週末は仕事が重なっているので、水曜日に登山をこなしておきたかったのですが、あいにく丹沢方面は降水確率が40%で天気がイマイチ。で、裾野市方面を調べると、日中は晴れマークが出ていて、去年南部の愛鷹山を一周した際に知った、越前岳-位牌岳間の難路区間を踏破してやろうと思い立ち、朝5時に家を出ました。しかし、しばらくして、前日に冷蔵庫に入れておいたコッヘルに詰め込んだ食材を忘れたことに気付き、Uターンして再出発したのが5時25分頃。何か朝から注意力散漫で、これが後で面倒なことになる前触れだったのかも知れません。
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週末は仕事が重なっているので、水曜日に登山をこなしておきたかったのですが、あいにく丹沢方面は降水確率が40%で天気がイマイチ。で、裾野市方面を調べると、日中は晴れマークが出ていて、去年南部の愛鷹山を一周した際に知った、越前岳-位牌岳間の難路区間を踏破してやろうと思い立ち、朝5時に家を出ました。しかし、しばらくして、前日に冷蔵庫に入れておいたコッヘルに詰め込んだ食材を忘れたことに気付き、Uターンして再出発したのが5時25分頃。何か朝から注意力散漫で、これが後で面倒なことになる前触れだったのかも知れません。
東名高速・御殿場ICで下りて、国道469号線で須山まで出て、そのまま十里木方面に進んでしばらくすると「愛鷹山登山口」と言うバス停があります。その脇から入る林道を少し進むと、広々とした山神社駐車場があり、7時頃に到着しました。準備を整えていると別の方がやってきて、先に登山道に入って行きました。さらに2台の車がやってきましたが、そちらは同じルートでは歩かなかったのか、途中で出会いませんでした。
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東名高速・御殿場ICで下りて、国道469号線で須山まで出て、そのまま十里木方面に進んでしばらくすると「愛鷹山登山口」と言うバス停があります。その脇から入る林道を少し進むと、広々とした山神社駐車場があり、7時頃に到着しました。準備を整えていると別の方がやってきて、先に登山道に入って行きました。さらに2台の車がやってきましたが、そちらは同じルートでは歩かなかったのか、途中で出会いませんでした。
入口脇にあった登山道の案内板。結構細かく道が表記されていますが、既に廃道になったものも載っていて、鋸岳区間も危険と表記されながら記載されている点からして、平成10年以前に立てかけられたものなのでしょうね。
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入口脇にあった登山道の案内板。結構細かく道が表記されていますが、既に廃道になったものも載っていて、鋸岳区間も危険と表記されながら記載されている点からして、平成10年以前に立てかけられたものなのでしょうね。
山神社入口が登山道入り口でもあります。鬱蒼とした林間の緩い勾配を登ります。
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山神社入口が登山道入り口でもあります。鬱蒼とした林間の緩い勾配を登ります。
するとすぐに小さな社が見えまして、そこが山神社になりますが、ぱっと見、社と言うより祠みたいな大きさです。ここで手を合わせて、この日の安全を祈っておきます。
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するとすぐに小さな社が見えまして、そこが山神社になりますが、ぱっと見、社と言うより祠みたいな大きさです。ここで手を合わせて、この日の安全を祈っておきます。
山道に入ってから、そう勾配の厳しくない登りがしばらく続きます。ただ、朝まで降っていた雨のおかげで、土が濡れていますので、足を滑らさないように気を付けます。
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山道に入ってから、そう勾配の厳しくない登りがしばらく続きます。ただ、朝まで降っていた雨のおかげで、土が濡れていますので、足を滑らさないように気を付けます。
水神社の方のルートもそうでしたが、この辺は日光が当たらずにじめっとしたところが多いようで、こんなふうにゴロタ石が緑色に苔むしたものが多く見られます。かなり滑りますから、岩のところにはなるべく足を置かないようにしました。
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水神社の方のルートもそうでしたが、この辺は日光が当たらずにじめっとしたところが多いようで、こんなふうにゴロタ石が緑色に苔むしたものが多く見られます。かなり滑りますから、岩のところにはなるべく足を置かないようにしました。
しばらくすると、木の桟道がある向こうに家屋が見えてきました。あれが「あしたか山荘」ですね。何でもトイレのある個人所有の山小屋らしいです。
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しばらくすると、木の桟道がある向こうに家屋が見えてきました。あれが「あしたか山荘」ですね。何でもトイレのある個人所有の山小屋らしいです。
Web情報では個人所有につき、事前連絡が必要のようなことが書かれていましたが、入口には「避難小屋兼山荘・無人無休」となっていて、特に事前連絡は必要なさそうです。中には布団が用意されていて、しっかり休むには良さそうなところですが、下山中に遅くなっても、ここまで来たら駐車場まで戻るのも訳ないので、どのように利用するか難しいところですね。
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Web情報では個人所有につき、事前連絡が必要のようなことが書かれていましたが、入口には「避難小屋兼山荘・無人無休」となっていて、特に事前連絡は必要なさそうです。中には布団が用意されていて、しっかり休むには良さそうなところですが、下山中に遅くなっても、ここまで来たら駐車場まで戻るのも訳ないので、どのように利用するか難しいところですね。
山荘から少し登って行くと、すぐに丁字分岐に出ます。これが富士見峠で、ここを左折すれば越前岳に至ります。しかし、名前とは裏腹に、ここは木々に囲まれた展望の利かないところです。
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山荘から少し登って行くと、すぐに丁字分岐に出ます。これが富士見峠で、ここを左折すれば越前岳に至ります。しかし、名前とは裏腹に、ここは木々に囲まれた展望の利かないところです。
越前岳への登りの勾配は一般的な登山道の平均レベルです。途中元からの歩道がえぐられて丸木階段も崩れたところがありますが、それを避けて左右に別の道ができていました。しかし、それもしばらくすると尾根が狭まり、まとまってしまいます。
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越前岳への登りの勾配は一般的な登山道の平均レベルです。途中元からの歩道がえぐられて丸木階段も崩れたところがありますが、それを避けて左右に別の道ができていました。しかし、それもしばらくすると尾根が狭まり、まとまってしまいます。
するとこんなV字にえぐられた湿った赤土区間になり、滑りやすいのもありますが、上に木が覆って体を屈めないといけないのが面倒でした。
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するとこんなV字にえぐられた湿った赤土区間になり、滑りやすいのもありますが、上に木が覆って体を屈めないといけないのが面倒でした。
富士見峠から越前岳の中間地点に鋸岳展望台があります。まぁ「台」ではなくただ木々の合間から鋸岳の連なる様が見えるだけなんですけれどね。
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富士見峠から越前岳の中間地点に鋸岳展望台があります。まぁ「台」ではなくただ木々の合間から鋸岳の連なる様が見えるだけなんですけれどね。
