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Yamareco

記録ID: 1281254
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

上高地への道、徳本峠

2017年10月08日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
10:15
距離
25.9km
登り
2,204m
下り
1,428m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:13
休憩
1:46
合計
9:59
7:22
16
スタート地点
7:38
7:38
54
8:32
8:32
36
9:08
9:32
70
10:42
10:45
56
11:41
12:15
115
14:10
14:22
39
15:01
15:27
60
16:27
16:29
4
16:33
16:38
29
17:16
17:16
5
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
安曇支所の駐車場利用。上高地へ下山後、安曇支所前までは路線バス。バス停は安曇支所の真ん前。
コース状況/
危険箇所等
天候にも寄りますが、ワサビ沢に架かる木橋は極めて滑り易い状況でした。特に島々側のスロープが凶悪です。この部分は避けて歩く方が良いでしょう。板の間にストックを入れ、滑る事によって折ったりしそうです。
その他周辺情報 竜島温泉せせらぎの湯 
安曇支所から暫く集落内を歩く。ここにあるマンホールは河童のデザイン。安曇地区のマンホールはコレなのかな?
2017年10月08日 07:28撮影 by  NIKON D3, NIKON CORPORATION
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10/8 7:28
安曇支所から暫く集落内を歩く。ここにあるマンホールは河童のデザイン。安曇地区のマンホールはコレなのかな?
島々の集落にあった昔ながらの家。”今風”の家が増え、この手の家も随分少なくなった。
2017年10月08日 07:29撮影 by  NIKON D3, NIKON CORPORATION
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10/8 7:29
島々の集落にあった昔ながらの家。”今風”の家が増え、この手の家も随分少なくなった。
猪除けの為のゲートだろうか。電流が流れている柵のようだ。この柵を開けて向こう側に行くと林道歩きが始まる。施錠はされていない。
2017年10月08日 07:33撮影 by  NIKON D3, NIKON CORPORATION
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10/8 7:33
猪除けの為のゲートだろうか。電流が流れている柵のようだ。この柵を開けて向こう側に行くと林道歩きが始まる。施錠はされていない。
ゲートの向こう側にある看板。朝日に眩しく光っている。
2017年10月08日 07:34撮影 by  NIKON D3, NIKON CORPORATION
10/8 7:34
ゲートの向こう側にある看板。朝日に眩しく光っている。
暫く歩くと駐車場がある。ここに駐車することも出来る。往復する場合などバスを利用しない場合はここに停めた方が良さそうだ。
2017年10月08日 07:38撮影 by  NIKON D3, NIKON CORPORATION
10/8 7:38
暫く歩くと駐車場がある。ここに駐車することも出来る。往復する場合などバスを利用しない場合はここに停めた方が良さそうだ。
林道を歩く。このような風景が暫く続く。
2017年10月08日 07:46撮影 by  NIKON D3, NIKON CORPORATION
10/8 7:46
林道を歩く。このような風景が暫く続く。
道祖神が道端にあった。この道の歴史を感じる。
2017年10月08日 07:53撮影 by  NIKON D3, NIKON CORPORATION
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10/8 7:53
道祖神が道端にあった。この道の歴史を感じる。
小さな祠と朽ちた鳥居。
2017年10月08日 08:01撮影 by  NIKON D3, NIKON CORPORATION
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10/8 8:01
小さな祠と朽ちた鳥居。
祠の近くには金精様が祀ってある。
2017年10月08日 08:02撮影 by  NIKON D3, NIKON CORPORATION
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10/8 8:02
祠の近くには金精様が祀ってある。
ここが一番奥のゲート。
2017年10月08日 08:24撮影 by  NIKON D3, NIKON CORPORATION
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10/8 8:24
