うのですが、なぜ遠くから見ると本間ノ頭の横の無名ノ頭の出っ張りが見えないのでしょうね。実際に歩くとちゃんとピークになってるんですけどねぇ。
踏み跡はそのうちまた原生林の中に入ります。日向はとにかく暑いので、さっさと進んで木陰で涼みます。
踏み跡はそのうちまた原生林の中に入ります。日向はとにかく暑いので、さっさと進んで木陰で涼みます。
尾根は幅広なのですが、何か脇から合流した形になっていました。ここまで、尾根を外さない限り道ははっきりしていましたが、ここは道迷いポイントですね。
尾根は幅広なのですが、何か脇から合流した形になっていました。ここまで、尾根を外さない限り道ははっきりしていましたが、ここは道迷いポイントですね。
そこから振り返って見た画像。真っ直ぐ進めますが、出てきたのはストックの指す方向で、ここを下りで使う場合は左に進まないといけませんが、何もマーキングはなく、踏み跡も見えませんので要注意ですね。
そこから振り返って見た画像。真っ直ぐ進めますが、出てきたのはストックの指す方向で、ここを下りで使う場合は左に進まないといけませんが、何もマーキングはなく、踏み跡も見えませんので要注意ですね。
そしてまた林の中から出て草地に出ますが、先に鹿柵が現われました。「詳細図」では「鹿柵の間を通る」みたいなことが書かれていた記憶があるので、そろそろ主脈尾根に出られるかと思いきや、まだまだでした。
そしてまた林の中から出て草地に出ますが、先に鹿柵が現われました。「詳細図」では「鹿柵の間を通る」みたいなことが書かれていた記憶があるので、そろそろ主脈尾根に出られるかと思いきや、まだまだでした。
そのうち鹿柵に挟まれた区間になります。平坦に見えますから、ここがゴール付近なのかとも思えましたが、ヤマレコMAPで現在地を確認すると、まだまだ鬼岩ノ頭は先の方です。
そのうち鹿柵に挟まれた区間になります。平坦に見えますから、ここがゴール付近なのかとも思えましたが、ヤマレコMAPで現在地を確認すると、まだまだ鬼岩ノ頭は先の方です。
この鹿柵付近はバイケイソウがたっぷりあって、道を覆っているために踏み跡が判然としない場合があります。柵も複雑で、今後ももっと増設すべく、パーツが何箇所も置かれていました。とにかくこの辺で右の斜面を登って行かないと尾根には出られません。
この鹿柵付近はバイケイソウがたっぷりあって、道を覆っているために踏み跡が判然としない場合があります。柵も複雑で、今後ももっと増設すべく、パーツが何箇所も置かれていました。とにかくこの辺で右の斜面を登って行かないと尾根には出られません。
もう踏み跡はどうでも良い状態で、柵の切れ目の間を適当に登ります。結構傾斜がキツくて疲れますが、もう主脈尾根は近いので、力を振り絞って進みます。
もう踏み跡はどうでも良い状態で、柵の切れ目の間を適当に登ります。結構傾斜がキツくて疲れますが、もう主脈尾根は近いので、力を振り絞って進みます。
そして鬼岩ノ頭から鬼ヶ岩の方にわずかに下ったところで主脈ルートに合流しました。周辺を見ると他にも踏み跡が複数あって、ここから下る場合、混乱しやすいでしょう。
そして鬼岩ノ頭から鬼ヶ岩の方にわずかに下ったところで主脈ルートに合流しました。周辺を見ると他にも踏み跡が複数あって、ここから下る場合、混乱しやすいでしょう。
主脈尾根に出ると、急に遠景がすっきり見えるようになります。目指す蛭ヶ岳はまだ先ですが、地蔵平や臼ヶ岳方面からの登りに比べると全然楽ですね。
1
主脈尾根に出ると、急に遠景がすっきり見えるようになります。目指す蛭ヶ岳はまだ先ですが、地蔵平や臼ヶ岳方面からの登りに比べると全然楽ですね。
鬼岩ノ頭のピークの端にこの日初めての道標が立っていました。蛭ヶ岳までは0.9kmとなっています。1kmを切ると近いように思えますね。
1
鬼岩ノ頭のピークの端にこの日初めての道標が立っていました。蛭ヶ岳までは0.9kmとなっています。1kmを切ると近いように思えますね。
