晴天から一変、破天の爺ヶ岳


- GPS
- 09:22
- 距離
- 16.2km
- 登り
- 1,731m
- 下り
- 2,205m
コースタイム
7:50駐車場===8:30八ツ見ベンチ===8:35南尾根入り口
===ハイマツの陰で食事(30分)===13:10爺ヶ岳南峰
(下り)
13:20爺ヶ岳南峰===16:00南尾根入り口(柏原新道へ)==
16:45駐車場
天候 | 当初快晴→6合目付近から小雨(10時半ごろ) →山頂は霰と烈風(1時過ぎ)→下山に従って雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
残り5台分ぐらいありました |
コース状況/ 危険箇所等 |
◇柏原新道入り口に登山相談所があり、夏山期同様にお一人 つめていらっしゃいました ◇柏原新道(南尾根分岐まで)には若干の残雪を残すのみです ◇南尾根は、藪や樹木の根っこなど、歩きづらい道な上、 ルートファインディング力が試されます(それほど難度が 高いわけでもありませんが、明瞭な登山道が続いているわけ でもありません) ◇1時間ちょっと残雪まじりの樹林帯を歩くと、風下の尾根に でて、そこから長い雪の急坂となりました。 キックステップでいける雪の状態ですが、非常に急斜面で あり、雪のコンディションも変わるでしょうから、12本 アイゼンは必須です ◇山頂直下1時間ほどは、風上側の稜線歩きです。雪は完全に なくなったガレ場歩きとなりますが、風をよける場所が ほとんどありません。 無理矢理ハイマツ帯の中に入って、風をしのいで食事をとり ました ◇南尾根は、下山時こそ道迷いに要注意です。 |
写真
感想
◇本当は5月4〜5日で、冷池山荘に宿泊しつつ鹿島槍ヶ岳まで
ピストンをする予定でしたが、あまりの天候悪化に気力を失い
日帰り山行となりました
◇稜線に出るまでは、青空が見えていたのですが、昼前から
ポツポツと降り始めました
◇特に山頂直下は、北からの風をもろにうける地形のガレ場を
1時間以上かけて登り詰める辛さ。しかも、冷たい烈風に
加えて、雨なのかアラレなのかが顔面を打ち付ける始末。。
◇ハイマツ帯の中にもぐりこんで、とにかく簡単に食べられる
もので昼食をすませ、なんとか山頂まで到着しました。
◇そのまま冷池山荘まで1時間ほど行ってもよかったのですが、
風呂が恋しくなり、下山を決めました。
(山頂で山荘のキャンセル伝言をお願いさせてもらった
男性二人組の方々、見てらっしゃいましたら、ありがとう
ございました。写真も撮ってくださって、ありがとう
ございます。そして、撮ってあげられなくてごめんなさい)
◇再び同じ道を引き返す辛さは感じましたが、風呂風呂と念じ
ながら下っていった次第です。
◇装備は、完全な冬山装備で行ったことが正解でした。
やはりゴールデンウィークの北アルプスは、荒れれば完璧に
冬山です。
◇下山の際、2組のパーティーと2人の単独行の方にお会い
しました。みなさんテント泊でしょうか、大きな荷物を
背負ってらっしゃいました。
単独行の方には、稜線に出る前の樹林帯ですれ違ったのが
もう3時近くだったと思います。
そのうちのお一人の男性は引き返すことを決められて、
途中まで一緒に下山しました。
高度を下げるにつれて、雨がひどくなってきました。
◇下山後、ニュースを見て、本当に驚きました。
亡くなられた方もいらっしゃったそうです。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
コメント
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先日は本当にありがとうございました。お二人にすれ違って、稜線の状況をお聞きして本当によかったと思いました。さもなくばあのまま稜線まで登ってしまっていたでしょう。
翌朝自宅で遭難のニュースを聞いてぞっとしました。いくらテント泊でも猛吹雪の中稜線上で一晩もちこたえられたかどうかわかりません。
それと天気の様子見をしていて出発が正午になったのも不幸中の幸いだったのかもしれません。朝から登り始めていたら、全装を背負っているだけに、稜線歩きが午後になっていたかもしれません。
もう一度本当にありがとうございました。お二人の言葉のおかげで撤退の決心がつきました。最後に亡くなられた方のご冥福を心よりお祈りいたします。
樹林帯を抜けると、ものすごい風と雨・アラレになっていましたからね。。。撤退の決断をされたことが結果的によかったのですね。
お会いする少し前に、単独の女性とすれ違って、ずいぶん遅い時間だな、と思いつつも挨拶を交わすだけに終わってしまったことが悔いに残ります。。。
そうですか。単独の女性の方とすれ違われたのですね。本当に残念です。
私が登ってる間、30〜40代のご夫婦と、年配のご夫婦の2パーティーが抜いて行かれましたが、単独の女性はお見かけしませんでした。
私も今回の教訓を生かして、装備や天候判断についてもっと勉強して山に挑もうと思いました。
またどこかの山でお会いしましょう!
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