これが鋸岳の全容。右に写っていない越前岳と、左に雲で覆われた位牌岳があります。ギザギザのピークが無数にありますが、遠くから愛鷹山を見ていると、左右の高いピークしか見えず、中央は皿のように凹んで見えますよね。
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これが鋸岳の全容。右に写っていない越前岳と、左に雲で覆われた位牌岳があります。ギザギザのピークが無数にありますが、遠くから愛鷹山を見ていると、左右の高いピークしか見えず、中央は皿のように凹んで見えますよね。
しばらく登って行くと、富士見台に出ました。ここで朝先に出た人が後ろからやって来ましたが、富士見峠から一旦右に進んで黒岳を往復してから来たそうです。峠からすぐのところにあるから、往復30分で行けます。
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しばらく登って行くと、富士見台に出ました。ここで朝先に出た人が後ろからやって来ましたが、富士見峠から一旦右に進んで黒岳を往復してから来たそうです。峠からすぐのところにあるから、往復30分で行けます。
残念ながらせっかくの富士見も雲で真っ白ですから、その方は先に進んでしまいましたが、良く見ていたらどんどん雲が左から右に流れていきます。少し粘っていたら、雲の切れ目が富士山の山頂付近を通過して、そのわずかのタイミングで頭だけ写真に収めることができました。早朝の国道469号ではもう少し見えたんですけどね。
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残念ながらせっかくの富士見も雲で真っ白ですから、その方は先に進んでしまいましたが、良く見ていたらどんどん雲が左から右に流れていきます。少し粘っていたら、雲の切れ目が富士山の山頂付近を通過して、そのわずかのタイミングで頭だけ写真に収めることができました。早朝の国道469号ではもう少し見えたんですけどね。
そこからはもう山頂が近いのですが、道も勾配が厳しくなります。この日は初めてストックを2本持って行って登りで使っていましたが、やはり楽になりますね。ただし、難路の区間では片方はリュックに留めておきました。
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そこからはもう山頂が近いのですが、道も勾配が厳しくなります。この日は初めてストックを2本持って行って登りで使っていましたが、やはり楽になりますね。ただし、難路の区間では片方はリュックに留めておきました。
道は多少勾配が緩んできました。先にピークの突起が見えなくなってきたので、もう山頂は間近でしょう。それにしても、愛鷹山は富士山の噴火の影響で火山灰質の路面が多いのかと思いきや、木々が長らく生い茂った肥沃な土地なのか、ほとんどが粘り気のある土質でしたね。
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道は多少勾配が緩んできました。先にピークの突起が見えなくなってきたので、もう山頂は間近でしょう。それにしても、愛鷹山は富士山の噴火の影響で火山灰質の路面が多いのかと思いきや、木々が長らく生い茂った肥沃な土地なのか、ほとんどが粘り気のある土質でしたね。
越前岳に到着したのは9時40分頃。山神社を出てから2時間半ですので、ちょっと長めになっていますが、富士見台で少し雲の切れ間を待っていたので、実質2時間ちょっとと言う感じです。
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越前岳に到着したのは9時40分頃。山神社を出てから2時間半ですので、ちょっと長めになっていますが、富士見台で少し雲の切れ間を待っていたので、実質2時間ちょっとと言う感じです。
天気予報では9時から午後3時まで晴れマークでしたが、時折雲の切れ間から日が差しこむ程度で、基本的にずっと雲に覆われていました。
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天気予報では9時から午後3時まで晴れマークでしたが、時折雲の切れ間から日が差しこむ程度で、基本的にずっと雲に覆われていました。
越前岳山頂ではベンチで少し休んで念のため新しいノースフェイスの靴の対策に、かかとにバンドエイドを貼っておきました。前々回の山行の際にキャラバンの新しい靴で盛大に靴擦れしましたが、その影響があるかと思いきや、かかとは最後まで問題なしでした。その後、別のハイカーさんらが3人やって来ましたが、先に進んでいた方はそれらの皆さんが来る前に呼子岳方面に進んで行きました。こちらもフィルムカメラのレンズを交換してから先に進みます。
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越前岳山頂ではベンチで少し休んで念のため新しいノースフェイスの靴の対策に、かかとにバンドエイドを貼っておきました。前々回の山行の際にキャラバンの新しい靴で盛大に靴擦れしましたが、その影響があるかと思いきや、かかとは最後まで問題なしでした。その後、別のハイカーさんらが3人やって来ましたが、先に進んでいた方はそれらの皆さんが来る前に呼子岳方面に進んで行きました。こちらもフィルムカメラのレンズを交換してから先に進みます。
越前岳からの下りは結構しっかりした勾配の土の道でしたが、呼子岳までの間にも名無しの小ピークがあります。ちなみに、今回持って行ったフィルムカメラは、1960年製のミランダD型で、レンズは標準の5cm F1.9の他に、後のオートミランダ25mm F2.8と同105mm F2.8を持って行きましたが、曇りだったので、105mmは一度も使いませんでした。
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越前岳からの下りは結構しっかりした勾配の土の道でしたが、呼子岳までの間にも名無しの小ピークがあります。ちなみに、今回持って行ったフィルムカメラは、1960年製のミランダD型で、レンズは標準の5cm F1.9の他に、後のオートミランダ25mm F2.8と同105mm F2.8を持って行きましたが、曇りだったので、105mmは一度も使いませんでした。
途中こんな可愛らしい赤い花が咲いていました。この木の葉は、裏側の筋の部分が赤くなっていましたが、なんと言う木なんでしょう。
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途中こんな可愛らしい赤い花が咲いていました。この木の葉は、裏側の筋の部分が赤くなっていましたが、なんと言う木なんでしょう。
道はずっとこんな感じですが、日当たりの良いところは湿った土も多少乾き気味になっています。湿ったところでは新品のシューズでも簡単に滑りますから、特に岩にはなるべく足を下ろさないようにしていました。
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道はずっとこんな感じですが、日当たりの良いところは湿った土も多少乾き気味になっています。湿ったところでは新品のシューズでも簡単に滑りますから、特に岩にはなるべく足を下ろさないようにしていました。
とは言え、こんな岩の登りを余儀なくされる箇所も出てきます。木々に掴まって、足場を確かめて登ります。
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とは言え、こんな岩の登りを余儀なくされる箇所も出てきます。木々に掴まって、足場を確かめて登ります。
するとわずかな小ピークになりました。一応三角点のようなものもありますが、下りは緩くてほぼ平坦な感じになっていました。
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するとわずかな小ピークになりました。一応三角点のようなものもありますが、下りは緩くてほぼ平坦な感じになっていました。
その後すぐに普通の登りになり、ほどなく高場所方面の分岐に出ました。ここもピークになっていて、頂上を右側に越えて下るのが高場所方面ですが、呼子岳方面は道が狭くなっています。