そして鬼ヶ岩の間から蛭ヶ岳を撮る定番の構図ながら、今回はカメラを置いてパチリ。ちなみに今回持って行ったフィルムカメラはキヤノンAE-1で、1976年発売のシャッター優先TTL-AE一眼レフです。このカメラは初めてCPUを用いた電子式のメカニズムが特徴で、組み立ても簡易化するために、今の電気製品のようにプリントされた配線や電気パーツのユニット化が果たされ、後のカメラに大きな影響を与えたヒット作でした。
2
そして鬼ヶ岩の間から蛭ヶ岳を撮る定番の構図ながら、今回はカメラを置いてパチリ。ちなみに今回持って行ったフィルムカメラはキヤノンAE-1で、1976年発売のシャッター優先TTL-AE一眼レフです。このカメラは初めてCPUを用いた電子式のメカニズムが特徴で、組み立ても簡易化するために、今の電気製品のようにプリントされた配線や電気パーツのユニット化が果たされ、後のカメラに大きな影響を与えたヒット作でした。
鬼ヶ岩からの下りはちょっと厳しい岩場の下りですが、鎖が完備されていて安全です。ただ、下の方の鎖は下りで使うには変なところにあるので、無理に利用しませんでした。
1
鬼ヶ岩からの下りはちょっと厳しい岩場の下りですが、鎖が完備されていて安全です。ただ、下の方の鎖は下りで使うには変なところにあるので、無理に利用しませんでした。
途中ここにもコイワザクラが可愛らしく咲いていました。
5
途中ここにもコイワザクラが可愛らしく咲いていました。
一旦鞍部に下ってすぐに登りに転じますが、この不安定梯子は角が平らになるように削られていて助かります。
一旦鞍部に下ってすぐに登りに転じますが、この不安定梯子は角が平らになるように削られていて助かります。
ここが鞍部。土が完全に乾いていますが、雨上がりや雪解け時期にはツルンツルンになります。
ここが鞍部。土が完全に乾いていますが、雨上がりや雪解け時期にはツルンツルンになります。
そして桟道になってすぐに最後の無慈悲階段になって息が上がります。ここで大倉から往復して戻るハイカーさんとちょっとおしゃべり。大倉からここまでは結構距離だけじゃなく高低差もあるから大変ですね。
そして桟道になってすぐに最後の無慈悲階段になって息が上がります。ここで大倉から往復して戻るハイカーさんとちょっとおしゃべり。大倉からここまでは結構距離だけじゃなく高低差もあるから大変ですね。
やっと蛭ヶ岳山荘が現われました。目の前に見えると最後の階段も足取り軽やかに登れますね。
1
やっと蛭ヶ岳山荘が現われました。目の前に見えると最後の階段も足取り軽やかに登れますね。
鬼ヶ岩の辺りでは見えなかった富士山が、ここでは少しだけ雲が流されてチラ見できるようになっていました。写真は後でゆっくり撮ることにして、まずは昼食をとることにします。
2
鬼ヶ岩の辺りでは見えなかった富士山が、ここでは少しだけ雲が流されてチラ見できるようになっていました。写真は後でゆっくり撮ることにして、まずは昼食をとることにします。
今回もいつもの「出前山頂」(^∇^)v 山頂は日を遮るものがないのでかなり直射日光が厳しいですが、この日はほど良い風が吹いてくれていたので、前々回の地蔵新道からの登山時よりもはるかに快適でした。でも、もう気温も高くなってきているので、ラーメンはもうそろそろ終わりかな。
2
今回もいつもの「出前山頂」(^∇^)v 山頂は日を遮るものがないのでかなり直射日光が厳しいですが、この日はほど良い風が吹いてくれていたので、前々回の地蔵新道からの登山時よりもはるかに快適でした。でも、もう気温も高くなってきているので、ラーメンはもうそろそろ終わりかな。
昼食を取り終えて、しばらくフィルムカメラで遠景を撮影して女性ハイカーさんに記念写真を撮って頂きました。平日ですが、ご覧のようにベンチは皆埋まるくらいのハイカーさんが来ていましたが、もちろん白馬尾根では誰とも会いませんでした。
4
昼食を取り終えて、しばらくフィルムカメラで遠景を撮影して女性ハイカーさんに記念写真を撮って頂きました。平日ですが、ご覧のようにベンチは皆埋まるくらいのハイカーさんが来ていましたが、もちろん白馬尾根では誰とも会いませんでした。
