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Yamareco

記録ID: 1478038
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ハイキング
赤城・榛名・荒船

西上州/兜岩山・荒船山を周回/ローソク岩の通過に四苦八苦

2018年05月22日(火) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
14.5km
登り
1,089m
下り
1,103m

コースタイム

出発6:00−別荘地道路入口6:10−同道路終点6:25−三角点峰北東尾根取付き6:30〜6:35−1110m圏コブ6:55−1180m圏コブ7:10〜7:30−三角点峰頂上7:55−縦走路合流8:05−米はかり峠8:15−兜岩山分岐9:05−兜岩山頂上9:15〜10:05−兜岩山分岐10:15−大ローソク岩(P3)基部10:25−P3巻き終わり11:25−縦走路合流11:35−P1先11:45〜12:00−御岳山分岐12:15−御岳山頂上12:20〜12:35−御岳山分岐12:45−荒船不動分岐12:55−星尾峠13:10−経塚山分岐13:30−経塚山頂上13:40〜14:25−経塚山分岐14:30−クリン草群生地14:45〜14:50−艫岩展望台15:05〜15:15−一杯水15:45〜15:50−鋏岩修験道場跡16:05〜16:25−内山峠17:05〜17:25−ゴール17:35
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2018年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 自転車
長野道を下仁田ICで降りて国道254号線を西に進む。内山トンネルを抜けて長野県に入り、内山大橋を渡った先で左折して荒船不動へ向かう。直ぐに別荘地になり、適当な路肩に駐車。
コース状況/
危険箇所等
兜岩山から荒船山へ周回した。
まず兜岩山の西にある1264.9mの三角点峰から北東に伸びる尾根を登って主稜線に立った。その後、主稜線を縦走し、兜岩山、御岳山、経塚山をそれぞれ往復した。
さらに、荒船山の平坦な頂稜部を通って艫岩に立ってから内山峠まで歩き、ここからMTB(自転車)に乗って起点に戻った。
荒船不動への道が沢を渡った先で、別荘地内を抜ける沢沿いの道に入る。行く手に兜岩山が聳えている
2018年05月22日 06:09撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/22 6:09
荒船不動への道が沢を渡った先で、別荘地内を抜ける沢沿いの道に入る。行く手に兜岩山が聳えている
車道の終点から沢を渡り、三角点峰の北東尾根に取付く。藪は無くどこでも歩けるが、斜上している獣道を辿ると楽だ
2018年05月22日 06:35撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/22 6:35
車道の終点から沢を渡り、三角点峰の北東尾根に取付く。藪は無くどこでも歩けるが、斜上している獣道を辿ると楽だ
平坦地に出た。歩いて来た車道に並行した車道が山腹を大きく迂回し、ここまでつながっているようだ
2018年05月22日 06:42撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/22 6:42
平坦地に出た。歩いて来た車道に並行した車道が山腹を大きく迂回し、ここまでつながっているようだ
このすぐ上の1110m圏コブで北から来る尾根と合流する。尾根は比較的緩やかで、微かながら踏跡もある
2018年05月22日 06:55撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/22 6:55
このすぐ上の1110m圏コブで北から来る尾根と合流する。尾根は比較的緩やかで、微かながら踏跡もある
小さなコブを抜け、岩塊を越えると1180m圏コブに着く。木の間から兜岩山や荒船山が望めた
2018年05月22日 07:07撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/22 7:07
小さなコブを抜け、岩塊を越えると1180m圏コブに着く。木の間から兜岩山や荒船山が望めた
尾根筋は比較的歩き易い。たまに写真のような岩塊を抜けるが、尾根筋が緩いので通過に問題は無い
2018年05月22日 07:43撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/22 7:43
尾根筋は比較的歩き易い。たまに写真のような岩塊を抜けるが、尾根筋が緩いので通過に問題は無い
標高1264.9mの三角点峰に着いた。新旧2つの三角点があるのみで、山名は不明
2018年05月22日 07:56撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/22 7:56
標高1264.9mの三角点峰に着いた。新旧2つの三角点があるのみで、山名は不明
平坦な尾根を進むと5分程で縦走路に出た。左へ
2018年05月22日 08:02撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/22 8:02
平坦な尾根を進むと5分程で縦走路に出た。左へ
良く踏まれた幅広い道が続く
2018年05月22日 08:09撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/22 8:09
良く踏まれた幅広い道が続く
古いお地蔵さまと小さな祠。木に「米はかり峠」と書かれた札が架かっていた
2018年05月22日 08:16撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/22 8:16