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その後すぐに普通の登りになり、ほどなく高場所方面の分岐に出ました。ここもピークになっていて、頂上を右側に越えて下るのが高場所方面ですが、呼子岳方面は道が狭くなっています。
呼子岳方面はまずロープ区間の下りになります。滑りやすいザレ気味の土質の急勾配ですから、短い区間ながらロープが有り難いです。
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呼子岳方面はまずロープ区間の下りになります。滑りやすいザレ気味の土質の急勾配ですから、短い区間ながらロープが有り難いです。
そして再び登りに転じます。この区間は勾配が結構キツいですが、ロープはまだ出てきていません。大きな段差では木の根が階段代わりになりますが、湿っていていかにも滑りやすそうですね。
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そして再び登りに転じます。この区間は勾配が結構キツいですが、ロープはまだ出てきていません。大きな段差では木の根が階段代わりになりますが、湿っていていかにも滑りやすそうですね。
そして上の方にロープがあったので掴んで登っていたら、先の方でこんなことになっていました(;゜д ゜) もう少しでぶっ千切れることでしょうが、登りで利用する皆さんは気付かないから恐ろしいですよね。
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そして上の方にロープがあったので掴んで登っていたら、先の方でこんなことになっていました(;゜д ゜) もう少しでぶっ千切れることでしょうが、登りで利用する皆さんは気付かないから恐ろしいですよね。
地図では縦走ルート上に呼子岳のマークがあったので、割石峠がちょっと横に逸れたところから始まるものだと勘違いしました。何はともあれ、ここは右の呼子岳山頂に向かいます。
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地図では縦走ルート上に呼子岳のマークがあったので、割石峠がちょっと横に逸れたところから始まるものだと勘違いしました。何はともあれ、ここは右の呼子岳山頂に向かいます。
ほんの20m程で山頂の小さな広場に至りますと、こんな微笑ましいお地蔵さんが立っていました。手を合わせてこれからの厳しいルートを安全に抜けられるようお願いしました。
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ほんの20m程で山頂の小さな広場に至りますと、こんな微笑ましいお地蔵さんが立っていました。手を合わせてこれからの厳しいルートを安全に抜けられるようお願いしました。
山頂の先にはロープが張られて、「廃道」と書かれた板がぶら下がっていました。これがヤバい区間の始まりなんだろうと、何も考えずに先に進むと、草が多くて大変狭い急な尾根を下る道になっていました。
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山頂の先にはロープが張られて、「廃道」と書かれた板がぶら下がっていました。これがヤバい区間の始まりなんだろうと、何も考えずに先に進むと、草が多くて大変狭い急な尾根を下る道になっていました。
目の前には遮るものがないので、展望が利きますが、肝腎の尾根がなく、ただ急な斜面がどこまでも下っています。これはミスコースだとすぐに気付いて、30mほど下った分を戻って山頂で地図を見直しました。ここはどうやら大岳と言う山に進むための道のようですが、勾配がキツ過ぎますね。
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目の前には遮るものがないので、展望が利きますが、肝腎の尾根がなく、ただ急な斜面がどこまでも下っています。これはミスコースだとすぐに気付いて、30mほど下った分を戻って山頂で地図を見直しました。ここはどうやら大岳と言う山に進むための道のようですが、勾配がキツ過ぎますね。
今日二度目のうっかりミスですが、出発時のコッヘルと同様に傷口が大きくならずに戻れて良かったです。山頂から分岐に進んで割石峠方面に下ると、途中、こんな古い道標が。少し離れたところに、反対向きに尖らせて「呼子岳」となったものもありました。
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今日二度目のうっかりミスですが、出発時のコッヘルと同様に傷口が大きくならずに戻れて良かったです。山頂から分岐に進んで割石峠方面に下ると、途中、こんな古い道標が。少し離れたところに、反対向きに尖らせて「呼子岳」となったものもありました。
すると人の声が聞こえてきましたので、少し待っていると、初老のご夫婦が登ってきました。その先に揺れる梯子があると言っていましたが、正体はこれ。地に足が着いていない梯子ですね。揺れるはずです。
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すると人の声が聞こえてきましたので、少し待っていると、初老のご夫婦が登ってきました。その先に揺れる梯子があると言っていましたが、正体はこれ。地に足が着いていない梯子ですね。揺れるはずです。
そしてようやく割石峠に到着。この時点で11時35分頃ですから、次の蓬莱山で昼食を取ろうかとも思いましたが、まだ腹は減っていないので、ゆっくり位牌岳で休むことにしました。
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そしてようやく割石峠に到着。この時点で11時35分頃ですから、次の蓬莱山で昼食を取ろうかとも思いましたが、まだ腹は減っていないので、ゆっくり位牌岳で休むことにしました。
峠から登って行くと、また軽いピークになります。ちょっと笹が多くなっていますが、この辺りだけでした。
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峠から登って行くと、また軽いピークになります。ちょっと笹が多くなっていますが、この辺りだけでした。
向こう側に出ると鋸岳の凹凸が間近に見えてきました。よーし、やったるぞーと気合が入ります。
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向こう側に出ると鋸岳の凹凸が間近に見えてきました。よーし、やったるぞーと気合が入ります。
すぐに蓬莱山のピークになりますが、ここはギザギザの総称としての「鋸岳」の一番西側の突起を指し、これを「鋸岳」と書かれる地図も多いようです。ここにも石仏が置かれていましたので、手を合わせます。
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すぐに蓬莱山のピークになりますが、ここはギザギザの総称としての「鋸岳」の一番西側の突起を指し、これを「鋸岳」と書かれる地図も多いようです。ここにも石仏が置かれていましたので、手を合わせます。
山頂に公式の道標や山名を表示したポールはありませんでしたが、このような表示板が地面に落ちていました。できれば他の山のようにオシャレな山名表示の作り物があればいいのにと思いますね。
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山頂に公式の道標や山名を表示したポールはありませんでしたが、このような表示板が地面に落ちていました。できれば他の山のようにオシャレな山名表示の作り物があればいいのにと思いますね。
そして、いよいよここからが今日の本番になる難路区間の表示板が立っていまして、この先を進みます。平成10年の災害で道が悪くなって通行止めになったそうですが、それからもう19年も経過しているので、より一層歩きづらくなっているのでしょうね。
