(赤岳)天狗岩を見にキレットへ、ギボシ、権現、源治梯子、旭岳、三ツ頭も
- GPS
- 10:16
- 距離
- 17.8km
- 登り
- 1,913m
- 下り
- 1,912m
コースタイム
5:50観音平-7:45青年小屋-8:40東ギボシ-9:00権現-10:25キレット小ピーク10:45-10:50キレット小屋11:10-12:20権現-13:10三ツ頭-15:50観音平
(16:00観音平-16:30自宅)
標準コースタイム:観音平-3:00-青年小屋-1:30-権現-1:10-キレット小屋-1:30-権現-三ツ頭経由-4:00-観音平、計11:10
天候 | 晴れ、ときどき、ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
2日前に来た台風15号の影響を懸念してましたが異常なし。観音平から青年小屋、キレット、三ツ頭までは、尾根道で、注意深く歩けば問題なし。三ツ頭から観音平は、迷うポイント若干あり。なお、キレットは赤岳へ登らなくても、旭岳周辺はそこそこの難易度。権現、美濃戸からの赤岳、阿弥陀と同レベル(中級コース)でした。 |
写真
感想
本日は、観音平から、権現を超え、源治梯子を降り、キレットを行けるところまで行き、赤岳南の天狗岩(小天狗、大天狗、(仮称)中天狗)を見に行きます。
3本とも天に向け、突き刺さっているのが、自宅のベットから良く見え、10年以上前からとても気になってました。去年から山登りをはじめ、そのうちまじかまで行って見ようと思っていたのですが、いよいよ、今日いけるところまで行ってみます。
最短ルートとして、観音平から青年小屋、権現、そしてキレット。最低、キレット小屋、できれば赤岳への急登の麓まで。最短ルートでも、コースタイムは10時間以上。
先週日曜、御柱山登って、心肺能力が衰えていることが分りましたので、この4日間、自転車、ルームランナーで、心拍数150を超えるトレーニングを行い、すこし強化してきました。
朝、八ヶ岳は前面雲に覆われすこしテンションが下がりますが、天気予報を信じ5時15分家を出ます。観音平へ登る途中で、編笠山が見えてきます。すこしテンションUP。
まずは、観音平から青年小屋まで2時間、権現まで3時間で登ることを目標とします。心拍数は140前後、上限145とし歩きます。高度は550-600m/Hの速度で登れます。これは、春のペースと同じ。4日間のトレーニングが効いたようです。と思ったら、1時間を越えるとペースダウン、心拍数上限150として、なんとか500m/Hをキープ。4日では付け焼刃で1時間しか持ちませんでした。それでも、青年小屋に1時間55分で到着。さらに、権現も2時間55分で到着(休憩込み、東ギボシへの寄り道は除く)。なんとか目標クリア。コースタイムの65%程度。今はこんなもんでしょう。
ギボシ/権現に着き、赤岳と天狗岩も見え、テンションMAX。ここから、いよいよ初体験の源治梯子です。でも見かけほど怖くないですね。前後の鎖場のほうが、緊張しました。ここから、キレットの尾根沿いに尾根歩きが続きます。岩場が多く、赤岳に登らなくても、難易度はそこそこ高いです。特に、旭岳前後。
キレットの道は、すばらしい尾根道でした。常に展望が開け、目標とする天狗岩、赤岳、阿弥陀が、大迫力でどんどん近づいてきます。横に見える、立場岳、西岳、阿弥陀南稜、もどんどん見る角度が変わってゆきます。今まで歩いた中で、最高の尾根道です。鈴木みきさんの著書”悩んだときは山に行け!”の中で、彼女の白馬三山での初縦走で、すばらしい雲の上の1本道に、”おいおい、おいおい、おーい、ギャフンだ、完全にギャフンと言わされた、マイハート泥棒”という表現がありましたが、私も今回キレットの尾根道で、完全にギャフンと言わされました。
赤岳へ登る核心部の手前の小ピークで、11時前に折り返しました。キレット小屋でコーヒーをいただき、佐久側よりガスってきた尾根道を引き返します。権現まで1時間程度で戻れました。予定より時間が早いので、三ツ頭のほうから下ることとしました。初ルートなので、道迷いリスクが怖いのですが、上半分は尾根道の1本道で道迷いリスクはなさそう、下半分は道迷いがあってもGPSがあり時間も余裕あるので、大丈夫と判断しました。
三ツ頭までの尾根道はよい展望です。三ツ頭から下は展望がなくなりますが、途中、縞枯れのような感じで、編笠、ギボシ、権現、三ツ頭の展望がありました。登りのルートより展望はGOODです。笹すべりというところで、若干道に迷いました。ただ、道をロストしたわけではなく、1/25000地図と食い違いがでたので、見落とした分岐はなかったか、他に道は本当にないか、確認のため10分程度うろうろしました。あと、下に降りて、観音平へ横に移動する道で、川原で軽い道迷い。蓼科山の川原でも道迷いしたので、私は川原で道迷いしやすいのかもしれません。今回の原因は、足元の石ばっか見て、まわりの看板を見落としたのが原因でした。足元ばっか見ずに、周りを見てあるきましょう。それでも、観音平には、余裕をもって4時前には到着。なお、三ツ頭まで、人はそこそこいましたが、三ツ頭の分岐から、下に下るまで、誰とも会いませんでした。マイナーな道のようです。
今日は晴天の中、念願の天狗岩をキレットより大迫力で見ることができ、すばらしい展望のキレットの尾根道を歩け、うわさの源治梯子も初体験、予定外の三ツ頭ルートも無事歩け、安全で楽しい登山でした。
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