撮影も済んで、いよいよ市原新道を下ります。山荘前のドラム缶のある広場の向こうが入口ですが、詳細図がないのでヤマレコMAPで位置確認して進みます。「みんなの足跡」が表示されるので、マイナールートでも線が描かれているために助かりました。
撮影も済んで、いよいよ市原新道を下ります。山荘前のドラム缶のある広場の向こうが入口ですが、詳細図がないのでヤマレコMAPで位置確認して進みます。「みんなの足跡」が表示されるので、マイナールートでも線が描かれているために助かりました。
道はこんな具合に踏み跡のしっかりした感じなんですが、のっけから二又に分かれていて、どちらも歩けそうで悩みます。こうした狭い分岐ですとスマホのGPSの精度では難しく、ヤマレコMAPの足跡も一つでしたから、どちらを行けばよいのか分かりませんね。ただ、市原新道は方向的に右(東側)のはずですから、木の脇を進むことにします。
道はこんな具合に踏み跡のしっかりした感じなんですが、のっけから二又に分かれていて、どちらも歩けそうで悩みます。こうした狭い分岐ですとスマホのGPSの精度では難しく、ヤマレコMAPの足跡も一つでしたから、どちらを行けばよいのか分かりませんね。ただ、市原新道は方向的に右(東側)のはずですから、木の脇を進むことにします。
そして鹿柵の脇を下りますが、ご覧のようにバイケイソウだらけで、踏み跡など全く分かりません。4月半ばに不動ノ峰に進んだ時に茎から葉が真っ直ぐ延び始めていて何だろうと思いましたが、去年初めて蛭ヶ岳に登ったのが4月初めで、その時以来でしたから、この周辺がこんな草だらけになるとは思ってもみませんでした。
そして鹿柵の脇を下りますが、ご覧のようにバイケイソウだらけで、踏み跡など全く分かりません。4月半ばに不動ノ峰に進んだ時に茎から葉が真っ直ぐ延び始めていて何だろうと思いましたが、去年初めて蛭ヶ岳に登ったのが4月初めで、その時以来でしたから、この周辺がこんな草だらけになるとは思ってもみませんでした。
先の方では一旦バイケイソウが減って、踏み跡がはっきりしたところになります。この辺にはマーキングも見られます。
先の方では一旦バイケイソウが減って、踏み跡がはっきりしたところになります。この辺にはマーキングも見られます。
道は尾根の中央を下る訳ではなく、画像のように踏み跡は折れ曲がって幅広の斜面を下っていました。
道は尾根の中央を下る訳ではなく、画像のように踏み跡は折れ曲がって幅広の斜面を下っていました。
こんな形の整ったきれいな花が咲いていました。地蔵新道ルートでも見かけましたが、ツルシロカネソウと言うそうです。
3
こんな形の整ったきれいな花が咲いていました。地蔵新道ルートでも見かけましたが、ツルシロカネソウと言うそうです。
ほどなくまた鹿柵が出てきました。ここでも鹿柵の間を下りましたが、どうも踏み跡はありませんね。とりあえず下で位置確認して修正してみます。
ほどなくまた鹿柵が出てきました。ここでも鹿柵の間を下りましたが、どうも踏み跡はありませんね。とりあえず下で位置確認して修正してみます。
下には正面に鹿柵があって左右どちらかにしか進めません。GPS情報ではもう少し左側が正しいようなので、ここを柵沿いに左に進みます。
下には正面に鹿柵があって左右どちらかにしか進めません。GPS情報ではもう少し左側が正しいようなので、ここを柵沿いに左に進みます。
すると再び踏み跡のあるところに出ました。尾根が広くてマーキングも少ないので分かりづらいです。
すると再び踏み跡のあるところに出ました。尾根が広くてマーキングも少ないので分かりづらいです。
なだらかなところから再び下りに転じますが、踏み跡はまた落ち葉ではっきりしなくなっています。今の時期、草があると緑のないところが踏み跡になって分かりやすいんですけどね。
1
なだらかなところから再び下りに転じますが、踏み跡はまた落ち葉ではっきりしなくなっています。今の時期、草があると緑のないところが踏み跡になって分かりやすいんですけどね。
それまでのバイケイソウから別の幅広い葉を付けた草が地面を覆うようになってきました。右端に小さな石碑が見えましたが、彫られた文字は人名で、何か過去にここで不幸でもあったんでしょうか。