古いお地蔵さまと小さな祠。木に「米はかり峠」と書かれた札が架かっていた
1263mコブの先で見晴らしの良い個所があった。南西方向に八ヶ岳の赤岳から天狗岳まで見える。まだ雪が残っている
2018年05月22日 08:24撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/22 8:24
1263mコブの先で見晴らしの良い個所があった。南西方向に八ヶ岳の赤岳から天狗岳まで見える。まだ雪が残っている
兜岩山分岐に来たが、縦走路の行き先は示されているが、兜岩山への案内は無い。良く踏まれた明瞭な道が北西に伸びているので、これを辿る
2018年05月22日 09:03撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/22 9:03
兜岩山分岐に来たが、縦走路の行き先は示されているが、兜岩山への案内は無い。良く踏まれた明瞭な道が北西に伸びているので、これを辿る
分岐から15分程で兜岩山の山頂。1368.4mの三角点と山名板のみ。木々に囲まれて、展望は利かない
2018年05月22日 09:16撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/22 9:16
分岐から15分程で兜岩山の山頂。1368.4mの三角点と山名板のみ。木々に囲まれて、展望は利かない
頂上から西に数分行くと岩壁の上に出て展望が開ける。先ほど木の間から一部しか見えなかった八ヶ岳が全山望める
2018年05月22日 09:52撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/22 9:52
頂上から西に数分行くと岩壁の上に出て展望が開ける。先ほど木の間から一部しか見えなかった八ヶ岳が全山望める
真南に御座山が見える
2018年05月22日 09:52撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/22 9:52
真南に御座山が見える
北北西には浅間山
2018年05月22日 09:59撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/22 9:59
北北西には浅間山
西方向、すぐ隣に三角点峰と登って来た北東尾根が見下ろせる
2018年05月22日 09:56撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/22 9:56
西方向、すぐ隣に三角点峰と登って来た北東尾根が見下ろせる
縦走路に戻る途中で、すぐ近くに大ローソク岩(P3)が見えた。この時点では、この通過に難渋するとは思いもしなかった
2018年05月22日 10:17撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
1
5/22 10:17
縦走路に戻る途中で、すぐ近くに大ローソク岩(P3)が見えた。この時点では、この通過に難渋するとは思いもしなかった
縦走路に戻り、鞍部に降りると、そのままP3に突き上げる道が明瞭に続いているので、何も疑わずここを登る
2018年05月22日 10:23撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/22 10:23
縦走路に戻り、鞍部に降りると、そのままP3に突き上げる道が明瞭に続いているので、何も疑わずここを登る
P3の基部に着くと左(北)側に明瞭な踏跡が岩峰を巻いているので、これを辿る
2018年05月22日 10:48撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/22 10:48
P3の基部に着くと左(北)側に明瞭な踏跡が岩峰を巻いているので、これを辿る
しかし20m程巻くと、踏跡は急に怪しくなり、やがて消えた。その先は写真のように苔むした急斜面。ルートを探してうろうろ
2018年05月22日 10:50撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/22 10:50
しかし20m程巻くと、踏跡は急に怪しくなり、やがて消えた。その先は写真のように苔むした急斜面。ルートを探してうろうろ
あちこちルートを求めたが突破できない。巻道を戻り、右(南)側に巻いてみる。傾斜は緩い上、断続した踏跡が微かに見える
2018年05月22日 11:12撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/22 11:12
あちこちルートを求めたが突破できない。巻道を戻り、右(南)側に巻いてみる。傾斜は緩い上、断続した踏跡が微かに見える
南に延びる支尾根まで巻けた。しかし縦走路は北東に進んでいるので、P3の基部まで登り、高度感のある岩場のバンドを右に回り込む
2018年05月22日 11:19撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/22 11:19
南に延びる支尾根まで巻けた。しかし縦走路は北東に進んでいるので、P3の基部まで登り、高度感のある岩場のバンドを右に回り込む
北東に続く主稜線まで巻けた。行く手にP2、P1のローソク岩が見える。あれを越えるのかしら?遠くに見える御岳山が格好良い
2018年05月22日 11:20撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/22 11:20
北東に続く主稜線まで巻けた。行く手にP2、P1のローソク岩が見える。あれを越えるのかしら?遠くに見える御岳山が格好良い
巻き終わった地点は傾斜50度程の岩稜の上。ここを下りなければならない
2018年05月22日 11:20撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/22 11:20
巻き終わった地点は傾斜50度程の岩稜の上。ここを下りなければならない
