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記録ID: 1303130
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ハイキング
東海

【熊伏山(静岡・1653m)】青崩峠往復、秋時雨の静かな山歩きと足神神社参拝

2017年11月04日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
02:27
距離
5.7km
登り
678m
下り
710m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:16
休憩
0:08
合計
2:24
12:44
3
12:47
12:48
31
13:19
13:19
5
13:24
13:24
20
13:44
13:44
14
13:58
13:59
12
14:11
14:11
14
14:25
14:26
3
14:29
14:29
24
14:53
14:57
3
15:00
15:00
7
15:07
15:08
0
15:08
青崩峠駐車場
天候 曇り時々雨
過去天気図(気象庁) 2017年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
青崩峠駐車場
青崩峠林道は、国道152号線・静岡県浜松市水窪(みさくぼ)地区の草木トンネル入口にある。
足神神社まで約1km、そこから青崩峠へはさらに約2kmほど奥に行ったところにある。
駐車台数/10台程度
登山ポスト/登山メモを記入するバインダーファイルが郵便受けの中に入っている
コース状況/
危険箇所等
駐車場〜青崩峠〜青崩の頭〜前熊伏山〜熊伏山
◆駐車場〜青崩峠間は、かつての交通の要衝であった秋葉街道。苔むした石畳の道は歴史を感じさせるが、雨天時は滑りやすいので注意。