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そして、いよいよここからが今日の本番になる難路区間の表示板が立っていまして、この先を進みます。平成10年の災害で道が悪くなって通行止めになったそうですが、それからもう19年も経過しているので、より一層歩きづらくなっているのでしょうね。
早速見晴らしの良いところに出ます。岩場なのに緑が豊かな様子が生々しく見えますね。道がどこにあるのか、ここからでは全く分かりませんね。
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早速見晴らしの良いところに出ます。岩場なのに緑が豊かな様子が生々しく見えますね。道がどこにあるのか、ここからでは全く分かりませんね。
蓬莱山からの下りからして要注意です。草でごまかされていますが、尾根は狭い上に勾配が急ですので、慌てずゆっくり一歩一歩下ります。
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蓬莱山からの下りからして要注意です。草でごまかされていますが、尾根は狭い上に勾配が急ですので、慌てずゆっくり一歩一歩下ります。
下に降り立つとトラバース区間になります。右側は崖です。道は踏み跡が見えるものの、手前の岩が邪魔ですね。そっと足を置けるところを選んで岩を越えて上に出ます。
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下に降り立つとトラバース区間になります。右側は崖です。道は踏み跡が見えるものの、手前の岩が邪魔ですね。そっと足を置けるところを選んで岩を越えて上に出ます。
トラバース区間には鎖が草に隠れて横に向かっていましたが、すぐにこんな直登箇所になります。後ろは崖なので全体を写せませんが、高さは3m程度のそう高くない鎖場です。しかし、問題はここの黄土色の側面でして、足を掛けたくても、なかなかしっかり引っ掛かるところが少ないこと。こうなったら鎖に命を預けて力任せに登って、上で岩に手を掛けて這い上がりました。
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トラバース区間には鎖が草に隠れて横に向かっていましたが、すぐにこんな直登箇所になります。後ろは崖なので全体を写せませんが、高さは3m程度のそう高くない鎖場です。しかし、問題はここの黄土色の側面でして、足を掛けたくても、なかなかしっかり引っ掛かるところが少ないこと。こうなったら鎖に命を預けて力任せに登って、上で岩に手を掛けて這い上がりました。
これが上から覗き込んだ画像。下の足場の狭さが分かりますが、谷は深いですから、落ちたら即死ですね。のっけから危険な区間になってちょっと不安になります。
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これが上から覗き込んだ画像。下の足場の狭さが分かりますが、谷は深いですから、落ちたら即死ですね。のっけから危険な区間になってちょっと不安になります。
そしてまたトラバース区間になりますが、ここも足場がなくなって斜めになった岩の上を通ります。先の方の踏み跡も途中から草に隠れてあるのかないのか分かりませんね。
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そしてまたトラバース区間になりますが、ここも足場がなくなって斜めになった岩の上を通ります。先の方の踏み跡も途中から草に隠れてあるのかないのか分かりませんね。
今度は岩に挟まれた区間を登りながら抜けますが、こんなゴロタ石だらけのところで、足を置くと石がゴロゴロと下に落ちます。幸い草がたくさんあるので、それらや根っこを掴んで登り向こうに見える踏み跡へと進みます。
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今度は岩に挟まれた区間を登りながら抜けますが、こんなゴロタ石だらけのところで、足を置くと石がゴロゴロと下に落ちます。幸い草がたくさんあるので、それらや根っこを掴んで登り向こうに見える踏み跡へと進みます。
歩きやすいところはあっと言う間に終わり、先を見ても道らしきものが見えないところに出ます。踏み跡通りに進んだら、画面左側の岩場の脇に出て、その向こうの黒い筋のところを登る感じになっていました。
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歩きやすいところはあっと言う間に終わり、先を見ても道らしきものが見えないところに出ます。踏み跡通りに進んだら、画面左側の岩場の脇に出て、その向こうの黒い筋のところを登る感じになっていました。
これが岩場のトラバース区間で、ロープが張られていましたが、踏み場がないです。ちなみに草の生えている側に手前で降りるとロープに手が届かないので、岩のかすかな段差に足を掛けて進みます。
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これが岩場のトラバース区間で、ロープが張られていましたが、踏み場がないです。ちなみに草の生えている側に手前で降りるとロープに手が届かないので、岩のかすかな段差に足を掛けて進みます。
上の画像では遠近感が掴めないので、足を下に置けそうですが、実際はこんな具合です。ロープを固定する楔も2つ外れていました。
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上の画像では遠近感が掴めないので、足を下に置けそうですが、実際はこんな具合です。ロープを固定する楔も2つ外れていました。
岩場の向こうに回ると今度は高さのある鎖場の直登になります。 悪いことに朝まで降っていた雨のおかげで、岩が湿り気味で滑りやすかったです。
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岩場の向こうに回ると今度は高さのある鎖場の直登になります。 悪いことに朝まで降っていた雨のおかげで、岩が湿り気味で滑りやすかったです。
やっと岩場の急登が終わったと思ったら、今度は土の急登区間になります。古いながらも鎖がないと100%進めないルートですね。
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やっと岩場の急登が終わったと思ったら、今度は土の急登区間になります。古いながらも鎖がないと100%進めないルートですね。
その先のトラバース区間も厳しいです。足場が抜け落ちていますね。大またで跨がないといけない箇所もありましたが、身長の点から女性のハイカーさんらはかなり大変になるんじゃないかなと思いました。
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その先のトラバース区間も厳しいです。足場が抜け落ちていますね。大またで跨がないといけない箇所もありましたが、身長の点から女性のハイカーさんらはかなり大変になるんじゃないかなと思いました。
ここもロープがありますが、足場がしっかりしているように見えますね。でも右から来たのではなく、間にV字にぽっかり開いた隙間が道です。
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ここもロープがありますが、足場がしっかりしているように見えますね。でも右から来たのではなく、間にV字にぽっかり開いた隙間が道です。
もちろん下りもたっぷりありまして、皆ハードです。ここの鎖は梯子状になっていましたが、開いておらずに足を掛けられないため、ただの鎖として利用します(^∇^)v
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もちろん下りもたっぷりありまして、皆ハードです。ここの鎖は梯子状になっていましたが、開いておらずに足を掛けられないため、ただの鎖として利用します(^∇^)v
根っこの多いところは鎖もロープもなかったりします。道に見えませんね。
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根っこの多いところは鎖もロープもなかったりします。道に見えませんね。