それまでのバイケイソウから別の幅広い葉を付けた草が地面を覆うようになってきました。右端に小さな石碑が見えましたが、彫られた文字は人名で、何か過去にここで不幸でもあったんでしょうか。
鹿柵が終わって、そのまま左に折れ曲がるようにして下ります。ここは尾根道と思わない方が良いですね。登りでも道迷いしやすいでしょう。
鹿柵が終わって、そのまま左に折れ曲がるようにして下ります。ここは尾根道と思わない方が良いですね。登りでも道迷いしやすいでしょう。
少しすると、幅広尾根が二又に分かれるところに出ます。うっすらと見える踏み跡は右にカーブしているようなので、そちらに進みます。
少しすると、幅広尾根が二又に分かれるところに出ます。うっすらと見える踏み跡は右にカーブしているようなので、そちらに進みます。
するとすぐにこんな尾根の突起がありますが、ここは脇を巻くような道がありました。
するとすぐにこんな尾根の突起がありますが、ここは脇を巻くような道がありました。
このように尾根の脇をトラバースして進みます。
このように尾根の脇をトラバースして進みます。
すると再び細尾根になった区間になりますが、ここはそのまま尾根の上を抜けます。
すると再び細尾根になった区間になりますが、ここはそのまま尾根の上を抜けます。
その先で尾根が崩れていて、そのまま下に下るにはやっかいな箇所になりますが、少し戻って左側を巻いて向こうに抜ける踏み跡がありました。
その先で尾根が崩れていて、そのまま下に下るにはやっかいな箇所になりますが、少し戻って左側を巻いて向こうに抜ける踏み跡がありました。
そちらに回ってみると、後ろから声が聞こえてきました。まさか平日のこんなマイナールートで他の人と会うとは思ってもみませんでしたが、なおも驚いたことに、同じ白馬尾根経由で登られて、入口付近でうっかり落とした地図のコピーを拾ったそうで、なんと大分離れたところで手元に戻ってくれました(^∇^)v 2人組の熟練ハイカーさん、有り難うございましたm(_ _)m
1
そちらに回ってみると、後ろから声が聞こえてきました。まさか平日のこんなマイナールートで他の人と会うとは思ってもみませんでしたが、なおも驚いたことに、同じ白馬尾根経由で登られて、入口付近でうっかり落とした地図のコピーを拾ったそうで、なんと大分離れたところで手元に戻ってくれました(^∇^)v 2人組の熟練ハイカーさん、有り難うございましたm(_ _)m
まさかの展開にいささか驚きましたが、こちらは色々と写真を撮りながらの山行なので、先に進んで頂き、ゆっくり後ろから歩いていきました。先ほどの崩落現場を上から写しましたが、写真だと断崖絶壁の感じが全く伝わらないですね。
まさかの展開にいささか驚きましたが、こちらは色々と写真を撮りながらの山行なので、先に進んで頂き、ゆっくり後ろから歩いていきました。先ほどの崩落現場を上から写しましたが、写真だと断崖絶壁の感じが全く伝わらないですね。
味わい深い鹿のイラストの狩猟禁止看板。戻ってきた詳細図を確認すると、ここは標高1352m地点になります。
1
味わい深い鹿のイラストの狩猟禁止看板。戻ってきた詳細図を確認すると、ここは標高1352m地点になります。
その後、また鹿柵の脇を通る区間になりますが、この辺はまだ踏み跡がはっきりしています。
その後、また鹿柵の脇を通る区間になりますが、この辺はまだ踏み跡がはっきりしています。
平坦な林の中に入ると踏み跡は薄くなります。でも、熟練ハイカーさんらが前を歩いていたので、随分助けられました。
平坦な林の中に入ると踏み跡は薄くなります。でも、熟練ハイカーさんらが前を歩いていたので、随分助けられました。
そして市原新道の「皿道標」に至ります。大滝新道にもありましたが、同じ人が設置されたんでしょうね。ちなみにぱっと見「広美の市原新道」みたいに見えて「?」と思ってまじまじと確認してみますと、「広義の市原新道」と書いてありました。「広義」とは、本来の道はここではなかったのでしょうか?
