白鳥山 北西尾根
- GPS
- 06:52
- 距離
- 10.7km
- 登り
- 1,109m
- 下り
- 1,112m
コースタイム
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2018年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
〇取りつき地点から神社裏に道が通っており藪の心配はない。 〇300m〜621m地点 藪はあるが十分ハイクアップ出来るレベル。P621mは西側に巻いたほうが上手く巻ける。 〇621m〜881m地点 藪はほとんど気にならない。氷化斜面も出てきたのでクトー装着。 〇881m〜1240m地点 稜線は雪庇が大きいところもあるので木の側をハイクアップ。行きすぎると氷化斜面になる。 |
その他周辺情報 | たから温泉(500円) |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
マフラー
ネックウォーマー
バラクラバ
日よけ帽子
毛帽子
着替え
ブーツ
ザック
ビーコン
スコップ
ゾンデ
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
ガムテープ
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ビンディング
スキー板
シール
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感想
コーエイさんと山スキーに行こうとの相談で、幾つか候補を挙げたら、白鳥山は行ったことがないと石川県人のコーエイさんが言うので決めた。前日が牛岳だったので、丑・酉の干支シリーズか、はたまた牛、鶏の食肉シリーズかだ。
僕は白鳥山には去年の1月に同じ北西尾根から、2月には北斜面から登ったが、どちらも下部は藪で苦労した。今年は雪が多くて大分楽だろうと期待してきて、概ねその通りだった。一方ここ数日の北陸の大雪、また昨日牛岳でも本格ラッセルだったことから、同じように深ラッセル覚悟してきたが、こちらは精々踝ラッセルで、拍子抜けするほどだった。逆に氷化したカチカチ斜面でクトーが威力を発揮することになった。
天気は予報では曇りが基本で、午後は雨もという感じだったと思うが、これも存外に良く、競り上がってくる日本海を眺めながら登り、樹氷の輝きに見惚れ、稜線では白銀の山々を眺めた。山頂小屋でのんびりしてから下るころには遠くの山は霞み、下山後には雨もポツリ始めたから概ね予報は外れなかったのだが、良いタイミングで行動を済ませられた。
滑りもまた最高だった、最初から最後まで。登りはあまり沈まなかったのに、力のかかる急斜面では気持ちよく沈み、浮かべるし、サラサラのパウダーではあり続けている。緩斜面の直滑降になると沈まないので、ところどころのプチ登り返しは短ければ勢いで登ってしまうし、カニ歩きになってもスイスイ登れてしまう。最下部も藪と言えば藪かなの程度で、雪も重くないので狙い通り曲がれ、概ね滞りなく通過でき、これもそれなりに楽しい。二人とも満面の笑みで取り付きに戻ることが出来た。
スキー山行としては素晴らしいものだったが、個人的には散々と言えるものもあった。登り標高800m位から、大腿の攣りに苦しんだ。昨日の深ラッセルで疲れ、その手前のカチカチ雪で力を使ったからということにしているが、今年初めの三連休三連続山スキーでもこんなことは起きなかったし、その時よりも昨日今日の負荷は軽い。たまたまの体調なのか、ミネラルや水分補給が足りないとかの原因があるのか、よくわからない。登り後半はコーエイさんに専ら先頭ラッセルを頑張ってもらってなんとか登頂させてもらった。下山して、たから温泉では湯船のへりでスリップして浴槽に飛び込んでしまった。どこも打ったりしなかったのが不幸中の幸い。その後露天風呂に出たときに、出入り口上のパイプに乗っていた氷が落ちて頭と肩を打たれた。これがかなり衝撃的だった。痛かったし、落ちた氷の大きさからは頭から血を吹いてもおかしくなかったと思えたから。上路から車で走っている時、前の軽自動車がカーブでスリップして側溝に嵌ってしまった。運転手のおじいさんは一応無事で出て来て、僕らも助けられることはないかと聞いたりしたが、その内「もう行っていいよ」と言われたので離れた。その時僕が写真を撮ったりしたのが、コーエイさんには罰当たりだったと言われている。
ニシデンさんより白鳥山の計画が上がり同行させていただくこととなった。この山は昨年酉年に登りたかったが予定が合わず登れずじまいだったので一年遅れで念願叶った。冬型の気圧配置が続きこの週はずっと荒れていたが週末にかけて緩んできた。ちょうどこの日は高気圧に覆われ晴れの予報。これは景色と滑りに期待して一眼レフカメラを用意して臨んだ。
駐車スペースの関係で一旦集合して1台で向かう。国道は海が近いので雪がすくない印象だったが集落に着くころには豪雪地帯の雰囲気になってきた。白みかけてきたころに登りだす。激ラッセルを覚悟していたが序盤の植林地ではスネ程度。しかし藪もかなり埋まり昨年ニシデンさんが同じ時期に登られたときに比べればかなり登りやすいとのことだった。トップを交代しながら進んでいく。ニシデンさんは前日の膝上ラッセルの疲れが残っていて途中からしばらくトップで行かせていただき、初めての景色に感動しながら順調にハイクアップして登頂。
山頂からは360度景色が楽しめる。見える山がいつもと全く異なるので感動しきり。間近に見える初雪山は存在感があり今シーズンぜひ登ってみたい山だ。景色を満喫したら避難小屋でゆっくり時間を過ごした。これも楽しいひと時だった。そしてお待ちかねの滑降タイム。こんないい日だから誰か登ってこられるかと思っていたが僕たちだけの貸し切りだったので思い思いにシュプールを描き至福の時を満喫した。深すぎず浅すぎず上から下までずっとパウダーで最後まで楽しめた。
下山後いろいろプチトラブルはあったものの一日、目いっぱい遊び本当に楽しかった。ニシデンさん、同行させていただいてありがとうございます。またよろしくお願いします。
コメント
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連戦に次ぐ連戦を凌ぐNishidenさんの体力には脱帽です。koueiさんもいろんなところをBCで楽しんでおられますね。僕は何もしていないのに肉離れや腰痛で活動できてません。
今年は雪が多くてどこもかしこもパウダー三昧でいいですねぇ。早く山に復帰したいところです。
レッズさん おはようございます
返信遅くなりまして大変申し訳ありません。
今シーズンはみなさんと行く機会が多いのでいろいろ楽しめています。腰痛は大変ですね。今年は雪は多いけれど自宅前の除雪が大変で時間が経つと凍り付き重くなってくるので腰痛にならないよう気を付けています。
復帰されるときは同行させてください!
ニシデン師匠、コウエイさん、
最高のヤマスキーだったみたいでうらやましい限りです。
白鳥で良い思いをしたら、リピーターになりますから、コウエイさんの毎年のルートになるでしょう、きっと。
日本海に向かって滑り降りる感覚はなかなかのもの。
藪がクリアされているみたいだし、オイラも行きたい!
これはやはり酉→戌ツアーかな・・・
チカさん おはようございます
返信遅れまして大変申し訳ありません。
白鳥山は景色もいいし、色んなルートから山頂を目指せるし避難小屋があるしでリピーター間違いありませんね。
酉→戌ツアー、実際この目で稜線を見るとなかなかハードそうな感じでしたね。皆さん無雪期にも歩かれているからわかっているうえでの計画ですから驚きです。僕は泊りは参加できないので記録楽しみにしています(*^^*)
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