ここが一番奥のゲート。
二俣の堰にある看板。ここからが南沢だ。
2017年10月08日 09:09撮影 by  NIKON D3, NIKON CORPORATION
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二俣の堰にある看板。ここからが南沢だ。
南沢を渡る橋。とても立派だ。
2017年10月08日 09:45撮影 by  NIKON D3, NIKON CORPORATION
10/8 9:45
南沢を渡る橋。とても立派だ。
橋の名前は「行き橋」行きがあるのだから…そう、帰りもあるのです。
2017年10月08日 09:46撮影 by  NIKON D3, NIKON CORPORATION
10/8 9:46
橋の名前は「行き橋」行きがあるのだから…そう、帰りもあるのです。
緩やかなカーブを描く森林鉄道跡。
2017年10月08日 09:50撮影 by  NIKON D3, NIKON CORPORATION
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10/8 9:50
緩やかなカーブを描く森林鉄道跡。
逆光に輝く木の葉が美しい。
2017年10月08日 09:54撮影 by  NIKON D3, NIKON CORPORATION
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10/8 9:54
逆光に輝く木の葉が美しい。
南沢の渓流。コントラストのはっきりとした日だった。
2017年10月08日 10:00撮影 by  NIKON D3, NIKON CORPORATION
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10/8 10:00
南沢の渓流。コントラストのはっきりとした日だった。
炭焼き窯跡。横の登山道は森林鉄道跡。線路の真横に炭焼き窯を構えたのだろうか。中々大胆な場所に窯を作ったものだ。
2017年10月08日 10:02撮影 by  NIKON D3, NIKON CORPORATION
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10/8 10:02
炭焼き窯跡。横の登山道は森林鉄道跡。線路の真横に炭焼き窯を構えたのだろうか。中々大胆な場所に窯を作ったものだ。
一直線。アップダウン無し、ゴロゴロとした岩も無し。歩き易い。
2017年10月08日 10:16撮影 by  NIKON D3, NIKON CORPORATION
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10/8 10:16
一直線。アップダウン無し、ゴロゴロとした岩も無し。歩き易い。
離れ岩。名所なのかな?
2017年10月08日 10:56撮影 by  NIKON D3, NIKON CORPORATION
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10/8 10:56
離れ岩。名所なのかな?
離れ岩を上流から見る。周囲の地形を注意深く見ると、昔はこの岩の上部に鉄道の線路があったように見受けられる。岩を橋脚にしたのかな。
2017年10月08日 10:57撮影 by  NIKON D3, NIKON CORPORATION
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10/8 10:57
離れ岩を上流から見る。周囲の地形を注意深く見ると、昔はこの岩の上部に鉄道の線路があったように見受けられる。岩を橋脚にしたのかな。
この木の橋も滑るのだ。
2017年10月08日 11:03撮影 by  NIKON D3, NIKON CORPORATION
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10/8 11:03
この木の橋も滑るのだ。
軌道にはアップダウンが大敵。その為、この程度のアップダウンでも切通にする。
2017年10月08日 11:05撮影 by  NIKON D3, NIKON CORPORATION
10/8 11:05
軌道にはアップダウンが大敵。その為、この程度のアップダウンでも切通にする。
どうやらここが鉄道の終着地点らしい。掘割状の場所に軌道が走っていたのだろうか。
2017年10月08日 11:14撮影 by  NIKON D3, NIKON CORPORATION
10/8 11:14
どうやらここが鉄道の終着地点らしい。掘割状の場所に軌道が走っていたのだろうか。
一見何という事も無い橋だ。しかしこの橋の手すり手前の部分が想像出来ない程良く滑る。
2017年10月08日 11:32撮影 by  NIKON D3, NIKON CORPORATION
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10/8 11:32
一見何という事も無い橋だ。しかしこの橋の手すり手前の部分が想像出来ない程良く滑る。
岩魚留小屋。小屋の近くの橋から見上げる。
2017年10月08日 11:41撮影 by  NIKON D3, NIKON CORPORATION
