甲斐駒ケ岳〜今度こそ黒戸尾根から厳冬期登頂を果たす〜
- GPS
- 31:50
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 2,474m
- 下り
- 2,485m
コースタイム
尾白川渓谷駐車場9:10 - 11:01笹ノ平11:17 - 13:21刀利天狗13:37 - 五合目小屋跡14:17 - 七丈小屋15:29 - テン場
2月21日
テン場8:00 - 8:40八合目8:47 - 9:48甲斐駒ケ岳10:30 - 八合目11:09 - 11:34テン場12:40 - 七丈小屋 -
五合目小屋跡13:37 - 14:15刀利天狗14:30 - 15:31笹ノ平15:45 - 尾白川渓谷駐車場17:00
天候 | 2月20日 雲ひとつない快晴! 移動性高気圧の恩恵を受け、気温は高めでほぼ無風状態 駐車場 2℃ 笹ノ平 -2℃ 刀利天狗 -8℃ 七丈小屋 -10℃ 2月21日 前日に続き快晴! 山頂は弱風、全般に気温が高く暑いくらい テン場 -3℃ 八合目 -3℃ 甲斐駒山頂 -10℃ 刀利天狗 -1℃ 笹ノ平 2℃ 駐車場 5℃ |
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過去天気図(気象庁) | 2012年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
尾白川渓谷駐車場 → べるがの湯 → 国道20号線 → 勝沼IC → 八王子IC → 町田 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【はじめに】 ・アイゼンは刃渡りから装着 小屋までつぼ足で登れないことはない ・わかんは使用せず ・トレ-スばっちりついている ・急斜面の登下降、トラバ-スの歩行技術必要 ・もちろん体力も必要(それは大前提) ・トレ-スがあるうちは登頂はそれほど難しくないだろう といっても誰でも登れるということではない ・トレ-スがないとラッセルに苦しむだろう ・初日に年配のご夫婦、2日目に3名(男1女2)のパ-ティ-と すれ違った ★駐車場〜テン場 トレ-スあり。 ハシゴ、クサリは出ている。 アイゼン装着せずとも登れる。 ★テン場〜甲斐駒山頂 トレ-スあり。 岩場は完全に雪に埋もれている。 ロ-プが必要と感じる箇所はなかった。 硬い雪面で歩きやすい。 トレ-スを外さなければ特に問題はない。 ★テント泊 キャンプ地管理費として600円を七丈小屋のご主人に支払う。 途中ですれ違った年配ご夫婦が張った場所を利用してテント設営。 テント内温度は-12℃〜-13℃くらい。 シュラフはモンベルのU.L.ス-パ-スパイラルダウンハガ-#3。 ユニクロとモンベルのダウンを重ね着した。 ★装備 テント泊装備一式(シュラフ、シュラフカバ-、ショベル等) 12本爪アイゼン、ピッケル、わかん その他雪山基本装備、水2L ★温泉 べるがの湯 700円 水曜日定休 |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
感想
2月2日の撤退以来、黒戸尾根のことは常に頭の中にあった。
ひと時も忘れることはなかった。
何としても登頂したい。
teteteさんが一足先に登頂したこともあってその思いはいっそう
強まった・・・。
2月20日。快晴。
移動性高気圧の通過で2日間好天が期待できそう。
いやがうえにも期待が膨らんだ。必ず登頂してみせる・・・。
黒戸山を巻いているときに年配のご夫婦が下りてきた。
話を窺がうと山頂までばっちりトレ-スがついているという。
この瞬間に正直ほっとした。もしかしたら今回もラッセルが
待ち受けているのかという思いがあったからだ。
でも杞憂に終わった。そして登頂が楽しみになってきた。
テン場からトレ-スがばっちりついている。
新雪と違って硬い雪面でとても登りやすい。
八合目へあっという間に着いてしまった。
その上の岩場、急斜面の登り、トラバ-スもトレ-スのおかげで
難なく通過。あっけなかった。
それにしてもこんなに楽していいのだろうか。
人がつけたトレ-スを辿るのは普段なら特に気にしないのだが
今度は少しばかり罪悪感を覚えた。
それは実際にラッセルしてその苦労を知っているから。
山頂まで最初にトレ-スを付けた方に御礼を申し上げたい。
山頂では40分間こころゆくまで展望を楽しんだ。
風も気温もさほどのことなく、時間が許すならもっといたかった。
今度で10度目の黒戸尾根。
もし山の神様がいるとしたら足繁く通う姿を見ていてくれたのだろうか。
だとすれば素晴らしいお天気と登頂はご褒美なのかもしれない。
でもトレ-スというご褒美のおかげで登頂できたことを肝に銘じないといけない。
決して自分の力だけで登頂できたのではないことを忘れてはいけない。
成せば成る成さねば成らぬ何事も・・・・・
さてこれで今冬の目標のひとつを達成。
残るは西穂と八ツ縦走、そしてあの美しき双耳峰のもとへ・・・・・。
やりましたね!!!