◆青崩峠〜前熊伏山間は、切り立った尾根の急登。年々整備が進んでいる。ロープがしっかりとついている。

◆前熊伏山〜熊伏山間は、緩やかなアップダウン。赤テープや踏み跡があるので、別の尾根に迷い込まないよう。
01 青崩峠駐車場
クルマは5台ほど、最後発で帰りには一台もなかった
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01 青崩峠駐車場
クルマは5台ほど、最後発で帰りには一台もなかった
02 青崩峠登山口
「冬はもうすぐそこ」といった感じ
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02 青崩峠登山口
「冬はもうすぐそこ」といった感じ
03 青崩峠登山口
「登山者メモ」に綴じてある用紙に記入する
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03 青崩峠登山口
「登山者メモ」に綴じてある用紙に記入する
04 武田信玄公の腰掛岩(秋葉街道)
青崩峠までは秋葉街道。
戦国時代、武田信玄公が徳川に進軍したルートだ。
腰かけてみた!
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04 武田信玄公の腰掛岩(秋葉街道)
青崩峠までは秋葉街道。
戦国時代、武田信玄公が徳川に進軍したルートだ。
腰かけてみた!
05 青崩峠
秋時雨に遭いながら青崩峠へ。
カメラか、カメラを撮る人の腕前のせいか、本当はもっと紅葉がキレイなんだけど(^_^;)
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05 青崩峠
秋時雨に遭いながら青崩峠へ。
カメラか、カメラを撮る人の腕前のせいか、本当はもっと紅葉がキレイなんだけど(^_^;)
06 青崩峠
細尾根に沿ってルートがある。
県境尾根であり、左側は静岡県、右側は長野県。
木の階段は序盤、徐々にロープの険しい道に変わる。
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06 青崩峠
細尾根に沿ってルートがある。
県境尾根であり、左側は静岡県、右側は長野県。
木の階段は序盤、徐々にロープの険しい道に変わる。
07 青崩峠
長野県側の遠山谷。
はっきりとしたV字谷、紅葉のパッチワークが何とも言えない。
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07 青崩峠
長野県側の遠山谷。
はっきりとしたV字谷、紅葉のパッチワークが何とも言えない。
08 青崩峠
標高差は700m弱、向こうに見えるのは前熊伏山
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08 青崩峠
標高差は700m弱、向こうに見えるのは前熊伏山
09 青崩の頭
静岡県側を望む
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09 青崩の頭
静岡県側を望む
10 青崩の頭
この辺りの紅葉が一番きれいだった
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10 青崩の頭
この辺りの紅葉が一番きれいだった
11 青崩の頭
あと200mほど登るのかぁ
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11 青崩の頭
あと200mほど登るのかぁ
12 前熊伏山
ここから観音山への分岐があるはずだが、あまり使われていない様子だ
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12 前熊伏山
ここから観音山への分岐があるはずだが、あまり使われていない様子だ
13 熊伏山
しとしと雨の中山頂に着いた
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13 熊伏山
しとしと雨の中山頂に着いた
14 熊伏山
山頂は、長野県側の眺望がひらけているはずだが、白いスクリーンだった
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14 熊伏山
山頂は、長野県側の眺望がひらけているはずだが、白いスクリーンだった
15 熊伏山
定番の三角点タッチ
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15 熊伏山
定番の三角点タッチ
16 青崩の頭
上から見るとこんな感じ。
濡れ落ち葉の急登の下り、かなり慎重な足運び
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16 青崩の頭
上から見るとこんな感じ。
濡れ落ち葉の急登の下り、かなり慎重な足運び
17 青崩の頭
登ってきたときは見えていた景色も、白いスクリーン
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17 青崩の頭
登ってきたときは見えていた景色も、白いスクリーン
18 青崩の頭〜青崩峠
年々崩落が進んでいる様子が分かる
登山道自体も、静岡県側(南側)に付け替えられたようだ
長野県側に痕跡が分かる
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18 青崩の頭〜青崩峠
年々崩落が進んでいる様子が分かる
登山道自体も、静岡県側(南側)に付け替えられたようだ
長野県側に痕跡が分かる
19 青崩の頭〜青崩峠
雨上がり、雲の切れ間から浮かび上がる山々は何とも神々しい
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19 青崩の頭〜青崩峠
雨上がり、雲の切れ間から浮かび上がる山々は何とも神々しい
20 青崩の頭〜青崩峠
今度は長野県側から歩いてみたい
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20 青崩の頭〜青崩峠
今度は長野県側から歩いてみたい
21 青崩峠
木の階段が始まると、青崩峠も近い。
紅葉のトンネルの先に峠が見えてきた
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21 青崩峠
木の階段が始まると、青崩峠も近い。
紅葉のトンネルの先に峠が見えてきた
22 青崩峠
武田信玄がつくった軍用路。
300年ほど前の「遠州大地震」の地殻変動で険しくなったのだとか。
ちなみに近くの兵越峠は、兵糧を運んだルートだったそうだ
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22 青崩峠
武田信玄がつくった軍用路。
300年ほど前の「遠州大地震」の地殻変動で険しくなったのだとか。
ちなみに近くの兵越峠は、兵糧を運んだルートだったそうだ
23 青崩峠
長野県側の道。
こちらも整備されてそうだ
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23 青崩峠
長野県側の道。
こちらも整備されてそうだ
24 青崩峠
ちょっと休憩。
途中のサービスエリアで買った「遠州みそまん」。
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24 青崩峠
ちょっと休憩。
途中のサービスエリアで買った「遠州みそまん」。
25 青崩峠〜駐車場(秋葉街道)
日が差し込んで、木々の葉っぱを照らす幻想的な風景
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25 青崩峠〜駐車場(秋葉街道)
日が差し込んで、木々の葉っぱを照らす幻想的な風景
26 青崩峠〜駐車場(秋葉街道)
落ち葉の絨毯も何ともなかなか。
ただし滑るので注意
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26 青崩峠〜駐車場(秋葉街道)
落ち葉の絨毯も何ともなかなか。
ただし滑るので注意
27 青崩峠〜駐車場(秋葉街道)
「建次屋敷跡」。
かつては茶屋であったが、盗賊に襲われた悲話が残っている
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27 青崩峠〜駐車場(秋葉街道)
「建次屋敷跡」。
かつては茶屋であったが、盗賊に襲われた悲話が残っている
28 青崩峠〜駐車場(秋葉街道)
差し込んだ日で、濡れた石段が光って見える。
ここを武田軍2万5千人が通ったとされる。
滑りやすいので注意
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28 青崩峠〜駐車場(秋葉街道)
差し込んだ日で、濡れた石段が光って見える。
ここを武田軍2万5千人が通ったとされる。
滑りやすいので注意
29 青崩峠登山口
目の前が眩しくなったと思ったらゴール
紅葉した葉っぱが透き通って見える
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29 青崩峠登山口
目の前が眩しくなったと思ったらゴール
紅葉した葉っぱが透き通って見える
30 青崩峠登山口
登山者メモに下山日時を記入
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30 青崩峠登山口
登山者メモに下山日時を記入
31 足神神社
諸国行脚していた鎌倉の北条時頼が、痛めた足を癒した守屋辰次郎の亡くなった後に、時頼の命で村民がこの祠を建てたと言われている
宮司さんは、41代目だそうだ
日曜日の昼間、社務所をひらいている
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31 足神神社
諸国行脚していた鎌倉の北条時頼が、痛めた足を癒した守屋辰次郎の亡くなった後に、時頼の命で村民がこの祠を建てたと言われている
宮司さんは、41代目だそうだ
日曜日の昼間、社務所をひらいている
32 足神神社
さっそく参拝
実は今回のメインだったりする
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32 足神神社
さっそく参拝
実は今回のメインだったりする
33 足神神社
絵馬を納めた
近くには、足神様の御神水と呼ばれる湧き水がある
この水を目当てに訪れる人は後を絶たない
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33 足神神社
絵馬を納めた
近くには、足神様の御神水と呼ばれる湧き水がある
この水を目当てに訪れる人は後を絶たない

