前穂高岳 上高地から日帰りピストン
- GPS
- 09:48
- 距離
- 12.2km
- 登り
- 1,673m
- 下り
- 1,656m
コースタイム
- 山行
- 8:17
- 休憩
- 1:32
- 合計
- 9:49
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
沢渡バスターミナルに自動車を駐めてそこからタクシーで上高地観光センター(上高地バスターミナル)まで移動しました。沢渡バスターミナルの駐車場は1日600円です。 シャトルバスの始発は5:10です。タクシーだとその前から乗車可能で、他の登山者さんに声かけて、4人で相乗りしました。これだと1人当たりの料金はバスよりやや安くなります。帰りも同様に上高地からタクシーで戻りました。 この日の出発は長野県の駒ケ根市からです。国道361号権兵衛トンネルを経由、国道19号の藪原信号交差点から県道26号、途中で野麦街道に合流、梓湖沿いを走り、奈川戸ダムで国道158号にでて上高地方面を目指しました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
上高地観光センターから登山口:平坦な散策コースです。 登山口から岳沢小屋:整備された登山道です。 岳沢小屋から紀美子平(重太郎新道):急登です。途中に斜度75度、高さ7〜8mの梯子、2連の梯子や鎖場があります。岩場では三点確保、慎重に登れば特に危険な個所はありません。 紀美子平から前穂高岳:岩場の急登です。鎖場がありますが登りでは鎖に頼らなくても行けますが、三点確保で慎重に進みましょう。 目印が分かりにくい箇所もあるのでよく確認が必要です。 下りではスラブ状の岩など滑りやすい箇所があります。 鎖を使って慎重に下りました。こちらも慎重に歩けば特に危険個所はありません。 ヘルメットを着用しました。 |
その他周辺情報 | 沢渡バスターミナル市営第2駐車場の出入り口の正面に「温泉山小屋ともしび」という施設があり、露天風呂300円とあったので利用してみた。 脱衣と浴室が同じ空間にあるなどとてもシンプルな設備、露天風呂とあるが天井は透明な波板で覆われている。 ひとつの大きな浴槽を真ん中で仕切って男湯、女湯となっています。 昔の共同浴場を思い出しました。 客は僕ら二人だけなので、それぞれに男湯、女湯を独占してのんびりと湯につかることができました。 混雑している時はあまり入りたくないけど、このように空いている状態なら悪くないなと思いました。嫌いじゃないです、こういう施設。 なお、この施設素泊まり3,000円の看板が出ています。ライダーハウスでもあるようです。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
ヘルメット
靴
予備靴ひも
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
ハイドレーション
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
カメラ
熊よけ鈴
携帯予備バッテリー
防寒着
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感想
前線や台風からの湿った空気の影響ですっきりとしない天気が続く中で、たまたま天気予報がよさげなこの日、前から考えていた前穂高岳日帰り登山を決行しました。
上高地から岳沢小屋に到着するころまでは青空も広がり、霞沢岳や焼岳、そして穂高の山並みも見えていたのですが、徐々に山頂付近に小さなガスのかたまりかかり始め、きっと山頂に着くころには消えてくれるに違いないと期待しながらの山行でした。
岳沢小屋までの登山道には天然クーラー、見晴台、西穂展望台があります。
天然クーラーでは苔むした岩の隙間から冷風が吹き出し、あたりの気温までも下げているようでした。
二つの展望台からは西穂高岳やジャンダルムの景色が元気を与えてくれます。
山の頂だけでなく、山肌のみずみずしい緑もとても美しくて感動しました。
岳沢小屋を過ぎると重太郎新道を紀美子平に向かいます。
登り一本調子の登山道で急登が続きます。
岩場、梯子、鎖場・・・・
途中にカモシカ立場、雷鳥広場で一服。
「今日は足取りが重いのは気のせいだろうか。」などと考えながら進みました。
紀美子平(標高2,910m)に到着したのは登山口から4時間10分後の9時46分
平日の割には大勢の登山者さんが休憩していらっしゃいました。
韓国語と思われる言葉が飛び交っていました。
ここの登山は随分国際的に知られるようになっているんですね。
ゆっくり座る場所もなさそうなので、立ったまま小休止、標識を写真に収めて先に進みます。
紀美子平を過ぎても岩場の急登がただ続きます。
ここからはコースタイムを若干上回る30分強を要しました。
トレランで元気に走って上り下りされている方がいらっしゃいましたが、到底自分には考えられない世界です。
亀さんは岩場を慎重に登りました。
山頂では途中で追い越され、その後休憩地点で何度かお会いした登山者さん(午前零時に愛知県一宮市を出発で日帰りだそうです。)と再会、お話ししながらガスが消えて景色が見えるのを待ちました。
時折ガスの切れ間があり、奥穂方面、涸沢カール方面がうっすらと見えかける機会もありましたが、ついにその姿をしっかりとらえることはかないませんでした。
ガスが切れたわずかな間には前穂高岳の切り立った岩壁も姿を現し、ここがロッククライミングのゲレンデとして有名なことも改めて思い返したところです。
山頂からの景色は残念ながらすっきりと望むことはできませんでした。
でも、登山道から望む穂高連峰の素晴らしい眺望には圧倒されました。
途中のお花畑や登山道脇のかわいらしい高山植物も楽しむことが出来ました。
なにより前穂高岳にまずは登れたこと、そして山頂に立てたことに大きな満足を覚えています。
さらに自分の力不足を強く感じた登山でもありました。
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