3
そして市原新道の「皿道標」に至ります。大滝新道にもありましたが、同じ人が設置されたんでしょうね。ちなみにぱっと見「広美の市原新道」みたいに見えて「?」と思ってまじまじと確認してみますと、「広義の市原新道」と書いてありました。「広義」とは、本来の道はここではなかったのでしょうか?
そこからはちょっと雑然としたところを進みますが、一応ここは踏み跡が見て取れます。
そこからはちょっと雑然としたところを進みますが、一応ここは踏み跡が見て取れます。
右に鹿柵が現われますが、かなり鬱蒼としていますね。草木が道を遮るので、手で掃って進みます。
右に鹿柵が現われますが、かなり鬱蒼としていますね。草木が道を遮るので、手で掃って進みます。
こんな花も咲いていました。今の時期は色々な花が楽しめますね。
1
こんな花も咲いていました。今の時期は色々な花が楽しめますね。
そのうち右側に倒れかけた古い鹿柵が現われました。ここはそのまま柵の左を下ります。
そのうち右側に倒れかけた古い鹿柵が現われました。ここはそのまま柵の左を下ります。
しばらくすると、再び皿標識があるところに出ました。この皿は左側にあってうっかり見落としやすいですが、ここの尾根を直進するとミスコースします。皿のある左側から下ります。要注意ポイントですね。
1
しばらくすると、再び皿標識があるところに出ました。この皿は左側にあってうっかり見落としやすいですが、ここの尾根を直進するとミスコースします。皿のある左側から下ります。要注意ポイントですね。
下は幅広で平坦なところですが、段差のようなものがあって、上の方の側にマーキングがありましたので、そちらに進みましたが、ここは下側を進むのが正しかったようです。
下は幅広で平坦なところですが、段差のようなものがあって、上の方の側にマーキングがありましたので、そちらに進みましたが、ここは下側を進むのが正しかったようです。
道はかなり雑然としてきて、蔦の多い歩きづらいところになり、踏み跡もイマイチはっきりしません。歩けるところを見付けながら適宜下っていると、左側からはっきりした沢の音が聞こえてきました。もう雷滝は近いようです。
道はかなり雑然としてきて、蔦の多い歩きづらいところになり、踏み跡もイマイチはっきりしません。歩けるところを見付けながら適宜下っていると、左側からはっきりした沢の音が聞こえてきました。もう雷滝は近いようです。
GPSで確認するとちょっと右に逸れていたので、途中でトラバースして左側の尾根に移動すると、踏み跡がはっきりしたところに出ました。やはり先ほどの白テープのところの段差は上に進まない方が良かったようです。そして前を見ると赤いリボンが見えますので、そちらに進んでみました。
GPSで確認するとちょっと右に逸れていたので、途中でトラバースして左側の尾根に移動すると、踏み跡がはっきりしたところに出ました。やはり先ほどの白テープのところの段差は上に進まない方が良かったようです。そして前を見ると赤いリボンが見えますので、そちらに進んでみました。
するとそこからは雷滝の滝上が見えましたので、一旦そっちに下りてみることにしました。
するとそこからは雷滝の滝上が見えましたので、一旦そっちに下りてみることにしました。
雷滝の滝上にも淵があり、段差の低い棚沢がありました。なかなか良い雰囲気です。
1
雷滝の滝上にも淵があり、段差の低い棚沢がありました。なかなか良い雰囲気です。
これが滝上から見た雷滝。上の方は水の通る切れ込みは狭いのですね。それにしても滝上から見ると尻がひんやりしてきますね(^∇^)b
これが滝上から見た雷滝。上の方は水の通る切れ込みは狭いのですね。それにしても滝上から見ると尻がひんやりしてきますね(^∇^)b
一旦戻って登山ルートを下ります。この先の下りの傾斜は急なので要注意です。
一旦戻って登山ルートを下ります。この先の下りの傾斜は急なので要注意です。
さらに支尾根もありますが、雷滝は左ですので、そちらに下ります。右はなんとなく道になってましたが、どこに出るのでしょうね。
さらに支尾根もありますが、雷滝は左ですので、そちらに下ります。右はなんとなく道になってましたが、どこに出るのでしょうね。
下っている途中に滝の中間から覗き込めるところがあったので、そこでも写真を撮りましたが、足場がイマイチなので、不安定でした。