ロープなし区間を抜けるとまた鎖場になって急な登りが待っています。崩れやすくても、湿っていて滑りやすくても、岩が足掛かりになってくれるので、それまでのところよりも楽でした。
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ロープなし区間を抜けるとまた鎖場になって急な登りが待っています。崩れやすくても、湿っていて滑りやすくても、岩が足掛かりになってくれるので、それまでのところよりも楽でした。
ただ、ここも一旦上まで登ったかと思ったら、2段になっていて、まだまだ鎖の急登が続きます。悪いことにここの岩は角が丸くて湿り気味でした。
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ただ、ここも一旦上まで登ったかと思ったら、2段になっていて、まだまだ鎖の急登が続きます。悪いことにここの岩は角が丸くて湿り気味でした。
そしてすぐに狭い尾根を下ります。木々が豊富にあるのでまだマシですね。
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そしてすぐに狭い尾根を下ります。木々が豊富にあるのでまだマシですね。
ここのトラバース区間は草まみれで分かりづらいですが、真ん中にロープがありますね。これを掴んで下の足場を進みますが、出っ張った草が顔に当たり、えらく邪魔です。
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ここのトラバース区間は草まみれで分かりづらいですが、真ん中にロープがありますね。これを掴んで下の足場を進みますが、出っ張った草が顔に当たり、えらく邪魔です。
ここは日が当たっているから乾いていますが、こんな土質の崖登りもあります。ザラザラ足を掛けたところが崩れて落ちます。それにしても、かつてはここが正規のルートとして使われていた訳ですが、良くもまぁ、こんなところに道を作ったものですよね。
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ここは日が当たっているから乾いていますが、こんな土質の崖登りもあります。ザラザラ足を掛けたところが崩れて落ちます。それにしても、かつてはここが正規のルートとして使われていた訳ですが、良くもまぁ、こんなところに道を作ったものですよね。
この道はリボン等のマーキングがほとんどありませんでしたが、唯一ここにありました。草木が生い茂り、道がはっきりしなくなっているので、付けられたのでしょうね。
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この道はリボン等のマーキングがほとんどありませんでしたが、唯一ここにありました。草木が生い茂り、道がはっきりしなくなっているので、付けられたのでしょうね。
まだしつこく鎖の急登区間が現われます。角度は大したことないのですが、この苔の生えた岩はすべりまくります。
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まだしつこく鎖の急登区間が現われます。角度は大したことないのですが、この苔の生えた岩はすべりまくります。
かつて正式なルートとして使われていたことを示す表示板。崩壊部がなかったとしても、急な鎖場が多過ぎですから、良くこれが正式に認可されていたと思いますね。この表示板の向こうにはまたヤバい岩場の登りのロープが見えますね。
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かつて正式なルートとして使われていたことを示す表示板。崩壊部がなかったとしても、急な鎖場が多過ぎですから、良くこれが正式に認可されていたと思いますね。この表示板の向こうにはまたヤバい岩場の登りのロープが見えますね。
そのロープはこんな感じで岩場をトラバースしながら登るようになっていました。ここも足場が滑りやすいので要注意でした。
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そのロープはこんな感じで岩場をトラバースしながら登るようになっていました。ここも足場が滑りやすいので要注意でした。
先に進むと直進方向にワイヤーが張られていて、そちらには進めないようになっていましたが、そこを覗くと先は崖でした。ここは左に進みます。
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先に進むと直進方向にワイヤーが張られていて、そちらには進めないようになっていましたが、そこを覗くと先は崖でした。ここは左に進みます。
見晴らしが良くなったので先を確認しますが、まだまだ稜線は続きますね。スマホでGPSでの位置情報を確認すると、結構時間が経過しているのに、まだ鋸岳縦走区間の1/3程度しか来ていません。地図上ではこの難路の時間の読みはなかなかできませんね。
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見晴らしが良くなったので先を確認しますが、まだまだ稜線は続きますね。スマホでGPSでの位置情報を確認すると、結構時間が経過しているのに、まだ鋸岳縦走区間の1/3程度しか来ていません。地図上ではこの難路の時間の読みはなかなかできませんね。
このような新しい鎖もたまに出てくるところからして、地元の山岳会が何とか細々とメンテナンスをしているようです。ただし、この新しい鎖、雨水で濡れていてつるんつるんに滑って、急な登りでは大変握りづらかったです。
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このような新しい鎖もたまに出てくるところからして、地元の山岳会が何とか細々とメンテナンスをしているようです。ただし、この新しい鎖、雨水で濡れていてつるんつるんに滑って、急な登りでは大変握りづらかったです。
この区間は小ピークの連続ですが、大き目のピークはトラバースして巻くことも多いです。しかし、先で急な登りになって、トラバースして横に進んだ分を、後から取り戻す形になることも大変多かったです。
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この区間は小ピークの連続ですが、大き目のピークはトラバースして巻くことも多いです。しかし、先で急な登りになって、トラバースして横に進んだ分を、後から取り戻す形になることも大変多かったです。
支尾根と言うほどのものではないのですが、一瞬間違えやすそうな分岐がありました。直進する側にしっかりした道があるようですが、先は崖です。左にピークを巻いて下ります。
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支尾根と言うほどのものではないのですが、一瞬間違えやすそうな分岐がありました。直進する側にしっかりした道があるようですが、先は崖です。左にピークを巻いて下ります。
途中、こんな木のゲートがみたいになったところがありました。せっかくだからここに腰掛けて一休みします。ちなみに倒木ではなくL字にひん曲がって高く伸びていますね。
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途中、こんな木のゲートがみたいになったところがありました。せっかくだからここに腰掛けて一休みします。ちなみに倒木ではなくL字にひん曲がって高く伸びていますね。
もう半分くらいはこなしたでしょうか。だんだん位牌岳が近付いてきているようです。しかし、天気はイマイチのままで、雲が右から左にどんどんやってきています。
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もう半分くらいはこなしたでしょうか。だんだん位牌岳が近付いてきているようです。しかし、天気はイマイチのままで、雲が右から左にどんどんやってきています。
木の"ベンチ"以降、道は平坦なところが多くなり、かなり歩きやすくなりました。それまでの難路から一般的な登山道レベルになってきた感じです。