岩稜を何とか降り切って振り仰ぐ
2018年05月22日 11:24撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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5/22 11:24
岩稜を何とか降り切って振り仰ぐ
岩稜の末端で南側の藪の中から明瞭な巻道が現れた。先ほど南の支尾根まで巻いてから上に登ってしまったが、そのままさらに巻けば、この巻道に入れたらしい
2018年05月22日 11:24撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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5/22 11:24
岩稜の末端で南側の藪の中から明瞭な巻道が現れた。先ほど南の支尾根まで巻いてから上に登ってしまったが、そのままさらに巻けば、この巻道に入れたらしい
主稜線はナイフリッジとなり、振り返ると巻き終えたP3がそそり立っている
2018年05月22日 11:27撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
1
5/22 11:27
主稜線はナイフリッジとなり、振り返ると巻き終えたP3がそそり立っている
その先も主稜線は平坦だが痩せた岩稜が続き、写真の急斜面を下りると、またナイフリッジ。これが何度か繰り返される
2018年05月22日 11:32撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/22 11:32
その先も主稜線は平坦だが痩せた岩稜が続き、写真の急斜面を下りると、またナイフリッジ。これが何度か繰り返される
左(北)側20mほど下で人声がする。聞くと、そこに登山道があると言う。急な山腹を強引に降りると、良く踏まれた登山道があった!
2018年05月22日 11:41撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/22 11:41
左(北)側20mほど下で人声がする。聞くと、そこに登山道があると言う。急な山腹を強引に降りると、良く踏まれた登山道があった!
野草の写真を撮っている人たちだった。ここにカモメランが咲いていると言う。非常に珍しい花とのこと
2018年05月22日 11:40撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
1
5/22 11:40
野草の写真を撮っている人たちだった。ここにカモメランが咲いていると言う。非常に珍しい花とのこと
これで正規の縦走路に戻れたので、これを辿ると御岳山の分岐に来た。案内の道標が置かれている
2018年05月22日 12:12撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/22 12:12
これで正規の縦走路に戻れたので、これを辿ると御岳山の分岐に来た。案内の道標が置かれている
御岳山に寄り道する。途中に小さな岩場があった
2018年05月22日 12:15撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/22 12:15
御岳山に寄り道する。途中に小さな岩場があった
分岐から10分程で御岳山の頂上。神宮の銅像と小さな祠が建っている。説明板があるが、かすれて良く読めない
2018年05月22日 12:36撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/22 12:36
分岐から10分程で御岳山の頂上。神宮の銅像と小さな祠が建っている。説明板があるが、かすれて良く読めない
縦走路に戻り、荒船山に向かう。星尾峠まで来た。ロマンチックな名前の峠だ
2018年05月22日 13:10撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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5/22 13:10
縦走路に戻り、荒船山に向かう。星尾峠まで来た。ロマンチックな名前の峠だ
この先は荒船山登山のメインルートらしく、良く手入れされた道が続く。階段まで付けられている
2018年05月22日 13:23撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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5/22 13:23
この先は荒船山登山のメインルートらしく、良く手入れされた道が続く。階段まで付けられている
経塚山への分岐点。この道標では行塚山と表示されている
2018年05月22日 13:29撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/22 13:29
経塚山への分岐点。この道標では行塚山と表示されている
経塚山の頂上に着いた
2018年05月22日 13:40撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/22 13:40
経塚山の頂上に着いた
先ほどの分岐点まで戻り、艫(とも)岩の絶壁へ向かう。平坦な幅広い道で林の中を抜けていく。気持ち良く、ルンルン気分になる
2018年05月22日 14:41撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/22 14:41
先ほどの分岐点まで戻り、艫(とも)岩の絶壁へ向かう。平坦な幅広い道で林の中を抜けていく。気持ち良く、ルンルン気分になる
途中にクリン草の群生地があった。ちょうど今が最盛期で、きれいな花の群落を楽しめた