下っている途中に滝の中間から覗き込めるところがあったので、そこでも写真を撮りましたが、足場がイマイチなので、不安定でした。
そして下の方では左手に岩が切れたところがあって、ここから向こうに抜ければ滝壺の方になります。この隙間は狭いので、そのまま抜けることはできません。足を切れ込みの上に掛けて越えます。
そして下の方では左手に岩が切れたところがあって、ここから向こうに抜ければ滝壺の方になります。この隙間は狭いので、そのまま抜けることはできません。足を切れ込みの上に掛けて越えます。
下に出て、このロープのある岩を登って向こうに出れば滝壺です。
下に出て、このロープのある岩を登って向こうに出れば滝壺です。
これが雷滝。結構高さはありますが、水流の幅が広いので、写真では小さな滝のように見えますね。実際はかなり迫力がある勢いの良い滝でした。
5
これが雷滝。結構高さはありますが、水流の幅が広いので、写真では小さな滝のように見えますね。実際はかなり迫力がある勢いの良い滝でした。
しばらくここで荷物を降ろして撮影&休憩タイム。せっかくだからここでもフィルターを使って「雷滝の水」を味わっておきました。休憩後、詳細図によると滝の地点で渡渉するとなっていたので、ここで対岸に進みます。右岸は確かに大岩だらけで大変そうでした。
しばらくここで荷物を降ろして撮影&休憩タイム。せっかくだからここでもフィルターを使って「雷滝の水」を味わっておきました。休憩後、詳細図によると滝の地点で渡渉するとなっていたので、ここで対岸に進みます。右岸は確かに大岩だらけで大変そうでした。
しかし、すぐに左岸も歩けなくなり、上に高巻くところはあるかなとも思って確認しても見当たりません。ここは右岸に渡り直し、日影のところを進むしかないようです。
しかし、すぐに左岸も歩けなくなり、上に高巻くところはあるかなとも思って確認しても見当たりません。ここは右岸に渡り直し、日影のところを進むしかないようです。
これが渡渉して下ったところ。左の洞窟みたいに真っ暗になった岩の下のところへ中央の岩からジャンプしましたが、ここ、本当に登山ルートなのでしょうか。
これが渡渉して下ったところ。左の洞窟みたいに真っ暗になった岩の下のところへ中央の岩からジャンプしましたが、ここ、本当に登山ルートなのでしょうか。
右岸を下って行くと、わずかに高巻くようにして再び川原に下りました。実際の渡渉はこの先なのかも知れませんね。
右岸を下って行くと、わずかに高巻くようにして再び川原に下りました。実際の渡渉はこの先なのかも知れませんね。
案の定、川原の先には大きな段差があって下れませんから、この手前で改めて左岸に渡渉します。長靴に履き替えていませんが、問題なく石飛できます。
案の定、川原の先には大きな段差があって下れませんから、この手前で改めて左岸に渡渉します。長靴に履き替えていませんが、問題なく石飛できます。
左岸の道はちょっと川原から離れて進むことが多くなります。こんな感じで大きな倒木が道を塞いでいるところもありましたが、ここは何とか乗り越えないと進めません。
左岸の道はちょっと川原から離れて進むことが多くなります。こんな感じで大きな倒木が道を塞いでいるところもありましたが、ここは何とか乗り越えないと進めません。
雑然としてはいますが、もうこの辺りは岩にペンキのマーキングやテープが巻かれているために道迷いはしません。
雑然としてはいますが、もうこの辺りは岩にペンキのマーキングやテープが巻かれているために道迷いはしません。
そのうち雷平に到着して、適当なところで渡渉し直します。赤リボンが対岸に巻かれたところが2箇所ありましたが、どちらも石飛して渡れます。
そのうち雷平に到着して、適当なところで渡渉し直します。赤リボンが対岸に巻かれたところが2箇所ありましたが、どちらも石飛して渡れます。
そして丸木橋区間に戻ってきました。
そして丸木橋区間に戻ってきました。
3箇所の丸木橋を渡ってしまうと、後はまた山の中に入るため、最後の橋のところで荷物を下ろして一休みすることにしました。
1
3箇所の丸木橋を渡ってしまうと、後はまた山の中に入るため、最後の橋のところで荷物を下ろして一休みすることにしました。