感想

熊伏山は、長野県飯田市と天龍村との境に位置する標高1653mの山。
日本三百名山の一つとしても数えられる。
足神神社参拝をメインに、秋時雨の静かな山歩きを楽しんだ。

序盤の青崩峠までの道は、古くから遠州と信州をつなぎ、「塩の道」として多くの人たちが往来した秋葉街道。戦国時代、武田信玄が徳川家康をこの道を通って攻めたそうだ。2万5千もの軍勢がこの道を通ったのか…。
300年前の「遠州大地震」で地形が変わる前はもっとなだらかな峠だったそうだが。

青崩峠から先は、切り立った崖の急登。
この辺りは、中央構造線が通り、大破砕帯となっている。
国道152号線の分断区間で、昭文社の「ツーリングマップル」には、「日本のトンネル技術が敗退」とまで記されている。
現在、リベンジのごとく、ルートを変更して、青崩峠トンネルの建設が進められている。
登山道も、かつての踏み跡が崩落して、新しく付け替えられており、こういった情報、「青崩」という地名、実際の様子からも凄まじさが伺えた。

一方で、景色に目をやると、一際目を引くのが伊那谷のV字谷。
周囲の山肌が紅葉のパッチワーク、そして正面には南アルプスの山々が見える、何とも神々しい光景が広がっている。
昼過ぎの出発、秋時雨にも遭い、駆け足登山ながらも、いろいろと楽しみながら足を進めていく。

山頂は、天気が良ければ南アルプスが見えるはずだが今日は白いスクリーンのみ。写真を撮り、訪れた記録にと写真を撮って、足早に来た道を戻る。

下山途中から、雨がすっかりあがり日が差し込んできた。
雲の切れ間から差し込み太陽の光が、山や辺りを照らす景色も素晴らしかった。

帰りは、足神神社を参拝し帰途に就いた。

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コメント

熊伏!
こんにちは!
ここ、ヒル山なのですが、大丈夫でした?
(特に04で腰掛けてるその岩、、、巣窟という話なのですけど

数年前に登りに行って、途中で積雪に出くわし、トラバースが嫌らしくて撤退したきりになっているので、そろそろリベンジしに行かないとなぁ…と思いつつも、水窪までが遠くてなかなか足が向かないです

いいかげん、重い腰を上げなきゃなー、と思いながら拝見いたしました!
2017/11/5 11:44
Re: 熊伏!
joe0119さん、おはようございます!
ヒル山だったとは露知らず、武田信玄になりきっていましたよ
多分気温が低かったのが幸いしたのではないでしょうか
確かに、言われてみれば、ヒルにしたら居心地が良い環境かも

2年半前に天龍村の平岡駅から歩いたことがあり、ルートロスをして直登したので、いつかリベンジしたいと思っています
その時は、予めチャリを足神神社にデポしておき、クルマを水窪に停めました。
飯田線に乗って平岡駅まで行き、平岡コースで熊伏へ登り、青崩峠コースで下りる行程です。

その時も「ヒル」ではなく「ダウンヒル」を楽しみました!
2017/11/6 6:56
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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