10/8 11:41
岩魚留小屋。小屋の近くの橋から見上げる。
柱に打ち付けてあった纏リス。字体といい、デザインといい、良い雰囲気を醸し出している。
2017年10月08日 11:43撮影 by  NIKON D3, NIKON CORPORATION
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10/8 11:43
柱に打ち付けてあった纏リス。字体といい、デザインといい、良い雰囲気を醸し出している。
誰かの忘れ物、メガネ。持ち主は今いずこ。取りに戻れない程遠くで気付いたのだろうか。薬も同じ持ち主の物だろうか。
2017年10月08日 11:44撮影 by  NIKON D3, NIKON CORPORATION
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10/8 11:44
誰かの忘れ物、メガネ。持ち主は今いずこ。取りに戻れない程遠くで気付いたのだろうか。薬も同じ持ち主の物だろうか。
岩魚留小屋と桂の大木。やや雑然としている。
2017年10月08日 12:02撮影 by  NIKON D3, NIKON CORPORATION
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10/8 12:02
岩魚留小屋と桂の大木。やや雑然としている。
数年前に押しつぶされた庇は補修されたようだ。
2017年10月08日 12:03撮影 by  NIKON D3, NIKON CORPORATION
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10/8 12:03
数年前に押しつぶされた庇は補修されたようだ。
とても良い雰囲気の小屋なので営業再開して欲しいものなのだが…。中々難しいのだろう。
2017年10月08日 12:11撮影 by  NIKON D3, NIKON CORPORATION
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10/8 12:11
とても良い雰囲気の小屋なので営業再開して欲しいものなのだが…。中々難しいのだろう。
やはりよく見ると傷みが目立つ。全体的に歪んでいるような…。
2017年10月08日 12:11撮影 by  NIKON D3, NIKON CORPORATION
10/8 12:11
やはりよく見ると傷みが目立つ。全体的に歪んでいるような…。
このアングルもまた良い。こういう小屋、随分減りました。
2017年10月08日 12:12撮影 by  NIKON D3, NIKON CORPORATION
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10/8 12:12
このアングルもまた良い。こういう小屋、随分減りました。
さようなら、岩魚留小屋。またいつか来たいけど、その時まで残っているだろうか…。
2017年10月08日 12:14撮影 by  NIKON D3, NIKON CORPORATION
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10/8 12:14
さようなら、岩魚留小屋。またいつか来たいけど、その時まで残っているだろうか…。
岩魚留沢橋。この橋は新しい。整備は自治体が行っているのだろうか。金が掛かっている。
2017年10月08日 12:15撮影 by  NIKON D3, NIKON CORPORATION
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10/8 12:15
岩魚留沢橋。この橋は新しい。整備は自治体が行っているのだろうか。金が掛かっている。
このような感じで登山道は続く。
2017年10月08日 12:27撮影 by  NIKON D3, NIKON CORPORATION
10/8 12:27
このような感じで登山道は続く。
この丸太橋がちょっと嫌らしかった。まぁ、それ程難儀はしなかったが渡る時には緊張した。でも、この手の橋はここだけ。
2017年10月08日 12:48撮影 by  NIKON D3, NIKON CORPORATION
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10/8 12:48
この丸太橋がちょっと嫌らしかった。まぁ、それ程難儀はしなかったが渡る時には緊張した。でも、この手の橋はここだけ。
沢沿いの道が峠の手前で九十九折れの道に変わる。この辺りから本格的な登り。ただ、そう長くはない。
2017年10月08日 14:04撮影 by  NIKON D3, NIKON CORPORATION
10/8 14:04
沢沿いの道が峠の手前で九十九折れの道に変わる。この辺りから本格的な登り。ただ、そう長くはない。
ちから水。(力水?)この水は美味しかった。ただ、この日は水を5リットル持ってきたのでここで本格的な給水をする必要は無かった。(水の持ち過ぎですね)
2017年10月08日 14:18撮影 by  NIKON D3, NIKON CORPORATION