ここまでキツい下りで、爪先がシューズの中で前に出て当たって、爪が押されて内出血していました。足首から下が熱くなっていたので、靴下を脱いで川の冷たい水でちょっと冷してみました。でも冷たくて長いこと浸けていられませんね。
1
ここまでキツい下りで、爪先がシューズの中で前に出て当たって、爪が押されて内出血していました。足首から下が熱くなっていたので、靴下を脱いで川の冷たい水でちょっと冷してみました。でも冷たくて長いこと浸けていられませんね。
川原から離れて、トラバース区間を進みます。せっかくだから、「ワイルド桟橋」の途中で足元をパチリ。撮影中に引っ張っていたロープの先の鎖がずれてガチャっと手前に伸びてアセりました(笑。
1
川原から離れて、トラバース区間を進みます。せっかくだから、「ワイルド桟橋」の途中で足元をパチリ。撮影中に引っ張っていたロープの先の鎖がずれてガチャっと手前に伸びてアセりました(笑。
帰りは往路とは別の新しいルートで林道に出ます。造林小屋の20m先の鹿柵の間から下ります。
帰りは往路とは別の新しいルートで林道に出ます。造林小屋の20m先の鹿柵の間から下ります。
ここは少しトラバース区間が続いた後、急斜面を細かくつづら折れして一気に下りますが、途中上から林業のお兄さんらがもの凄いペースで下ってきました。安全足袋でトレランと言うより野生の鹿みたいに走る様は、ただただ「スゲー」でした。だって、あんな急斜面の道を飛び跳ねて下るんですもん。驚きました。
ここは少しトラバース区間が続いた後、急斜面を細かくつづら折れして一気に下りますが、途中上から林業のお兄さんらがもの凄いペースで下ってきました。安全足袋でトレランと言うより野生の鹿みたいに走る様は、ただただ「スゲー」でした。だって、あんな急斜面の道を飛び跳ねて下るんですもん。驚きました。
前の画像では、沢を渡渉して対岸を一旦登ってからまた下るのが従来のルートですが、渡渉せずに沢の右岸をそのまま下ると、伝道の橋の先に出てこられます。右側の苔のある岩の方から出てきます。朝は左側の尾根に乗る道を進みました。
前の画像では、沢を渡渉して対岸を一旦登ってからまた下るのが従来のルートですが、渡渉せずに沢の右岸をそのまま下ると、伝道の橋の先に出てこられます。右側の苔のある岩の方から出てきます。朝は左側の尾根に乗る道を進みました。
伝道では先に下って行ったお兄さんらが軽1Boxで帰り支度をしていましたが、挨拶してこちらは林道を黙々と歩きます。往路のエスケープ路は使わず、そのまま林道を抜けました。
伝道では先に下って行ったお兄さんらが軽1Boxで帰り支度をしていましたが、挨拶してこちらは林道を黙々と歩きます。往路のエスケープ路は使わず、そのまま林道を抜けました。
そしていよいよ魚止橋に到着。午後4時50分になりましたが、時間的には丁度良いものになりました。それにしても、白馬尾根入口からすぐのところでなくした地図が、市原新道を1/4ほど進んだところで戻ってくるなんて、一体どれほどの確率でしょうか? まさか平日にこのルートで歩かれている方がいらっしゃるとは意外でしたが、おかげさまで、記憶に強く残る山行になりました(^∇^)v
1
そしていよいよ魚止橋に到着。午後4時50分になりましたが、時間的には丁度良いものになりました。それにしても、白馬尾根入口からすぐのところでなくした地図が、市原新道を1/4ほど進んだところで戻ってくるなんて、一体どれほどの確率でしょうか? まさか平日にこのルートで歩かれている方がいらっしゃるとは意外でしたが、おかげさまで、記憶に強く残る山行になりました(^∇^)v

感想

 早戸川からの丹沢山・蛭ヶ岳方面へ続く道は皆バリエーションルートで、その標高差からどの道もハードな登山道になっています。4月に瀬戸沢左岸尾根と大滝新道を踏破したので、早いうちに白馬尾根と市原新道を使っての周回コースを歩いておきたく思い、このところ毎日25℃を軽く越えるようになってきましたが、まだ朝は涼しい今のうちと思って登ってきました。