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木の"ベンチ"以降、道は平坦なところが多くなり、かなり歩きやすくなりました。それまでの難路から一般的な登山道レベルになってきた感じです。
ただ、平坦と言ってもゆるい起伏はずっと続きます。ここも緩いピークになっています。
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ただ、平坦と言ってもゆるい起伏はずっと続きます。ここも緩いピークになっています。
ふと幹を見ると、こんなセミの脱皮した抜け殻が。しかし、まだこの辺ではセミの鳴き声は聞こえませんでしたね。
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ふと幹を見ると、こんなセミの脱皮した抜け殻が。しかし、まだこの辺ではセミの鳴き声は聞こえませんでしたね。
平坦なところで時間的に遅れ気味だったのを取り返すように距離を稼いでいましたら、ようやく手前の小ピークの先に位牌岳が見えるようになりました。さすがに時間も経っているので、空腹感も結構出てきました。
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平坦なところで時間的に遅れ気味だったのを取り返すように距離を稼いでいましたら、ようやく手前の小ピークの先に位牌岳が見えるようになりました。さすがに時間も経っているので、空腹感も結構出てきました。
崩れ落ちそうな岩。これが落ちたら上にある道も影響を受けそうですね。
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崩れ落ちそうな岩。これが落ちたら上にある道も影響を受けそうですね。
再び道は勾配を増してきますが、すぐに左側に緩やかな稜線の道が見えています。先ほどまでの厳しさがウソのような穏やかさです。
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再び道は勾配を増してきますが、すぐに左側に緩やかな稜線の道が見えています。先ほどまでの厳しさがウソのような穏やかさです。
またまた小ピークになりました。全身を使う鎖場の直登ももちろん疲れますが、こんな小ピークの凹凸も数が多くなるとジャブのように効いてきますね。
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またまた小ピークになりました。全身を使う鎖場の直登ももちろん疲れますが、こんな小ピークの凹凸も数が多くなるとジャブのように効いてきますね。
草で覆われて狭くなったところの急な下り。足元のパイプのようなものはチェーンを包んだビニールです。下は湿った土で、草で日が遮られていて、いつでも滑りそうです。
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草で覆われて狭くなったところの急な下り。足元のパイプのようなものはチェーンを包んだビニールです。下は湿った土で、草で日が遮られていて、いつでも滑りそうです。
久しぶりにロープのトラバース区間になりましたが、このくらいではもう余裕ですね。
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久しぶりにロープのトラバース区間になりましたが、このくらいではもう余裕ですね。
それでもまだまだハードな区間は出てきます。湿った丸い岩を越えるトラバース区間には、短いながらも新しい鎖がありました。
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それでもまだまだハードな区間は出てきます。湿った丸い岩を越えるトラバース区間には、短いながらも新しい鎖がありました。
ロープのトラバース区間が終わったと思ったら、これまた久しぶりの鎖の急登。こんな感じのところが本当に多かったですね。
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ロープのトラバース区間が終わったと思ったら、これまた久しぶりの鎖の急登。こんな感じのところが本当に多かったですね。
鬱蒼としたV字谷みたいなところを登るところになって、左右どちらから登れば良いのかと思い、より滑りにくそうな右側を登って行くと、途中から左に鎖が見えました。そちらに寄ってこれを登りますが、結構長い鎖でしたね。
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鬱蒼としたV字谷みたいなところを登るところになって、左右どちらから登れば良いのかと思い、より滑りにくそうな右側を登って行くと、途中から左に鎖が見えました。そちらに寄ってこれを登りますが、結構長い鎖でしたね。
そしてまたピークに達しますが、多分これが先ほど見た位牌岳手前のピークなんでしょう。もう、危険区間はほとんどなさそうです。
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そしてまたピークに達しますが、多分これが先ほど見た位牌岳手前のピークなんでしょう。もう、危険区間はほとんどなさそうです。
久しぶりに出てきた道標。段差になった木の根に括り付けられていましたが、この段差が大きいので、はっきり目に留まりました。
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久しぶりに出てきた道標。段差になった木の根に括り付けられていましたが、この段差が大きいので、はっきり目に留まりました。
これまで、足場がとにかく細かったので、こんな大岩がルートを遮るのも珍しいですが、ここは右からすり抜けて進みます。ただし、足元の苔岩が曲者です。
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これまで、足場がとにかく細かったので、こんな大岩がルートを遮るのも珍しいですが、ここは右からすり抜けて進みます。ただし、足元の苔岩が曲者です。
するとほどなくピークが見えてきました。何やら表示板があることから、間違いなく位牌岳に到着です。ほっとしました。
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するとほどなくピークが見えてきました。何やら表示板があることから、間違いなく位牌岳に到着です。ほっとしました。
位牌岳山頂には午後2時40分頃に到着しました。越前岳を出発したのが午前10時5分頃ですから、4時間35分も掛かってしまいましたが、やはり鋸岳の前半区間はかなり大変でしょうね。
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位牌岳山頂には午後2時40分頃に到着しました。越前岳を出発したのが午前10時5分頃ですから、4時間35分も掛かってしまいましたが、やはり鋸岳の前半区間はかなり大変でしょうね。
そして、やっと「出前山頂」タイム。位牌岳にはベンチがないのを知っていたので、久しぶりに折り畳み椅子を持ってきて座りました。ストーブを標柱のような四角い石に乗せてみたら、少し足より幅狭くて不安定でした。バランスを取って置いてコッヘルを乗せて水を汲んだら、バランスが崩れて倒れてしまい、せっかくの水がほとんど地面に流れてしまいました。仕方ないので、残った水350ccに爽健美茶を足して調理しましたが、全然違和感なく食べられました(^∇^)v
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そして、やっと「出前山頂」タイム。位牌岳にはベンチがないのを知っていたので、久しぶりに折り畳み椅子を持ってきて座りました。ストーブを標柱のような四角い石に乗せてみたら、少し足より幅狭くて不安定でした。バランスを取って置いてコッヘルを乗せて水を汲んだら、バランスが崩れて倒れてしまい、せっかくの水がほとんど地面に流れてしまいました。仕方ないので、残った水350ccに爽健美茶を足して調理しましたが、全然違和感なく食べられました(^∇^)v