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10/8 14:18
ちから水。(力水?)この水は美味しかった。ただ、この日は水を5リットル持ってきたのでここで本格的な給水をする必要は無かった。(水の持ち過ぎですね)
斜面を登る登山道。
2017年10月08日 14:21撮影 by  NIKON D3, NIKON CORPORATION
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10/8 14:21
斜面を登る登山道。
峠の直前。ヘリコプターがホバリングしている。木々の葉は風にまき散らされている。暫く後、ヘリは人を吊り上げて収容し、去っていった。救助場面を生で見たのはこれが初めて。
2017年10月08日 14:57撮影 by  NIKON D3, NIKON CORPORATION
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10/8 14:57
峠の直前。ヘリコプターがホバリングしている。木々の葉は風にまき散らされている。暫く後、ヘリは人を吊り上げて収容し、去っていった。救助場面を生で見たのはこれが初めて。
徳本峠小屋。ここも目的地のひとつ。もっと渋い山小屋を想像していたが外から見る限りは思った程ではなかった。今回は宿泊しないので中には入らず。
2017年10月08日 15:17撮影 by  NIKON D3, NIKON CORPORATION
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10/8 15:17
徳本峠小屋。ここも目的地のひとつ。もっと渋い山小屋を想像していたが外から見る限りは思った程ではなかった。今回は宿泊しないので中には入らず。
峠から明神方向を見る。紅葉真っ盛りと判断して良いのかな?ここで初めて赤い色を見た。
2017年10月08日 15:19撮影 by  NIKON D3, NIKON CORPORATION
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10/8 15:19
峠から明神方向を見る。紅葉真っ盛りと判断して良いのかな?ここで初めて赤い色を見た。
徳本峠から明神への下り。島々側に比べ道が格段に良い。島々側が酷かったという訳ではない。こちら側は相当手が入っているという印象。とても歩き易い。
2017年10月08日 15:28撮影 by  NIKON D3, NIKON CORPORATION
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10/8 15:28
徳本峠から明神への下り。島々側に比べ道が格段に良い。島々側が酷かったという訳ではない。こちら側は相当手が入っているという印象。とても歩き易い。
遠く大天井岳が見える。これが大天井だと気付く人はどれだけいるかな?同行者は大天井の左側の下りを大キレットと思い込んでいた。
2017年10月08日 15:37撮影 by  NIKON D3, NIKON CORPORATION
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10/8 15:37
遠く大天井岳が見える。これが大天井だと気付く人はどれだけいるかな?同行者は大天井の左側の下りを大キレットと思い込んでいた。
下に降りてくるとこのような気持ちの良い森林地帯を通る。
2017年10月08日 16:17撮影 by  NIKON D3, NIKON CORPORATION
10/8 16:17
下に降りてくるとこのような気持ちの良い森林地帯を通る。
明神登山口に降りてきた。ここからは普通の観光客も多く見かけるようになる。
2017年10月08日 16:30撮影 by  NIKON D3, NIKON CORPORATION
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10/8 16:30
明神登山口に降りてきた。ここからは普通の観光客も多く見かけるようになる。
明神登山口から徳本峠方面を見る。
2017年10月08日 16:30撮影 by  NIKON D3, NIKON CORPORATION
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10/8 16:30
明神登山口から徳本峠方面を見る。
明神岳、山頂はガスっていた。
2017年10月08日 16:30撮影 by  NIKON D3, NIKON CORPORATION
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10/8 16:30
明神岳、山頂はガスっていた。
明神にある道標。昔からここにあるやつだ。何度も何度もこの前は通った。形が独特なこともあり、よく覚えている。
2017年10月08日 16:38撮影 by  NIKON D3, NIKON CORPORATION
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10/8 16:38
明神にある道標。昔からここにあるやつだ。何度も何度もこの前は通った。形が独特なこともあり、よく覚えている。
撮影機器:

感想

何年も前から上高地へ向かう歴史の道・徳本峠を訪れたいと思っていました。
標高が比較的低いので盛夏は避け、秋、紅葉の頃が良いなと考えながら十余年。
やっと訪れる機会を作りました。

松本市役所安曇支所に車を置かせて貰い、島々谷の林道を歩きます。
以前から旧版地形図上で確認はしていたのですが、島々谷には昔森林鉄道があったようです。地形図上では北沢の上流、西マゴゼム沢と冷沢の合流地点の辺りまで軌道が描かれています。
林道が出来てしまった為か、往時を想像させるようなものは残っていません。林道脇にある古い祠や石仏がこの道の歴史を物語るのみです。
金精様がひっそりと祀られていたのには驚きました。この周辺で祀られているのを見たことが無かった為です。以前は広く崇拝されていたものがいつの間にか廃れてしまったのでしょうか。そう考えると少々寂しいような、悲しいような複雑な気持ちになります。
二俣で一休み。二俣から先は林道は無く登山道となります。
二俣の看板から先に築堤があります。これ、森林鉄道跡なのでしょうか。後の時代に造られた単なる堤防のような気もします。
少し歩いて行くと森林鉄道跡と判る諸々が姿を現します。
普通の登山道なら埋めないような凸凹を綺麗に整地し、谷部分には石を組み、山部分は切り取ります。そしてカーブは滑らか。
南沢に鉄道があったとは知らなかったのでこれにはちょっとびっくり。
登山道はほぼ森林鉄道跡をそのまま辿りますが、途中流失してしまった箇所や何ヵ所かの橋はそのままトレースしている訳ではありませんでした。
それにしても。60年近く前の森林鉄道跡がこんなところに残っているとは。
どんな感じだったのでしょう。
岩魚留小屋の少し手前に比較的規模の大きい、石組みされた土台、何かの痕跡があります。
恐らくそこが森林鉄道の終点、ここから先は”鉄分”の無い道となります。

暫く進むとこの道最大の難所、ワサビ沢の橋です。
この比較的新しい苔が付き始めた橋、全体的によく滑ります。そして特に滑るのが島々側の橋に登る為のスロープです。写真 (24/49)の橋です。
迂闊に足を置くと次の瞬間滑っているといった具合です。やや滑り易いなんて生易しいものではありません。激烈に滑るのです、これが。私はこの板の間にストックが入り、危うくストックを折る所でした。丁度この橋を渡り終えた所でご夫婦とすれ違ったのですが、ご主人が転倒なさってしまいました。(滑ります…とは伝えたのですが)季節や天候に左右されるとは思いますが今迄ここまで滑り易かった場所は他に思いあたりません。

さて、いよいよこのルートで一番楽しみにしていたレトロな山小屋、そう、岩魚留小屋です。
この小屋が既に営業をしていない事は知っていましたが、建物が潰えてしまう前に訪れたいと思っていました。
想像に違わぬ枯れた趣。この小屋が営業している時に来たかった。
柱に貼られた看板は山火事防止を訴える営林署の纏リス看板。以前はよく見かけたのだがこの頃はあまり見ないように感じる。
さて、この小屋に何故かメガネの忘れ物が。近視用、女物のようだ。ここにメガネを忘れてこの先の行動に支障は無かったのだろうか。

岩魚留小屋を後にし、一時間少々歩くと最後の登りに差し掛かる。道は沢を離れ、水場(力水)を過ぎると徳本峠は意外と近かった。急登を想像していたがやや肩透かしにあった感じ。勿論、楽な事に越したことは無いのだが。

この最後の登りを上っている最中、上空ではヘリコプターがうろついていた。徳本峠に一回近づき、暫くしてもう一度近づいてきた。見上げるとヘリは紅葉しかかった木の葉を蹴散らしている。結構煩い。そして次に見たものは人を吊り上げる光景だ。
えっ?遭難者?一体あれは何だったのだろう? 程なくして峠に着いた私は小屋の近くにいた人に聞いてみた。
それによると、テント泊の方で、昨日雨に打たれ、低体温症になってしまったとの事。ヘリを呼んだという事はあまり芳しくなかったのでしょう。

折角の徳本峠でしたが、バスの時間が迫っていた為足早に下山を開始しました。
峠の島々側に比べ上高地側の道は特段に良く整備され、快適に歩くことが出来ました。ここまで歩き易い道も中々ありません。
明神に出ると段々山から観光地へと雰囲気が変わります。

最後に驚いたのが河童橋を過ぎた辺りまでバス待ちの行列が出来ていた事です。
沢渡に行くバスのようです。いったいどれ程待てば乗れるのでしょうか。嫌な予感がします。
私達は沢渡の先、安曇支所まで行かなければならないため、チケットを買うべく列の横をチケット売り場まで行きました。
行列を見て感じた嫌な予感は杞憂に終わり、新島々行の最終バスに乗る事が出来ました。
これ程までに人が来ているとは。驚かされました。

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