2018年05月22日 14:48撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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5/22 14:48
途中にクリン草の群生地があった。ちょうど今が最盛期で、きれいな花の群落を楽しめた
平坦な頂稜部北端の艫岩には休憩小屋があった
2018年05月22日 15:04撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/22 15:04
平坦な頂稜部北端の艫岩には休憩小屋があった
小屋の直ぐ先が絶壁の上の展望台で、周囲の山々を紹介する円盤を乗せた台座が置かれている
2018年05月22日 15:05撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/22 15:05
小屋の直ぐ先が絶壁の上の展望台で、周囲の山々を紹介する円盤を乗せた台座が置かれている
絶壁の上からヘアピンカーブが連続する国道254号線を見下ろせる。その先に物見山や神津牧場が望まれ、奥に浅間山が霞んでいる
2018年05月22日 15:06撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/22 15:06
絶壁の上からヘアピンカーブが連続する国道254号線を見下ろせる。その先に物見山や神津牧場が望まれ、奥に浅間山が霞んでいる
西方向には蓼科山から延びる裾野が広がっているが、霞んで良く分からない
2018年05月22日 15:07撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/22 15:07
西方向には蓼科山から延びる裾野が広がっているが、霞んで良く分からない
北東には妙義山塊の最高峰の谷急山と、その左奥に高岩がちょっぴり頭を出している
2018年05月22日 15:09撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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5/22 15:09
北東には妙義山塊の最高峰の谷急山と、その左奥に高岩がちょっぴり頭を出している
展望台から西に5, 6分行くと、また視界が開け、艫岩の絶壁を横から眺められる
2018年05月22日 15:23撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/22 15:23
展望台から西に5, 6分行くと、また視界が開け、艫岩の絶壁を横から眺められる
内山峠へ向かう。頂稜部で平坦なうちは歩き易い道が続く
2018年05月22日 15:31撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/22 15:31
内山峠へ向かう。頂稜部で平坦なうちは歩き易い道が続く
下り始めると次第に石がゴロゴロした歩きにくい道に変わる。ロープの張られた小さな岩場を3ヶ所ほど降りる
2018年05月22日 15:41撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/22 15:41
下り始めると次第に石がゴロゴロした歩きにくい道に変わる。ロープの張られた小さな岩場を3ヶ所ほど降りる
梯子もある
2018年05月22日 15:43撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/22 15:43
梯子もある
一杯水に着いた。頂稜部からここまで道が悪く、結構手間取った
2018年05月22日 15:49撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/22 15:49
一杯水に着いた。頂稜部からここまで道が悪く、結構手間取った
鋏岩修験道場跡。巨大な岩の基部に岩屋がある。その前に建物の礎石だけが残っていた
2018年05月22日 16:07撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/22 16:07
鋏岩修験道場跡。巨大な岩の基部に岩屋がある。その前に建物の礎石だけが残っていた
この先は主稜線の西側を巻きながら緩やかに下る。良い道が続くので気楽
2018年05月22日 16:33撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/22 16:33
この先は主稜線の西側を巻きながら緩やかに下る。良い道が続くので気楽
1ヶ所だけ梯子とその下に鎖場があった
2018年05月22日 16:45撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/22 16:45
1ヶ所だけ梯子とその下に鎖場があった
内山峠に着いた。昨夜ここで車中泊し、自転車を残してきた。これに乗って車道を下れば、内山大橋の先に停めた車まで10分程でゴール
2018年05月22日 17:21撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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5/22 17:21
内山峠に着いた。昨夜ここで車中泊し、自転車を残してきた。これに乗って車道を下れば、内山大橋の先に停めた車まで10分程でゴール
帰り道、国道254号線の途中から見上げた艫岩。夕陽を浴びて赤く染まっていた
2018年05月22日 18:22撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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5/22 18:22
帰り道、国道254号線の途中から見上げた艫岩。夕陽を浴びて赤く染まっていた
撮影機器:

感想

昨日は西上州の入口に近い御堂山に登り、じじ岩・ばば岩の奇峰を眺めた。今日は西上州の西端にある荒船山に登ることにした。
荒船山最高地点の経塚山だけを狙うなら、荒船不動から往復すれば簡単だ。でも、航空母艦のような平坦な頂稜部をのんびり歩いて、艫岩の絶壁の上にも立ちたい。さらに、直ぐ西隣に聳えるずんぐりした山容の兜岩山が前々から気になっていたので、ここにも登りたい。
そこで、これらを満たす欲張ったルートを選び、コース状況の項に記載した周回ルートを設定した。

田口峠から来る縦走路が通っている主稜線に立つために、1264.9mの三角点峰の北東尾根を登った。この尾根に登山道はないが、いつものように地形図を読んで、これなら登れる、と判断した。
支尾根に乗れば、微かな踏跡があった。テープ類は全くないが、上りの場合は高みを目指せば良いからルート探索は容易である。全く藪漕ぎをすることも無く、岩場もほとんど無く、さほどの急登も無く、順調に登れて、取付きから実働1時間ほどで頂上に立てた。
なお、ここを下る場合は、尾根の分岐が多いから正確な地図読みが要求されるだろう。上りルートとしてお勧めである。

後は、一般登山道が内山峠まで通じているから、これを辿れば良いので気楽なはずだった。ところが、兜岩山分岐から御岳山分岐までの間にある大ローソク岩(P3)の通過に四苦八苦した。
写真19から写真30に渡って、この顛末を記述してあるので参照されたい。

P3は北側を巻くもの、と思い込んでいたので、写真21の辺りで、突破できるルートを随分長い時間をかけて探し回った。途中まで付いていた巻道の延長の藪に突っ込んでみたり、岩峰ギリギリまで上がってみたり。でも、いずれも深追いすると戻れなくなると判断して諦めた(これで正解で、さらに進んでいたら動きが取れなくなったかも知れない)。

そもそも、こんなに厳しいルートが一般登山道であるはずがない。そこで
登山地図を読み直すと、P3のかなり北側を赤い線が巻くように描かれている。そこで、先ほど登って来た道を下って西側の鞍部まで戻り、そこから北側に大きく巻く道がないか探した。でも見つからなかった。結果的に、探し方が不十分だったのか、あるいは、もっと西寄りに巻道の入口があったのかは分からない。

仕方ない、岩峰の基部まで登り直し、またまた北側で巻けるルートを探したがダメ。どうしよう、ここで敗退か?でも、一般登山道でルートが見つからなかったから断念したなんて、みっともない事この上もない。
どこかに突破口は無いのか?

北側が巻けないなら南側を試してみよう。南側を覗いてみると北側より傾斜はだいぶ緩い上、微かながら踏跡も見受けられた。そこで、この踏跡を辿ると実にあっけなく抜けられた。何てことだ!北側に拘り過ぎたのだ!

しかし、一難去ってまた一難。P3は何とか巻き終わったが、その先も厳しかった。まず岩峰基部から傾斜50度程の急な岩稜を降りなければならない。その先も平坦ながらナイフリッジが続いたかと思うと、木の根に掴まっての急下降。しかもこれが繰り返される。気が抜けない。
いい加減うんざりしてきた頃に、下のほうから人声が聞こえ、この人に教えられて正規の登山道に合流できた。
正規の登山道はP3の北側のかなり下を巻いているらしい。

それにしても、今回辿ったP3の南側巻道とその先のナイフリッジのルートは一体何なのだろうか?微かながら踏跡があった。と言うことは、ほどほどに通っている人がいるということだ。

10数年前に、同じ西上州にあるシラケ山を通って烏帽子山まで往復した事がある。シラケ山と烏帽子山の間の主稜線は7つの岩峰が連続しているので、この通過に緊張を強いられた。しかし、この南側に全ての岩峰を巻く道が付けられている。その時は烏帽子山まで往復したので、往路は岩稜ルートを通ってスリルを味わい、復路は巻道ルートを辿って楽に帰ることが出来た。
今回通ったナイフリッジのルートと、見つからなかったけれど北側の巻道登山道は、シラケ山と同じに複線のルートなのかしら。

もう一度この辺りを訪ねて、正規の巻道登山道はどこから入るのか?稜線を通るナイフリッジルートはあの先どうなっているのか?これを確認したい心境である。

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