さて、山頂で1時間近く休んでいたら、いつの間にかガスってきました。下山まで天気が悪化しないことを祈りつつ、さっさと荷物を畳んで急ぐことにします。
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さて、山頂で1時間近く休んでいたら、いつの間にかガスってきました。下山まで天気が悪化しないことを祈りつつ、さっさと荷物を畳んで急ぐことにします。
ここでもう既にミスを犯していましたが、帰路は位牌岳山頂から北東側に下る道を使い、途中から北西に折れないと山神社方面に戻れなくなります。しかし、山頂にそちら方面への道標はなく、自分の頭の中でも漠然と下の分岐を左に折れれば良いのだろうと思って、そのまま縦走ルートを下ってしまいました。ここは長泉町最高地点と記された杭の打ってある地点です。
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ここでもう既にミスを犯していましたが、帰路は位牌岳山頂から北東側に下る道を使い、途中から北西に折れないと山神社方面に戻れなくなります。しかし、山頂にそちら方面への道標はなく、自分の頭の中でも漠然と下の分岐を左に折れれば良いのだろうと思って、そのまま縦走ルートを下ってしまいました。ここは長泉町最高地点と記された杭の打ってある地点です。
そしてここの池の平・つるべ落としの滝ルートの分岐を左に折れて下って行きました。ラーメン用の水をこぼしたように、どうもこの日は注意力散漫でした(反省)。
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そしてここの池の平・つるべ落としの滝ルートの分岐を左に折れて下って行きました。ラーメン用の水をこぼしたように、どうもこの日は注意力散漫でした(反省)。
少し下るとどうも左足の関節が勾配のキツい下りで体重を掛けた際に痛むようになりました。ちょっと無理したかな。つるべ落としの滝ルートは去年往路で使いましたが、沼津の水神社から歩き始めました。ここでふと思って池の平とはどこなのか地図を見ると、位置が全く異なっていて、コピーしてきた範囲のものからはるかに外れていました。ヤマレコMAPで確認すると、池の平は沼津の北側で、トンデモなく山神社から離れます。ですから、少しでも十里木方面に戻りやすいように、途中の北に向かえそうな分岐を探して歩きます。
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少し下るとどうも左足の関節が勾配のキツい下りで体重を掛けた際に痛むようになりました。ちょっと無理したかな。つるべ落としの滝ルートは去年往路で使いましたが、沼津の水神社から歩き始めました。ここでふと思って池の平とはどこなのか地図を見ると、位置が全く異なっていて、コピーしてきた範囲のものからはるかに外れていました。ヤマレコMAPで確認すると、池の平は沼津の北側で、トンデモなく山神社から離れます。ですから、少しでも十里木方面に戻りやすいように、途中の北に向かえそうな分岐を探して歩きます。
池の平方面の道に進んでしばらくしたので、もう位牌岳に戻るには難儀しますので、そのまま下って、最悪、池の平から近くの町に出てバスやタクシーで帰ることにしました。道は全体的に狭い尾根道が続く感じですが、こんな広くなったところもあります。
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池の平方面の道に進んでしばらくしたので、もう位牌岳に戻るには難儀しますので、そのまま下って、最悪、池の平から近くの町に出てバスやタクシーで帰ることにしました。道は全体的に狭い尾根道が続く感じですが、こんな広くなったところもあります。
そして、ここも下り一辺倒ではなくて、複数個所で小ピークを越えなければいけません。4km以上あるルートなので、標準時間で2時間ほど掛かります。
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そして、ここも下り一辺倒ではなくて、複数個所で小ピークを越えなければいけません。4km以上あるルートなので、標準時間で2時間ほど掛かります。
狭い尾根ですから道は間違えませんが、こんな道標が立っています。距離か時間を記してくれれば有り難いのですけどねぇ。
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狭い尾根ですから道は間違えませんが、こんな道標が立っています。距離か時間を記してくれれば有り難いのですけどねぇ。
長々と歩いていたら、こんな道標のある分岐が出てきました。池の平方面のメインルートは右に折れ曲がり、直進は倒木を置いて入らないように注意を促す道になっていました。道標もないですが、チェックするとここがかつて千福ヶ丘に抜けるルートとして使われていた道のようです。今では廃道のようですが、沼津まで進むよりマシと思って抜けることにしました。ただ、もう時間は午後5時10分なので、急がないといけませんが、今は7時でもまだ明るいので、距離的に見て大丈夫でしょう。
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長々と歩いていたら、こんな道標のある分岐が出てきました。池の平方面のメインルートは右に折れ曲がり、直進は倒木を置いて入らないように注意を促す道になっていました。道標もないですが、チェックするとここがかつて千福ヶ丘に抜けるルートとして使われていた道のようです。今では廃道のようですが、沼津まで進むよりマシと思って抜けることにしました。ただ、もう時間は午後5時10分なので、急がないといけませんが、今は7時でもまだ明るいので、距離的に見て大丈夫でしょう。
この道は最初だけ少し下りますが、あとはスッキリした平坦で真っ直ぐな道が続いていました。笹が多いですが、結構手が入っているのか、刈られているところも多かったです。
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この道は最初だけ少し下りますが、あとはスッキリした平坦で真っ直ぐな道が続いていました。笹が多いですが、結構手が入っているのか、刈られているところも多かったです。
マーキングも多く、道迷いもほとんどなさそうですが、唯一ここだけ右に白いペイントがある分岐は要注意です。境界見出標が立っていますが、ここを左折する側に赤リボンがありました。
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マーキングも多く、道迷いもほとんどなさそうですが、唯一ここだけ右に白いペイントがある分岐は要注意です。境界見出標が立っていますが、ここを左折する側に赤リボンがありました。
少しすると、きれいに見えますが、古い案内板が木に巻かれていました。食い込み具合からして、しばらく時間が経っていますね。この先の出口は千福が丘ですが、そう言えば位牌岳の方にこの名の同じタイプの道標がくくり付けられているのを見たものの、その後全く見かけませんでした。もう利用者はほとんどいないのでしょうね。
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少しすると、きれいに見えますが、古い案内板が木に巻かれていました。食い込み具合からして、しばらく時間が経っていますね。この先の出口は千福が丘ですが、そう言えば位牌岳の方にこの名の同じタイプの道標がくくり付けられているのを見たものの、その後全く見かけませんでした。もう利用者はほとんどいないのでしょうね。
後半はちょっと笹薮こぎが多くなるところになりました。しかし、道全体を覆うほどではないです。ここも倒木を跨いで進みます。
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後半はちょっと笹薮こぎが多くなるところになりました。しかし、道全体を覆うほどではないです。ここも倒木を跨いで進みます。
先に行くと、何か建物が見えてきました。やっと車道に出てきたことになります。どうも金網の柵で覆われていることから、何かの管理施設なんでしょうね。
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先に行くと、何か建物が見えてきました。やっと車道に出てきたことになります。どうも金網の柵で覆われていることから、何かの管理施設なんでしょうね。
建物の脇に「←位牌岳」となった白い板の道標が立っていましたが、ここは入口が分かりづらいだろうと思いますね。建物脇の道を下って本線に合流してワインディング路を下る途中、それをショートカットする歩道が下に延びていました。一旦車道に出てまた横切って2つ分のコーナーをカットします。
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建物の脇に「←位牌岳」となった白い板の道標が立っていましたが、ここは入口が分かりづらいだろうと思いますね。建物脇の道を下って本線に合流してワインディング路を下る途中、それをショートカットする歩道が下に延びていました。一旦車道に出てまた横切って2つ分のコーナーをカットします。
下に出て黙々と歩いていると、ここが東急の管理する「500 Club」と言うゴルフ場の中の道だと分かりました。そこから先に抜けると、やっと千福が丘と言うニュータウンになります。ここの中の北側の道を行けば、間の川を渡って北の道に出られるようだったので、そちらまで進んでみると、完全に登山道でした。しかも、スマホで見た国土地理院地図を拡大すると、北側の道と極わずかの区間でつながっていないことが判明。もう薄暗いのでUターンし、新東名のトンネルの区間を越えてバス通りに出ます。
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下に出て黙々と歩いていると、ここが東急の管理する「500 Club」と言うゴルフ場の中の道だと分かりました。そこから先に抜けると、やっと千福が丘と言うニュータウンになります。ここの中の北側の道を行けば、間の川を渡って北の道に出られるようだったので、そちらまで進んでみると、完全に登山道でした。しかも、スマホで見た国土地理院地図を拡大すると、北側の道と極わずかの区間でつながっていないことが判明。もう薄暗いのでUターンし、新東名のトンネルの区間を越えてバス通りに出ます。
途中、登山中にはほとんど見えなかった富士山が、今更になってくっきり見えました。バス通りでも基本的に寂しいところなので、タクシーなんぞ通らないだろうと期待していなかったのですが、最初に下ってきた車がタクシーて、見ると空車ランプが点いていたので大きく手を振ってみましたが、こちらが登山者と見たためか、シカトされてしまいました。バス停を見たら、1日4本で最終は6時半。仕方ないので、なるべく県道に近いところまで歩くことにしました。
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途中、登山中にはほとんど見えなかった富士山が、今更になってくっきり見えました。バス通りでも基本的に寂しいところなので、タクシーなんぞ通らないだろうと期待していなかったのですが、最初に下ってきた車がタクシーて、見ると空車ランプが点いていたので大きく手を振ってみましたが、こちらが登山者と見たためか、シカトされてしまいました。バス停を見たら、1日4本で最終は6時半。仕方ないので、なるべく県道に近いところまで歩くことにしました。
新しい靴はさすがにこんな長く履いていると、靴擦れではなくても足が全体的に疲れて痛くなってきます。下の方の景ヶ島と言うところのバス停ベンチに腰掛けて、タクシー会社に連絡して来てもらい、須山の山神社まで送ってもらいましたが、信号のほとんどないところで3620円の区間ですから、疲れ果てた自分の足ではとても歩ける距離ではなかったです。地図確認をしないでうっかり勘違いして下山ルートを間違えて、歩く距離も時間もお金も余計にかかった今回の山行でしたが、愛鷹山縦走を成し遂げて、達成感が心地良い1日でもありました。
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新しい靴はさすがにこんな長く履いていると、靴擦れではなくても足が全体的に疲れて痛くなってきます。下の方の景ヶ島と言うところのバス停ベンチに腰掛けて、タクシー会社に連絡して来てもらい、須山の山神社まで送ってもらいましたが、信号のほとんどないところで3620円の区間ですから、疲れ果てた自分の足ではとても歩ける距離ではなかったです。地図確認をしないでうっかり勘違いして下山ルートを間違えて、歩く距離も時間もお金も余計にかかった今回の山行でしたが、愛鷹山縦走を成し遂げて、達成感が心地良い1日でもありました。
鋸岳縦走、凄いです!
写真でも大変さが伝わってきました。
自分も、いつかは挑戦したいのですがなかなか(^^;)
今回の「出前山頂」も担々麺でしたね(*^^*)
youさん、こんにちは!
いやぁ、愛鷹縦走はやはりハードでした。
あそこはできればグループで行動した方が良さそうですね。
ただ、下山ルートでポカしなければ、あんなに歩き疲れることはなかったんですが、youさんならタクシーなど使わずに歩いて十里木の方に戻っていけるでしょうね。
普通に位牌岳から下りていれば、多分6時頃に山神社に戻れたように思います。
「出前山頂」担々麺は、今回図らずも「爽健美茶風味」になりましたが、全く違和感なく食べられました(^∇^)v
こんな縦走ライン見たことないので大変参考になりました。
千福登山道は歩いたこと無いので興味深く読ませていただきました。
また、呼子山頂から大岳廃道でなく須津渓谷に降りようとしている!ビビりました… ベテランさんによるとその先切れてるらしく私は止められました。
行ってくれたら参考になりましたが生きてないかも?ですね。
鋸は北側トラバースの足場が今年あたり抜けそうなので私は嫌だな…
前岳側に行ければ2時間で車でしたが貴重な記録を見ることが出来ました。おつかれさまでした。
pixusさん、初めまして&コメありがとうございます!
自分もあんなルートで下山するつもりはさらさらなかったのですが、何しろ出発時から注意力散漫で、ポカが多かったです(笑。
呼子岳山頂には、「廃道」と書かれた札がぶら下がったところしか道がなかったので、それが大岳方面の破線ルートなのかと思いましたが、確かに帰宅後GPSロガーのデータを地図上で確認したら、大岳方面の尾根の東隣の急な尾根を下っていました。
逆に大岳への下り口がこれと言って見えませんでしたが、どの道あの辺は崖みたいな急勾配で、整備もされていないのでしょうから、抜けるのは無理っぽいですね。
千福が丘ルートは大変緩やかで歩きやすかったです。
出口にある多分500 Clubの施設脇までは車で行けますから、そこを拠点に登ると楽になりそうだなと思いました。
ただし、そこまで行くとピストンでしかコースを組み立てられないのが残念なところですね。
それにしても、愛鷹山の地図は所有していないので、ヤマレコで他の方の軌跡が載った国土地理院の地図をコピーして印刷して持って行きましたが、呼子岳が本コース上からわずかに逸れていること等が確認できずに失敗しました。
「山と高原地図」くらいは用意しておかないといけませんね。
はぁ… それはですね5年位前までは地蔵の右手の呼子廃道入口に掛かっていたんですよ、金属のはしごもあったのですが処分して看板だけ渓谷側に通行止の意味で下げてあるんです。
呼子廃道は呼子側から降りると最後の着地の横這いで誤ると40m程度転落してまず助からないと思いますよ。
どうしてもと言うなら大岳側から登ることをお勧めします。呼子と蓬莱山にある地蔵は転落死された方々の慰霊地蔵です、最近でも落ちる方がいるので気を付けてください。何度もすみません
詳しい情報、有り難うございました。
でも、愛鷹はメインの縦走ルート以外は歩かないでしょうから、大岳方面には今後も行くことはないと思います。
それにしても、あの辺は本当に山が切り立っていて足場が薄いところが多いですね。
ある意味、大山三峰の規模を大きくしたような感じでしたが、結構東西南北に地図に記されない道がたくさんあって楽しめそうですよね。
ただ、やはり危険なので、自分が慰霊されないように無茶はしないことにします(笑。
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