厳冬期、黒戸尾根からの甲斐駒登頂、
ほんとうにおめでとう。うるっとしました。
「山の神様」のご褒美ですね。
siriusさん、お疲れさまでした!
素晴らしい景色の数々、堪能させていただき思わず沢山拍手しちゃいました
今回のレコは厳冬期にも関わらず余裕すら感じます
(この時期なんでそんなことないんでしょうが )
山頂での空気感は如何ばかりでしょうか?
10度目の区切りに相応しい山行となり良かったですね
本当に素晴らしい天候だったようですね…山の神様からのご褒美ですね(^_^)v無事帰還おめでとうございますm(_ _)m
ricalojpさん、こんばんは。
ありがとうございます。
ほんとに登頂出来て嬉しいです。
黒戸尾根への想いが通じたのかもしれません。
いままで「山の神様」を意識したことはありませんでした。
でもここには本当に神様がいるのではないかと思ってしまうほど素晴らしい山行でした!
これからも足繁く通ってもっともっと黒戸尾根の魅力を見付けていきたいですね。
massyさん、こんばんは。
写真への拍手、ありがとうございます。
本当に素晴らしいお天気 に恵まれ見事な眺望でした。
どれもが忘れ難い一枚になりそうです。
一応厳冬期なんですが高気圧のおかげで気温が高く残雪期のような感じでしたよ。
山頂の風もたいしたことなく暖かく私を迎え入れてくれました。
お天気といいトレ−スといい今回は条件に恵まれました。
まだまだこれからも登り続けますよ。
teteteさん、こんばんは。
ありがとうございます。
teteteさんが一足先に登頂されて私の闘志に火がつきましたよ。
とても勇気づけられました。
感謝、感謝です。
もう厳冬期は終盤ですね。
これからは北アに向かいます。
次回は西穂の予定です。
siriusさん、こんにちは。
かねてからの大いなる目標の達成、本当におめでとうございます。
ラッセルの苦しさをご存じでいらっしゃるからこそ、今回のトレースや好天という僥倖をご自身が引き寄せたのではないでしょうか。
素晴らしい山行、素晴らしいご報告、そして何よりも挑戦し続ける果敢な姿勢に、心より賛辞と感謝を申し上げます。
これからもますますのご活躍を楽しみにしています!
lynx1218さん、こんにちは。
今回は本当にいい条件が揃いました。
良すぎて恐いくらいです。
人のトレ−スを辿っての登頂に後ろめたさを感じない
ではありませんが素直に喜びたいと思ってます。
目標を持つことは大切です。
自分のレベルよりワンランク上のル−ト、山を狙うのが
いいですね。
いろいろなことが経験できます。
ひとつひとつの山行全てが勉強です。
まだまだ挑戦しますよ。
前回の撤退もあり、喜びはより大きいことでしょう。
我々も今週末狙ってます。
先週末から続く雨が気になってます。ラッセルは覚悟してますが、鎖やハシゴが埋まるとかなり時間がかかりそうで心配です。
西穂も降雪直後ですとかなり難しくなるかと。
気をつけて行って下さい。
kaitoさん、こんばんは。
週末行かれますか。
週末から来週にかけて日本の南岸に前線が停滞するようですね。
ちょっと嫌な感じです。
トレ−スの有無が登頂の鍵でしょうか。
ついてれば問題はないのですが・・・。
ラッセルだと体力勝負ですね。
週末なのでそこそこ人が入るとは思うのですが。
いずれにしろ安全に楽しんできてください。
私の方は3月4日、5日で西穂を予定していました。
ところが急遽、6日も休みになりまして。
このチャンスを逃したくない。
ということで3連休は八ツ縦走に変更です。
お天気は悪そうですね。
雪の縦走になるかもです。
西穂は3月中旬に延期です。
黒戸尾根で10度目!というところもすごいですが、ともかくこの時期に登頂成功おめでとうございます!
素晴らしい写真達にも感動しました!
ボクも近いうちにチャレンジしたい!と思ってますのですんごく参考になりました!
ところで登山口まではノーマルタイヤで行けるのでしょうか?
埼玉県からなのでほぼ同じ道路を通っていくので、もしよろしければ教えていただけると助かります。
bari1215さん、こんばんは。
はじめまして。
今度の登頂はお天気とトレ−スに恵まれました。
文句のつけようがない素晴らしい山行でした。
チャレンジされますか!
kaitoさん達が3日、4日で入山してます。
後日レコで近況を確認してください。
刻々と状況が変わりますので。
しばらくはあまりお天気がよくないようです。
お天気に恵まれて登頂できるといいですね。
登山口の駐車場にはほとんど雪がありません。
もちろん中央道を降りてからの道もです。
ノ−マルで大丈夫ですよ。
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