 白馬尾根は雷平からすぐのところに入口があって、その点は分かりやすかったのですが、谷間を登ってしばらく先で尾根が始まるところに、別に歩きやすい道が並行してできていて、そちらに進んで後で軌道修正するために難儀しました。実は地図を確認しようと思ったら、ズボンのポケットに入れていた「東丹沢登山詳細図」のコピーを落としてしまい、自分で道を見極めて軌道修正して本道に出られましたが、以降、ヤマレコMAPで現在位置を時折確認して地図代わりにして歩きました。一旦尾根に乗ってしまえば道迷いはまずない一本尾根ですが、上の方で下りで用いると間違えやすい支尾根があります。植林地帯が終わると日差しをまともに浴びて暑苦しいですが、基本的に終盤の鹿柵地帯を抜けるまで日影は少なくなります。ただ、今回は前々回の地蔵新道の教訓を活かしてお茶2.3L、水1L、ナトリウム補給のサプリも持って行ったので、暑さでダルいのは仕方ないにして、前のように息がすぐに上がって動悸が治まらないような症状は出ませんでした。
 蛭ヶ岳から雷滝に下る市原新道は、正直言ってあまりお勧めできないかなり難しい道だと思いました。何しろ尾根が幅広なところが多くて踏み跡がはっきりしないところが多く、中盤の鹿柵脇の急な下りが長く続くところは土が軟らかく、登りでも面倒なところでした。崩落地のところで写真を撮っていると、後ろから熟練者2人組み方達に声を掛けられ、こんなマイナールートで平日に他のハイカーさんらに出会うとは思いもよらず驚きましたが、もっとビックリすることに、「ひょっとして白馬尾根を使いました? 入口に近いところで地図を拾いましたよ」とおっしゃって、なくしてしまったマップを拾って下さり、ここで受け取ることができました! まさかの出来事に「こんなことって、何万分の1の確率なんだろう」と、本当に驚かされました。熟練者のお2人様、有り難うございました。
 その先で鹿柵の下りと「皿道標」区間になりますが、鬱蒼としていて道は不明瞭で、特に下側の皿のところは支尾根を直進してしまいそうになります。リボンもそう多くなく、不明瞭な道に慣れていないと道迷いしやすいでしょう。ただ、道をしっかり探して歩く楽しさはありますね。
 雷滝からの下りも面倒なところがありますが、長靴に履き替える必要はありませんで、そのまま早戸大滝ルートと合流してトレッキングシューズのまま帰ることができました。初めて雷滝を見ましたが、しっかりした水量で迫力がありました。水流の幅が広めなので、画像では高さがないように見えますが、実際は結構しっかりした落差で流れ落ちていました。
 なお、全線でヒルとは遭遇しませんでしたが、去年の夏に早戸大滝の付近で出ましたからいない訳ではないですが、そう多くはないのでしょうね。


お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:803人

コメント

お疲れ様でした!
トプさんお疲れ様でした!
市原新道、かなりハードそうですね、
自分は白馬尾根、市原新道どちらも未踏破です。
トプさんのレコを見て大変さが伝わってきます(^.^)
それにしても落とした地図が戻ってくるなんて凄い偶然です。
それに拾ってきてくれた人達も良い人ですね(^.^)
自分は、これからGPSロガーと戦います(@_@)
2017/5/23 20:16
Re: お疲れ様でした!
youさん、こんばんは!
市原新道は勾配の厳しい区間ももちろんありますが、それよりも道が不明瞭なところが多くて、ちょっと慣れないと難しい道だなと思いました。
もし落ち葉の積もる12月頃にここを通ったら、どこを歩けば良いのやらサッパリ分からなくなりそうです。
マーキングも要所要所にはありませんので、それこそコンパスと読図が必要な道ですが、意外に国土地理院の等高線は本来の尾根の形と異なってアバウトですから、よりアバウトな詳細図の等高線の形では把握し切れない場合があるかも知れません。
ヤマレコMAPの位置情報は結構有効でしたが、細かい支尾根の分岐や幅広尾根の下降方向を読み取るにはちょっと曖昧になり、多少進んで線から逸れたらやっと分かる感じになるので、そうなる前に読図が必要になりますね。
ところで、あのGPSロガーは使い方を一度飲み込めば問題ないですが、ちょっと操作に癖があるので面倒ですよね。
ただし、前に使っていたHOLUXのやつより、谷間での精度が全然良いので、距離も正確に割り出してくれますよ。
2017/5/23 21:06
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら