丹沢/世附川水ノ木沢
- GPS
- 06:28
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 1,273m
- 下り
- 1,269m
コースタイム
- 山行
- 5:28
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 6:29
天候 | 晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
西沢林道終点のゲート前に駐車。山側はいかにも落石の不安が感じられたので沢側にゲートを通れるスペースを開けて駐車した。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆道の状況 kamogさんの記録を参考にしました。有り難うございました。 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-523276.html ◆登山ポスト 登山ポストは見当たらなかった。 |
写真
感想
所謂世附川源流四部作のトリを飾る水ノ木沢を遡行してきた。ナメと登れる滝が楽しい評判通りの好い沢だった。
kamogさんの山行記録を参考にして道志の森キャンプ場を突っ切った西沢林道の終点までクルマで入り、そこから菰釣山経由で廻って来た。距離は10km余りと山伏峠起点の半分程度になるだろう。ここから甲相国境尾根は何と30分足らずだった。ブナ沢乗越までは楽に立てるがそこから菰釣山までも同じ程度に登ることになる。菰釣山頂で先行していた単独行登山者に逢ったが今日出逢った登山者は一人と言う、ここは丹沢か?と思わせる閑かさだった。
菰釣山から踏み跡が残る南尾根へと進む。しばらくすると背の高い笹に覆われた尾根になり、踏み跡が解らなくなるが適当な間隔でピンクテープが貼られているのでそれを目指しながら歩いて行く。笹が薄くなると大きく下り大タルミに至り登りきって大栂だ。大栂から方向を西側に変えて杉林の支尾根を下って行く。1060mで南側に再度方向を変え、急斜面を降りて行くと菰釣山林道の終点に飛び出す。林道から水ノ木沢はすぐだ。ここで沢装備を身に付ける。
水ノ木沢の水量は山伏沢や西沢より少なく、入渓点での印象も水はきれいだが平凡な印象だ。だがじわっとナメが始まり右から3段8mの滝を架けた沢が合わさると一面に広がるナメとその奥に2条の滝が望まれ、それまでの印象を払拭する。2条2mの滝を越え、更に3m滝とちょっと深い釜を越えると、魚影が見え出した。釜と言う釜でヤマメの魚影を見ることができ、その旅に立ち止まり、場所によっては両手で漁り、となった。
820mの分岐を過ぎてナメを通過すると下部が磨かれた3m滝に出合う。Aki-CLさんは左岸の苔付きをヘツって流芯までトラバースし登って行ったが、あのヘツリは嫌だと13Kさんと僕は左から高巻く。3m滝の上部もナメが続いている。ナメの中の釜はAki-CLさんは素通りしたが13Kさんが白骨化した鹿の頭部を発見した。そして2段10m滝。ここは右壁が階段状になっているので越えて行く。さっき鹿の骨を見たことと関係あるか解らないがこの滝ではやけに腐敗臭が漂っていた。
2段10m滝を登ると意外とすぐに2段8×15m滝に出合う。この上もナメが続く。階段状の3段8mまでナメがほぼ続いている。この辺りの滝はいずれも容易に越えられ、水ノ木沢で一番楽しい所かもしれない。その上の釜でAki-CLさんが魚影を再び見付け、岩の下に追い込んで両手で手掴かみにして20cm超のヤマメを捉えた。最早手掴かみ名人だ。この辺りから空が広く見え出しいかにも源流と言う雰囲気になってくる。2段3mは流芯は少し滑りやすいが最初の1mを登ると傾斜も落ちるので易しくなる。
この後水がほぼ涸れて二俣になるが、右俣に進んだのが失敗だった。もう滝も無さそうだし左の支尾根に向う踏み跡もあるのでその尾根に登り、尾根を詰めて行くこととした。後でGPSのログを見ると1040m分岐でルートミスしたようだ。支尾根に取り付いたのが1100m地点でそこから延々と久し振りに辛い登りが続いた。西側にトラバースする踏み跡があったのでそちらへも辿ってみたがそれも獣道だったのか続かず、結局2人と離れ過ぎるのは嫌なのでストックを取り出して尾根に戻り、素直に直登していく。国境尾根には1360mで飛び出したが、もう菰釣山頂まで水平距離で100m程の所だった。
菰釣山頂で沢装備を解いて来た道を降りる。ヒルはいないものの甲相国境尾根の稜線上はアブとかブヨが五月蝿い。虫除けジェルも使ったが効果は薄いようで数箇所刺されて痒い想いを引きずっている。
水ノ木沢は「丹沢の谷110ルート」にも三ツ星ルートとして紹介されていたが、評判通りの良い沢だった。僕は樅ノ木沢は未経験だけど四部作全てを巡った13Kさんは西沢が一番好印象だったと言う。僕も西沢が一番楽しい沢だった。けれどどこを遡行しても外れが無い世附川。登山者が非常に少ない所も丹沢離れしていて好感が持てる所だ。実に閑かな山旅が楽しめる。
1050mの分岐で右俣を進んでしまった。
世附川の四沢ではヤマヒルは見かけなかった。
登山者も少なく静かな山が楽しめる。
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